青水のシーズンという事もありご質問を頂きましたが、色々書くとコメントとしては長くなるので記事にしました。
金魚飼育をしているといきなり水が濁り出し数日から1週間後には青水になる事がよくあります。これを好ましいと思う方と、好ましくないと思う方が居られると思いますが、
この記事では青水にしたくない方を対象に予防法を書かせていただきます。
青水にしたくない場合はその原因を1つ1つ潰してしまえば良いだけです。
この記事に書く事を1つ1つ確認の上実施していただければキラキラとした透明の水を維持できます。
太陽光をカット
最も大きな要因は光です。
特に太陽光は強いので青水を構成する単細胞藻が増える助けになります。
予防の段階であれば直射を避けてレースのカーテンをするとか園芸用の遮光ネットを張るという方法がありますが、一度青水になると少し弱めただけでは元に戻りません。
ここで選択肢としては
一度太陽光を完全にシャットアウトする
本には1日、2日で透明になると書かれてますが、これまでの経験では濃くなった青水は数日では透明になりませんので1週間から10日ほどは遮光する必要があります。実験は真っ暗にしてましたが、実際は曇りの日くらいの明るさでも良いと思います。
しかしこれ、小さな容器で行った確認でも1週間以上かかっています。
という方のほうが多いのではないでしょうか?
そもそも暗い場所で飼育されてれば簡単に青水にはなりません。
太陽光による青水で悩んでおられるならその場所は通常そこそこ明るい場所だと思いますので厚手のカーテン、雨戸、シャッターを閉めたまま10日も生活できないというのが普通だと思います。
更に言えば青水になる度にそんな生活を強いられるのは嫌だという方も多いと思います。
なので日光は可能な範囲で弱めるという事にしておき別案に移ります。
一度完全に青水の勢力を弱める為に水換えを行う
水換えならできる方も多いのではないでしょうか?
まずは50%換えて、3日から5日後くらいにまた50%換えてください。
この段階で薄い色か白い濁りくらいまでに薄めていて、水槽に入る直射日光を切っていれば後は時間の問題です。
この間バクテリアが減りますので餌は控えめ(少なく)で維持してください。
その後は強い光が水槽に差し込まないようにしばらく維持すると完全に透明になります。
これなら完全な太陽光のシャットアウトの必要はありません。
薄めてしまえば勢力は弱まるので直射日光を水槽に当てないようにさえしておけば明るい場所でも飛びます。
この作業は飛ばすためのものですので継続する必要はありません。
その後、完全に透明になればまた以前と同じ条件にもどして飼育できます。
ただしまた同じことを繰り返す可能性が高いので、より確実に抑え込むにはこの記事の最後のほうに出てくる青水のライバルの勢力を強める対策を講じてください。
人工照明をカット
太陽光は無くても人工照明で青水化する事もあります。
ここで言う人工照明はお部屋の照明のことではありません。
植物育成ライトや観賞魚用の照明の事です。
昔、植物育成用のライトで水耕栽培してたら青水化した事がありました。
金魚水槽ではないんですけど、金魚の飼育水を利用していて起きましたので金魚水槽に育成ライトを当ててればより養分が多いので青水化してしまうのが分かります。
また植物育成ライトでなくても観賞魚用の照明でも青水化を促進するものが増えています。
いずれにしても人工的な照明の場合はスイッチをOFFにすれば簡単に青水を飛ばすことが出来ます。
しかし、この場合も何らかの理由でOFFにできないとしたら別の方法を模索する必要があります。
植物育成用のライトを普通のLEDに交換する
同じ白く見える光でも植物育成用のライトと普通のLEDでは含まれる波長が大きく異なります。 特に赤の波長を多くしている育成用のLEDの場合は青水が出やすくなります。 これは通常、植物や水草を育てる為に使用されたり、中国では熱帯魚や金魚の色上げに使用されることもありますが一度青水が出てしまうと単細胞藻の増殖を加速してしまうので、青水が好ましくない場合は一旦使用を中止する必要があります。
昔は育成ライトと言えば赤と青の波長を混ぜていたのでピンクや紫でしたが最近はインテリア性や更なる育成効果を求めて乱反射しやすくエネルギーの無駄と言われてきた緑の波長も加えて白くみせる製品が多くなりました。僕も紫や白の育成ライトをいくつか所有していますが、その能力は実をつけるような植物でなければ太陽光無しでも十分に植物が育ちますので、青水を作る事にも十分利用できるほどのパワーがあります。
また最近は観賞魚用の照明も同じ技術が使われているものが増えました。LEDの時代になり製品の企画段階で簡単に正確な波長が選べるからだと思います。
最近は製品の説明に「水草の育成」という文字が入るものが多くあり植物育成ライトと同じような波長のものもあるようですので、この場合も可能なら使用をやめて(一時的に)普通の照明に切り替えてみてください。
ライトを離す
照明を消したり一般照明に切り替えたりできないという方の場合ですが、ライトを少し遠ざけるのはいかがでしょうか?
