白点病は早期対応すれば簡単に駆除できますが、対応が遅れると一気に金魚の全身に広がり大変怖い見た目になりますし駆除にも時間がかかるようになり、時に金魚の体力が持たずに金魚を死なせる事もあります。この記事ではそうした事への対応を詳しくご説明いたします。
この記事では白点病の見分け方と治療法を書きますが、
まずは見分け方です。
金魚を飼育していて、ある日、金魚に白いものが付いているのを発見すると
と焦ってしまうかもしれませんが、金魚には白点病に似た色々な体の変化が起きます。
間違って白点病の治療をしてしまわないようにその区別の仕方をご紹介します。
白点病と間違いやすい症状いろいろ
追星(おいぼし)<病気ではありません>
上の写真は今年の稚魚飼育のお父さんの戦闘前の装備の図です。
やる気満々でそこら中に追星が出ています。
金魚を飼育し始めた最初の頃は見慣れていない事もあり、初めて見ると驚いたり心配になるのがこの「追星(おいぼし)」です。 これは金魚のオスに出るサインで子供を繁殖させる能力が備わったオスの金魚に出ます。 つまり病気ではありません。
最も多く出る場所は胸鰭(むなびれ)で、写真のようにほぼ等間隔に並んで出ます。
古い例えになりますがラインストーンでデコったような感じの立体感があり等間隔に並ぶ感じです。
1列の場合もありますし2列、3列の場合もありますが、比較的規則正しいのが特徴です。
通常は良く見ないと気づかない程度の凸凹ですが繁殖期に激しく出る事もあります。
下の写真ほど出ると流石に
「病気ちゃうか?」と心配になりますが特に問題はありません。
金魚によってはエラ蓋の上や目の周りにも出る事もあります。
これらは健康的な金魚であるサインでもあるのでご心配なく。
春先によりはっきりとしてきて夏ごろまでは出たままになる事が多いですが、秋冬に凄くはっきりと出る事もありましたので、基本的に(春夏がメインですが)年中見る可能性があります。
まとめますと
この追星(おいぼし)は繁殖期以外には完全に消えてしまう金魚も居ますし、年中出たままの金魚も居ますのでいずれの場合もご心配なく。
ニキビ<病気ではありません>
オランダやランチュウのように肉瘤が成長する種類の金魚の場合は顔全体を対象としてニキビが出ます。 このニキビは多くの場合、頭頂部に集中的に出ますが、時々フンタン(ほっぺの部分)たエラ蓋でも出たことがあります。 出るタイミングですが肉瘤が成長する直前か成長中に出ます。なので肉瘤ファンにとっては良いサインです。
ですがコレこそ、最初見た時は「病気だ」と思って焦りました。
特に上の黒オランダの例のように頭を覆うように沢山出ると病気にしか見えなくて最初は焦って塩水浴をしたりしてました。
勿論病気ではないので治療の必要はありません。
放置していると糞のように排出されます。
最後の写真のように周りが赤くなりイカリ虫の寄生とそっくりの時もありましたがこれも放置していて消えましたのでニキビと判断しています。
肉瘤の成長期に出る白いヤツ<病気ではありません>
すみません、名前が調べきれないまま現在に至ります。
ニキビと共に出るのですがニキビのように局部的ではなく薄く広がるように肉瘤の広範囲に出ます。
これを最初見た時は「白点病」だけではなく「白雲病」も含め何らかの病気だろうと思っていましたが、肉瘤の成長期にでるニキビと同じで放置すれば消えました。
過去に塩水浴してみたこともありますが全く消えませんでした。
その時も水槽に戻して放置していたら消えました。
これらは肉瘤の成長が特に良い金魚に頻繁に出ます。
勿論病気ではないので放置していれば消えます。
最初は驚いて塩水浴してしまうかもしれませんが何度か経験すると分かります。
真菌感染症<病気です>
真上の肉瘤の成長期に出る白いヤツと似ているので参考までに掲載しておきます。
似てますがこちらは病気なので塩水浴する必要があります。
ニキビ系か病気かを判定するチェックポイントは
◆顔だけに出ているか(OK)?体にも出ているか(NG)?
