人工餌の選び方と品質を落とさない長期保存方法

人工餌の内容種別

僕は犬猫の餌で大きな問題になった中国原料の汚染問題以降
国産原料を使用を明記している餌しか買わなくなりました。
明記してないものは中国などの原料を使っている若しくは一部に含んでいるだろうと考えて選んでいくとほんの数社しか残りませんが、毎日与えるものなのでこれだけは信頼できる大手メーカーのものを選んでいます。

また大手のものは配合バランスも(特に金魚用とされている餌は)金魚の育成を研究して偏りなくバランスよく調整されているので安心です。
また観賞魚餌の場合、タンパク質・脂肪・繊維など必要な栄養素は保証成分という形で 「少なくともこれ以上は含まれます」という割合が明記されています。

更に細かく見ていただくと各社それぞれ違いますが
ここ最近の餌には
細菌類・ビタミン類・ミネラル類が配合されていると思います。

昔は小麦粉不使用とか偏った配合の餌などもネットで話題となり売れていたようですが、最近は何処も一律にバランスを重視しているようで、菌類やミネラル類まで含むメーカーが増えました。

このように栄養バランスを考えて作られていますので僕たちが細かな事を考えなくても毎日の成長に必要なものは全て含まれますが、餌を選ぶ時に1つだけ気にしたほうが良い事として タンパク質の配合比率 と言うものがあります。
製品に含まれるタンパク質の含有比率を1つ1つ見ていくと 50%を超える製品がちらほらとあります。 これらは高たんぱく餌と呼ばれ稚魚の飼育や若い金魚の増体を目的として選ばれる餌です。 一方で、タンパク質を意図的に少なく配合したものもあります。定義はありませんが製品を見ていると30%前後のグループがそれに該当すると思われます。 厳密にどうこうという事ではないので多少の数字の増減は気にしないでください。 餌を選ぶ時に多いか少ないかだけよく見てお選びください。

高たんぱく餌

タンパク質が多く含まれる餌で、稚魚や当歳魚に与えるのに適した餌です。
少量で十分に成長に必要な栄養を与えられるので効率が良く水を汚しにくいと言えます。
※FCRという餌の効率を示す尺度が高いものが多いですが、同義語ではありません。
※またFCRは日本の主要メーカーの餌には記載されていません。(2017年7月現在)
年寄りの金魚に与えても問題はないのですが与える量を少なくして調整する必要があります。
金魚は高齢になる程餌の量や栄養を必要としなくなるので若い金魚と同じように与えていると消化不良や病気になるので注意が必要です。
特に高たんぱく餌を与える場合は少なめに与えるようにしてください。

低たんぱく餌

タンパク質の配合を減らした餌のグループ。
稚魚飼育や当歳魚飼育がメインでない場合は低たんぱくの餌を選んで与えるほうが問題が出にくいです。
ここではタンパク質の話しかしませんが、栄養学では1つの栄養素が減れば他も一定の割合で減らす必要があり、極度に何かが突出したり欠落したりした(バランスを欠く)餌は良くないので大手メーカー製の餌はその辺のバランスが考えられていると思いますので高たんぱく以外の餌を選べば消化能力が高くない金魚にも負担の少ないバランスの餌を選んでいる事になると思います。 ただし餌の与え過ぎはいずれの場合も問題化しますので高齢の金魚の場合はその運動量を見て量の調整が不可欠です。

いずれにしても量を与えすぎなければ問題はないのであまり強くこだわる必要はありませんが上記のような区別を呼びかける専門家が多いようなので教科書通りの対応としてこの2者の区別を書いておきました。 僕は餌を切り替えるのではなく与える量を増減させて調整するようにしています。 そうしてより新鮮な間に使い切り、また新鮮な餌を購入して与えるという繰り返しになるように考えてそうしています。

稚魚の恐るべき処理能力
年寄りの金魚は栄養をあまり必要としないので餌も少なくて大丈夫ですが、その真逆なのが稚魚です。
稚魚は1日に自分の体重の倍以上の餌でも処理できる時期があります。
これを3歳魚などの体重で考えると分かりますが、どう考えても不可能な餌の量です。
言うまでも無く、体重60㎏の人が1日に120㎏食べるのは無理です。
でも稚魚の間は一時的に体重の2倍を超えて処理でき、かなり長い期間で自分の体重近くの餌を処理でき、生後半年くらいまでは体重の半分くらいは問題なく処理できてしまいます。
(ただしどの場合も水質管理が正しくできてないと病気になります)
また成長するスピードも成魚の数倍なのでどんどん多くの餌を処理できるようになります。

人工餌の形状種別

種別の紹介と共に僕が過去に使用してきた中でお勧めの餌をご紹介いたします。

フレーク餌

紙のように薄くした餌
最初の間は餌の与え過ぎでトラブルになりやすいので、それを予防する意味でも初心者に向いている餌
空気を多く含んでいて見た目の量が多く見えるのが理由。
僕も最初はこの餌だけで時々冷凍アカムシを与えるという方法で育てました。
kinchanとtanchanはそれでも短期間で結構大きくなったことを考えても、最初は如何に餌を与え過ぎていたか良く分かります。
水質管理も上手くできず、バクテリアも少ない時期に餌を沢山与えると病気が出たりもしますので色々と苦労しましたが、ギリギリのところで死なせずに乗り切れていた感じでした。
粒餌でスタートしていたらと思うと怖いです。

ただしこの餌は長期保存には向きません。
この記事の後半で人工餌の鮮度を保つ保存方法を公開しますが、その方法を使っても粒餌よりは劣化します。
その観点から、買う時は絶対に大きなボトルは買わず小さなボトルを購入してください。
この餌は新しいほどクリスプなので小さなボトルを次々に買うほうが金魚の為になります。
大きなボトルは値段的に割安で誘惑されるかもしれませんが後半劣化した餌を与えて病気を出しまくる流れになるよりは良いので(割高でも)小さなボトルをお選びください。


▲ ジェックス 金魚元気 プロバイオフレーク 52g
タンパク質 34%以上
タイプ フレーク
原料は国産ではなく台湾製ですが長年与えてきたフレーク餌です。
kinchan や tanchan はこれと冷凍アカムシで大きくなりました。


▲ ヒカリ (Hikari) ゴールドプロス 50g
タンパク質 32%以上
タイプ フレーク
ある時期から突然キョーリンからフレーク餌が発売され気になり使い始めました。
キョーリンは原料も製造も国産(一部明言されていない餌もあります)なので安心という事で選びました。
食いつきは普通でしたが、僕の場合、この餌よりも同時に発売されたもう1つのフレーク餌(熱帯魚用)を好んで与えてました。
ちなみに現在は、更に容量が小さい12g入りも発売されています。


▲ ヒカリ (Hikari) ネオプロス 50g
タンパク質 48%以上
タイプ フレーク

僕の悪い癖ですが、金魚の餌ではないものまで金魚に与えてみたりしています。
これ以外にも産卵前の金魚にこのシリーズのグッピー用の餌を与えていたこともありました。


▲ 金魚用ではないほうをどんどん購入していたこともありました。
  熱帯魚もグッピーも飼ってないのに・・・

少しでも色々なものを食べさせてあげたい。
高級な餌も時々与えてあげたい。
そんな感じで手を出してしまいました。
ちなみに発売当初は同時に出たゴールドプロスと比べて今ほどの値段差はなく下手すればこちらのほうが安く売られていたこともありましたが気が付くと大きな値段差が出るようになっていました。
僕がこの餌を与えたかった理由は配合されている豪華な原料です。
以下に一部を紹介しますと

豪華キャスト
イカミール
ビール酵母
オキアミミール
魚油
オキアミエキス
シルクワームミール
卵白粉末
海苔
スピルリナ
カロチノイド
メチオニン

まあ今となっては良く目にするようになったものもちらほらですが、
最初見た時は豪華キャストに興奮しましたw

発売当初この内容物を何気なく見ていて
「熱帯魚の野郎どもには勿体ない!これはウチの金魚ちゃんにあげなくてわ」
と思って購入し、時に主食か?みたいに与えていた時期もありました。

最近は餌を固定して管理しているので一時休止していますが、データが採れたらまた色々な餌を与える事もあると思います。
その時はまた真っ先に買うと思うのがこれです。
一般的な金魚の餌にはあまり入ってない原料がてんこもりなので。
おやつに。

ただし、これは熱帯魚用に開発されたものですので
もちろん主食は金魚の餌を与えます。

※良い子はマネしないでね。

粒餌(小粒・中粒)

最も一般的な餌です。
基本的に浮上性と沈下性の2種類があり、メーカーによってはこの間の設定もあります。
話せば長い金魚やコイの餌の歴史が絡んできますが、

<初期の餌・沈下性・水に溶けまくり>
僕たちが子供の頃は今のようなハイテク餌ではなく、本当に適当な栄養成分をでんぷんのりで固めた様な餌しか無くて、水に入れた瞬間から溶け出して水を汚すので与え過ぎに注意しないといけませんでした。
 
<中期の餌・浮上性の登場>
その後餌の開発が進み浮上性と呼ばれる沈まない餌が出ます。餌を作る時に空気を含ませているのでそれまでの餌のように沈んでしまわない為、魚が食べ残した餌は網で回収して捨てればよいので水槽や池を管理しやすくなりました。
この時代の記憶が強い方は今でも浮上性餌が高級餌の代名詞になっているようで、年配の生産者さんに時々居られます。

<最近の餌・水に溶けだしにくい>
更に技術開発が進み水に溶けだしにくい餌が登場します。
沈下性から浮上性へと進化した餌もこの時代からは目的に合わせて選ぶことが出来るようになります。
もはや浮上性が優れているという時代ではなく、ランチュウやオランダのように水面の餌を食べるのが苦手な種類向けに沈下性の高級餌も売られるようになりました。 つまり今や目的に合わせてどのような餌でも選べる時代です。