光の強さは距離の2乗に反比例しますので、離れれば離れる程急激に「育成効果」は弱くなります。
現在の水面までの距離の倍に離していただければ計算上、強さは25%にまで落ちますのでかなり弱くなります。ですので照明を切れない、又は交換できない場合はこのように距離を離すことでその強さを弱めてください。
でもこれだけでは長期的にはまた青水化してしまいます
上記の方法は青水を透明に戻す為のものでそれが済めば元の飼育環境に戻されるでしょうから、また再発する可能性があります。
特にピカピカのベアタンクで維持していると常に青水になるチャンスがあるので気が抜けません。
このほうが見た目に透明感があり水もキラキラ感があって水換えの度に気持ちがいいんですけど、金魚の健康には良くないという事で僕はやめました。今は青水飼育してない水槽では全て苔か水草か両方で構成するジャングルタンクにしています。
青水のライバルの勢力を強める対策
上記の水換えや光の話は大きな原因を一時的に除去して頂いて早急に解決しようというものですが、それだけでは長期的には不十分です。
以下は長期的に青水にならない状態を維持する方法、
つまり青水の勢力拡大を阻止するライバルを育てるというアイデアです。
青水のライバルとは
苔・藻・水草などです。
これらのうち1つ以上が大きな勢力になれば青水になりません。
逆に
これらが主力で居た環境を掃除や水換えで壊してしまうと後に青水化する事があります。
バクテリアと同じでここでも苔・藻・水草・青水で椅子取りゲームをしていて主力を決めているので、主力が居なくなれば別のモノが出てきます。
また青水が増えるには光以外に養分が必要です。
金魚の水槽はその養分が豊富で青水には天国のような環境ですがそれを消費してしまうライバルを主力に育てて維持すれば青水は養分不足で増えられないので水が青水化しにくくなります。(自然の事なので100%とは言えませんが殆どの水槽で青水にならないと思います。)
藻
僕の場合、藻類は見た目も汚いですし金魚もあまり好まないので最近は除去する事にしています。とは言え急激に勢力を拡大する事は度々あります。またコンテナを外に出していた時に青水の中で藻が異常に増えるという事も経験した事があります。何がきっかけか分かりませんが相手が何であれスイッチが入るとかなり豪快に増える青水・苔・水草のライバルです。
苔
最も気楽で放置できて金魚の餌にもなるのが苔です。
苔は年中、どの水温でも安定して主力を維持してくれますし放置できるという点で管理要らずで楽です。ただ、金魚飼育での苔はある程度の期間で除去して新しいのを常に生えさせるほうが餌としての栄養価が高く金魚も好むので、気が向いたら定規やカミソリで除去して更新しています。
気になる時だけ世話したいという方に向いています。
勿論好みの問題もあり常にピカピカのベアタンクが良いという方には苔は向きません。
水草
ピカピカのベアタンクが好きな方は水草が良いと思います。
多少手入れが必要になるので苔ほど放置できませんがこれも金魚の餌になるものもありますしプランクトンの住処にもなるので良いと思います。
僕の環境では青文魚が居る60Lコンテナで水草を主力として維持しています。
ただし水草自体は苔にも藻にも襲われやすいので本気で主力に維持しないと負けてしまいますので、まあまあのボリュームで入れる必要がありますし、苔や藻が出始めたらトリミングしたり水換えしたりして勢力を弱めないと負ける事が多々あります。強さでは藻や苔のほうが上ですので手入れする事で水草を首位に維持しなくてはいけません。
◆手入れの頻度
◆水草の量
この2つをうまくバランスして好みの環境を探すのも大切です。
小まめに手入れする方なら少量でも上手くいくと思いますが、僕のように極力手を抜きたい方は大量に入れて放置して時々古いのを除去するくらいが楽です。
また、しばらく安定的に首位を維持すると簡単には他のものに負けなくなりますのであとは定期的に古いものをトリミングして除去してれば最初よりは簡単に維持できます。
