1か月の放置期間も時々変化をレポート
5月11日
孵化から2日後
コンテナC
既に浮袋が出来て泳げるようになっていました。
前回同様、暖かいから成長も早いのでしょうか。
これからはミジンコなども餌とするハンター生活の始まりです。
今のところ水面にミジンコがピコピコしてますのでまだそんなには食べてないと思いますが、毎回ある日突然ミジンコを見なくなるという感じで急に激減します。 とは言ってもミジンコは大家族なので何処かで人知れず金魚知れず増えてると思いますけど。
昔はいちいち掬い取っては映像に記録してましたが、大きくなった時に飼い主を恐れるようになるので今は極力自然なままにして介入は最小限にしています。 ブログ記事用の撮影はもうしばらくは上空からのみで何とかします。
撮影してみたら・・・驚きの瞬間が
5月12日
孵化から3日後
コンテナC
昨日は忙しかったので観察しただけでしたが今日は少しだけ時間を確保して早速ビデオ&写真撮影してみました。撮影は3日目ですが、浮袋があると確認できたのは昨日なので「2日目で」としてます。
撮影の結果、浮袋が出来ただけではなくミジンコを食べてる事も分かりました。
僕は目が悪いので肉眼で見てても気づきませんでしたがビデオにはしっかりと記録されてました。
食べた瞬間に目をぱちくりしてるのが可愛いですw
そうです、もう目が動くんです。
最初は大人しく底に溜まってる植物プランクトンを食べてると思いきやいきなりミジンコ食べてますねぇ。
この調子だと直ぐにミジンコが足りなくなりそうです。
いかがでしょうか?生後3日目でこのハンターぶり!
将来、クネクネモンスター(通称:ぼうふら)との対決が楽しみです。
ちなみにこの1匹は凄く賢いです。
毎年見てて思うんですが、最初は上手く泳げないので追いかけてる間にミジンコが散らばり逃げ切られてしまうという流れが多いのに、この1匹は動かないんです。
つまり待ち伏せして目の前を通る時にパクって食べてます。 見たことのない効率のいい食べ方です。
相変わらず手動でピント合わせなのでボケボケですみません。
このサイズの撮影だけは一眼レフ以外では出来なので5DIIで撮ってますがこの機種の動画撮影はマニュアルフォーカスなので毎回動き回る稚魚に苦戦してます。今年は新兵器が間もなく到着するので、それを使ってもう少し上達するように頑張ります。
コンテナ3か所全てで泳ぐ針仔を確認
5月14日
孵化から5日後
コンテナA
1匹泳いでいるのを発見!
孵化直後のようで浮袋が無いからピコピコ泳ぐけど徐々に沈んでいきます。
コンテナB
こちらにもピコピコ泳ぐ1匹を発見!
まだ細い線です。
コンテナC
こちらは孵化した4匹を入れたので4匹居ると思いますが、水面付近を泳ぐ姿は2匹までしか同時に確認できてません。
もう2匹は死んだのか?逆に底のプランクトンを独り占めしてブクブクに太っているか?
水を抜くまでのお楽しみです。
そして撮影したものを拡大してみると
胸ビレが出来てました。
これでターンが出来るようになります。
顔もちょっとデカくなってるw
浮袋が出来た頃から徐々にターンは出来てましたが、
胸ビレが出来たのでここまで急なターンも出来るようになりました。
もう立派な魚です。
ビデオ後半にも出てきますが今年のケンミジンコはデカいです。
嬉しいのでしょうか?なんか無駄にくるくると回転してる気がします。
孵化数確認とお引越し
5月18日
孵化から9日後
少し間があきましたが稚魚たちは元気です。
本当は毎日少し時間を取って撮影できればいいのですが、忙しいとそれどころではないので、結果的にびとびになりがちですが何とか大きくジャンプしないように記録したいです。
さて今後の展開を考えると全部で何匹か分からないと予定も立てにくいので数を確認する事にしました。
これまでは1か所で孵化させてそれをスプーンで掬い取りこのタライに何匹・・・このコンテナに何匹・・・とやってましたが、今年は10個の卵を孵化確認せずドボンしたのが失敗でした。予備のコンテナを幾つ用意すればよいか分からないんです。 だから数える事にしました。
またこの先、濃い青水で何処にいるか分からないのも困るので1か所だけ水槽にする事にしました。L水槽というそんなに大きくない水槽を使います。
まずはコンテナCから4匹を救出します。
次にコンテナAをゆっくりと水出しして水深を浅くして確認すると1匹だけ居ました。同様にコンテナBも確認すると2匹。思っていたより少ない孵化数ですがトータルで7匹というのはいい感じです。
予想では10匹超えるか超えないかだと思ってたので少し寂しい反面、この数なら十分に初期の餌を供給できそうなので良かったです。
現在は
コンテナA1匹
コンテナB2匹
コンテナC改めL水槽4匹
です。