こんな感じで現在に至るので基本的には浮上性でも沈下性でも良いのですが、僕は断然、沈下性の餌をお勧めします。
僕のようにオランダを飼育している場合、口が尖っていないうえに下側についているので水面の餌を何時までも吸い込めない個体も居るので、オランダやランチュウは沈下性の餌が良いと言えます。
ちなみに、これまでの観察から・・・小さな時期から浮上性を与えていると上手く食べます。

逆に浮上性の餌が向いている例として、底砂を敷いている場合や、底面濾過をしている場合が考えられます。 これは鯉の池と同じ発想ですが、餌が沈んでしまうと飼い主も金魚も分からないまま埋もれてしまう事もあり、長期的に見た場合、丸ごとでなくても破片などが沢山埋まると病気の原因になりやすいです。 そうした管理をしている方には浮上性の餌なら食べ残しは水面に残るので見つけたら取って捨てれば良いので楽です。
※あまり長く放置すると沈むものもあります。

また浮いている餌だとエア食いの癖がつく問題がありますが、沈下性の餌でもしばらく沈まない餌の場合や、その餌のパウダー状の部分が水面に浮遊する場合に、エア食いする個体が出ます。 これを予防するには一度餌を水に通すとか、給餌直後に水面をスイープするなど何か工夫の必要があります。 僕は気になる個体が居る水槽だけ給餌直後に板状のもので水面をなぞるようにスイープして浮遊している粉や餌本体を全て水中に沈めるようにしています。 邪魔臭いですが水面をパクパクする癖をつけない為に行います。 ほとんどの金魚はこのアクションで餌が全て沈むことを理解しますのでスイープしたら水面でパクパクするのをやめて急いで底を目指すようになります。


▲ ヒカリ (Hikari) 咲ひかり金魚 育成用 沈下 200g
タンパク質 45%以上
タイプ 沈下性・顆粒
HIKARIブランドで世界的に知られるキョーリンの高級餌
フレーク餌を卒業して初めて購入したのがこの餌で
金魚が少ない時はずっとこれを与えてました。
でも2世の産卵以降「勿体ない」気がしてその後新たな餌探しのジャーニーへ・・・


▲ ヒカリ (Hikari) ランチュウベビーゴールド S 小粒 300g
タンパク質 46%以上
タイプ 沈下性・S
ある時期から餌を固定して飼育するようになり、その時に選んだ餌の1つです。
餌を固定して受けるメリットは与える量や水質管理の方法が定常化しやすい事や金魚が消化不良になりにくくなる事ですが、これらの目的は十分に達成できたと思います。 この餌がどのくらい顔を大きくすることに有効か?は分かりませんが、これまでに育ててきたオランダの顔は順調に大きくなりました。
水槽がある程度あるとこの300gでも直ぐに無くなりますが、飼育数が少ない方は割高になっても

▲ ヒカリ (Hikari) ランチュウベビーゴールド SS 特小粒 80g
タンパク質 46%以上
タイプ 沈下性・SS
を購入されたほうが良いと思います。
※この場合、粒度が変わります。

粉餌・稚魚用餌

小粒以下の餌で、小さな金魚に与える時は大きな餌を砕くよりも最初から細かく加工されている餌のほうが水を汚しません。
勿論、飼育数が少ない時はわざわざ買う必要はなく、現在使用中の大きな餌を砕いて与えればよいと思います。
また餌の場合、小は大を兼ねるので大きな金魚に与えてもOKです。
ただし上記の粉が水面に浮遊する問題などはより多く起きますので、特に目的が無い場合は小粒・中粒の餌などその金魚の口に合う大きさのものを与えるほうが良いと思います。 ただし、そのためだけに何種類もの粒度の餌を管理するのは本末転倒ですので、餌の鮮度や使用期間を考えてお選びください。


▲ ヒカリ (Hikari) らんちうディスク 増体用 900g
タンパク質 53%以上
タイプ 沈下性・SSS
これは1キロ近くも入っている餌なので普通の個人飼育では使いきれません。
個人だと、稚魚飼育している方や沢山の金魚を飼育している方向けの餌ですが、FCRが非常に高いという事で使うようになりました。
FCR(与えた餌の何割が金魚の体重になるか)に関して、大きな金魚に関しては良く分からない結果ですが、稚魚に関しては非常に効率よく増体しFCRも高いと判断しています。ただし僕の稚魚飼育では必ず苔やプランクトンを食べさせていますので人間が与えている餌が全てではないので実際の比率が不明なので研究所のような厳密な検証は出来ていません。
でも人工餌だと(生餌に比べて)水を汚しにくい安心感と安定した品質と言う点で長期的に金魚に与える餌としてはより安心だと判断するようになりました。

水を汚し易い順
これまでに何度か行ってきた劣化実験からも水を汚しやすい順は

生餌
人工餌
冷凍餌(虫&エビ系プランクトン)
冷凍餌(プランクトン)
活餌
水草・苔・プランクトン

だと思います。
水草・苔・プランクトンのみの場合、水量が十分なら水換えも濾過も無しに長期飼育しても問題が出ません。
また生餌や人工餌は栄養の塊なので少量でも水を汚しやすいので長期的には濾過や水換えが必要ですが、それ以外は量を無謀なほど入れなければ濾過無しで維持できています。

現在も ランチュウベビーゴールド と らんちうディスク 増体用 で固定して飼育していますが餌を固定してからというもの飼育は順調です。 皆様もどの餌を選ばれるにしてもしばらく固定して飼育していると色々な事が安定し明確になるのでお勧めです。 どの餌を選ぶかよりも固定するという事が大切なようです。

人工餌を最小限の劣化で長期的に維持する方法

さて、最近はネットに色々なアイデアが紹介されているようで良い時代になったと思っています。
昔は大企業が発表した事をそのままコピーしたり、ネット上の情報を検索してまとめただけのブログが多かったのですが、最近は個人が自分の意見を堂々と書ける時代になってきたようで、日本の民主主義も少し進化したように思います。
そんな中、僕には僕のアイデアがあるので木苺共和国バージョンの人工餌の管理法をご紹介させていただきます。
是非他の皆様の方法と比較してみてください。
今回は誰もが違いを実感できるように組みました。
次回、新しい餌を購入の際は是非お試しください。

劣化のメカニズム

人工餌ってどうすれば劣化するのでしょうか?
それを知ればそうならないようにすることが予防になるので長期保存の仕方も分かりますので、まずは劣化に関して。

販売されているほとんどの人工餌は真空パックです。 人間の食べ物の場合は真空パック以外に不活性ガス注入という方法もあります。
この2つは同じ目的で行われ劣化を予防しています。
何から守っているのでしょう???

答えは空気(酸素)です。
勿論湿気も防がないと水にぬらした餌なんか長期保存できないので湿気を入れない事も重要ですが、最大の敵は酸素です。
特に空気が入れ替わる度に餌が劣化するのでこの「空気の入れ替わり」を極力起きないようにすればよいのです。
以下に示す方法を試していただくと、実験とか科学的な検証すらせずに誰もがその品質の差を実感できます。

瓶またはパック容器など密閉できる容器で餌を2週間分以上入れられる容器をご用意ください。
ここでは100均で買える小さな密閉容器4個入を使います。

※単価が安いという理由でZIPロックなどのジッパー袋を使うのは避けて下さい。
 ここでは確実に密閉できる事が重要です。

1

餌を購入したら開封と同時に餌を2週間分ごとに4つの密閉容器に分けてください。
どれくらいが2週間分か分からない場合は1日に与える量を確認してその14倍前後(適当でかまいません)を1つの密閉容器に入れてください。
量は分かるようになってきたら、次回から変更すればよいので最初は大体これくらいかな?と思う感じで分けてください。
※キッチンスケールで量る必要はありません。
※手早く処理するほうが大切です。

2

餌が余った場合はそのままチャックを閉じて冷暗所に保管してください。 同様に4つの密閉容器のうち3つも同じように冷暗所に保管してください

冷暗所・・・冷蔵庫ではありません。押し入れなど直射日光が入らなくて涼しい場所の事です。

3

密閉容器1つ(2週間分)が手元に残りますので、これを毎日金魚に与えてください。

 

4

約2週間後すべてなくなってから冷暗所に保管した密閉容器を1つ取り出し、今度はこれを金魚に与えます。

この時分かると思います。 
昨日まで与えていた餌と匂いも硬さも全く違う新品同様の新鮮さが感じられるはずです。

5

更に2週間経過し2つ目の密閉容器が空になったら、3つ目の密閉容器を取り出し金魚に与えます。

やはり昨日までとは別次元の匂いや硬さが感じられると思います。

6

更に2週間経過し3つ目の密閉容器が空になったら、4つ目の密閉容器を取り出し金魚に与えます。

やはり昨日までとは別次元の匂いや硬さが感じられると思います。

7

更に2週間経過して4つ目も空になったら餌の袋を出してきてまた4つのパックに2週間分ずつ分け入れて餌がまだ残っているようならまた冷暗所に保管しこの作業を餌が無くなるまで繰り返します。

何故この方法で餌が新鮮に長持ちするかお判りでしょうか?