◆金魚の泳ぎ方は正常か?(金魚が元気かどうか)
でご判断ください。
顔以外の場所に出ていたり、金魚が苦しそうにしていれば塩水浴したほうが良いですが、そうでなければ水換えや濾材の掃除だけで様子を見たほうが良いです。
この感染症は
◆水が汚れたままの場合
◆過密飼育している場合
◆酸素が少ない場合
などで金魚が弱ると出ます。
元気な金魚には出ませんが、見た目が元気でも悪い環境に長く居ると出ます。
また(あまりお勧めはしませんが)
どちらか判別できないので念のため塩水浴をする場合
十分な水量で1週間ほど行う計画で毎日100%塩水交換して行えば病気でなかった場合でも金魚へのダメージは少ないと思います。
この時
淡水と塩水を行ったり来たりする事だけは避けていただけるように開始したら確実に問題が除去され、金魚が元気と判断できるまで継続し、数日後に塩水浴を再開するようなことが無いと自信が持てるまで元気になってから淡水(水槽)に戻すと安心です。
白点病に見える尾腐れ病<病気です>
尾腐れ病の中には白点病にそっくりのパターンで出るものがあります。
この場合は白点病であれ尾腐れ病であれ0.5%塩水浴を毎日100%替えする方法で駆除できますので、いずれの場合も塩水浴をする事になりますが、念のためこれは尾腐れ病だという判別は出来ていたほうがその後の対応を考えると良いだろうと考え追加しておきます。
白点病の初期にそっくりですが見分け方があります。
特徴はヒレにある模様に沿って出るという事です。
よく見ると規則的に(法則があるように)出ています。
写真をご覧いただくと白い縦線の上だけに出ています。
白点病にはこのような規則性はありません。
白点病(これが本物です)
上の感染症と比べていただくと分かりますが、白点病の場合はランダムに出るので、寄生箇所がバラバラになります。
これらの写真は比較的初期のものです。
ここでは分かりやすくするために大きく拡大してますので白点が見えますが、素早く泳いでいる金魚の場合は見逃すほど小さな点です。
これをこの段階で見つけて塩水浴すれば比較的早く解決しますので早期発見が重要です。
金魚を世話している中で
◆どうも動きがおかしい
◆底でじっとしている
◆水面付近でぼーっとしてる
◆急に早く泳いで壁や底に体をこすり付ける
など何か気になるサインがあれば一度透明容器に掬ってよく観察してみるのも良いかもしれません。
※あまりやり過ぎると健康な金魚まで弱らせてしまうので神経質になり過ぎないようにご注意ください。
気づかずに放置していれば白点虫はシストと呼ばれる塊を形成してどんどん増えます。
そうなるとこの写真のように粉砂糖をまぶしたように見えます。
こうなる前に処置したほうが良いです。
白点病が出やすい条件
新入りの金魚または病み上がり金魚
金魚が弱っていると出やすい問題ですので何らかの理由で環境に適応できていない金魚に出やすいです。 また若い金魚が寄生されやすいというデータもあります。
温度が不安定な季節
温度が変動するだけでは白点病になりませんが、他の条件が理想的ではない中で温度が乱高下すると非常に金魚が弱るので出やすくなります。
水槽を立ち上げて1年未満の水槽
条件によりますが一般的に立ち上げて1年未満の水槽の水質は不安定ですので、この中に居る金魚は弱りやすく当然この種の問題が出やすくなります。
水質管理が悪く問題がある水質に長く放置
餌のやりすぎや水換え不足や過密飼育で富栄養化して雑菌が多い場合やアンモニアや亜硝酸塩が高濃度になる場合などは金魚がストレスを受け続けるので寄生虫がいれば寄生されやすい条件となります。
白点虫が水槽に侵入する経路
治療法の前に白点虫が水槽に侵入する経路をかんたんに書いておきます。
新入りの金魚についてくる場合
新しい金魚を導入してその金魚を直ぐに他の金魚に合流すると白点病が出やすいです。
それ以外にも過度に弱っている金魚を購入してきた場合も同じく金魚が弱り過ぎて寄生されやすい状態なので白点病が出やすいです。 新しい金魚は安全に隔離して様子を見てから合流すると病気にならず上手く合流できます。
詳しくは
に書いていますので興味のある方はこちらの記事をお読みください。
新しい水草を購入した場合
水草には色々なものが付いています。その中には白点虫やその他の寄生虫の卵も含まれます。多くは寄生できないまま孵化して数日で死んでいきますが、そのタイミングで弱っている金魚が居れば寄生されてしまい、その金魚の体が寄生虫の生産工場のようになりどんどん増えてしまうと、最後には元気な金魚まで襲われてしまいます。
水草を購入したら水道水で良く洗う事が推奨されますが、それだけではなく1週間ほどタライかバケツに水を入れてその中に入れておくとより安心です。(春先を前提に書いています。冬場は温度が低すぎて孵化しないまま春まで潜伏する事もあります。)僕はこれまでミジンコを増やすために行ってきましたが、水草を入れたタライの中で大量のギロ・ダクが沸いた事もありました。そのままどうなるか観察してましたが数日後には全て綺麗に溶けてなくなるように消えました。 金魚が元気なら寄生されませんが、購入直後の物をそのまま水槽に入れる場合はご注意ください。
外で飼育している場合
これは水槽やプラ舟など規模が小さなスペースで屋外飼育している場合に限ります。
川とか池で飼育しているとその規模の為大きな問題にはならないようです。
この例も水草と同じで金魚が弱っていれば出るという流れです。
侵入ルートは様々だそうで昆虫の体についてきたり鳥の糞に含まれていたり、それらが一旦地面に落ちて乾燥した物が風で運ばれたりして金魚が居る場所に入るようです。
いずれの場合も金魚が元気なら問題は出ません。
餌から卵が混入する場合
これは冷凍餌や乾燥餌など焼成していない餌で稀に起きると言われる問題です。
人工餌でも焼成されていないプレス加工のみなら出ます。
