小さな金魚なら、まずは
30L÷10L=3 なので 3匹
45L入る水槽なら
45L÷10L=4.5 なので 4匹
これが基本になりますが大きな金魚だと無理な場合があります。
詳しい説明や注意事項は以下をご覧ください。
更に正確に判断するためにはいろいろな事を考える必要があります。
例えば、餌の量とか金魚のサイズや体格です。
金魚のサイズと体格
このブログは丸手の金魚を基準に書いてますので体長4㎝クラスとか体長6㎝クラスと書いてる部分は全て丸手の金魚で計算してます。
長手の金魚はこれよりも余裕があるので厳しい方の丸手の条件に合わせる限り問題は出ません。
丸手と長手の体格差
このブログでは種類に関係なく見た目が長いか丸いかだけで区別してます。
並べてみれば分かりますが同じ長さ(体長)なら長手のほうが小さい金魚といえます。
当然、体格のいい丸手になればなるほどより多くの水が必要になるので同じ水槽でも飼える数は少なくなり、逆に細長い長手ならより多く飼えるのが分かると思います。
全長とは
金魚を上から見た時に
頭の先から尾の先までの全てを含んだ長さを言います。
体長とは
金魚を上から見た時に
頭の先から尾の付け根までの長さ(つまり尾を含まない長さ)を言います。
本などで金魚のサイズを示す時多くの場合は体長が使われます。
水の量や餌の量を考える時に尾の長さは殆ど関係ない(無視して良い)という事で、このように全長ではなく体長が良く使われます。 このブログでも金魚のサイズといえば体長で示しています。
サイズ
僕の金魚達を計測してきた過去のデータから体長が3㎝以下のクラスは水を汚しにくいです。 でも体長6㎝を超えるクラスからはあまりに小さな水槽に詰め込んでいて油断してると直ぐに病気が出たりします。
毎日手間暇をかけられる方は多少無理できると思いますが、忙しい方や管理が毎日できない方は水量は常に余裕を持っておくほうが長期的に問題が出にくいです。
無理して飼育していても1カ月や3か月程度なら問題も無くうまくいく事が多いと思いますが、1年や3年でみると問題が出る事も多いと思います。
金魚飼育は長期戦なので最初から将来の事まで想像して計画できると良いのですが、最初は幾ら本を読んでも上手く想像できないと思います。 金魚飼育は予期せぬことの連続ですし、そこが楽しい部分でもありますので、細かく考えても後日予定変更を余儀なくされたりします。まずは余裕のある計画でスタートしてみてください。
▼ 以下のイラストは60㎝水槽をイメージして作ってみました。
あくまで目安程度ですが
何か判断基準があるほうが良いと思いますので具体的な数値として
少し安全側で書いてます。
(金魚屋さんでよく見る小さなサイズ(若しくは更に少しだけ大きなサイズ)の金魚)
体長4㎝クラスなら1匹10L
(金魚屋さんでよく見る普通サイズ(若しくは更に少しだけ大きなサイズ)の金魚)
体長6㎝クラスなら1匹20L
くらいあれば安心だと思います。
※この記事の水量は初心者向けに余裕を取っています。
※体長(Y)が1.5倍になると実際の体のサイズ(XYZ)は2倍から3倍くらいになります。
毎日よく観察してサボらず世話できる方なら
体長6㎝クラスで1匹10Lでも維持出来ると思いますが初めての方が1年間病気も無く管理するには体長6cmクラスで1匹10Lはかなり難易度が高めだと思います。
また最初は大きな金魚や丸い金魚は維持管理が難しいかもしれません。
小さな金魚で細くて長い金魚のほうが問題が出にくいです。
勿論好みもありますが。
実例サンプル
本当は60㎝水槽も撮影して比較していただきたいのですが現在全てが青水なので中が良く見えないので断念しました。 後日撮影して追加する予定で居ますが今はこれだけです。
このビデオのように
30cmキューブ水槽(25L)の場合
左側のキューブ水槽のように体長4cmクラスのバルーンが3匹だと結構ギリギリと思う時があります。
濾過が不安定な時や天気が急に良くなる時などに少し水が匂うなど。
※余裕がある他の水槽では殆ど起きません。
一方で右側の同じサイズのキューブ水槽に黒オランダの体長4.5cmクラスと体長5cmクラスの2匹のほうは安定してますが、こちらも大きくなると25Lでは手狭になるので40Lか60Lに引っ越しさせなくてはいけません。
ただこのくらいのサイズの間は餌の量を減らせば調整可能なので餌をたくさんあげなくても良いなら他の問題は無いです。
体格だけではなく他の要素も水槽選びや金魚の飼育数を決めるのに大切になります。
(詳しくはこの記事のその他要因をご覧ください。この次の次です。)
重さ
より正確に考えるなら重さで見たほうが良いです。
丸手と言っても体格のいいものから悪いものまでいて倍くらい違う事もあるので厳密には長さより重さで見るべきです。しかし、金魚屋さんで金魚を選ぶ時には重さは分からないので基本的には長さで代用してます。
金魚の体重測定方法は以下の記事でご確認ください。
その他要因
他にもいっぱいありますが
こうした要因1つ1つでも上手くいく/いかないが変わります。