買った時に全てを1か所に詰め替えてしまうと、その日から毎日その容器を開け閉めしますので日に日に餌は劣化してしまい2週間もすれば新品とは匂いも硬さも違う劣化餌になります。

一方、1日目に詰め替えて直ぐに冷暗所に保管した餌は次に開くときはまだ2回目のオープンです。空気が入れ替わらないので鮮度が維持できています。 パックに分ける時も 4つに分けて1つ1つ使い切ってから次を開けるとすれば、毎回新鮮な状態からスタートできますし、1日3回給餌するなら2週間後で3x14=42回空気が入れ替わりかなり劣化しますが、その次のパックはまた新鮮な状態からスタートになります。

※厳密には開封したら(空気が入るので)そこから劣化が促進されます。
ガスクロマトグラフィーで分析すれば差異があると思いますが
今回はそこまで微妙な差ではなくもっと大きな差に関しての予防策です。

金魚に与えるまでの開け閉めの回数を制限する事で餌の急激な劣化促進を避けるのがこのアイデアの肝です。

極論を言えば、購入し開封したその日に全ての餌を1日分ごと真空パックすればもっと鮮度は高く長く維持できますが、そのコストを考えれば経済的とは言えないので、コスパを考えて今回は100円ショップの4ピース保存容器を使う事にしました。

勿論より多くのパックを買って1週間分ごとに分ければより良いかもしれませんし、一度に袋の中身全て小分けできればより良いかもしれませんが、そのために密閉度の低いZIPロックのような袋にいれたり、作業が煩雑になるようなら上記の方法を確実に行うほうが安心です。

少なくともこれまで毎日袋から直接与えていた方や、丸ごと瓶に詰め替えてそれを毎回開け閉めされていた方は大きな違いを感じていただけると思います。

また2週間分と言う量もあくまで目安ですので、1週間でも3週間でも構いませんが、この方法の効果の有無を実感していただく為にまずは2週間分くらいに分けてお試しいただければ餌が無くなり次の容器を出した時、中の餌の手触りや匂いで直ぐに違いが分かると思います。

多くのケース、メーカーの餌の袋は非常に密閉度が高いものを使用していますので、わざわざ本体まで詰め替えなくても良いですが、保存期間が長期化する場合は餌の袋のまま(詰め替えず丸ごと)密閉容器に入れると更に保存が良くなりますし、餌の袋を閉じる時に毎回空気を抜くようにして閉じればより良い結果になると思いますが、最も影響が大きいのは開閉回数(空気の入れ替わり)なのでそれ以外のマイナーな条件にあまり時間や労力やコストをかけないようにご注意ください。

乾燥剤と酸化防止剤に関して

シリカゲルは環境湿度によって吸湿率が変化してしまう乾燥剤です。
簡単に言えば高湿の場合に過剰な水分を取る為の乾燥剤なので冷暗所に保管している金魚の餌に入れてもあまり効果が期待できません。
よって乾燥が重要な時は石灰が選ばれるようです。
ちなみに石灰はその重量の3割ほどの水分を吸収する能力があり、環境が低湿度でもその容量いっぱいまでは吸湿し続けます。

ですのでクッキーなどをしっとりとした具合で維持する時には原則としてシリカゲルが選ばれます。
逆にせんべいや海のりなどパリパリ感が最重要な場合は石灰が選ばれます。

クッキーに石灰の乾燥剤を使うと乾燥しすぎてパサパサになるからシリカゲルが選ばれているくらいですのでシリカゲルでは餌の乾燥を維持できません。
シリカゲルは高湿ではより多く吸湿し、低湿ではあまり吸湿しないので時間と共にフレーク餌のパリパリ感が失われしっとりとした感じになります。

金魚の餌をパリパリとかカリカリに維持したい場合は(シリカゲルではなく)石灰の乾燥剤をご利用ください。

ただしコストパフォーマンスを考えると乾燥剤を買ってまで入れる行為は無駄なお金を使う事になるので僕はお勧めしません。
既に立ち上がっている水槽にバクテリアやコンディショナーを添加しているのと同じような無駄になります。
そのお金で新しい餌を買うほうが良いです。

また食品などの工場で出荷前に乾燥剤を入れて開封までの間湿度を低く維持する目的で使用されるようなものですので
原則として開け閉めは行わないか低頻度であることが前提です。
1日に何度も開け閉めする様な使い方では吸湿しても直ぐに空気が入れ替わるのでその都度湿気が入りその効果は短期間で急激に低下します。
強乾燥を実現する石灰の乾燥剤でも自重の3割を超えた水分は吸収できません。

酸化防止剤も同じ理由で使う事はお勧めしません。
こちらも処理できる容量に限界があるので開け閉めを繰り返す容器に入れても直ぐに効果が無くなります。

記事に書いていますが開け閉めの回数を可能な限り少なくするように運用するのが最も効果的ですし、こうした補助的なものを追加しなくても記事で紹介しているように密閉容器に分散して詰め替えて冷暗徐に保管し順に使用していく方法が最もオススメとなります。

こうしたものってイメージ先行型でシリカゲルや酸化防止剤が入っていると(お守りのような感じで)安心感がありますが、実際の性能を考えると金魚の餌にはちょっと向かないです。

余談ですが最近シリカゲルが使われている商品が減った気がします。
精密機器類は、ほぼ全て石灰に切り替わりましたし、食べ物で言えばミックスナッツまで石灰でした。
更に密閉技術の進歩、真空包装の普及など、目的に合わせてより簡易でコストが低いものに切り替わってきているのでその点でもシリカゲルの出番が減っているようにも思います。
昔は何にでも入っているイメージがありましたが、今回気にして家にあるものを探してみたところ乾物に1つ入っていただけで、他は全て石灰でした。

34件のコメント

  1.  今回も勉強になりました!
     劣化を防ぐ方法、実践してみたいと思います。

    • みっくさん こんにちは。
      コメントありがとうございます。

      新しい餌を購入された時は是非お試しください。
      袋を開けた時のあの匂いやフレッシュさを毎回新しい密閉容器に切り替える時に感じていただけると思います。
      比較のために1つ目の容器が最後の1回分になった時、次の容器を開けて比べていただいても良いと思います。
      長期的には袋から毎回与えていた時とは大きな違いを実感していただけると思います。

  2. kingyo部さん

    相変わらずイラスト金魚も可愛いですね~♪

    餌の劣化について!最近ようやくそこまで考えるようになり、この度「咲きひかり育成用」をドカッと捨てるべく、新しい袋を買いました。。この餌、もっと小容量を作ってほしいです。
    できるだけ酸化を避けて、保存にも気を配ろうと思います!

    恐らく生後半年ほどの日本オランダが一匹いるのですが、まさに恐るべき消化能力なので、一体どんだけ食べるんだろう??っと結構大量にあげながらも心配してたのですが、金魚部さんの記事を見て安心しました。黒仔で購入して3か月以上経ちますが、ぜんぜん色が変わらないのでたくさん食べさせてるのですが、順調に大きくはなっているのでほどほどにしようと思います~。

    逆に老齢のヒブナ?にもドカドカあげてたら、白濁眼に。。一匹だけ大きくなって、その泳ぎと食欲はまったく老魚には見えないため、油断しました。低たんぱくの餌で労わろうと改心しました。

    私も最初、フレークタイプの餌(テトラフィン)で幼魚たちも育てて、一度も種類を変えることなく順調でしたが、だんだんと色んな種類の金魚に興味を持ち、色んな環境で飼ってみて、さらに病気も経験するうちに、餌も色々と手を出すようになり、この一年ほどは落ち着かない日々だったのですが、どうやらエサの量もつかんできました。。一般に販売されている人工餌は、半年や一年ではどれも使い切れないと思いますが、躊躇せずにポイする予定です(笑)。

    • dalahastさん こんにちは。
      コメントありがとうございます。

      イラストの金魚を気に入っていただき感謝です。
      今回は4コマ漫画風にしましたがセリフも無く落ちが
      「大仏様とジプシーの仮装」なのでシュールすぎて引く人が多発するかもと心配してましたw

      若い金魚の消化能力は凄いですよね。
      どんどん餌を入れても、入れただけ食べるので、水質さえ維持できるなら今の倍でも3倍でも与えたいのですが、水量が少ないとトラブルになるので、安全な範囲で与えています。
      おかげで、どうしても太らせられない稚魚が数匹いますがその他名新たに60㎝水槽(しかもオールガラス)立ち上げるのも何なので「ま、いいか」と自分に言い聞かせています。

      >咲きひかり育成用
      まさか1㎏のほうを購入されているという訳はないですよね?
      200gのほうですよね?
      僕が使っていた初期は60㎝水槽1本に4匹だったと思いますが、その時で丁度でした。
      それから金魚が増えてきて2世の稚魚飼育の時には流石に金魚エンゲル係数が高すぎると判断して安い餌に切り替えました。
      ふと考えるともうかなり長い間、咲きひかり育成用を使っていないのでそろそろ使ってみたい気もします。

      >一般に販売されている人工餌は、
      >半年や一年ではどれも使い切れない

      >躊躇せずにポイする予定です

      どれくらいの数の金魚を飼育されているか分かりませんが、この内容から僕と同じように少なく餌を与えておられるという事でしょうか?
      餌の量はいずれ記事にするのでここにはあまり書けませんが、調べてみると物凄く少量で良いと分かり驚いた事がありました。
      いまは少ない量で維持しているので病気も無く安定した金魚飼育を楽しめるようになりました。
      ポイするのは勿体ないですが、未開封でも製造から3年くらいと言われますので開封して1年以上経過しても残っている分は仕方ないかもしれませんね。
      保存状態にもよりますがこの記事の方法を試していただくと意外に長くフレッシュさが保てますのでお試しください。

  3. 「大仏様とジプシーの仮装」だったのですねっ(爆)
    金魚であれば?すぐにカワイイと思うので、問題なしですよ!