僕が冷凍アカムシを稚魚や若い金魚以外に与えなくなった理由の1つでもありますが、アカムシには別の懸念事項もあるので、最近は稚魚飼育の初期など限定したタイミングだけで給餌するように切り替えてきました。 他にも乾燥餌でも同じ例があるようなので寄生虫などの卵が混入していてその中の何パーセントかが孵化する能力を維持しているという状態ですので、やはりそのタイミングで金魚が弱っていれば寄生されることがあります。
以上、メジャーな侵入経路ですが
上記のいずれの場合もそうですが、金魚が健康的に活動している限り大きな問題となりにくいです。 気をつけるべきなのは1匹でも弱った金魚が居る場合にそうした小さな可能性が一気に大きな問題となる事があるという点ですので、それ以外は過剰に警戒する必要はありません。
このように条件が整い数が増えると怖いですが、それまでに自然に金魚が元気になり体から外れて駆除されることもありますので、中には僕たちが気づかない間に金魚が勝負に勝っているという事もあります。 増える前に早期対応で塩水浴で駆除するのが理想ですが、時と場合によってはそれすら行う事なく消えるという事もあります。
常に金魚の体調が良くなるようにお考えの上、対応を検討してあげてください。
白点病の治療法
昔はメチレンブルーと言う色素系の殺虫剤を使ってましたが薬の強さに金魚が慣れるまでは一旦弱るのでその間に白点が爆増しやすい事やメチレンブルーには有効期限があり、毎回5%も使うことなく大量に残り、次に白点病が出る頃には期限が切れていて、毎回買い直さなくてはいけないなど無駄も多いので今は使うのを止めました。
より安全&確実に白点虫を駆除するのは塩水浴がお勧めです。
ただし白点虫が大量に沸いてしまっている水槽の中で治療する昔の治療方法では問題点も多くあるので、その点を独自に改善し更に治療効果を高めた塩水浴の方法を考えてご紹介しています。
僕が考えた初心者にも安心な独自の塩水浴の方法は
をご覧ください。
この方法は特に白点虫など寄生虫の駆除に有効です。
またメチレンブルーなど殺虫剤に比べると塩水浴は金魚を弱らせないので、白点が急増するチャンスが少なくなる点でもこの方法が有利です。
これまでの白点病の塩水浴での治療経験から
早期発見で塩水浴を行った時は一度も増えることなく数日で終息したようでした。
でも水槽に戻してから生き残っていた卵が孵化して再発しては困るので、この時は消えたのを確認後塩水浴を3日間延長してから水槽に戻しました。
また別の機会に行った時は全く塩水が効かないかのように一旦全身を覆うまでに増えましたが、塩水浴開始から5日くらいのところで金魚が元気に泳ぐようになり、徐々に白点が減り始め、更に1週間ほどで完全に消えました。
ここまでの経験ではメチレンブルーよりも塩水浴のほうが効果的に駆除できるという印象ですが、その治療期間は金魚のコンディション次第と言う部分が大きいと結論付けています。
つまり金魚が元気なうちに塩水浴を開始すると比較的早く駆除できますが、金魚が弱ってからだと長引いたり、一旦悪化したりします。それでもメチレンブルーのように金魚を攻撃する毒ではないので塩水浴での治療のほうが安全に進められます。
白点虫は寄生できなければ増える事が出来ないので、寄生されるかされないかで白点虫が爆増できるかできないかを決定します。 金魚が弱っている場合は寄生されやすいと言えますので、その場合は一旦爆増するというシナリオも想定したうえで時間をかけて金魚を回復させるように計画したほうが良いと思います。見た目に恐怖されることがあると思いますが、その段階を超えると徐々に好転していき完了します。 焦って環境を変えたりして金魚を弱らせると失敗しますのでご注意ください。見た目よりも金魚のコンディションを重視して観察してください。
治療時の注意点
卵で潜伏する問題
卵に関しては温度が高い場合なら数日で孵化しますが低温だと1週間以上そのままという事もあるので温度により判断が必要です。理論的には半年以上潜伏することも出来るようですが、孵化した白点虫が全て金魚に寄生できるわけではありません。健康な金魚の場合は寄生されない事も多いので白点虫の勢力が十分弱くなっていれば(多少の卵が残っていても)それ以降問題が出ないと考えています。
あくまで警戒は必要ですが、金魚が回復していて白点が目に見えなくなっていれば水槽に戻す方向で数日後には作業を始めて良いと思います。
分裂時に完治したかのように見えてしまう問題
金魚の体から一旦離れて分裂している場合は見た目では完治したかのように見えます。 でも金魚がまだ回復傾向に無ければ直ぐに寄生され白点の数は元に戻り徐々に増えます。 分裂する時は一旦金魚から離れる為、白点病は増えたり減ったりする事が起きます。 この事を知らずに完治したと判断してしまわないようにご注意ください。
白点が減ったと思ったら100%水替え
毎日塩水を100%替えていただくのが最も効果的な治療になりますが、温度の高い時期などは1日1回に限定せず、白点が減ってると気づいたらその時に100%替えするとよいです。
この時も、毎日の100%交換時も必ずバケツを綺麗に洗ってください。重要です。
全身を覆われてしまった場合
発見が遅い場合や、治療対応が遅い場合には治療開始時よりも悪化する事があります。
全身を覆われる所まで行くと元気だった金魚でも一気に弱る事があります。
また全身を覆われて見た目がひどくなっているにも関わらず元気なままの金魚も居ます。
ここで見た目の酷さに惑わされないでください。
大切なのは金魚が元気かどうかです。
元気な金魚は、その先の治療が下手に長引かなければ問題なく回復していきます。
この場合最もしてはいけないのは治療方針や環境を変える事です。
温度は落とさないように注意しながら毎日100%水替えで浮遊している白点を流してください。
白点虫はギロ・ダクとは違い泳ぐことが出来ますのでエアレーションは止めずに回してください。
以下の白点虫が泳ぐビデオをご覧いただくと分かりますが結構すばやく移動します。
峠を越えれば金魚が回復していくにつれて白点虫が徐々に寄生できなくなるので目に見え無くなれば完治したと判断しても良いくらいですが、念のため数日は延長してから終了する事をお忘れなく。
