カルキ抜きはなぜ必要なのか
金魚はエラという部分から水中の酸素を取り出して呼吸しています。
このエラは金魚の体の中で最もデリケートな部分です。
水道水に含まれるカルキ(次亜塩素酸カルシウム)は未処理だと、エラの細胞を破壊しダメージを与えます。
だから
金魚を飼う時は水道水のカルキを抜かないと金魚が最後には死にます。
重金属やクロラミンの問題に関しては重金属とクロラミンの記事をお読みください。
長くなるので別記事として独立させました。
今回はいろいろな方法を比較していただけるように、あえてダメな例も含めてご紹介します。
また基礎知識として、水道水に含まれるカルキの濃度は日によって変わるという事を先に知っておいてください。 これ以降に「2日で抜ける」とか「3日かかる時がある」というのは、他の条件も関係しますが、根本的には元々の濃度が変わる事に起因します。
カルキ抜きの方法 リスト
どの方法もメリットとデメリットがあります。
何を重視するかは飼い主さん次第ですので
以下の条件を比べて最も理想的な方法をお選びください。
太陽光に晒す
所要時間 | 1日から数日 |
場所 | 必要 |
温度調整 | 時々必要 |
ランニングコスト | 0円 |
クロラミン | 残留 |
太陽光に晒しておくとカルキ抜きできます。
少なくともまる1日外に出して日中は太陽光に当ててれば殆どのカルキが抜けます。
でも完全には抜けないので確実に抜くなら2日間出しておくほうが安心です。
毎回ではないですが夏場に確認したところ半日でほぼ完全に抜ける事もありましたが、普通は1日2日かかります。
(以上全て10Lバケツを屋外に置いて実施後、塩素チェッカーで確認した結果)
1つ大きな問題点として天候に左右されるという点です。
太陽光発電と同じで太陽あっての方法ですので、天気の悪い日や夜間は事実上、太陽光による分解の促進が起きません。 ですので天候不順も考慮したうえで計画的に水換えを実施する能力が必要です。
室内でも太陽光が長時間当たる場合はこの方法でカルキ抜きできます。
当然それを行う(水を溜める)場所が必要になります。
夏場は特にですが屋外で直射が強い場所に置くとお湯のようになるので室内の金魚に使う前に少し冷やす必要があります。
逆に冬場にヒーターご使用の場合は温めてから利用する必要があります。
エアレーションで撹拌する
所要時間 | 2日から数日 |
場所 | 必要 |
温度調整 | 不要※ |
ランニングコスト | エアレーション費のみ |
クロラミン | 残留 |
ブクブクを使うと太陽光が無い場所でも素早くカルキ抜きできます。
太陽光の時と同じで1日で殆ど抜けますが、2日か3日行うほうが確実です。
こちらは太陽光に比べると少し弱めの印象なので1日で完全に抜けたことはありません。
基本的に2日間で抜けますが時々3日かかる事があるという感じです。
(以上全て40Lコンテナで室内で実施後、塩素チェッカーで確認した結果)
当然それを行う(水を溜める)場所が必要になります。
水槽の近くに場所が確保できれば温度がほぼ同じになるので温度調整しなくてもそのまま使えて便利です。
※ヒーターご使用の場合は温度調整が必要です。
面倒くさがりの僕にはとてもあっているので僕はこの方法をメインで採用しています。(緊急時だけハイポ使用)
温度も合わせなくていいし、天候にも左右されないし、ランニングコストも安いし、場所さえ確保できれば、いい方法だと思います。
特に何もせず室内のタンクに貯めておく
所要時間 | 数日+ |
場所 | 必要 |
温度調整 | 不要※ |
ランニングコスト | 0円 |
クロラミン | 残留 |
これでも抜けますが上の2つの方法よりも少し余分に時間がかかります。
条件で大きく変わりますが、
通常2日以上は余分にかかると思います。
完全に抜こうと思うと早めで4日、条件次第では5日以上かかります。