    あっもちろん200gの方です。
    開封してから10か月ほどなのですが、実は途中未使用の時期が結構あり。。
    咲きひかりは3匹が食べており、おそらくかなり少な目に与えてます。
    この度初めてタイ産のオランダ2匹をお迎えしたのですが、今後5匹になっても大半は消費できないと思います。

    紆余曲折で、現在9匹が25~55リットル水量の水槽など「6か所」に住んでいるという、もしかしたらモッタイナイ事態なのですが、金魚の健康を懸念なく維持できるのであれば、広いままでいっかという感じです~。

    今度は出来るだけ密閉し、開け閉めの回数を極力減らして、新鮮さを保つようにしてみますね!

    • dalahastさん こんにちは。
      お返事ありがとうございます。
      返信が遅くなってすみません。

      >「大仏様とジプシーの仮装」だったのですねっ(爆)
      別の答えでもいいですよ。
      「戦場カメラマンとアフリカ少数民族の儀式の時のメイク」
      とか・・・・
      なんでも思いついたものが正解ですw

      水量は少ないより多いほうが安定しますので安心ですし管理も楽ですよね。
      水量があまりに多すぎると食物連鎖が上手く安定せず不安定になる事もあるようですが、経験上60Lくらいまでは直ぐに安定します。

      欧米基準の1匹最低10ガロンというのは換算すると約38Lと馬鹿でかくなりますので無理ですが
      その半分くらいなら日本の住宅事情でも何とかなると思います。
      ちなみにアメリカで流通している金魚って結構デカいというか
      オランダやリュウキンでも片手で持てなさそうなのが普通に登場してくるので1匹最低10ガロンとか言われるんだと納得しました。

      僕も60㎝水槽に2匹とかで育てる事が多く簡単に6か所とか8か所とか増えますが、無理にまとめて病気を出すよりも良いですし、飼い主にも金魚にも優しいと思います。

      >金魚の健康を懸念なく維持できるのであれば、広いままでいっかという感じです~。

      本当そうですよね。
      僕も同じ考えです。
      金魚にとっては身体的にですが、飼い主にとっては特に精神的に良いですよね。
      トラブルなく毎日が過ぎていく事の贅沢感と言うか金魚飼育を気ままに楽しめる事の喜びみたいなものを感じられるのでいいですよね。
      金魚さえ元気なら、その日1日穏やかに過ぎていきますのでw

  4. kingyo部さん

    いつもご丁寧なレスポンスを頂き、恐縮です。
    お忙しいと思いますので、無理しないで下さいね!

    本日ヨーカドーのハッピーデーだったので~ダイソーで金魚部さんご紹介のエサ入れ円型バージョンをゲットして来ました。現在、咲きひかり育成用、おとひめ、春の観賞魚フェアで無料配布の「キョーリン5つの力」が5種類、、混沌として一部密閉ではない保存になっているので、とりあえず仮収納に使いますわ。小さくて、安くて、いいですね、これ♪その他もらいものなど、わらわらと置いてあったエサは、どんどん古くなるのでバッサリ切り捨てです。気まぐれに酸化した食事を与えたりしないように。。

    一匹最低10ガロン!さすがアメリカンサイズですね~。アイスクリームもバケツみたいな容器に入ってますもんね。アメリカ(カリフォルニア州)には昨年行って来ましたが、巨大金魚にたまたま遭遇するには広すぎますね(笑)。

    60センチに2匹ですか、いいですね~♪うちも一か所最多で2匹です(*^^)v 安定飼育できるし、長く生きられる飼い方をすれば、どの金魚も程よく大きくなって、ちょうどいい住まいになりますもんね。金魚は安易に混ぜるな危険、を痛く経験したりしながら、結果的には飼い主の精神衛生上、そうなりました~。

    今後も平穏無事な金魚ライフを送れるよう、不安定飼育は戒めていく予定です(苦笑)。

    • dalahastさん こんにちは。
      お返事ありがとうございます。

      >わらわらと置いてあったエサは、どんどん古くなるのでバッサリ切り捨てです
      なるほど、色々な餌を与えておられるので中々減らないんですね。
      僕は毎日与えてる限り開封から1年経っても問題ないと思っています。
      (勿論この記事の方法で劣化を遅らせている場合です)
      1日も欠かさず連続して与えていれば餌がおかしくなれば当然何らかの軽い異変がサインとして出ると思うのでそんなに怖くないです。
      その一方で怖いと思っているのが、数か月とか半年、全く与えなかった餌です。
      変質が進んでいても是非を判断する方法が無いからです。
      それを与えて急に病気になったら・・・と思うと怖くて再開する勇気が無いので僕は連続使用しなくなると捨てる事にしてます。
      1か月くらいならまあ大丈夫と思いますが開封してから半年空いたら確実にゴミ箱行ですw
      だから「バッサリ切り捨て」には僕も賛成です。
      迷ったら捨てるほうが後で後悔しなくて済みますしね。
      そんな事で毎日の努力を無駄にできません。

      >60センチに2匹
      いえ、今は稚魚飼育で子供と同居とかしてますので少し密度が増しています。
      でも過密の時は水量を基準として餌を与えていますので問題はありません。
      稚魚飼育が完了したら、チーム分けを考えて余裕のある水量に戻して今よりは多めに餌を食べられるようにしてあげたいです。

      PS
      アメリカのアイスクリームのサイズには最初驚きましたが長年住んでいると慣れてしまうので気が付くとDVD観ながらバケツ1個食べられるようになりますよ。
      ちなみに達人(産まれも育ちもアメリカの人)はそこにクッキーとかポテチとかありえないものをトッピングして食べます。
      Ben & Jerry’s なんかは最初からそのあり得ないものが入っているフレーバーもあります。
      マーブルチョコレートとかテディベア型のグミとか・・・
      闇の深さでは世界一の国なのでこっちの世界に戻ってこられる範囲で冒険するようにしないとダメですけど、その冒険が楽しいんですよね。

  5. こんばんは。餌の保管方法、とてもためになりました。参考にさせて頂きます。
    一点、ご存知であれば教えて頂きたいのですが、うちは金魚が一匹だけでプラティやグッピーがいることもあり、ずっと金魚(5cm程度のオランダです)に小型熱帯魚用の餌を与えてました。。
    キョーリンさんのページで見ると、原料や栄養分で金魚の餌と大差無い様に思っていたのですが、熱帯魚用の餌だと金魚には欠落してしまう必須栄養素や、過剰摂取してしまう栄養素があるのでしょうか??野生の小型熱帯魚は、苔・プランクトン・ミジンコ・ボウフラ等が主食とのことですので、金魚と変わらないなと思っていたのですが。。。それとも胃腸の作りの違いで熱帯魚は消化できるけど金魚は消化しにくいもの等があるのでしょうか。。。

    • トマトさん こんばんは。
      コメントありがとうございます。

      熱帯魚に必要な栄養に関しては分かりませんが、金魚の場合は栄養価が高すぎる食事は苦手なようです。
      特に年寄りの金魚になればなるほど、普通の金魚用の人工餌でも毒になるという程、栄養の採り過ぎがダメなようです。
      ※具体的に何歳くらいからの話なのかは分かりませんが、歳をとると粗食なほど良いように書いている本もありました。

      実は長生きしている金魚の多くは、池で放置されていたものや濾過装置の中で生き延びたものなど人間が水槽内の金魚に人工餌を与えたのではないケースが多いそうで、人工餌を僕たち飼い主が金魚の体の大きさだけで判断して与えていれば、年々その量は多くなり、本来減らすべきところを増やしたり現状維持していれば、最後には与え過ぎになってしまうので、それを続けていると金魚はそんなに長くは生きられないようです。

      ですので金魚用の餌なら長期的に安心と言う訳ではありませんし、熱帯魚の餌だと即NGと言う訳でもないですが、熱帯魚の餌の中には配合に極端な偏りがあるものが散見されますので、雑食の金魚に長期的に多く与えるようであれば熱帯魚の餌ではなく金魚用の餌が良いのだと思います。

      金魚の餌として配合されていれば通常はフィッシュミールと穀物粉が中心ですが熱帯魚の場合は(その種類により)必ずしも穀物粉は配合の必要がありません。 肉食ではなく雑食の金魚の場合はフィッシュミール(動物性たんぱく質)だけだと偏りが出ますので、そのバランスを取る目的で必ず穀物粉のどれか(通常数種類以上)が配合されます。 一方で熱帯魚用は穀物粉が一切配合されない餌もあります。これを金魚に与え続けると配合されている原料が偏り過ぎてNGとなります。 どうしても熱帯魚の餌を金魚と共有したい場合(良い事かどうかは分かりませんが)金魚と似たダイエットの熱帯魚(例えば、ベタやグッピー)の餌なら金魚の餌と配合が似ているはずです。

      人工餌の話を少し離れますが
      金魚の餌を研究している方によりますと、理想としては苔が生えた水槽や池で、基本は苔だけ食べて、時々虫の卵が落ちて来たらご馳走の日みたいになるような感じで育てるのが良いそうです。実際、屋外の池で金魚を育てている研究者さんの調べでは池の中や池の周りに豊かな生態系があれば人工餌は一切なくても金魚が健康的に長生きできるだけの餌の供給が継続的に維持されるそうです。 僕がここ何年か必死で真似ようとしているのがこうした環境です。水槽と言う小さな空間では自然のサイクルは無理ですが、コケや青水を中心にしてボウフラやアカムシやミジンコを時々食べられるような環境を作って金魚をその中で育てたいと思って実践しています。 これが自然に維持できるような環境なら人工餌はサプリ程度に与えるだけで維持できることになります。