金魚が極端に弱っている場合は救えない可能性が高くなります。
そうなる前に対処する事が重要ですが、極度に弱っている場合は
◆温度が低すぎる場合は少しだけヒーターで加温する(上げ過ぎると更に弱ります)
金魚が弱っている場合は特に時間をかけて温度を上げたほうが良いです。
10℃を切ると抵抗力が極端に落ちるので治療時は20℃前後が理想的です。
更に白点虫は28℃以上にすると分裂できなくなるので駆除しやすくなるとも言われています。
・・・が、その事だけを考えて無理に加温すれば金魚が弱り過ぎる事で逆に寄生されまくりますのでこうした事実にこだわりすぎないでください。 特に真冬に出た場合は水温が10℃くらいから30℃くらいまで上げる事になり短期間で20℃もの上昇を経験させるという事になります。このような変化で体調を健全に維持させるのは非常に困難なので、温度差が大きすぎる時はこの「28℃以上で分裂が出来なくなる」事を利用しようとは考えないほうが良いです。
寄生虫は寄生できなければ数日で死にますので、寄生されないほど金魚が回復するのが最も効果的に駆除する方法なので最重要なのは金魚の元気さを取り戻す事です。 元気ではない金魚の場合は時間をかけて加温する事をお考えください。
温度にこだわると間違った判断をします。
全体像を見た場合、28℃以上に上げる事はそんなに大きなメリットではないので寒い時期に無理に上げる必要はありません。
10℃を切る場合は少なくとも15℃くらいまで徐々に上げてやれば金魚のコンディションは良くなる・・・そのくらいの判断でじっくりと時間をかけて改善してあげてください。
◆塩水濃度を0.5ではなく0.6や0.7%にする
これも諸刃の剣なので逆に弱らせることもありますし、0.7%くらいになるとストレスを感じ始める金魚も増えます。
0.5で十分駆除できるので長期戦で臨むだけの体力がある場合は無駄に濃度を上げないほうが上手くいきます。
まとめ
早期対応で塩水浴すれば嘘みたいに簡単に消えますが、少しタイミングが遅れると急激に増える事もあるのが白点虫の特徴ですが、見た目の酷さに惑わされず金魚の動きやコンディションをよく見て、それが回復傾向になる事を重視してください。 金魚が回復すれば寄生できなくなり、寄生できない白点虫は数日で消えてなくなります。この間徐々に寄生している虫の数も減少していきますので、金魚が元気になるように対処してあげて下さい。
バケツで治療する場合は24時間で交換する事やその時バケツを洗う事、そして金魚のサイズに合わせた適切なサイズのものを使う事などもお忘れなく。
おはようございます~
待ってました!! な記事です・・・ありがとうございます(^^
写真と一緒なのが判りやすいです~ 文言のみの説明等はたくさんあるけど、写真付きで1つ1つ比べた説明って無いんですよね;;
azzaroさん こんにちは。
コメントありがとうございます。
そうですね。文字だけでは難しい事も写真があれば「百聞は一見にしかず」的に良く分かりますよね。
最後のほうに出てくるニキビとは別の白い幕のようなもの、未だにどちらか判別できない事が多く、少し前も「念のため塩水浴」してしまったことがありました。
塩水浴の記事にも書いてますようにあまり気軽に塩水浴してはいけないと分かっているけど、つい気になって・・・
結局、金魚が元気に泳いでいる場合は殆ど問題ないパターンが多いですが、それで放置するとその時に限って急変して本物だったりするので難しいです。
目黒寄生虫館でも、白点病治療に塩水浴が有効って展示してたな。
おうーゆうただよっさん こんにちは。
コメントありがとうございます。
東京にはそんな専門的な博物館もあるんですね。
金魚以外の淡水魚では昔から塩水浴が主流とも聞きました。
僕は長い間知らなくて薬を使ってましたが、塩水浴をしてみたら驚くほど簡単に駆除出来てそれ以来塩水浴に切り替えています。 また別のソースですが寄生虫の研究者さんが塩水の濃度を上げていきシストや卵も破壊できるという実験もされてました。
金魚部さん
以前のブログから楽しみにさせて頂いてます。
今回は白点病のスゴイ記事ですね。とてもためになります。
時に、ツリガネムシ(エピスチリス)の治療にも塩水浴は効果ありそうでしょうか?
今現在、白点病は金魚部さんの記事を参考にして対処しましたが、ツリガネムシが出て一気に広がってしまった状態で、有効な手立てを探しているとこです。
ご意見いただけますでしょうか?
ミドリガメさん こんばんは。
コメントありがとうございます。
ツリガネムシは経験が無く良く分かりません。
ネットでどのような形や動きなのか調べてみましたがビデオで見るとかなり小さいみたいですね
ミジンコに寄生しているようなビデオがありました。
この手のものは殆ど体内の塩分濃度が0.35%以下で0.5%塩水浴で簡単に死ぬと言われていますが例外の有無は分かりません
またこの名前で検索すると駆除方法に塩水浴がリストされているので多分効くのだと思いますが自分で実施した事が無く教科書通りに対応してOKのパターンなのか?少し変則的な対応が必要等のコツみたいなものがいる面倒くさいタイプなのか?までは分かりません。
何分経験が無く、お力になれず申し訳ありません。
いつも参考にさせて頂いており、ありがとうございます。
5月27日に桜和金とオランダシシガシラを購入しました。特に問題ないかと思っていたのですが、6月4日に白点病が盛大に広がっていることが判明。即、こちらの方法で塩水浴を開始しました。
残念ながら桜和金は3日後に死んでしまい、オランダシシガシラが生き残っています。
白点は多少減ったものの、まだわりと大きめの白い塊のような白点が残っています。
気長に続けるしかないと思っていますが、エサは与えておらず、どれだけの期間、絶食状態を続けられるものでしょうか?また、塩水浴そのものもどれだけ続けられるものなのでしょうか?
アンモニア数値を測りながら、少々のエサを与えたほうがよいのでしょうか?