アオウキクサのような可愛いものでは主力の維持は難しいので大きなホテイソウを何株も浮かべるか、あとは水中で酸素を作る系の水草(カボンバ・アナカリス・マツモ)がお勧めです。 これらは葉も茎も根も全て水中ですのでたくさん入れておくと結構な勢いで養分を消費してくれます。出来る限り多く入れて十分な勢力にしたほうが管理は楽になります。
※これらに関しては計測したデータがあるのですが今は未だ計測の途中なので記事にするにはもう少し時間がかかります。 少しだけ書きますと苔、水草、青水で比較すると青水による養分の消費量は圧倒的に多いです。常に他の水槽の半分近い数値で推移しています。
その他の対応
間接的な対応ですが、栄養源となる硝酸塩、窒素、リン酸などの発生を減らすというのも青水防止に役立ちます。以下に簡単に例を挙げておきます。
水換えする
換えすぎはダメですが定期的に、又は少し早め早めに水換えすれば富栄養化をある程度は予防でききます。
餌を減らす
餌に関しては、水中の色々なバランスがあるので3割減らしたから3割栄養分が減るわけではありません。
結構大胆にカットしないと検査で数値を確認しても変化なしと出ます。
ただ餌を変えたり長期的に量を少なくしてると時間の経過と共に下がり出す・・・そんな感じです。
上手く言えませんが計算で出るような比例関係にはならず、見えないシステムがあり時間をかけて変化させないと変わらないという感じです。この辺は自然の凄さというか多少の変化でいちいち急変すると中の生物が維持できないのである程度まではシステム内部で変化を吸収しているような感じです。
結果、何度か確認しましたが短期的な対応ではあまり効果的ではありませんでした。
じわじわ効くので長期的には効果があります。
水量を上げる
これは効果テキメンです。
40Lを60Lにあげると一旦数値が下がります。
ただし餌を多く与えていると徐々に上がり出し上記のように急に餌を減らしても下がらなくなります。
飼育数を減らす
水槽を増やして2つに分ける事で1つの水槽に入る金魚を減らすとバランスは全て見直されるので低く推移させられました。
餌の量では簡単に落とせませんでしたが金魚の数が半減すると結構簡単に落ちます。
ここに出てくる栄養分はアンモニアや金魚の糞が原料になるのでそれを出してる金魚の数や大きさに支配されるのでその数が減れば出力される量も減ります。
このような事もあり、僕は水中の栄養分が多すぎると判断したら専ら水槽を増やす方法で対応してきましたが、それだと部屋中に水槽があふれてしまうのでこれはこれでどうしたらいいのか現座悩んでいます。
僕の場合は青水対策ではなく病気を出さないように、忙しくて放置していても死なせないように1匹当たりの水量を多くとるようにしているのですが簡単に良い結果が手に入る反面、一度増えたら減らせないのでこれはこれで困ります。
まとめ
ここに書いた事を1つ徹底的に行うか、幾つかを複合して行うかすれば青水では無い透明でキラキラした水を維持できます。
特に長期的な維持の観点からは
光を遮断する事よりも青水化する前にライバルをしっかり主力に維持する事が重要です。可能なら金魚の飼育数を減らすのも効果的です。
とは言え、自然の事ですので毎回100%同じ結果になるとは限りません。確率とか可能性を高める対応となりますので、その点はおおらかに構えて臨機応変にあたる事になります。
青水化してしまうと元に戻すのが大変だったりしますが、青水化しないように予防するのはコツさえつかめば比較的簡単ですので自分の好みで自由にコントロールできるようになります。
ちなみにウチで最も太陽光が当たる場所に、プラ舟1個と稚魚育成用の60㎝水槽を2本置いてます。
稚魚育成のほうは青水を主力にする為苔などは綺麗に洗い落とし水草を少しだけ餌として入れてる状態で青水を維持してます。夏くらいまではこのままで夏に飛ばす予定です。
プラ舟のほうは青文魚ファミリーが住んでますがここは長年青水化してません。誰も水草を食べないのをいいことにこの場を水草育成タンクとして使っているので年中大量の水草が入っている為主力の座を維持しています。
写真を撮ってみて気がつきました。
ここは苔もあまり勢力を拡大しないのでプラ舟を年に2回も洗えば十分と思っている場所ですが、水作エイトのカバーが全然緑になって無いですね。他の水槽は大体年中緑色なんですが、ここは透明を維持してます。苔もそれだけ抑えられているという事ですね。