      その一方で若い金魚は常に餌を少しづつ食べて消化し続けているのが良いみたいですので金魚が若い間は普通に餌を与えていればよいのだと思います。

      色々書きましたが、人工餌が自然界には存在しないほどの極端な栄養の塊だと認識して扱っていれば問題ないと思います。 与え過ぎると毒になります。
      あと、人工餌で最も採りにくいビタミンやミネラルはコケ・プランクトン・活餌からのほうが吸収されやすい形体で存在しますので金魚が取り込みやすいそうです。 僕たちがビタミン剤の錠剤で栄養を採るよりも野菜や果物から採るほうがよく摂取できるのと同じです。 ですので欠落すると病気になりやすいビタミンやミネラルは餌を信頼しすぎるよりも金魚の生活環境に自然に存在させるほうが安心だと思います。

  6. 実は開封してちょこちょこ試した後、そのまま使わなくなったものがいくつか置いてあったのです~。半年も放置したらお蔵入りですよね、やはり!
    今は厳選したのですが、咲きひかり育成用は5匹に、しかもそのうち2匹の水槽で空気フンと軽度の浮きがたびたびあって、現在エサを減らして様子見してることもあり、在庫はぜんぜん減らないです~。大きめの青文魚はマツモもよく食べるし、プレコの餌をもぐもぐバスケットで与えるとすぐに浮きが改善して安定した泳ぎになり、チビチビ食べる分には問題ないんだな~と思いつつ、もっと粒エサを食べさせてあげたいのですが、粒は1日10粒くらい(しかも3回に分ける)が限界ですかね、不思議なことに。。あげたら一瞬でなくなるので、楽しいお食事タイムがかなり短いですけど、ウロコもピカピカで元気にしてます。

    PS. あのアイスクリーム、慣れればいけちゃいますか!驚きです(笑)。お菓子類のビビッドカラーも成分が気になってしまいますが、、大胆なトッピングも売れるからあるんでしょうね~。

    • dalahastさん こんばんは。
      お返事ありがとうございます。

      僕も昔、ネット通販で送料を無料にしようと無理やり餌ばかり追加購入した時同じように開封して数回与えてそのまま放置した餌とか、開封することなく5年後くらいに金魚用品を詰め込んでいたコンテナから発掘されたことがありましたが捨てました。
       
      餌一袋数百円、金魚の命プライスレス
      天秤にかけるまでもありませんよね。

      PS
      >お菓子類のビビッドカラー
      全米で行われている食べたら必ず舌がその色に染まる罰ゲームの事ですねw
      あの着色料の鮮やかさと、その着色料の何十倍も入っているであろう砂糖の量は何年住んでも慣れる事は出来ませんでした。

  7. 金魚部様、丁寧なご返信有難うございます。うちの金魚は3歳だと思います。3歳をすぎると成長速度が鈍化すると聞いてますので、今後栄養の取り過ぎに注意が必要になってくるのですね。

    幸い与えていたのは雑食のカラシン用で、とうもろこし、小麦胚芽、大豆ミールなどの植物由来も含まれているようで、タンパク質は43%以上とのことでした。スピルリナやカロチノイドなど色揚げ成分も入っているので栄養価が高く消化しにくい分類に入ってしまうのでしょうね。。。

    ベランダの半日陰にいるので、苔は十分生えているのですが、青水になる気配がないままです。。なんとか苔を沢山食べるようになってくれればと思ってます。

    • トマトさん こんばんは。
      お返事ありがとうございます。

      まずは苔が生えていれば十分だと思います。あとは食べているかどうかです。
      人工餌を与えていても糞がその餌の色ではなく濃い緑色であれば苔を食べていると判断できます。
      苔を食べていないと糞が餌の色になり、その場合は幾ら苔があっても適切に食べていないので、三角定規のようなもので少しだけ削って食べさせる練習をすれば良いです。 食べないようなら人工餌を減らすと食べるはずですし、春夏にアカムシが住み着けばそれを偶然にでも食べた金魚はその後あちこちを突くようになります。

       
      ▲ このような模様が出たら赤虫です

      沢山でなくても適度に苔を食べていればビタミン、必須ミネラル、タンパク質、抗酸化物質全て採れますので、あとは人工餌を与えすぎなければ金魚は健康に育つでしょうから安心です。 まずは糞が濃い緑を維持できるように対応してあげてください。

      苔は新しいものほど良いので、時々古い苔を綺麗に取って新しい苔が生えやすくしてあげてください。
      苔は全面取ると良くないので横1面か2面ごとに更新していくと良いです。 

      >幸い与えていたのは雑食のカラシン用で
      穀物類が含まれているなら良さそうですね。

  8. 金魚部様、こんにちは。
    金魚部様によって硝酸塩の海から救われた水槽の5㎝の鯉が、
    その時から約半年、記事にあるキョーリンのゴールドプロス(ベジの方です)を食べています。
    池の鯉と共用にしたので12グラム入りだと1か月弱で消費できるのですが、やはり湿気ります。
    食料保存に使っていたシリカゲルを使おうかと思っていましたが、まずは記事のアイデアに従って、分割にして保存しますね。
    フレークは見た目が大きいせいか、はじめは怖がって逃げ、特に床に沈むと警戒して食べてくれず数か月苦労しましたが、
    慣れると消化がよく、とても健康になりました。
    その証拠に??先日、真っ白な糞が沢山散らばっていてぎょっとしてよく見たら、
    ウィローモスを結んでいた焼き豚用の木綿糸を食いちぎって食べていたようで驚きました。
    水草も食べるようになりましたが、人間が見ていると興味のある素振りさえ見せないのが不思議です。
    部屋の外からこっそりのぞくと食べていますが、こちらに気付くと離れます。
    他の物を食べていると餌がもらえないと思っているのかと疑いたくなりますが、
    そこまで知能があるとは思えませんが。

    • Tokoさん こんばんは。
      コメントありがとうございます。

      定着用の糸を食べるとは鯉ってワイルドですね。

      >人間が見ていると興味のある素振りさえ見せないのが不思議です。

      ウチの金魚も僕の気配を感じるとそれまでにツクツクしてた苔や水草を食べるのをやめてこちらに来て
      「おい、苔より美味しい人工餌とかアカムシくれよ」「ドバドバ入れてくれよ」と寄ってきます。
      でも水槽の前で本とか読んでいて金魚を無視しているとあきらめて前の作業に戻りますよ。
      「もらえない」と分かると見切るのも早い我が家の金魚達、平成の時代をたくましく生きて行けそうです。

      または
      水草を食べる時に叱るような事はされませんでしたか?
      何かをしてそれを何度か叱ったりするとやはり人間の気配を感じたらやめるようになります。
      ウチでは金魚が嫌がる事をすると金魚がそれを避けるように行動する事もあります。
      例えば転覆しかけている金魚を素手でぐいってつかんで正しい姿勢に戻すことを何度か行うと、金魚はそれをされたくないので僕の気配を感じたら必死で正しい姿勢を保とうとしたりする事もあります。

      人間に対して何を期待しているか?警戒しているか?によりますが目的があって特定の行動を取る事は良くありますよね。
      魚って僕たちがイメージしているよりも多分賢いと思います。個体差もありますけど。
      ガラスの容器にボウフラとか入れて沈めると毎回同じ手にかかるバカな部分もあるものの、殆ど同じメンバーが真っ先に上から侵入して独り占めするというパターンになりがちです。
      状況判断なのか何かわかりませんが特定の個体が常に1番に答えに辿り着くので偶然ではないと思いながら見ています。

  9. お返事ありがとうございます。そうですね、苔は生えており、つついたりはしているのですが、なかなか糞でわかるレベルにはならず、舐めてるだけで食べてはいないのだと思います。

    うちもこすって落とした苔は食べるので、定期的にローテーションで苔をこすり落として行くようにしたいと思います。

    人間も歳を取ると食の好みが変わるといいますが、金魚ちゃんも自然と苔好きに落ち着いてくれたらいいですね。

    • トマトさん こんばんは。
      お返事ありがとうございます。

      上手く食べるようになるといいですね。
      まずはちょこちょこと削って少量でも頻繁に食べさせるトレーニングですね。
      時間と共に慣れて自分から食べるはずです。

      ウチは、かなりスパルタ方式ですが、
      購入してきた金魚の1日目の餌(ウェルカムフード)は苔ですし、
      稚魚飼育になると孵化から最初の1か月は基本的に苔と青水のみで、他の選択肢を与えませんのでウチの金魚は若い時から全員が濃い緑色の糞をしています。
      最近は殆ど餌の色の糞を見ませんが時々見る事があると
      「大丈夫か?病気なのか?」って思ってしまう程です。

      苔は近年、スーパーフードと呼ばれるものの1つですので上手く利用して健康な金魚にしてあげてください。
      最初は食べなくても諦めずにコツコツ続けるといいと思います。

  10. 金魚部様、ご丁寧なお返事をありがとうございます。
    糸は金魚も食べる気がします。苔が付くとおいしいんじゃないでしょうか。
    もちろん撤去して水草のおもりにしましたが。
    水草は金魚部様もおすすめだったので叱ったことはありませんが、
    水槽部屋は他に何もない空き部屋なので、その前で長時間何かするということがありませんでした。
    本でも読めば違うかもしれません。それに個体差はありますね。
    うちの子の場合、餌や水草を長期間怖がるのは、嗅覚が弱くて目で確認するのかな、と何となく思っていました。

    私の最近の疑問は「殺菌灯」と、水質検査の項目「COD」です。
    殺菌灯は池のろ過機に内蔵されていて、これまでのところ水温と透明度には影響があるようで、
    害がないか観察中です。水槽でも付けてる方がいますよね。
    「COD」はセラの溶存酸素の試薬が見にくくて、共立理化学研究所の試薬を購入したところから、
    「COD」を水質の基準として気にされる飼育者がいると知りました。
    関連項目を記事にされることがあって、飼育者が注意する必要があるようでしたら教えてください。

