水作エイトコアを120%使いこなす3つのアイデア


今回初登場の濾材交換のアイデア以外は既に大昔に金魚部で書いた記事ですが、この3つでより快適により安心して水作エイトを使えると思いますので再度ご紹介いたします。

底にゴミが溜まるのを予防するアイデア

水作エイトを使用していると底にどんどんゴミが溜まります。
メンテナンスの度にゴミが水槽内に広がり汚いと感じる方も多いと思います。
これを解決するアイデア
通称「水作座布団」のご紹介です。

文字通り座布団を作って下に敷くだけですが効果は抜群です。
上部ろ過装置に使うウールでも可能ですが、僕がお勧めするのはナイロンたわしです。


▲ 水作エイトコアMの例です。ナイロンたわし1枚とハサミをご用意ください


▲水作エイトコアMをナイロンたわしの上に載せます


▲はみ出した部分を全てハサミで切り取れば完成です


▲こんな感じになります


▲お好みで黒もお選びいただけます

このようにナイロンたわしを買ってきて水作エイトコアMの形に切るだけです。
そして水槽に設置する時に座布団のように下に敷けば設置完了。
次のメンテナンスの時に水作エイトコアMを持ち上げてみると
あら不思議!!!
何時も大量に水中を舞うように広がっていたゴミが無いです。

詳しくお読みになりたい方はオリジナル記事
水作エイトユーザー必見!底に溜まるゴミを無くすアイデア最終案
をご覧ください。

ろ材交換でバクテリアを温存するアイデア

特許をとっている業界トップの信頼性と効率を維持する水作エイトの3層構造のフィルターですが新品に交換する時いきなり真っ白になり少し不安になります。
現実に餌を多めに与えている水槽などでアンモニアが上昇する事もありました。
丸ごと交換しても問題が無いように底に石を詰めてあるのでこれも濾材としてバクテリアを貯め込めますがウールに比べると少しだけなので回復するまでに少し時間を要します。
この新品交換で不安定になる期間を少しでも良い状態で超える為のアイデアのご紹介です。

まず1つ目の方法は
水作エイトコアMやLを使わずに 水作エイトSを2個とか3個使う方法です。

こうすればMやLを1つだけ入れている場合のろ材交換で起きるような濾過バクテリアが劇的に少ない時期をつくらず維持できます。
具体的には2つか3つの水作エイトコアSのフィルターを一度に替えずに順番に時期をずらして交換すれば常にどれかのフィルターが万全の状態になるので安心です。

2つ目の方法は(1つ目の方法と併用も可能ですが)
フィルターをハサミで2つに切って半分ずつ時期をずらして交換していく方法です。

このように1つに繋がっている新しい交換ろ材を半分に切り2つに分けます。
同じように古いほうの濾材も切れていない場合は半分に切り2つに分けます。

古くなった濾材の片方を捨てて、そこに新しい濾材(完全なる新品)を入れます。

この場合、水作エイトコアは1つしか無くても中の濾材は2つある事になるので1つ目の方法と同じように常に片方が万全である状態を維持できるようにローテーションできます。

小ネタ過ぎて金魚部で記事にできないまま時間が経過してしまいましたがようやくご紹介出来ました。
このアイデアの前には幾つかの別の方法も試しましたが、これが一番簡単で安定します。
難しい方法や邪魔臭い方法は長期的に維持できないので既に数年以上続けてきたという点でもこの方法がお勧めです。

活性炭を捨てて貝を入れてpHを調整するアイデア

ご存知でしょうか水作エイトの活性炭カートリッジの定価はSだと250円、Mだと350円です。
メーカーの推奨では「2週間でお取替えください・・・」ってなってます。
水作エイトSを2箇所で使用していると仮定すると
250円x2箇所x2個/月x12カ月= 年間コスト 12000円
僕はSだけで現在8個使っていますのでもしもメーカー推奨通りに交換していくと
活性炭の年間コストは 48000円 です。
他にも3か所で使用中の水作エイトMも入れると合計で年間7万円以上です。

活性炭は水の濁りや匂いの原因を吸着してくれますが、これらが過剰に出ないように飼育する事を学んだほうが安全ですし 僕の場合で言えば年間7万円以上節約できると言えます。
そのような理由で活性炭は使用しない事に決めているので水作エイトを購入したらまず最初に行うのが活性炭を全て取り出す作業です。


▲購入時は上のほうまでびっしりと活性炭が入っていますが
 これを全て取り出します。


▲活性炭 拡大写真


▲貝 拡大写真
活性炭の代わりに細かくした貝殻を入れます。


▲上まで入れる必要はなく3割から半分程度で十分です。

これは水が酸性に傾いた時に溶けて徐々に中性側に変化させてくれる効果がありますが
過去の数々の実験で急激、または強く酸性に傾く条件では殆ど効果が無い事を確認できています。
ですので普段の飼育で中性からアルカリ性で維持している水槽が条件の変化で少しだけ酸性に傾きだすような場合、時間の経過と共に元に戻してくれる効果がある・・・その程度の効果です。
短期間で急激に中性に戻す能力はありません。
でも1年とかの長期で見ると貝は大幅に減少しますので結構な量が溶けています。
またpH調整だけではなくカルシウムやミネラルも溶け出すので緩やかな水質調整効果も期待できます。
※化学薬品や添加剤のような急激な変化が無いので安全です。

金魚飼育では何故かカキガラを使うという方が多いような気がします。気のせいかもしれませんがネットで時々カキガラと言う文字を見ます。
僕はカキガラを使わないのは不衛生になりやすい事が理由です。
かるくリンスするだけで、ブラシを使わずに表面を綺麗にできるという点で貝殻を使う事をお勧めします。

ちなみに汚れやすい黒い部分を全て取り除きクラッシュしたカキガラであれば問題ありません。

このような理由から活性炭を捨てて貝殻を入れるというアイデアで水質調整に寄与するように変更してます。