金魚部さん、こんにちは。
地震、びっくりしました。
うちも震度4でしたが、水槽は無事でした。
金魚部さんちはお水いっぱいこぼれてお掃除大変だったようですが、
金魚部さんが在宅で、金魚も無事とわかり、安心しました。
マリリンさん こんにちは。
コメントありがとうございます。
INFOのページ見てくださったんですね。
今は打ち合わせが無い限りは仕事部屋にこもって仕事のブログの記事を書いたり、新たにもう1つ業務に関連した免許を取る事になったのでその勉強をしています。
>うちも震度4でしたが、水槽は無事でした。
まずは、そちらが無事で良かったです。
同じ震度でも諸条件で明暗が分かれるところがありますね。
確か前にマリリンさんへのコメントで書いたと思うんですけど、金魚ヲタが最も恐れる地震で水が床に流れ出す被害が遂に出てしまいました。水槽を減らせという金魚神からのメッセージかもしれません。
朝の金魚の世話を終えた直後だったので金魚部屋に飛んでいきましたが
どの水槽も水面が映画の大嵐の海みたいな状態でぐわんぐわん波打ってました。
賢い金魚は皆スッと底のほうに潜るので安心でしたが
男梅とか黒オランダ1世は目の前に居る僕に反応して
「餌クレー!もっとクレー」と水面に上がって来てそのまま激しい波に振り回されてて、飛び出さないかヒヤヒヤしました。
こういう時は人に慣れてる金魚より普段から怖がりの金魚達が頼もしいですね。
長老をはじめとする怖がり金魚は皆底で固まってました。
揺れが収まって速攻で床掃除を開始しましたが、
最初はチリトリですくえるほどだったのでまずはチリトリで大まかにすくってバケツに移し、その後大量の金魚用タオルの投入で1時間くらいかけて復旧させました。人生でTOP3に入るくらい何度も雑巾を絞りましたよ。
いつか起きるとは思ってましたが、小さな被害で起きてくれて本当に良かったです。
打てる手は大体打ってるつもりでしたがまだ足りていませんでした。
色々と観察していて分かった事がありますので、今後の対策を考えるヒントにしたいと思います。
震度4でこれですので震度6かだと笑ってられない惨状になると思いますので選択肢を1つ1つ検討したいです。
ただ、
999日不便な生活をするのは避けたいので、1000日に1日くらいは床に水がこぼれるのは仕方ないというスタンスです。(少なくとも何か突破口が見つからない限りは)被害をゼロにしようとはせず、まずは最小にする事や復旧をより簡単にすることを中心に考えたいです。
それにしてもこれだけ激しく左右に揺れて
水もたくさんこぼれてても水槽には亀裂の1つも入らないのは素敵です。
ペラペラのガラスでできている枠付き60㎝水槽でもこれだけの動荷重に耐えられるもんなんだなぁと改めて感心しました。
15Lで床はプール状態なので、60L水槽が崩壊したら地獄だろうなと改めて恐怖しました。
金魚部さん、お返事ありがとうございます。
地震!! 金魚!!! って思いますよね。
>金魚ヲタが最も恐れる地震で水が床に流れ出す被害
そうそう。それに水槽を2階建てにした写真があったので、
だいじょーぶやろか?と。
INFO見て安心したんですが、15Lでもそんなになっちゃうんですね。
あんまり心配しすぎると何もできなくなるので、
まずは水槽の水量を満杯にしないことと、不安定な所に置かない。ですね。
古くなったバスタオルとかも役にたちそう。
金魚部さん、お疲れ様でした。無事でよかったです。
嵐の中でも餌をねだる男梅さんによろしく♡
マリリンさん こんばんは。
お返事ありがとうございます。
>15Lでもそんなになっちゃうんですね。
金魚部屋(LDK)が全面的に水没したわけではなく
金魚の水槽がある部分に集中的に水が溜まりプール状態になりました。
水深は1センチくらいでしょうか
>古くなったバスタオル
そうですね、タオル系が一番ですね。
できればバスタオルではなくもう少し小さな普通のタオルが絞りやすくていいですよ。
昔、水換え事故の時にバスタオルをそのまま使って床を拭いたら大きすぎてうまく絞れませんでした。(全然力が入らないんです)