    またいろいろな記事を楽しみにしています。

    • Tokoさん こんばんは。
      お返事ありがとうございます。

      >COD/BOD
      鯉も多分同じと思いますが金魚飼育の場合、とにかく水中の有機物量は高くなります。
      普通の河川や池なら劣悪と判定されるようなレベルではないでしょうか。

      COD/BODに関しては公定法ならまだしも簡易法や液体検査は検査条件次第で数値が上下する事が指摘されてきたので昔調べた時にキットの購入を止めた経緯があります。
      アンモニアでもpHでもその数値によってある程度の状況判断の目安と出来ますが、溶存酸素はそれが出来ませんでした。この簡易キットも同じ問題を抱えているので条件を如何にして統一するかと言う難題が残ります。ここで仮に僕が条件を無理に整えて数値を得られたとしても、それを記事にした時にそれを読む人は同じ条件には出来ないのでその数値が出ない事になり本来なら同じ結果のはずでも違う結果が出てしまう事も僕が手を出せない理由です。指標となるものは日本全国どこでも同じ内容なら環境条件に左右されず同じ結果が出てもらわないと・・・って思うんです。

      その後僕は別の方法で(有機物や溶存酸素では無く)水中の栄養分の溶存量を確認する事を始めました。 かなりマニアックな話になりますが近所の河川のデータも定期的に採取して比べてみました。 結論から申し上げますと、ウチの金魚水槽の溶存量を近所の河川のレベルに下げるとすると異常な周期&量の水換えが必要と言う計算になったので、僕はその数値に合わせようとはせずに、方針を切り替えて金魚飼育として適切な数値の範囲が何処にあるかを調べています。

      前にコメントで1か所だけ項目名を伏せていた検査項目、アレがそうです。
      ちなみに夏のデータも含めここまでの結果では前回お話した数値よりも大きく上昇しました。
      数値だけで比べると河川なら軽くアウトでしょうw

      今年の秋で丸1年ですが、多分それから一旦データを見比べて更に何か法則が見いだせるならもう一度条件を変えて春夏のデータを採取してようやく記事にできるかどうかですので今はお伝え出来ません。

      >殺菌灯
      (室内水槽)
      ウチは太陽光を当てていますので水槽全体ではUV殺菌されていると考えています。
      水槽なら直接太陽光に当てるほうが効率が良いです。
      殺菌灯の人工UVは出力が差ほど高くないので照射時間の調整が難しいのと人間に当てないように別室を作るとか箱に入れるとかの手間もあるので室内での水槽に使うのはとても面倒です。

      (屋外池(水深が深くて届かない場合))
      昔、池の浄化のために大きな透明の袋に電解水(コンタクトレンズの洗浄液でもOK)を入れてそれを移動させて太陽光を池の底まで入れて殺菌するという方法がありました。
      プランクトンが多い水はどうしても透明度が下がり、結果として太陽光が底まで入らないので透明度の高い水の塊を池に浮かべる事で日の光を下まで入れるという方法です。
      殺菌灯はその出力にもよりますが効果を得るには相当ゆっくりと水を流す必要があるので池の浄化なら太陽光を有効に利用するほうが効率が良いのではないでしょうか?

  11. 金魚部様、丁寧にお返事いただきありがとうございました。
    私は職場しかネットを使用できる環境にしていないので、休暇中お礼ができず失礼致しました。

    疑問点について非常によくわかりました。ありがとうございました。
    やはり水槽は河川に比べると有機物が多い上、検査の精度はいまいちなのですね。
    基準にしている方もいるということだったので気になりましたが、解決してよかったです。
    殺菌灯は害がないなら池のはとりあえず付けたままにしておこうと思います。
    確かに太陽光は有益ですね。工夫してみようと思います。
    実家の池の金魚がいい加減な自作の池に、いい加減な飼育で入れられているのですが、病気もせず長生きです。
    きっと水がそれぞれの環境ではまれば、入れておくだけで長生きしてくれるんだろうな、
    と思って色々と水が気になっていたところでした。

    休暇中、名古屋のホテルに泊まったら、ロビーに水槽が沢山置いてあって金魚を沢山展示していました。
    実家は池で飼っているので、はじめて水槽の金魚をまじまじと見ました。
    遠くから見ているときれいなんですが、近くで見ると具合の悪い金魚が多くて、
    8月1日からはじまった展示のようですが31日までと書いてあるので、心配になってしまいました。
    金魚の宣伝にはなるのかもしれませんが、ちょっとかわいそうですね。

    • Tokoさん こんにちは。
      お返事ありがとうございます。
      お返事は一切お気遣いなく。
      読み流していただいて構いません。

      >COD
      >基準にしている方もいるということだったので
      簡易法は同じ条件でも違う値が出るので夏休みの宿題などでは許容範囲かもしれませんが、科学的な根拠にはならないというのが多くの方の見解の様ですので僕もそれ以上は調べていませんが、1つだけ気になる事を思い出しました。
      1年ほど前だったでしょうか。金魚部にコメントをくださる方からメールが来て「ある商品のページを確認してほしい」と依頼されました。
      内容は軽く読んだだけでデタラメと分かる詐欺ページでしたがその中にCODを調査するという記事があった気がします。基本的な検査項目は一切確認せず変な項目ばかり並べているので気になった記憶があります。
      物を売る目的で書いているページでご覧になったのであればご注意ください。
      古典的な手法が使われている事が多いです。(8割9割の事実を先に見せて信頼させてから騙すなど)
      この場合は上から下に読むのではなく、結論(商品の効果)をサポート(証明)している文章がどれとどれか見ていくと分かります。
      詐欺の場合サポートしている事実はゼロで、一見関連してそうな無関係の文章が並んでいるだけですので逆から読めばすぐに気づくと思います。
      特に有名人の名前、国の研究所などが多く出て来たら要注意です。
      ここ数年は金魚関連よりも化粧品や健康食品で多発しています。僕の仕事の関係でもよく目にします。
      最近はネットで販売と言う手があるので多すぎて厚生労働省も各都道府県も野放しにするしかないんでしょうね。
      小さいのは放置してテレビなどで大きく取り上げられた順に逮捕されているように思います。
      ということで消費者が自分で自分の身を(この場合金魚や鯉を)守るしか無いです。

      >ロビーに水槽が沢山置いてあって金魚を沢山展示していました。
      夏の風物詩ですので演出としてはいいですよね。

      魚屋さんの生簀を30分眺めてろと言われても無理ですが
      丸手のオランダの水槽なら軽く1時間は眺めてられます。
      同じ魚なのに不思議です。
      特に綺麗にレイアウトされた水槽の中を泳ぐ金魚は格別ですし。

      >近くで見ると具合の悪い金魚が多くて
      調子を崩している金魚を見ると心配になりますね。
      何とかしてあげたいけれど自分の金魚じゃないから手出しできませんし・・・。
      日本の動物愛護法で魚類は除外されてますし、日本では養殖場やイベント会場に獣医さんを置く法的義務も無いので仕方ないというしかないんでしょうね。
      僕達のように金魚をペットとしている側からすると心が痛む話ですが、大型魚の飼育者さんからすれば金魚は”餌”ですし、一般の方からすれば「夏の風物詩」という”モノ”なので立場の違いを考えれば仕方ない気もします。自分が別のグループに属していれば反応は大きく違うでしょうし。

      今年は雨が少なくて水溜まりが少ないからか近隣に生息する蚊が皆ウチに卵を落としに来ているのでは?と思う程ボウフラが大漁に次ぐ大漁で、少なく見積もっても1回(コンテナ7個で)300匹~500匹として、既に何千匹も殺しているので殺生に関しては責めを負う側だけに何も言えません。

      ただその金魚の無事を祈るくらいしかできませんが、
      レンタルなら業者の方が見つけてくれれば対応してもらえるかもしれませんね。

      >31日まで
      未だ序盤で崩れているようですが、最後までもちますかね?
      アガサクリスティの代表作的な事にならなければいいですが・・

  12. 金魚部様、ありがとうございます。
    あまりネットで物は買いませんが、詐欺には気を付けます。

    ホテルの金魚展示については、実は私はホテルに一言言おうか結構迷いました。
    (もちろん言うときはかわいそうに見えるので業者さんに連絡してくださいますか?)
    みたいに感じよく言います。
    そうしたら選手交代になるかと思ったのです。
    思いとどまったのは、チェックアウト時は朝だから状況がましで「証拠」が示しにくかったのと、
    丁寧に言ってもお客のクレームということで、「面倒だから来年から金魚展示はやめましょう」
    になるかと思ったからです。
    確かに”モノ”という見方もありなのかもしれませんが、
    そして愛護法で魚類が除外なのは初めて知りましたが…
    次似たようなことがあれば言ってしまうかもしれません…。

    弥富の金魚というのが有名なんですね??
    その高級金魚の展示ということで、業者さんもわざわざ名前を出していました。
    間にイベント会社も入っているのでしょうが、
    たった4日目にしてこれはかわいそうだな、と思ってしまいました。

    もちろん感覚が人それぞれなのは充分承知しています。
    以前仲の良い会社の先輩から、死んだ金魚はトイレに流す話を聞いて思わず引いたことがあります。
    先輩には普通のことのようでしたが、墓碑を作ってお花を供えている私とは感覚が違って驚きました。
    感覚の相違は非難できないんですけど、話していてたまに思い出すので困ります(笑)

