ラクイラク稚魚飼育 金魚の顔

ラクラク稚魚飼育2017 経過観察 E11

E11 2018年に突入・・・まもなく1年が経過

初期の飼育での差が良く分かる結果になりました

既に2018年ですが、これは2017年産まれの稚魚の現在に関するレポートなのでタイトルは2017のままで継続します。

どう育つのか分からないので不安半分期待半分でドキドキワクワク見てきましたが、徐々に顔が出来てきているのでレポートします。

4月15日
孵化から343日間経過

顔の出来はかなりの差があり上見の時に既に体と同じ幅まで膨れているものも居れば、未だ三角形で先が細いままのも居ます。

まずは残した12匹の中で大きく育っている6匹をご覧ください。

金魚の正面顔
6匹の正面顔のモブショットです

顔の成長に関しては
小出さんや大出さんのように初期から手厚く世話をしてきたものがまずは最も早く出来てきました。 やはり最初の数カ月のケアで差が出るというのは本当でした。 それもかなり大きな差が出るというか、僕のように素人飼育で適当に世話してても目で見て分かる違いが出るのでブリーダーさんやタイの養殖業者さんがやっておられるように細かく管理すればこの差はさらに大きくなるのも納得できました。

またこれまでの稚魚飼育の2世、3世、4世のように琉金の血が入ってた時は皆同じ顔でしたがオランダ×オランダはここまで顔にバリエーションが出るので凄く楽しいです。

写真のように母は少し出目ですが父は目が完全に陥没してます。この両者の対照的な特徴だけでも稚魚にどう表れるか楽しみでしたが結果としては明確にお母さん似とお父さん似が分かれました。強いて言えば大出さんだけ中間的な感じがします。

過去の稚魚飼育では数匹残してあとは全て金魚屋さんに持って行ってましたが、今回はあまりに可愛すぎて結果的に12匹も手元に残して育てています。 小さな金魚も条件ごとに何匹か残しました。つまり大と小を残して真ん中だけをお店に持っていきました。
そんな感じで水槽は減らずで、春になれば半分は金魚屋さんに持っていこうと思っていたのに、変化を見るのが楽しすぎてこのまま飼育してしまいそうですw

それでは主要メンバーの紹介です。

小出さん

2017年産まれの黒オランダでは唯一冬に転覆してしまったのが小出さんです。 体形が最も寸詰まりなので仕方ないですが、それにしても転覆し過ぎというくらい良く裏返ります。 低温はムリなようなので仕方なくヒーターで保温したまま冬を超えました。 そんな事もあり餌を控えたりもしていて体は小さいまま春になりましたが、最近は餌も普通の量に戻してるので徐々に大きくなってきている気もします。今は暖かくなりましたので餌を食べた直後だけ裏返る(しかも自分の意志で偽装転覆する)という飼い主をヒヤヒヤさせる遊びをしてくれます。

去年の稚魚飼育で最も早く黒くなり、最も早く瘤が出たのがこの小出さんです。
まだ完成形ではないものの既に黒オランダらしい顔になりました。
ご覧のように尾もそこそこの長さになり全体的なバランスもかなり金魚らしくなり泳ぎが昔より優雅になりました。

黒オランダの成長記録
左が小出さん、右が黒オランダ1世です。

現在、先に産まれた黒オランダ1世(こちらも良く転覆します)と一緒に2匹で育てています。 2匹共体が短いため年中転覆しますが特に冬が苦手なのでヒーター必須の為、今後も一緒に育てていこうと思います。 2匹で並んでいると昔育てていた2号&3号を思い出すというかよく似ています。 黒オランダ1世のお父さんは2号か3号と思いますので似てきているのは当然ですが・・・小出さんは2号3号とは血縁関係にありません。

大出さん

こちらはボディが少し伸びたので安定感抜群で転覆の心配も無く5℃を切る水温でもスイスイ泳いでいました。 顔の出来も2番目で大分膨れてきました。 この先どんな顔になっていくのか楽しみです。

黒オランダ飼育記録

大出さんの60㎝水槽には合計3匹が暮らしています。
全員コロッとした体形なので朝の餌クレダンスは中々の迫力があります。
それにしても遺伝ってすごいですね。
ここのメス2匹(大出荘住民A・B)は特にお母さんとそっくりになってきました。
多分メスの4匹は皆お母さんと同じような顔になるのではないかと思います。

黒オランダ飼育記録

大出荘住民A・B

写真でお分かりいただけると思いますがポテポテに太ったメスですが顔の出来は5割を超えたくらいかなと思います。
フンタン付近がもう少し発達して目の下部分が隠れると好みの形になるんですが1匹くらいはそうなってくれることを期待して世話してます。

小出荘住民A・B

こちらのメス2匹も春になって急に体が大きくなりました。卵を持ってるんだなと思いながら撮影してたらボロボロとこぼれだしましたw 今年はあちこちで卵を産んでますが今のところバルーンが産まない限り稚魚飼育はしないつもりなのでスルーしてますがミジンコが大量発生してるので1匹くらい育ててみたいなぁという誘惑と戦いながら見ています。
顔は上見・横見・正面、何処から見てもまだ細いです。
半年後に期待します。

金魚飼育 稚魚

親と同居組の2匹

現在は組み替えをして親はマロと3匹で住んでます。
この2匹は黒オランダ軍団(8・9・10号)の水槽に同居中です。
この2匹は稚魚飼育時に十分大きくなってなかったので今も全体的に成長が遅めです。元気さだけは常にトップクラスの2匹ですがあと1年くらい育てないとどんな顔になるか分かりません。

その他

あとはオスが1匹コンテナで青文魚と共に育てていたので大きくなりましたが顔はまだ発展途上です。

それ以外の3匹は最も小さい3匹ですが、今後顔がどうなるか見てみたいので未だに金魚屋さんにはいかず育ててます。
体が小さいので顔が大きくなってきた時に良いバランスになる事を期待しています。

こんな感じで未だ分からない事が多い中やってますが、今回の稚魚飼育のおかげで日に日に、1つ1つ謎が解けてきています。

小さな黒オランダ横見

今は普通の飼育で維持してますので成長は凄くゆっくりですが無理なく育ててるので非常に楽しくやってます。

4月29日
孵化から357日間経過

日常の風景にこんな感じでちょいちょい変顔を挟み込んでくるので時間があれば水槽の前でぼーっと見てます。

金魚飼育:黒オランダ
大きな餌をモグモグする大出さんと住民Aさん

4月30日
孵化から358日間経過

最後に、転覆しては不死鳥のように復活する2匹の近況です。
小出さんと黒オランダ1世の動いてるところも撮ってみました。
せわしなくあちこちからフレームイン/アウトする2匹をお楽しみください。

このように難しい事は何もせず無理のない規模で稚魚飼育を楽しんでいます。
やってみようと思われる方や最初からお読みになりたい方はこの稚魚飼育のやり方をまとめている以下の記事をご覧ください。

ラクラク稚魚飼育2017 経過観察 E00-E02