バスタオルなら半分か3分の1に切って使うといいかもしれません。
ちなみに今回は普通サイズのタオル5枚を使って、3枚はプールの周りを堤防代わりにして外に水が流れ出さないようにし、残りの2枚でプールの中の水を吸っては絞りを繰り返して水量が減ってきたら堤防のタオルを徐々に狭くしていく作戦で一度拭いた場所に水が流れていかないようにしました。
朝から何してるんだろうな1日でしたが
人間辛い事があると無になるというのを学びました。
そんな感じで2度と繰り返したくないので
もう1回同じ揺れが来ると想定して短期用の対策を考えてます。
長期的にはもう少しきちんと考えますが
絶対避けたいのは
◆水槽の崩壊
これは何としても避けたいです。
割れてもダメ、倒れてもダメ。
60㎏x3が地震力を伴って左右に動くので簡単な固定方法では破壊されてしまいますので根本的に台をデザインしなおそうかとも思いますが、この数日が怖いので今は水量を減らして軽くしてあります。
できれば避けたいのが
◆床がプールになる
現在は全ての水位を地震終了時よりも更に低く下げています。
あとは数日かけて長期対策を練ります。
金魚部さん、
ご無事で何よりです。
ドキドキしながらINFOを開きました。。さすがです、すぐの情報公開は大切です!
地震は揺れ方によって震度と体感に差がある気がしますが、4でそれほど被害が出たということは、かなりの揺れでビックリされたことでしょう。
こちら震度6強に襲われた時にはまだ60センチ水槽がなかった時代で、割れるようなことがあったらそら恐ろしいですが、当時唯一の金魚の住まい、ワインクーラー兼金魚鉢が床に滑り落ちないようにと猛ダッシュし焦って持ち上げたところ、人間が立っていられずに半分まで水がなくなりました。
余談でした、くれぐれも余震にはご注意下さいませ。震度5くらいは何年も続くことがあるようです。
dalahastさん こんばんは。
コメントありがとうございます。
>4でそれほど被害が出たということは、かなりの揺れでビックリされたことでしょう。
今住んでいる建物は軽量鉄骨の2階建てなので木造よりも揺れるんです。
僕の住んでるエリアは少し高台になっていて高層建築物が一切無いので台風でなくても(ただの強風でも)まあまあ怖いくらい揺れます。
そこに震度4の揺れが加わると地獄の方程式で今回のような事になるんですね。
正直、「軽鉄の2階の揺れ」をなめてましたw
思ってたよりも遥かに揺れると分かりましたので対策を考えます。
>震度6強に襲われた時・・・・人間が立っていられずに半分まで水がなくなりました。
そうでしょうね。
震度6は相当怖いでしょうね。
僕は阪神大震災の時京都で震度5だったと思いますが
震度5ですら何となく死を感じるような怖さというか
震度4の「揺れが強くて怖いよぉ」見たいな感じではなく、
ただただ「・・・・」ですよね。
それをここで経験するのは避けたいですw
当時はRCの2階でもちびりそうになる程怖かったですし。
そんな感じで今回はほんと焦りました
昔は床に置いてましたが今は太陽光重視で2階建てにしてるので倒れたらシャレにならんと思って飛んで行って台を支えてました。
そんな中、懐いてる金魚が訳も分からず寄ってくるというイベントまで付いてきてドキドキでした。
台自体はおすもうさんが載っても耐えられそうな強度なので震度4程度ではぐらっとも来ませんでしたが、共振という現象が起きた場合は倒れる可能性のあるバランスなので少しだけ設計を見直そうかとも思いました。
ただし、その一方で思いのほかスロッシングという現象が効果的に水槽をその場に留めてくれている事も分かりました。
いい勉強になったのでこれを生かして何か考えてみたいと思います。
60㎝水槽ってガラスと水で60㎏以上あるでしょ
言い換えれば僕よりちょっと体重が軽い人が水槽台の上で右へ左へと思いっきり腰振りダンスしてるようなものなんですよね。
30㎝キューブも2つで60㎝水槽相当と考えるとお立ち台の上に60㎏オーバーの狂った腰振りダンサーが3人も踊ってる感じでしょ・・・
初老のおじいちゃん一人で取り押さえるのは無理
そう考えると怖くなりまして、早急に対策を講じなくてはと思っています。
腰振りダンサーを2人にするか?