    • >ホテル内の金魚展示

      どんな展示か調べてみたら従来からあるようなレイアウト展示ではなく
      なんちゃってアート系の展示なんですね。
      しかも京都の着物まで出してきて・・・名古屋なのに・・・
      これって名古屋友禅にものすごく失礼なチョイスですよねw
      弥富の金魚は名古屋の金魚という事で分かりますが、京都の着物は、その土地にもホテルにも関係ないのでその時点でコンセプト的に大失敗です。
      アイデアが貧困というか有名なものを2つ並べておけば集客効果が上がるだろう程度の考えなんでしょうね。
      きっと夏でも首にマフラーみたいなのをまいて黒ぶち眼鏡をかけているアーティスト風の人がプロデュースしてるんでしょう。
      日本って何時からこんなに薄っぺらくなったんでしょうか?
      中国の事を全く笑えないレベルまで来ている事がショックです。

      これは僕個人の考え方ですが
      僕は家を一歩出たら外界で金魚がどうなっていても僕の責任ではない上に、僕の管轄ではないので口出ししない事にしています。
      確かに目の前で金魚が苦しんでいると助けてあげたいと思いますが、
      もしどうしても助けたければその金魚を買い取る覚悟が必要ですし、それだけの覚悟がない場合に他人に「何とかしろ!」と言う訳にもいきませんので僕はスルーです。
      正直弱っている金魚を見るのは気分が悪いので、そういう状況が頻発しているお店や場所には二度といかないようにしています。
      有名な金魚屋さんであっても死魚を数回見たら流石に行かなくなりました。
      僕ならそのホテルには二度と泊まりません。
      そんなに酷い管理をしてるなら海外からのゲストなども居るわけですのでクレームは誰かがいれているでしょうけど、それでやめる連中なら企画会議の段階でやめているでしょうから、文化的な抗議の仕方としては二度とホテルやその関連施設を利用しないということが効果的と思います。
      暴力団でもテロリストでも資金源を断てば弱ります。

      ただし、これは僕の場合の話ですので
      TokoさんはTokoさんの信じる行動を取ってください。
      次回言ってやろうと思うなら言ってやってください。
      特に
      首にマフラーみたいなのをまいて黒ぶち眼鏡をかけているアーティスト風の人に強めに叱ってやってください。
      何ならマフラーみたいなのをキツめの硬結びにしてやってください。
      「金魚さん達はもっと苦しんだのよ」とかのセリフを笑顔で、ゆっくりかつ弱弱しく言いながら行うと相手に与える恐怖心もMAXになるでしょう。
      いずれにしても、捕まらない範囲で抗議してください。

      >そして愛護法で魚類が除外なのは初めて知りましたが…
      はい。
      法文は必ず対象が定義され、必要に応じて除外規定が設けられます。
      この場合「愛護動物」が対象を示す定義になりますが
      魚類は愛護動物から除外されていますので
      金魚や鯉を殺されても器物損壊罪に問うのがギリです。
      日本で魚類はモノだというのが大日本動物愛護法様のご判断という事になります。
      家を一歩出たら皆を敵と思えという事です。

      >死んだ金魚はトイレに流す話

      ネットでよく
      トイレに流す >> 水葬
      生ごみで捨てる >> 火葬
      庭に埋める >> 土葬
      とか言われていて
      これは金魚に限らずペットが死んだときの対応としてよくSNSとかを流れているみたいです。

      最初は若い人の悪ふざけかと思いましたが結構真面目にそう考えている人が多くて
      それを知った時、本当に引きました。
      特に金魚やハムスターなどのペットの死体をゴミ箱に入れると言う行為だけどうしても理解できませんでした。
      匂いとかも気になるし、その中に今、〇〇ちゃんの死体が居る・・・とか考えると僕はご飯とか食べる時少し気持ち悪いんですけど、若者はモリモリいけちゃうんでしょうかね。

  13. 私は従来の金魚展示がわからないので、形式自体はあんな感じなのかと思ってしまいました。
    なんちゃってアート展示なら今や金魚だけではなくて、そこらじゅうにありますしね。
    そもそも私は「クールジャパン」的なものに懐疑的です。
    そこに生体を使うとなると、さらに考えてほしい気がしました。
    着物は死んだりしないので心配はしませんでしたが、安易な企画は、長期的には日本のイメージ向上にはつながらない気がします。
    木造天守閣が公約になるぐらいなら、そこもこだわってほしいですね。
    金魚部様が言わないところ、私が言うのはどうかと思いますが、
    かわいそうに見えるものは、「かわいそうに見える」と言っていいかなとは思いました。
    もちろんつかまりません(笑)
    残念ながらホテルは立地と快適さが重視されるので、あのホテルが資金で困ることはないでしょうし。

    「火葬」も…私の感覚では理解不能です。
    でも理解できなくてよかったです。
    最初から焼き魚の親戚を飼ってる感覚でしょうか。

    • Tokoさん こんいちは。
      コメントありがとうございます。

      >Mホテル
      格安ビジネスホテルなら立地や快適さで選ばれるかもしれませんが、Mホテルのクラスになるとステータスでそのホテルを選んで利用するゲストも多いのでブランドイメージが第一とも言えます。
      「動物虐待をするホテル」となれば@名古屋だけではなく世界中のMホテルやその傘下のホテルがボイコットを受けるという事もあります。
      この手の事は西洋諸国の富裕層が最も嫌うタイプのスキャンダルですので怖いです。
      日本側の現場の人はその恐ろしさをご存じないから「なんちゃってアート」に手を出しているのかもしれませんが、今後金魚のコンディションが悪くなり死魚が出るようなら最悪の事態も起きると思います。
      例えば
      海外からのゲストがプカプカ浮いて死んでいる金魚の写真をSNSに上げてすこし衝撃的なタイトルを付けるだけであっという間に拡散して大事件になる時代です。
      格安ビジネスホテルとトップブランドホテルは背負っているものが全く違うので、
      こういうイベントを一流ホテルが行うなら終始卒なく行わなければ、やらないほうがマシという事にもなりかねません。
      Tokoさんに悪いコンディションを目撃された時点で既にそれは失敗している事になりますが・・・
      普通なら専任のスタッフ一人くらい配置して問題が出たら直ぐに適切な対応をさせるくらいはするものだと思うのですが、こんなところまで経費削減の波が来てしまっているのでしょうか?

      逆に
      良いほうに考えるなら
      チェックアウトの朝には回復していたと書かれてましたので1日1回は確認&対応(選手交代)しているかもしれませんし、(外資系であれ)日本の一流ホテルのスタッフの方々対応の細かさは世界トップクラスなので何か手を打って居られるかもしれません。
      すでに開催期間の半分程が過ぎましたので31日まできちんとメンテナンスをして、問題なく乗り切れるといいですね。
      金魚の為にも、ホテルの為にも、そして日本の評判の為にも。

      >殺菌灯
      少し前のTokoさんのコメントで出てきたと思いますが、数日前にイギリスのアクア専門誌を読んでいて気が付きました。
      アクア用に販売されている殺菌灯は部屋を隔離とか箱に入れなくても光が漏れないように密閉されてるんですね。知りませんでした。
      ポンプやフィルターに直列で繋いで使うようになっていて中を流れる水を殺菌する仕組みなんですね。
      実はイギリスのアクア系の情報は何故かここ数年、池に関するものが多くてテトラの6in1までも池専用のパッケージが作られて良く広告に出てきたり、池の立ち上げ方とか、池の管理方法とか「池関連」が目立ちます。
      そんな中、池用の殺菌灯の特集もあったので何となく読んでみて知ったのがアクア用は最初から密閉されている事と(効果を長く高く維持する為に)その直前に物理濾過のフィルターを付ける必要がある事などです。
      <数日前までの僕のUVライトの知識はかなり古いものだったと分かり恥ずかしい限りです。>

      また僕はUVライト=殺菌のイメージしかありませんでしたが、苔とか藻の細胞を破壊して池に増えすぎるのを予防する効果もあるんですね。
      電源を入れてポンプに繋ぐだけで使えるように防水も全て完了しているなんて・・・便利な時代ですね。
      これなら日光が全く入らない室内での飼育もより安全に行えますのでいいなぁと思いました。
      今は日光が当たるので僕には不要と思いますが、機会があれば購入してどのくらいの実力なのか確かめてみたいと思っています。
      あと、蛍光管の寿命が短いので頻繁に交換しなくてはいけないのが気になりました。
      イギリスのは全て1年でしたが日本は半年くらいのものが多いですね。

  14. 確かに金魚がモノじゃない国の方が見たら拷問に見えますね。
    そして、それはあのホテルのブランド的によろしくないですね。
    夕方はほぼ全員(30匹ほど)が重なって沈んでる水槽、完全に転覆している数匹、
    沈めなくなっている数匹が各水槽に散らばり、白い糞、空気糞がいくつも浮かんでいました…
    これくらいの症状でどれくらいで死んでしまうのか私にはわかりませんが、選手交代がないはずはないと思います。

    殺菌灯の件、覚えていてくださってありがとうございます。
    私が殺菌灯に興味を持って、それだけ取り出して聞いてしまって申し訳なかったです。
    現物はこれでした。→ http://proex.product.takasho.co.jp/shop/r/r410306/
    230Lの池には大きすぎかと思いましたが、大きな濾過槽よりは現実的選択でした。
    水の中にはポンプしか入らないので、よくある灯篭型よりも水の中のスペースも広くなります。
    苔や藻の細胞を破壊して増えないということなんですね。それも殺菌の結果かと思っていました。
    藻に関しては効果があると思います。
    昨年までの池は夏場、髪の毛のように長い魚も食べない藻が生えて、
    その掃除の為に魚を移動させる必要がありましたが、今年は短い苔しか生えません。
    確かに蛍光管は1年はもたないようでした。気を付けていないといけません。