なにかご助言いただけますと幸いです。
何卒宜しくお願い致します。
だるまさん こんにちは。
コメントありがとうございます。
それは心配ですね。
何とか残されたオランダは救ってあげたいですので
治療を頑張ってあげてください。
まず、
塩水を毎朝100%交換されているなら餌を与える事は可能です。
アンモニアの数値が1.5mg/Lを超えない範囲なら大丈夫と思いますが
過去の例で1.5mg/Lまで上がったのは水量が極端に少ない場合や8Lの中に4㎝クラスを2匹入れた時とかでした。
あと、餌を与え過ぎると当然数値が上がります。
ですので
◆水量が十分である事
例えばですが、10Lバケツなら体長4㎝クラス1匹まで
それ以上なら20Lバケツがお勧めです。
(多少前後しても大丈夫です)
※オランダで体長が10㎝を超えるような場合はもっと大きな容器が必要です。
大きなバケツはアマゾンでも買えますがホームセンターに行けば1000円前後であると思います。(地域によってはもう少し高い事もあるかもしれません)
◆長期戦では絶食するよりほんの少し餌を与えるほうが良いです
完全に絶食する場合1週間くらいで金魚の体力も抵抗力も落ちます。
短期戦の場合はそのほうが楽ですし治りも早い事がありますが
長期戦の場合はほんの少し与えるのが良いです。
餌の消化も体力を使いますのであくまでほんの少しです。
沢山与えると逆効果です。
普段の1/5から1/10くらいで十分です。
◆水質検査
上記のようにバケツを十分なサイズにし、餌を控えめに与えて
塩水を毎朝100%交換してれば基本的には水質検査なしでも問題ないですが
確実に状況を把握しようという場合は
アンモニアだけではなくpHも検査する必要があります。
pHが異常に高いとアンモニアが少しでも毒性があるからです。
特にこれからの時期は水温も高いですので不利になります。
その件に関しては以下の記事に詳しく書いています。
<画像を押すと飛びます>
アンモニア濃度の安全性を確認するアプリもこの記事にありますので必要ならご利用ください。
またpHの検査もこの記事のアンモニアと全く同じ量(規定値の1/7)で検査すればpH検査薬は1滴でOKです。
◆駆除の直後
白点虫も金魚にダメージを与えるタイプの寄生をするので(その寄生跡は感染しやすい状態ですので)白点が消えても数日は塩水浴を継続し、水槽に戻す際は少なくとも50%の水を新しくした状態で水槽内や濾材も綺麗に洗ってから戻してあげてください。
更に1週間か2週間は餌を控えめにして普段の体力が戻るまでリハビリのつもりで時間を経過させてあげてください。
◆塩水浴可能期間
金魚の個体差や治療環境の差もあるので正確に何日とは分かりません。
通常は1週間から10日程度をさすと思いますが、
淡水>塩水>淡水>塩水は思った以上に危険なようですので絶対避けるべきです。
つまり治ったと思って戻したら再発したからまた塩水浴・・・というシナリオは避けなくてはいけません。
その為には多少長引いても塩水浴を続けたほうが良いです。
ただし極端に長い期間、例えば1か月を超えてもまだ続けるような場合に塩水の魚がかかる病気が出る事もあるようです。
淡水で生きるように出来た体をあまり長期的に塩水環境に留めると僕たちが予想できない問題や異変が体に起きるかもしれませんのでその辺のバランスも含めてご判断ください。
◆金魚の体力
白点虫が増えるか減るかは寄生できるかどうかで決まります。
つまり金魚の体力(粘膜を再生する能力など)に影響されますので金魚を弱らせないように取り扱う事や
金魚に不利になる事をしない事も大切です。
特に治療中は
★温度変化を避ける
★直射日光を避ける
★水質の変化を最小限にする(十分な水量・適度な範囲の餌)
★人間はあまり近づかない(足音や気配を感じさせない)
★できればバケツ内に光が入らないようにして暗くする(何気に重要ポイントです)
など金魚が余計なストレスや体力の消耗を起こさないようにしてあげてください。
以上、思いついた事をざっと書きましたが不明な点があればお気軽にご質問ください。
PCの前で作業している限り早くお返事できると思いますが、打ち合わせで出たりする時はお返事が遅くなります。
早速のご返答ありがとうございます!!
ひれを含まない体長5~6センチあるので、さっそく20リットルのバケツを買ってきました!!
水の量はアンモニアやpH値もあるかと思いますが、とりあえず18リットル用意することにしました。(測定試薬も買ってきました)
今までは6リットルで塩水浴をしていたので、少なかったですね。。。
(18時間経った現時点でアンモニアの数値は0.25mg/Lでした。)
18リットルに移したときに少量のエサを与えてみます。
だるまさん こんにちは。
お返事ありがとうございます。
>さっそく20リットルのバケツを買ってきました!!
飼い主さんのフットワークが軽いと金魚も安心ですね。
6㎝クラスなら20Lバケツのほうが良いでしょう。
毎朝捨てに行く時重いですけど頑張ってください。
6Lで18時間で0.25mg/Lなら
18Lに増やせば少量の給餌も問題ないですね。
頑張ってあげてください。
金魚部さん、
こんにちはっ
また白点病です、やってしまいました
ろくにトリートメントしてない多めのマツモを、水草用プラ舟兼コメットの住居に入れたところ、たった一日で真っ白な尾びれにこまかな点が満載です
水草のトリメンが必要なのは頭では分かりながら、最近トリメンしようと水道水に入れてたマツモがすぐにバラバラになってしまったので、今度は安定している飼育槽に早々と入れてしまえと。。バカです。自分で経験しないと対岸の火事だと思ってしまうものですね。皮肉なことにマツモはバラバラにならずに元気です。ついでにコメットも無茶苦茶元気に見えます、今のところ。。。
今まで白点病に縁がなく、前回は焦って青い薬に入れてしまいましたが、金魚部さんの記事をおさらいしました。GEXのページにお写真が採用されてました。
塩水治療、頑張ります!!