減量させるか?
それともお立ち台を震度6強でも倒れない安定型に設計し直すか?
最もリーズナブルな方法を選ぼうと思いますが、今はちょっとDIYしてる場合じゃないし脳内でコツコツ考え中です。
金魚部さん、
こんにちは、お返事ありがとうございます。
強風でも揺れるとは、、、強めの地震なんてビビります。
たくさん水を抱えておられるので、怖さ倍増だと思いますし。。
震度別の金魚部さんの感想の通りです、6強はまさに無言です。
インフラが崩壊するのも6以上です、電気はもちろん、金魚の命、水も10日以上止まりました。
震度5は幾度となく経験すると慣れてしまい、自然と家の中は物が落下しないセッティングになり、金魚関係も大丈夫だということが分かりましたが(水位が高めだと拭き掃除が待ってますが)、お家の造りによっては分からないということですね。。
不謹慎にも、マリリンさんへのお返事の金魚ちゃんたちの描写も合わせて、波乗り金魚や凍り付く子たちを想像しながら「分かる分かるー!」っとガッテンしてましたm(__)m
二階建てはなかなかのホラーです、取り急ぎ、減量ですね。
一度目が大丈夫であれば、水槽は、もしもの二度目の本震でも同様に耐えるはず。
建築家さんとしては教訓あまたでアイデアも湯水のごとくと思いますが、大変な中、徐々に構築していって下さいね。
dalahastさん こんにちは。
お返事ありがとうございます。
いろいろ経験されてとても慣れて居られるのがよく伝わります。
>自然と家の中は物が落下しないセッティングになり
実はこれが一番大切です。
今の家は(例え建売住宅でも)法律を守って設計されていて手抜き工事が無ければそう簡単には倒壊しませんし震度6以上でも外に逃げる時間は十分に確保できる上、更に上の想定以上の震度でも完全には倒壊しないという事を目標として設計されてますので(瓦屋根を除き)屋根が落ちてくるとか家が傾くとかも殆どありません。ただし震度が想定を大きく超えれば壁や天井の化粧材や下地の石膏ボードが割れて脱落する事はあり得ます。そうなりにくいようには作られていますが想定以上の揺れが加われば当然どこか壊れます。
昔はトイレなど狭い部屋が安心とか言われてましたが、ドアの建て付けが悪くなり閉じ込められる可能性があるのでお客様にはLDKか自室で待機していただき揺れが止んだら速やかに外に逃げてくださいと伝えています。
勿論これらの部屋には一切の落下物が無いようにデザインしています。
自分の設計した家では誰も死んだり怪我して欲しくないので構造設計は自分で構造計算して過度に重量がかかる柱が無い事まで確認しています。(法律では木造2階建てなら構造計算は義務化されていませんが僕は自分の設計する家は簡易方式は使いません)近隣の建物が軒並み崩れても生き残ってくれるようにと思って、大きな事から小さな事まで独自のアイデアも加え地震に強くなるように設計しています。
そんな事もあり、地震は怖いですが、自分で設計した家は一般的な家よりも地震に耐える工夫を内外に幾つも行っていますので圧倒的な安心感があるので、一番恐れているのは引っ越し後に背の高い家具や重いものを追加されてないかという事になります。
もちろんこの点でもそうなりにくいように幾つか配慮しています。
あとは2次災害(火災や漏電)でしょうか。
今の家は地震の際そのものが倒れるというよりも中で何が起きているかのほうが怖いので普段の生活の中で「地震の時に危ないかも」と思って改善をしていただければ万が一の時に助かると思います。
特に漏電や火災につながる部分に気をつけていただきたいです。
今回の地震では家の中や外で亡くなられた方々や多くの怪我をされた方々が居られるので全体としては決して軽い地震で良かったという事にはなりませんが、被害を最小限にする為にも、生活される皆様も、その場所を作る僕達も日々工夫できるところはどんどん工夫して被害が出ないように1つ1つ改善できればと思います。
また小学校のプールの壁の違法建築のような事はリフォームで良く起きています。
ニュースでは2.2mを超えた塀だから・・・控え壁がないから・・・違法みたいに言ってますが、その事に建築士が気づかないという事は無いので、この現場も知識のない施工者と学校関係者だけで壁を計画したんだと思います。
でも実はもっと恐ろしい事が起きています。
あんなに綺麗に折れて倒れたことに問題の根深さがあり、その原因として最も大切な下地の処理が出来てないんです。
つまりこれは建築士が関わっていれば防げた事故です。
「ちょっと塀を高くするだけだから」と思ったんでしょうけど、大きな間違いです。