(以上全てポリタンク@室内で実施後、塩素チェッカーで確認した結果)
当然それを行う(水を溜める)場所が必要になります。
水槽の近くに場所が確保できれば温度がほぼ同じになるので温度調整しなくてもそのまま使えて便利です。
※ヒーターご使用の場合は温度調整が必要です。
カルキ抜き不完全で使用
完全に抜かなくても金魚は死なないという判断で溜め水を使用しても金魚が即死する事は稀だと思います。 実際、僕の親世代の方々は「カルキなんて適当でええねん」という認識らしく、殆ど抜かずに水換えする方も知っていますが少なくとも1年程は生きていました。 徐々にエラがやられると弱ってくるので長期的には不安要素が多いですが短期的には目立った問題は無いようです。昔はそういう認識だったこともあり、昭和後期から平成初期に出版された本の中には3割程度なら水道水をそのまま入れて大丈夫と書いているものもあります。
しかしクロラミンは塩素分が残ったままの水道水を水槽に入れた場合に水槽内のアンモニアと反応して作り出されますので、この観点からも塩素は水槽に入れる前に確実に抜いておくほうが安心だと思います。
カルキ抜き完了後も1か月放置
早すぎても問題が出ますが逆に遅すぎてもダメです。
1か月を超えて溜め水を放置すると白いドロドロのもの(バイオフィルム)が浮遊し始めて腐りますので、カルキ抜きした水をあまり長い間放置しないでください。
僕は40Lコンテナでエアレーションしながらの溜め置きは普段の水換えに使用する前提なら1週間から10日は問題無いと考えていますが、それ以上になると安全側の判断で捨ててます。
これも更に長く放置すれば一周回ってまた使える水になるのでしょうけど、経験が無く不安要素が多いのでそこまで放置してまで使おうとは思いません。
病気の金魚の治療の時は少しでも清潔なほうが良いと思い、長く置いた水しかない時は、カルキ抜き剤を使ってカルキ抜きしたものを使用する事もあります。
家庭用浄水器を使ってカルキ抜きする
所要時間 | 出てきた時には80%程抜けている |
場所 | 不要 |
温度調整 | 必要 |
ランニングコスト | 高め |
クロラミン | 残留 |
この方法では残留塩素がそれなりに水槽に入る事になり、徐々にエラが破壊されますので即死は無くても長生きさせられません。
僕も最初の頃は知らなくて好奇心で使用していたこともありましたが、今は一切使用していません。
メーカー公表値では残留塩素の除去率は80%程度ですが、除去し損ねた残留塩素がアンモニアと結合するとクロラミンが出来てしまいますので注意が必要です。
更に言えばコストも他より高めです。
またメーカーはこの浄水器を観賞魚に使わないように明確に書いていますので、その点もご注意ください。コーキング材と同じで公表していないデータも含め明らかに問題が出ると分かっているから使用するなと書かれているそうです。(抗菌コートなど)
が、今回は比較のために(悪い例として)掲載します。
他にも色々ありますが説明は割愛してまとめますと
残留塩素が20%残る事、クロラミン除去はサポート外である事、コストが高い事、ミネラルまで取り去る事、未公開情報があり魚に使えない事など
この方法は選ばない事をお勧めします。
他に観賞魚用浄水器という選択肢もありますがこちらは家庭用で問題となっている抗菌コートを使用していないから安全と言う一方で、抗菌コートしてない場合中に溜まる雑菌をどう処理しているのか?昔調べましたが不明なままです。そんな事もあり僕は手を出していないので今回の選択肢からは外させていただきます。
薬を使ってカルキ抜きする
所要時間 | 数秒(液体)から数分(ハイポ) |
場所 | 不要 |
温度調整 | 必要 |
ランニングコスト | 以下参照 |
クロラミン | 中和 |
この方法なら水換えの直前に薬を入れてカルキ抜きできますので水を溜めておく場所が不要になります。
また溜め水では数日かかりますが、この方法なら数分あれば完了します。