dalahastさん こんにちは。
コメントありがとうございます。
水草は運もありますね、
ボーナスが付いてくる時もあれば罰ゲーム付きの場合もありますし。
僕は昔マツモやカボンバを買ってました。
あと春先にはホテイソウも・・・
でも去年オオカナダモデビューして、その前にゲットしたアオウキクサも爆増しながら冬を越えてくれたおかげで、餌系もオキシデータ系も十分な数に増えたので今年は買いませんでした。
あと稚魚飼育用にミジンコが欲しいから、それも理由として稚魚が産まれたら買ってましたが今年はケンミジンコが爆増して、ここでも水草を買う理由がなくなり結局、今年は水草購入ゼロです。
見た目が嫌いで避けていたオオカナダモですが(もはや餌はアオウキクサで十分なので)オオカナダモを食べる金魚と食べない金魚が居るのを、食べさせるトレーニングはあえて行わずそのまま食べない金魚の水槽で大きく育てて各水槽に供給してます。
引越して以来最も寒かった去年をラクラクとのりこえましたので、これ多分、無限に続けていけると思います。
オオカナダモは凄く成長が早く、カモンバほどバラバラにならない(茎の部分の結合が強い)ので育った分がそのまま残るので古くなり苔に覆われた部分だけ切り取って捨ててればどんどん増えます。
ここ最近倍増しウチでは既に捨てるほうが多いほど増えました。
勿論化学肥料も農薬も未使用で維持しています。
ホテイソウに付いてきたアオウキクサも大切に増やして遂に餌として与えられるほどまでに増えたのでこれも半永久的にサイクル出来ます。
コスト面でもいいですが、何よりも寄生虫や病気を持ち込まない事や何年も金魚水槽で増やしている間に元の農薬の影響も弱くなる事など「餌」として考える場合メリットが凄く大きいです。
購入直後のトリートメントで薬剤で卵や虫を処理するものも販売されてますが、僕は餌として与えるのでトリメン目的でその薬剤は使えないので、毎回バケツに入れて2週間ほど放置して、更に洗ってから金魚に与えてますが、その程度では正直、運が悪ければ今回のdalahastさんと同じことが起きるかもと思っています。 2週間程度では全ての卵が孵化するか分かりませんので。特に寒い時期はギャンブルです。
でも、孵化さえしてしまえば殆どの寄生虫は寄生できない限り24時間で死にます。
だから春夏の高温時はある程度放置してれば行けると思いますが、こればかりは運もありますよね。
前置きが長くなりましたが、この様に家で何とか冬を越して春夏に増やしながら年を重ねるのはいかがでしょうか?
カモンバは冬ごしできてますが、量は増えず減ってます。
その点アオウキクサとオオカナダモは冬にも育ち増えますのでオススメです。
そうですね、金魚の体力次第ですが、塩水浴で治療すると驚く事があります。
基本的に塩水に慣れてしまえば金魚にはメリットが多い楽な環境だからなのだと思いますが、数日で白点が消えそのまま怖いから1週間延長しても二度と出なかった事もありました。
勿論水は毎日100%交換でした。
そうかと思えば、一旦爆増して全身を覆われてから徐々に消えていくという薬浴と同じパターンもありました。
水質が悪くなると一気に負けますので
◆できる限り水量に余裕を持たせる
これで決まると言っても過言ではありません。
大きな金魚には大きなバケツをご利用ください。
20Lくらいならホムセンで1000円くらいで売ってます。
◆水量が確保できないなら無駄に餌は与えない
どうしても必要と思う時だけ与え水質を良好に維持する事を最優先でしてください
餌なんか少し与えておけばしばらく大丈夫です。
元気になってからまたたくさん与えてあげればよいです。
◆複数以上同時に入れない
1匹でも弱ってると寄生虫が増え続けるので、弱ってない個体から順に完治させていけるように邪魔臭くても単独で1匹ずつ処置してください。
頑張ってください。
金魚部さん、
いつも色々教えて下さり、ほんとありがとうございます。
金魚部さんの詳細な実体験の記録は、心強い味方です。
アナカリスは金魚鉢時代から愛用しているのですが、今までワキンに食い尽くされては新しい青々したものを買っていたわりに、一度も問題は出ずに来てました。ようやく去年からちゃんと育成しようとしていたところです。。今まで水草各種を幾度となく購入したので、今回の運の悪さは衝撃です。
マツモは金魚たちにすぐに食べられて終わるのは承知で、特に水草大好きな青文魚にと購入しました(コメットが身代わりになってしまった)。先にバラバラになってしまったマツモ(別の店にて購入)を投入してたのですが、ブンちゃん器用に食べ尽くしてるな~っと思ってたら、昨日「初めて」尾ぐされってまして、これもかなり衝撃です。
安定した高温になって今のうちにとエサを増やしたのとほぼ同時だったので、食べさせ過ぎが原因??相変わらず浮くことがあったので常にエサは控え目だったところに、調子がいいからと言って増量が過ぎたのか(浮かない量を確認しながらだったのですが)。2/3量を水替えして様子見してます。尾鰭が長~く薄っぺらいので、たまに切れちゃうことがあってもすぐに再生してきたのですが、昨日はダブルショックでフラフラしました(><)
ホテイソウは花が見たいな~と一株、幸いバケツに入れている状態なのですが、赤っぽい2センチほどの糸ミミズみたいなのが出てきました、キケンですかね?くっついてきたアオウキクサはちょうど増殖させようと採取してますよ~。