本当なら今残っている土台となる壁部分の一部を壊して現状のラインより上に突き出るように長めの鉄筋を入れて土台部分が元通りになるようにコンクリートを流し固めてからその土台から突き出した鉄筋に差し込むようにブロックを積んでその穴にコンクリートを流さないとダメなんです。鉄筋をきちんと土台から出して繋いでいればあんなに綺麗に折れたりしません。壁が折れそうになっても中の鉄筋が粘ってくれて壁が傾くぐらいで止まっていたはずです。
公共の建物を施工する業者がこんな初歩的な処理が出来てないなんて・・・と怒りを覚えます。何でもコスト削減、利益優先、工期短縮でやるからこうなるんです。日本中の家のリフォームでも同じような手抜きが増えていますが中には人命にかかわるものや、後にお客様に経済的負担を与えるものがあります。でも気づかないままの方も多いのが現状です。
今回の事件で遂に公共建築物でもここまで低レベル化してるんだと知り驚きましたが、住宅ではもっと凄い事が起きています。
発注者も施工業者も
みんなお金に執着しすぎなのではないでしょうか?
何とかして古き良き日本を取り戻したいですね。
こんばんは。
少し疑問に思ったので質問させて下さい。
青水化した水槽の硝酸塩値はどのくらいになっていますか?
透明な水槽より値は高い感じでしょうか?
硝酸塩が栄養源となる…との事ですが、硝酸塩は金魚にとって毒になる…というのをネットで見たので少し気になった次第です。
今後の参考にさせて頂きたいので、もしよろしければ回答をお願い致します。
ボブさん おはようございます。
コメントありがとうございます。
硝酸塩はあまり高い値のまま放置すると毒になるというものですので検査して高ければ水換えするのが大切ですが青水なら結構消費されます。
硝酸塩は全ての生命の源と呼ばれるものの一つで食物連鎖でも底辺の生き物を支えているものです。
高濃度では毒ですが、多少は無いと金魚水槽のエコシステムの安定が維持できないものでもあります。
ここでミクロに見れば植物プランクトンなどもそれを消費するのでピカピカのベアタンクでも何らかの形で少しは消費されますが金魚水槽の場合は金魚が出すアンモニアの量が凄く多いので、そこから作られる硝酸塩が多すぎて消費されているうちには入りません。
でもジャングルタンクでは少し様子が違ってきます。
水草を大量に入れれば硝酸塩は消費されます。
更に多く消費されるのが苔です。
金魚部で書いた3つの立ち上げ実験をご覧いただくと分かりますが苔が生えた時だけ極端に硝酸塩の数値が下がりました。
それを更に超えて消費が最大となるのが青水です。
popN値ほど頻繁に確認してきてませんが水槽を一斉に検査する時にいつも青水水槽が低めで出ます。
で、話を戻しますが、これを更に超えるのが水換えです。
結局、青水でも余程条件が整わない限り放置して上手くサイクルする程は消費されませんので適度な水換えは必要です。
また水を適度に換えないと青水は濃くなりすぎて、それが原因で一気に透明になります。(特に水かわりの時期である春先)
こんな感じで、硝酸塩は確かに高濃度になると毒ですが検査で100mg/Lを超えたら水換えするようにしてれば大丈夫です。
常在菌同様、何らかの仕事が与えられて自然界に存在してますので、全く居ないとダメですので毒だからと水換えをし過ぎると全体が不安定になりますのでご注意ください。目安は100mg/Lです。
放置しすぎも、世話しすぎも良くない流れを作りますので、うまく「適度」に世話してあげてください。
最初は少し難しいかもしれませんが、うまくいく、うまくいかないを繰り返し経験しているうちにボブさんやボブさんの環境に合った「適度」が見つかると思います。
金魚部さん、とても丁寧な返信ありがとうございます。
我が家の水槽は苔が主力でして、金魚とのバランスが気になっていたのですが(硝酸塩値は50以上100mg以下)このまま下手に構わずに済みそうです。ありがとうございます。
実はここ最近、金魚を1ヶ月程のスパンで2匹落としてしまいまして、どの個体も外傷は見当たらないものの、底に沈んだり力なく浮かんでいたり…で1週間ほどでお星様になってしまうという状況でした。
水質関連の疑いもほぼゼロになったので、謎は深まるばかりですが…とほほ…。
金魚部さんのおかげで色々知る事ができ、本当に助かっています。
私のような一個人にも丁寧に返信下さり感謝しかありません。
お忙しい中ありがとうございました!また記事楽しみにしています(^^)
ボブさん こんにちは。
お返事ありがとうございます。
水質検査でアンモニアも亜硝酸塩も出てないなら細菌感染ではないでしょうか?