1年に1回でもとんでもないことが起きればアウトだと考えていただくと分かりやすいと思います。
ギリギリだとちょっとした異常気象でアウトになる事もありますが、余裕があると軽く乗り越えてくれます。
余裕があるというのは僕たちの勘違いやミスも帳消しにしてもらえることが多いとも言えます。
つまり多くの場合でギリギリよりも多少余裕のある飼育のほうが上手くいきます。
まとめ
こんな感じで細かく見ていくと
条件次第で答えは大きく変わってしまうのが分かると思います。
ですので細かな事は最初から考えるのは無理ですし、飼育していく中で色々な事が最初とは違ってきたりもしますので、(くどいですが)まずは余裕を持った水量でスタートするといいです。
特にこれから初めて金魚を飼育する方は「水槽の立ち上げ」という大イベントがあります。 それが出来ている人と、これからやる人ではかなり大変さが違いますのでこれから始める方はまずは小さな金魚を1匹か2匹選んで上手く軌道に乗ったら買い足すほうが上手くいくと思います。 最初から限界ギリギリを攻めると能力だけではなく運も必要な流れになりますのでご注意ください。
立ち上げから1年くらいはバクテリアが不安定で水質も安定しません。この時期は水量に多少余裕があり金魚が少ないほうが金魚も調子を崩さず乗り切れたりしますので、最初はたくさん購入しないでスタートするほうが上手くいきます。
更に、最初の頃は餌を与え過ぎる方も多いと思います。
あまりに金魚が可愛くて見る度に餌を与えてしまう・・・僕がそうでした。
餌を沢山与えていれば金魚は直ぐに大きくなるので直ぐに手狭なる事も考慮しておくと更に安心です。
水も安定し、金魚飼育にも慣れてくれば水槽に沢山金魚を入れて飼育する「過密飼育」も徐々に出来るようになると思いますが、最初からやろうとすると色々な苦労を経験する事になると思います。
ここに書いている参考値はかなり安全側かもしれませんが、少なくとも水が安定するまでは無理なさらない事をおすすめします。
また水量は水槽で決まりますが
水槽をどのサイズにしようか決めかねている方は
是非以下の記事をご覧ください。
小さすぎると安定させにくい(余裕が無い)という事や
大きければよいという訳ではないという事なども含め説明しています。
金魚部様
いつも楽しく拝見させていただいてます。スマホですごく見やすくなりました。(以前はスマホだとレイアウトが崩れて見づらい箇所も少しありましたが・・今回の記事に関係なくてすみません。) 今、金魚が飼えないので、金魚部さんのブログが更新されてかわいい金魚さん達の写真がアップされるのを本当にいつも楽しみにしてます。
yakkoさん こんばんは。
コメントありがとうございます。
INFOページ読んでくださったんですね。
INFORMATIONページは設置してからもう結構経ちますが未だアクセス数が100を超えてない知る人ぞ知る隠れページみたいになってますw
来ていただく方々にとって使いやすくなるようにと思いながら改善しているものの実施はどうなのか半信半疑なので、フィードバックいただけると本当に助かります。
ありがとうございます。
スマホ用レイアウトの件は本当に申し訳ありません。
僕がスマホユーザーではない為、色々な事が分かってませんでした。
スマホアプリが必要な時は全てタブレットで代用してますが7インチのタブレットの画面が1280x1024なのでスマホは6インチだから横幅は800くらいかな?まあ安全を見て500・・・だったら480でデザインしておけばいいかな・・・くらいに最初は思ってたんです。
いろいろ最近まで正しく認識できてませんでした。
実は、春になりアクセス数が増えてきて訪問者のログを見ていると
スマホユーザーが半分を超えていて「時代の流れだなぁ」と思ってたんですが、あれ320って何?!みたいに320という数字がちらほらで慌てて集計をきちんと見たら全体の1割くらいの方々は画面の幅が320だと判明
焦ってレイアウトを作り直しました。
320で確認した時は
タイトルとメニューが重なってたり、
無駄に左右のマージンが大きくて改行だらけだったりで本当に焦りました。
さらに深刻なのがスマホの通信速度です。(←LTEは問題ないと思いますがここでは3Gを想定)
ネットは殆どパソコンの光回線(時々タブレットのLTE)でしかアクセスしない僕にとっては3Gの速度テストは驚愕でした。
このブログは最悪のケース表示までに12秒、平均で8.5秒もかかる事が分かりこちらも急いで改善策を講じましたが基本が大画面用のデザインなので画像が重くて劇的には改善できませんでした。
そんな感じですので何かお気づきのことがあればまたお知らせう頂ければ助かります。
> 今、金魚が飼えないので
そうですか、それは残念ですね。
せっかくなので何か写真でもと思いましたが今はキューブ水槽以外ほとんどが青水なので小出さんばかりになりますw
尾がギザギザになってたので回復過程を記録中です。
半分ほど治りましたが横が未だギザギザのままです。
静止時はいつもトサキンみたいにカールしますが泳ぐと普通に戻りますw