その逆にデメリットとなるのが温度調整です。
水道から出てきた水を比較的直ぐに使うので、水槽の温度と水道の温度が大きく違うと金魚が弱るので人為的に温度を合わせる必要があります。
また言うまでも無くランニングコストがかかりますが、場所が確保できない方や、エアレーションや太陽光では問題を確実に除去できない事を理由に選ばれる方も多いと思います。 皆様の環境を考慮したうえでベストな方法をお選びください。
また重金属やクロラミンを無害化できる選択肢ですので「どうも水質に不安がある」と言う方は是非この方法をお選びください。
特に
◆古い建物に住んでいる
◆住んでいる地域のインフラが古い
◆水道水に不安がある
◆やたらと金魚が死ぬ(それも突然死)
◆市の水質検査結果が良くない
◆小規模マンションで受水槽があり管理が不適切又は放置
◆あまり細かな事を気にしたくない
と言う方で
金魚の調子が整わない、
水に何らかの不安があるという方は
比較の為にも一度(半年くらい)この薬で無害化する事をご検討ください。
お住いの環境によってはこれ以外の方法は選ばないほうが良いという事もあります。
また問題が人間にも悪影響が出る程の場合は水道局にお問い合わせください。対応していただけます。
この件で重金属やクロラミンに必要以上に警戒心を持つ必要はありません。
クロラミンはカルキ抜きさえしっかり行えば気にする濃度ではありませんし、重金属も水道法の基準ギリギリで含まれると少し不安ですが、多くの地域ではそれより遥かに低い値の様ですので、何か目立った問題があるという場合のみご検討ください。
お住まいの地域の水道水の重金属の調べ方はクロラミンと重金属問題の記事をご覧ください。
重金属の濃度に不安がある環境にお住いの場合は
以下に紹介するカルキ抜き剤の松のランクのものをご購入下さい。
それ以下のランクのものは重金属の無害化ができません。
松のランクはこの記事の最後にも3つ追加しておきました。
高価な液体式のもの(何か色々と豪華に入ってます)、お徳用の液体式のもの、安い固形のものなどカルキ抜きする薬は色々な種類がありますが、どれでも直ぐにカルキが抜けます。
高機能なものから順にご紹介します。
下に行くほど低機能になります。
松・竹・梅は機能による分類です。価格による分類ではありません。
ランニングコスト判断には10L単価をご覧ください。
松でも安価なものがこの記事の最後のおまけに出てきます。
※販売価格÷容量x10ではありません。その商品で何リットルの水を処理できるのかを調べそれをXとして販売価格÷Xx10として出しています。
テトラ (Tetra) アクアセイフ プラス 100ml
松
クロラミン中和 重金属無害化
参考単価10L分のカルキ抜きで約17.73円
カルキ抜きだけではなくクロラミンの中和もしてくれて更に重金属も無害化してくれます。
更に更に強力保護成分なるものが金魚の体やエラを保護してくれて、ビタミンB1も配合されているのであなたの大切な金魚のストレスを軽減。
ヨウ素化合物等のミネラルまで配合されているので、ただの水道水が、これを入れるだけで一気に自然環境水に近いものになるという
ウルトラゴージャスな商品です。
カルキ抜きだけでは物足りない!お金が余って仕方ないアラブの石油王の方などにお勧めの商品になります。
※掲載は100mlですが、この10倍の1000mlの商品なら10Lで8.2円まで下がります。
テトラ (Tetra) コントラコロライン プラス 1000ml
竹
クロラミン中和
参考単価10L分のカルキ抜きで約1.83円
カルキ抜きだけではなくクロラミンの除去もしてくれて、更にはミネラルも配合されているという準豪華仕様。
石油王ほどじゃないけど、まあまあお金は自由に使えるよ!というあなたの為に開発されたような逸品です。
寿工芸 カルキぬき 500ビタミン入り500ml
梅
クロラミン中和