    ヨーロッパは池も含めた一般家庭の庭が文化として根付いているイメージです。
    ご存知かもしれませんが、鯉の飼育本の海外の愛好家訪問のページで、
    プール兼用池というのを見ました。(オランダの民家でした)
    夏が短い為、プールを作っても利用価値が低いので、泳げる鯉の池というコンセプトでした。
    形が四角いだけで、大きなナチュラルな池に見えました。
    人間が泳ぐためので大腸菌などの基準も設備でクリアさせているそうです。
    私が見ても虐待には見えない素敵な池で、魚のストレスを考えて、
    日ごろから水に入って餌を与えるなどして慣れさせているので、
    取材時も人間が泳ぐと寄り添うような泳ぎを見せたと書いてありました。
    やりたいとは思いませんが、はじめて見たのでちょっと感心してしまいました。

    • Tokoさん こんにちは。
      お返事ありがとうございます。

      >池の殺菌灯
      ポンプもフィルターもセットなんですね。
      確かに容量的には過剰かもしれませんけどフィルターがセットになっているならこのくらいのほうが安心ですね。
      ギリギリの容量なら頻繁に掃除する事になりますので。

      交換灯は年に1回なのか2回なのか分かりませんが
      仮に年に1回の場合は冬の後半(春になる直前)に替えるようにすれば最も有効なのではないでしょうか?
      そこから半年くらいは持つでしょうから高温期の殆どをカバーできます。
      電球は交換時期の少し前の出力は新品の時よりも落ちますので交換した時からしばらくがMAXと考えると春から夏にMAXがくるのが無駄が無いと思います。

      >オランダのプール兼用池
      これは流石に時代の先を行き過ぎていて僕には理解できません。
      魚は本当に大丈夫なのか心配になります。

      オランダは時代の先を行きすぎていて理解不能になる事が過去にもありました。
      人間をいろいろな制約から解放しようとする国民性と言うかイデオロギーが強くあるんでしょうね。他国より200%増量くらいの感じで・・・
      今から25年以上前の話ですがアムステルダムでエイズが蔓延していた時、それを何とかしようと街頭でコンドームを配るという運動が始まりました。
      そこまでは25年前の僕にも理解できましたし「予防になるだろうな」と納得できましたが、実はこれだけでは勢いを止める事が出来ませんでした。
      その後その団体の調査で、覚せい剤中毒者(ジャンキー)が注射器を使いまわす時に針を交換せずにシェアしていたので血液感染しているという事が判明します。
      日本人の発想なら、そこで「覚せい剤を取り締まれ」となるはずですが、当時のアムステルダムの団体は使い捨て注射器を街頭で無料配布するという運動を始めたんです。
      当時の僕はこれが理解できなくて「え、そっち?」って思ってしまいました。
      ※この話、実はもっと壮絶なんですが、ネットに書くには問題があるので書ける範囲でマイルドにしてます。

      このプール兼用池も今の僕にはこれを文化的と判断するに十分な知識や経験がありませんが、5年後10年後になると理解できるのかもしれません。
      僕の場合、オランダに限らず西洋諸国の進んだ考え方が本当に理解できるのはいつも5年後10年後だったりします。
      動物愛護の精神もアメリカに住んでいる間に色々なものを目にした事で(結果的に)身に付きました。最初から素直に受け入れたのではありませんでした。
      聞いてすぐに受け入れたり真似たりできない性格なのでアメリカに住んでいた時も苦労しましたが、正しい事は5年遅れても10年遅れても最後には理解でき受け入れられるという事を何十回、何百回と経験したので今は良く分からない事は一旦スルーして時間の経過と共にじっくり観察しながら考えて結論を出すようにしています。
      結局、一旦反発してみても時代の流れのようなものはジワジワ広がり周りの人も巻き込んで大きな波になり最後は(僕も含め)皆が受け入れる事になるので抵抗しても持続できないという事も学びました。
      もしかすると10年後には「金魚と泳ごう」という記事を書いているかもしれないですしね。
      それにしてもオランダ人・・・相変わらずファンキーですね。

  15. 金魚部様、電球の交換時期までありがとうございました。

    薬中とエイズのお話面白いですね。
    合理的な理由から飼育池で泳ぐのと同じ精神を感じます。
    取り締まりより注射器配布の方がエイズに対して即効性があるとの合理的判断ですね。
    説明を聞けばありと思いますが、
    日本は建前重視なので反社会的行為を一旦受け入れるのが難しいかもしれませんね。
    でも、今後はオランダ精神参考になる局面ありそうに思います。

    いずれにしてその池は日本では熱帯魚水槽でしか見ないようなろ過システムが池で確立されているそうで、
    日本の飼育もまだまだ進化の余地ありと結ばれていました。
    魚の為になるような発展を期待したいですね。

    新しい水草の記事も参考になりそうです。ありがとうございました。

    • Tokoさん こんばんは。
      お返事ありがとうございます。
      毎回丁寧にお返事をいただき感謝しております。

      日本も90年代のように世界と競える状態に戻れる日が来るといいですね。
      僕が死ぬまでにもう一度そういう時代になる事を強く望んでいます。

  16. 金魚部さん、はじめまして。
    何時も参考にさせていただいてます。
    この記事の保存方法を真似させていただきフレーク餌がパリパリで驚いています。
    これまでは詰め替えずそのままで与えてました。
    詰め替えない場合は開けてしばらくはパリパリしてましたが半分くらいから後半は半生タイプみたいにしっとりとしててイヤでした。
    この方法だとパリパリ感が長く続くので毎回与えていて気持ちいというか安心です。
    次は大きなのを買ってみようかとも思います。
    それから容器が透明でも長期保存して大丈夫なのでしょうか。
    お手すきの際にお返事いただければ幸いです。

    • たけのすけさん はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      試した感想をお寄せいただきありがとうございました。
      上手くいったようで良かったですね。
      また何か困った事や改善すべき点があればお気軽にコメント頂ければ頑張って考えてみますので宜しくお願い致します。

      まず透明の容器の件ですが記事の通り冷暗所に保管していただく限り問題ありません。
      メーカーの袋は日光を通さないものが採用されている事が多いですがこれは
      お店で長期的に陳列する場合や購入者が日光の当たる場所に放置してしまう場合なども考慮して選ばれていますが、詰め替えた僕たちが日光に関して理解して冷暗所に保管している限り問題ありません。

      日光が全く入らない場所で日焼け止めを塗らないのと同じで容器も冷暗所であれば記事に紹介しているようなものでOKです。
      そのあたりは考えた上での冷暗所指定なんです。
      同じく温度変化をさせない事も大切ですので長期保管場所としては(くどいですが)冷暗所です。

      この保存の肝は開ける回数(空気が入れ替わる回数)を如何に少なくするかですので容器の密閉度が重要です。
      密閉度が低いものは長期的に見た場合開けて無くても中の空気が入れ替わる&湿気が入るので長期保存には向きません(ZIPロックなどは長期保存ではNGです)

      さらに
      (昔は違いましたが)現在はフレーク餌の大半がワンタッチで開けられる蓋になっています。
      昔は密閉度優先のスクリュー方式でした。
      だからこの記事の詰め替え容器に比べるとワンタッチ式は密閉度が低いのでメーカーのフレーク餌容器も長期保存には向きません。

      >次は大きなのを買ってみよう
      これってフレーク餌の大きな容器(150g入)の事でしょうか?
      だとすればやめておくほうが良いかもしれませんが、小さなもの(50g入)をどれくらいの期間で消費できるかにもよりますね。
      確かに値段では比較にならないほどお得ですので検討の余地はあると思います。
      100g分ほどの値段で150gが買えるとすれば100gまで使えれば元は取れる計算になりますしね。
      でも50gだと毎回開けたて新鮮な餌なので「新鮮」という品質も捨てがたいと思います。
      金魚の命 プライスレス という前提で考えればチビチビ50gを買うほうが良い気もしますし、悩みどころですね。

      実は僕自身もこの記事の後フレーク餌(50g入りのほう)を買ってきて正確にどれくらいの期間パリパリ感が維持できるか調べてみようと実験中です。
      今のところ2週間後に2つ目のパックを開けた結果パリパリ感は持続してましたので湿気が入り込んでいないと判断できました。
      まだこの先は確認できてませんので不明ですがどこまでパリパリ感が維持できるか確認してみます。

      ※「酸化」と「湿気る」は違いますがここでは空気が入れ替わる事で酸化が進むので、簡易な判定方法として湿気る程度を確認する事で空気が入れ替わる判断基準にしています。

  17. 金魚部さん、丁寧なご説明ありがとうございます。
    やはり今は金魚も少なくてそんなに消費しないので大きな容器のほうはやめておきます。
    これだけパリパリが続くなら大丈夫かと思いましたが何カ月も経つと分かりませんね。
    追加でお伺いしたいのですが
    シリカゲルや酸化防止剤は入れなくて大丈夫でしょうか?
    よく色々な製品に入っているのを見るので気になりました。

    • たけのすけさん こんにちは。
      お返事ありがとうございます。

      シリカゲルに信頼をおく方が多いですね。
      記事を書いていた時は別に触れなくても大丈夫と思ったのであえて書きませんでしたが
      シリカゲルは別の方も示唆しておられたので心配になりましたので

      乾燥剤と酸化防止剤に関して

      という項目をこの記事の最後に追加しました。
      ページ全体としては(コメントがあるので)上から3分の1くらいの場所になります。
      お手数ですがそちらをご覧ください。

      基本的にはこうしたものが不要になるアイデアとしてこの記事を書きましたので無駄なお金を使わないように、まずはそれぞれの乾燥剤の役割や特性をご理解のうえご検討いただければ幸いです。

      なんちゃって節約になるのを予防できると思います。
      僕としましては、浮いたお金で新鮮な餌を買うという事を強くお勧めしたいと思っています。

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