ミジンコが爆増してる事は稚魚を入れる前に確認してましたが、もう一度確認してみると・・・増えてるかもしれないと思う程大量でした。
大きいからまだ稚魚には食べられないんだろうと思います。
稚魚の初期は口のサイズが体のサイズを決めますので自然に大きくしていくこの方法はブラインを毎日給餌して最初から大きくしていく方法に比べると最初は育ちが悪く中々大きくなりません。しかし口のサイズが少し大きくなりミジンコをどんどん食べられるようになればそこからは急激に大きく育ちます。
またこの飼育方法だと餌になるものは全て中で生きていますし増え続けていますので、その気になれば24時間食べ放題なので急激に巨大化してしまう事もあります。
今回はケンミジンコを完食する頃には新たなご馳走である自家産アカムシが大量にあるわけですので、あと2、3週間もすると体格のいい稚魚が登場すると思います。更にその先には稚魚飼育最強の餌ボウフラが待っておりラクラク稚魚飼育のブーストアップ期間が続きます。
浮袋が2つに分かれました
5月19日
孵化から10日後
L水槽には4匹も居るのに皆あまり姿を見せません。
遂に浮袋が2つに分かれました。
バルーンオランダは体が短いので浮袋が奇形化しやすいらしく最も転覆しやすい金魚らしいのですが産まれた時から浮袋が1つしか無かったり前も後ろも丸い浮袋だったりでキャパ(この場合、性能)が非常に低い個体も多いようです。
そんな中、父も母も転覆する様子もなくここまで来ましたので何よりもこの能力がきちんと遺伝してくれるといいなと思っています。
7匹全員が転覆に強い金魚になってほしいと思います。
まだまだいろいろ起きてます
5月28日
孵化から19日後
L水槽
時間のある時に稚魚たちの新米ミジンコ漁を撮影しました。
今回はほどんど全てがケンミジンコでカイミジンコもタマミジンコも居ません。
だから逃げ足が速いので水面のミジンコは中々捕獲できないみたいですが10回に1回くらいは捕獲に成功し食べてるようです。
でもまあ順調に大きくなってますしミジンコも減ってきているので何とか捕獲しているんでしょう。
最初は横移動する稚魚が多かったですが最近のトレンドはビデオのように下から狙いをつけて急浮上してパクって食べる戦術のようです。金魚もいろいろ考えて生きているんですね。感心しました。
金魚部さん、こんにちは。
チビッコの正面顔がかわいすぎます!!!
マリリンさん こんにちは
コメントありがとうございます。
そうでしょそうでしょw
この時期はみな怒り顔なので特に可愛いです。
例年よりは放置気味ですが時々様子を見に行くと20分くらいは見てます。
なんか良く分からないですが男梅はアカムシを食べずに逃げるんです。
そしてちびっ子にも似たような行動をする個体が居ます。
男梅の子供でしょうか?
今日も懸命にミジンコだけを追いかけて食べてました。
正面顔が好きという事なので
急遽マリリンさん用にビデオを切り出しました。
剃刀の刃のように薄い被写界深度(ピントが合う範囲)なのでボケボケですがミジンコを食べる瞬間を正面からとらえた珍しいショットです。
正面顔を存分にご堪能くださいw
食べた後バックしてステージから消えていくのがちょっぴし関西風だと思います。
金魚部さん、こんばんは。
ビデオありがとうございます!
かわいいかわいい、めちゃめちゃかわいい!
「こらこら、どこ行くねん?」ですねwww
肉眼では小さすぎて見えないけど、しっかりした顔してますね。
きゅっとした口元がかわいい。
男梅さんはなんか後ろめたい事でもあるんでしょうかw
週刊誌にスクープされないよう気をつけてあげてください。
男梅さんの子供がいたら「小梅」ですか?
すっぱそうですw
マリリンさん こんばんは。
お返事ありがとうございます。
少し前にビデオの整理したので正面顔があったなぁと思って(覚えてる間に)切り出してYOUTUBEにアップしました。
ビデオって写真と違って時間が経つと探すのが大変なので撮ったらあまり時間が経つ前に整理整頓しておかないとカオスになるんです。
>男梅さんはなんか後ろめたい事でもあるんでしょうかw
どうなんでしょうねぇ
普段は僕がパパラッチしてもドヤってるんですけどね
僕はもう稚魚飼育の時と特定の病気の治療の時くらいしか冷凍アカムシを与えないので男梅(バルD)には多分今回が初めてのアカムシ給餌だと思います。それで食べないことが発覚して驚きました。
僕が与えているアカムシは人工的に匂いが付けられてるみたいでかき氷のイチゴシロップのような匂いがします。
どうもそれが苦手なようで餌が最も少ない場所を選んで逃げ込みます。
時々あげるバナナも食べないのでフルーツが苦手なのかもしれません。
梅なのでフルーツは共食いになると思ってるのかもしれないですね。
>男梅さんの子供がいたら「小梅」ですか?