幸いコメットも青文魚も今朝、エサくれ~っと泳いでおり少し安心しました(あげません~)。金魚って、多少不具合あってもそんな感じなので、よく観察しないと初期症状は見落としてしまいがちですね。素人目で「薬が必要だ~っ」と思ってしまった時には大概手遅れ。薬で治せたと思った例は、塩でも十分治せることが多い(しかも負担が少ない)。勇気をもって薬を使わないで「間に合う」よう、これからも注視したいです。
PS. 10、20、30リットルバケツと複数あり、絶対こんなに使わないだろ?っという感じだったのですが、今では意外と使ってます~。
dalahastさん こんにちは。
お返事ありがとうございます。
まあ尾腐れは重症化しない限り水換えで治りますし、ウチでも春から夏は軽く出ますが、まあ尾が長い金魚が多いので仕方ないと思っています。
その点、寄生虫は油断すると怖いので見つけたらすぐに塩水浴してますが、これも昔に比べると簡単に治るもんだなぁという印象になりました。4匹のオランダの導入記事でケーススタディの記事を書きましたが、次々に寄生虫が出て僕自身も追い込まれ精神的にも消耗した事があり、あれがきっかけで慣れない頃はびくびくしてましたが、ちょいちょい出ては塩水浴してるうちに慣れました。
この時期は温度が高くて何でも急に変化するのでその点だけは怖いですね。
1日中金魚の近くに居られるときはいいですが、出張とか旅行で居ない場合は怖いからどんどん飼育密度を下げてしまってます。
組替えして何とか「おひとりさま」は(現在育成中の稚魚以外では)無くなりましたが、相性もあるので難しいですよね。
どうしても、僕たちは人間の感覚で考えてしまいますが金魚のサイズ(スケール)で考えると餌の増量も異常な増え方になってたりします。
今は食わせておくべき時期ですが、急に増やさずできる限り時間をかけて徐々に増やすのがいいです。
これは金魚の為だけではなく、中に居るバクテリアの為にも、Aチーム、Bチームが無理なく増えるように全体を調整しないと雑菌が増えすぎて環境が壊れ、金魚が弱り、感染症というパターンになります。
感染症の多くは特殊な菌が急に水槽で増えるというよりも常在菌が増えて金魚を襲う場合や、弱った金魚が常在菌に負けてしまうパターンが多いらしいので、条件さえ整えば今日、明日にでも起きます。清潔に維持している水槽に既にいる菌でやられるという事なので、そうならない為のバランスの維持や安定環境の維持で金魚を守ってあげなくてはいけません。 特に綺麗に掃除するとかではなく程々に良い環境を長く「維持」するのが大切ですので、それを急変させる行為は良くないですし、怖い事です。
金魚飼育は特に何でも適度が重要だと思います。
どうしても人間のスケールで考えてしまうので難しいと思いますが昔の僕のように思いついた事をどんどんやるのは金魚にはかえって良くないので今は何か変更するにしても時間をかけて移行するようにしています。
・・・と思って行動しているのですが、昨日そのルールを破ってしまい長い闘病生活をしていた黒オランダの母が今朝死んでいました。
昨日の水換えにミスがあったようです。
詳しくは後日記事にしてご覧いただきます。
観賞魚薬でもなく、100%交換の塩水浴でもない、抗生物質を使った治療でしたが、僕自身に未だノウハウが足りてなかった部分があり今後の為にも詳しくまとめようと思います。
この件では、このコメントでdalahastさん宛てに書いた事が(僕自身)幾つか正しくできてなかったと反省しています。
dalahastさんはそうならないように、頑張ってあげてください。
金魚部さん、
黒オランダ母さん、今は空で大きく泳いでますね。長い間飼ってもらえて、病に対応してもらえて、きっと感謝してます。
尾ぐされも寄生虫もまだまだ驚いてしまうのですが、おかげさまで安堵してながら治療にあたられて助かっております。何度か常在菌に悩まされては足りない頭をフル回転させアレコレしてきたので、金魚部さんのおっしゃっていることがとても理解できます。
尾ぐされが初めてというのは青文魚が、なのですが、以前、小さな外傷による水カビと合わさってうまく治せなかったことがあってとても後悔しており、過剰反応してしまいます。今回も高温になってきて水のバランスがイマイチ(水の換え過ぎ、、)なところに、エサの増量が追い打ちをかけたと思うので、もっと金魚目線で行かないといけないと改めて思いました。
とても暑いと思いますので、気を付けてお過ごし下さいね(*^^*)
dalahastさん こんにちは。
お返事ありがとうございます。
「いいね」とか「分かるぅ」ボタンがあれば連打したいです。
僕もdalahastさんのその気持ちは凄く分かります。
そもそも金魚を飼育するまでは生き物の命を自分で管理するような経験は殆ど無く、イヌだと獣医さん任せでしたし、昆虫とかは死ぬときは死ぬので(これまでの人生で)自分で治療に関して考えるような機会が無く、最初は治療に失敗したもの全てがトラウマになり、繰り返せばそのやり方にジンクスが出来てしまい、がんじがらめになる事がしばしばありました。
そこにはペットの金魚を「絶対に死なせちゃだめだ」という責任感とかペット愛とかいろいろあるから余計に事務的に作業を行えず感情に支配されてしまうんですよね。
そもそも僕たちは普通の人間であり医師としての教育もトレーニングも積んでませんので目の前の動物が自分のせいで死んでしまうとメンタル的にやられて当然だと思います。
僕がそこから抜け出せるようになったのは「あきらめ」でした。
何をやっても、
どうやっても、
上手くいかず金魚が死んでしまう。