尾腐れ病、白点病、真菌感染症などの兆候は一切ありませんでしたか?
見た目が綺麗なまま死にましたか?
ちなみに現在このブログでご紹介している水質検査ではwater chemistryの異常しか分かりません。
water qualityに問題があると雑菌が増えますので、そちらの可能性はいかがでしょうか?
特にバクテリアのAチームが少ない時に起きます。
ちなみに金魚の急所はエラと尾びれの付け根です。
ここをやられれば即死します。
特に春先は感染症でエラがやられて死ぬことが多いので日本ではこれらを全てまとめてエラ病と呼んでいます。
そんな病気はないのですが、色々な春に起きる病気をまとめてそう呼ぶみたいです。
◇外で飼育されている場合
◇新しい金魚を追加された場合
◇水草をトリメン無しに追加された場合
◇ミジンコや冷凍アカムシを与えた場合
などは寄生虫もあり得ます。
あとは酸欠も条件次第ではあるかもしれません。
大きな金魚の場合は寒暖差のある春先ならこちらが多いかと思います。
うちでも1匹、今まさに感染症と戦っているのが居ます。
僕の判断ミスで水換えだけで様子見をしててとんでもない事になっていて
今はただただ峠を越えてくれることを祈りながら見守っています。
本人は元気いっぱいなんですが見た目はえぐい事になっています。
僕の金魚飼育史上最悪の見た目です。(金魚には見えません)
どのような結果になってもいずれ記事にしますが、上手くいってるようでも急に問題が出るのが春の怖い所です。
油断大敵ですので
早めの水換えと適度なフィルターのメンテナンスをお忘れなく。
金魚部さん返信ありがとうございます。
言われてみれば5月頭に白点病にかかる事がありました。2週間位で消えたのですが、5月下旬から上記の異変が続いています。
死んでしまった時の見た目は本当に綺麗なままでした。
寄生虫感染の原因となるものは投入していないので、金魚部さんの言われるように細菌感染か、酸欠によるものか…といった所となりそうです。どちらにしても、エラへのダメージが一番可能性高そうです。春先は要注意ですね…。
可愛い子が弱っている姿を見るのは辛いですが、金魚部さんの所の子も早く良くなりますように…!
ボブさん こんばんは。
お返事ありがとうございます。
そうですか、綺麗なまま死んでましたか。
そうなると素人の僕達にはお手上げですね。
金魚を365日完璧に守り切るというのはなかなか難しいですよね。
僕の場合は極力定期的に世話をする事と
問題発生時に悪化しにくいだけの余裕を持たせるくらいしかできません。
殆どの金魚はそれで上手くいきますが特別に弱った時や天候不順が例年以上に激しくなった時などに防衛ラインを突破されてしまう事があります。
だいたいビクビクしてる時は大丈夫ですが、余裕だと思って完全に気を抜いてる時にとんでもない大事件が起きます。
今は大丈夫でも1か月後にどうなるかも分からないので、明日は我が身と思って注意するしかないですが、生き物なので死ぬときは死にますし、病気になる時もあるので気を落とさないようにしてください。
そう言う経験を重ねながら「確実と言えること」が1つ1つ積み重なる事でより多くの問題に対応できるようになりますので、出来る範囲で原因の追究をしてあげてください。