僕はそんな洒落た名前は付けませんよw
もう少しベタな感じでいきます。
でも名前って考えると出てこないんですよね。
何となく見ていて思いついたものを採用してきましたが
さあ考えよう!って思うと何も浮かびません。
飼育環境が青水で、(微)生物がミジンコに赤虫にボウフラ、それからミズミミズでしょうか、微細な線虫が確認できます。
ここまで行けば槽内に大量のブラインが湧いているようなものでしょうね。
栄養の心配はなさそうです。
ミジンコを維持できたことがないんですよねぇ。
増えることは増えるのですが生体を養うほどではなく、そのうちいなくなっちゃいます。
一応、屋外のエビ水槽にカイミジンコが湧いてますが餌として使うのは難しいですね。
動画見てて思いましたが結構青水濃そうですね。
私は金魚の稚魚飼育はもういいかなと思ってます。
奇形、選別、飼育場所、労力の問題でちょっともうやる気にならないです。
やると面白いんですけども。
モーペルさん こんにちは。
コメントありがとうございます。
>屋外のエビ水槽にカイミジンコが湧いてますが
◆屋外
◆カイミンジンコ
この点では僕もまだどうしていいか分かりませんが
◆室内
◆ケンミジンコ
なら増やせる方法を見つけました。
まずミジンコは全体的に水の流れや温度の急上昇に弱いらしく小規模で育てるなら室内が断然有利だと思います。
アメリカのミジンコマニアさん達が地下室のようなところで育てておられる事からヒントを得ました。
また今年確認したコンテナでは屋外に出したものは全部減少する流れでした。
更に餌ですがケンミジンコだけは青水を餌にできます。
タマミジンコやカイミジンコは出来ないという方が居られて、僕のところでも去年のミジンコでケンミジンコだけが青水飼育の中で生き残ってるので暫定的にこの説を信じて色々検討しています。
更にラクラク稚魚飼育のやり方で出てきますが(ミジンコの餌としても)イソフゾリアなどを増やすために枯れた水草をある程度入れているほうが良いと思います。
更に更にまだ確認できてませんが青水や水草よりも強力にケンミジンコを増やせる餌(環境)を見つけた気がしています。
現在確認中で多分正しいと思うのですが夏くらいまで何度もやってみてうまくいくようなら記事にしようと思います。
このビデオは本来赤ちゃんスネールが何を食べてるのかな?と思って撮影しましたが、稚魚が居る環境が分かりやすいと思うので説明用に切り出してみました。(この時スネールは2㎜~3㎜です)
水面付近の気泡の周りに大量のマイクローブスが湧いています。よく見ると色々な種類(動きが違う)がいますがこのワラワラ泳いでいるのがケンミジンコの餌になっています。
ゾウリムシ(イソフゾリア)とかだと思いますが顕微鏡が無いと何かわかりません。
中には金魚の稚魚に悪いものも沸いているかもしれないですが、毎年特に被害は出ていません。
>私は金魚の稚魚飼育はもういいかなと思ってます。
>奇形、選別、飼育場所、労力の問題でちょっともうやる気にならないです。
僕も同じように思っています。毎年やるには大変過ぎるので数年に1回、そろそろやってみたいなぁと思うようなアイデアが出た時にしたいのですがバルーンだけは長年の疑問がありこのチャンスは逃せませんでしたw
奇形や選別に関してはあるドキュメンタリーを観て自然任せにする事に決めました。
これはまた記事にして詳しく書きますが僕たち人間が無理に選ぶと良くないと考えるようになりそう決めました。
ですので最初の1か月の放置期間で死ぬ場合は無理して助けずに死なせることにしています。(非常に大切な理由があるんです)
飼育場所と労力の点では本当にそうですよね。
僕は一人でまあまあ広い場所に住んでいるので自分さえOKならもっと大規模でも対応可能ですが、普通の人が遊びに来て怖がられるレベルは避けたいので超えてはいけないラインを設けています。 同居人が居る人ならその人の反応で分かるでしょうけど一人で住んでいると自分で「気を確かに」持ってないと危ない人になりますのでw
また
金魚が病気にならず育てている木々が枯れずに青々と茂っていれば「まだ大丈夫!ボケてない&狂ってない」というサインにしています。