そう言うスランプの続く時期に
「どうせ駄目なのなら完全に別の方法もやってみよう」
「自分が正しいと信じている事を一度クリアしてみよう」
と考えて一から組立てるつもりで3つの基本スキルセットを忠実に(厳しい目に)行うようになり
そこからしばらくして1つ1つ改善され上手くいくようになりました。
※この時学んだのですが何か1つを必死に頑張ってもダメ、3つとも全てバランスよくやらないと問題が出るんです。
白点虫に関してはブリーダーさん達が塩だけで治しておられた事や、コメント下さる方が当時「塩で十分治りますよ」と教えて下さりやってみたら凄く簡単で、何より金魚が全く弱らずに完了する事に驚きました。
その後、同じようにして塩で悪化する例も経験しましたが、塩でも十分治ると知った事や、むしろこのほうが初心者向きだと分かった事で一気に観賞魚薬は使わない方向になりました。
それでも塩だけでは守りきれない例もあるのでその場合は獣医さん頼みですが昔に比べると平和な毎日になりました。
まあ生き物の命なので軽くは考えられませんが、重く考えすぎて視野が狭くなるのも良くないので上手くバランスしてできるといいですね。
僕は今回の黒オランダの件でペットロス的な事があると同時に(昔に比べると)悲しい気持ち100%ではなく、「あの時こうしてたらまだ生きてたかも」「次に同じような事が起きたら先にこれをしておこう」とかいろいろなアイデアや対策が浮かぶようになりました。 まあ、病気にしないように注意して飼育するのが一番大切なんですけど。
金魚部さん、こんにちは。
コメット、ダメでした。。。。。
皆さんが治せた方法で治せないような白点病に罹らせてしまった結果です。メジャーな病気も知らずにいたところ、寄生虫の恐ろしさを教えてくれた金魚の冥福を祈り、貴重な機会を今後にしっかり活かさない限りは金魚禁止です。(家族の堪忍袋の緒が切れないよう。。)
体長6センチほど(全長11センチ位)のコメット1匹、20リットル毎日全換水の0.5%塩水浴を7日間行い、8日目には換水に耐える状態ではないと判断、9日目に昇天しました。
4日目までは主に尾鰭に白点が満載でしたが、5日目に明らかに白点が減りました。6日目にはほとんど消えたように見えました。ところが、白点の減少が見られた頃からか、逆に元気をなくしていきました。7日目には底に座っているところをボールにすくって水替えしたので嫌な予感がしました。キレイだった白い尾鰭も早くから血走ってました。8日目の朝にはウロコが5枚落ちていました。障害物は小さなエアストーンしかなかったので、暴れてそれにぶち当たってたのでしょう。夕方にはエラ病のような症状を見せ(口とエラをバクバクする、バックに泳ぐ、ボーっとしてフラフラ泳ぐ)やはりエラがやられたのだと思います。恐らく酸素を絶たれたため(塩水で一番楽な状態だったのにも関わらず)、それから一日も経たずのことでした。
水温は28℃ほどあっても白点虫の勢力はバリバリというか、、弱った金魚でもなかったために、不可抗力を感じました。夏は、水草や金魚を買って自分のところと混ぜてはいけないです、何か恐ろしいものがいます(>_<)
dalahastさん こんにちは。
お返事ありがとうございます。
残念でしたね。
水草をいつも同じところから購入されてるのであれば多分これまでも白点虫の卵付き水草だっただろうと思います。
僕が買っているところもミジンコやその他の虫が付いてきますので同じように屋外環境で大量に増やしてそれをただただ採取して出荷してるパターンと思います。
つまり室内プールのような場所でウォーターポニクスで品質管理されてるわけでは無いので色々なものがついてるのだと思います。
それでも金魚が元気であれば寄生されない事が多いので事なきを得てますが明日は我が身と思い拝見してました。
病気の金魚、病み上がりの金魚、春先で弱った金魚には警戒が必要ですね。
同じようなダメージを与えるものとして冷凍アカムシがあります。
これも同様のオープンな自然環境で増やして採取して冷凍して販売となれば色々ついてます。
こちらはフォーラムを見てると被害は遥かに大きいので僕は稚魚と当歳魚専用にして既に何年も経過してます。
特に病気の金魚には与えない事が重要です。
何故キョーリンがあそこまで何重にも処理して安全なイメージを作ろうとしているのかを見れば分かると思いますが、あそこまでしてやっと何とかマシなものになるので安価で未処理のものはギャンブルになります。
白点虫やギロ・ダクは寄生できなければ孵化後24時間で死にますが中には1週間以上生きてるものも居ます。
単独だと24時間で死ぬのですが仲間と合体して生き延びるみたいです。(理由などは分かりませんが観察結果からそう判断しました)
こういう寄生虫が紛れ込むと流石に厄介なので面倒でも1週間はバケツに入れて虫出しをしてきましたが色々知識を得ては確認し、また知識を得ては確認を繰り返していると、「あれ?こんなパターンもあるの」みたいなのもあり、リスクを完全にゼロにするのはほぼ不可能と判断しました。
それはそれで困るので出来る限り自家産で代を重ねるようにしてますが、これまでは冬に全滅するような水草をメインにしてたので春の買い替えは必然でした。
今は先述の通りアオウキクサ&オオカナダモの組み合わせで何とかこの先も行けそうな気がしてますが、過去にサンショウモが捨てるほど増えたのにある冬(特に寒くも無かった)に全滅してるので、この先何かあれば臨機応変に対応と行こうと思います。