参考単価10L分のカルキ抜きで約0.99円
カルキなんて抜けたらいいねん!豪華な配合とか興味ないし・・・
というあなたには非常に経済的なこの1本。
ビタミン配合に関してはスルーしますが、この安価な製品でもクロラミンを無害化できます。
僕が使っていたのはホームセンターのPB商品でしたが中身はこれと同じようなもので価格も大体このくらいでした。正直、余計なものが入ってないほうが安心なのでこれを選んでました。
ジェックス GX-30 ハイポ 30g
圏外
クロラミン中和
参考単価 粒の数が不明で計算できませんが上記のどれよりも安いです
100円で 200x15=3000L処理できるので
10Lの単価は0.33円です。ここで数も処理できる水量も低めに見積もりましたので実際は更に安いはずです。 ただし1粒1粒の大きさはかなり違うので1粒で20Lというのも僕が購入した製品の平均的なサイズで確認した値なので購入商品によっても、手に取る粒によっても大きく変わりますので、あくまで話をする上での目安程度に思ってください。
詳しくは購入後に塩素チェッカーでお調べください。
液体のカルキ抜きは即効性で使いやすいのですが、唯一、不満があるとすれば液体のカルキ抜きは全て有効期限のようなものがあり「開封後半年以内に使い切ってください」みたいな感じなので時々しか使わない人には無駄になりやすいです。
僕は現在100%エアレーションだけでカルキ抜きしています。
でも急に金魚が病気になって塩水浴をしないといけない時が来たらその日に買いに行くのも面倒ですし、それだと対応が1手2手遅れるので、そうならないように常備しておきたいので個体のカルキ抜き(通称:ハイポ)を購入して保管しています。 これは厳密にどれくらい保存できるか分かりませんが2年以上経過した今でもカルキが抜けていますのでかなり長期的に保存できると思います。 毎回カルキ抜きを使う方は液体でいいと思いますが、時々しか使わない方はこれがお勧めです。
これでもクロラミンは無害化できます。
コスト的にも最も安い選択肢になります。
唯一のデメリットは溶けるまでに少し時間がかかる点ですが、まあ許容範囲と思います。
無理に混ぜなくてもコップに水を入れてその中に入れて5分から10分置くと勝手に溶けます。
通常100円くらいで販売されています。
カルキ抜きに使える容器
バケツ
尾上製作所(萬年) 日本製トタン バケツ 5号
外で太陽光に当てる場合透明の容器のほうが横からも太陽光が当たるので早くカルキが抜けます。
でもガラスは移動が大変ですし、透明プラスチックは太陽に晒すと1年くらいでボロボロになります。
また何時壊れるか分からないものにたっぷり水を入れて部屋に持ち込むのは怖いので、太陽に晒す場合はトタン製のバケツが安心かと思います。
これ以外ではFRPなんかも長期耐久性がありますがコストが跳ね上がる事や大きなものは重くて持ち運びには適さないので、水を入れる>太陽に晒す>部屋に運ぶ>水槽に入れる までの作業を考えてお選びください。
ただし上記のバケツ1つでは10Lしか入らないので60㎝水槽1本の1回分には足りませんので2つか3つ必要です。
大きなものは重くなりますが
尾上製作所(萬年) 日本製トタン バケツ 12号
こちらなら18Lまで入るので1つあれば60㎝水槽の約3分の1の水換えに相当する量がカルキ抜きできます。
ただし上まで入れると運ぶ時こぼれますので僕は10Lバケツなら8Lまでで使用するみたいに大体マイナス2Lくらいで使用しています。
コンテナ
Astage NCボックス 25 [W約29.5×D約44.3×H約25.9cm]
室内においてエアレーションする場合は水槽よりもコンテナがお勧めです。
写真は蓋つきですが蓋は使いません。
これで30Lほど入りますので一度に大量の水をカルキ抜きできます。
ただし置き場所として30㎝x45㎝の場所が必要です。
バスポンプで水槽に水を移していくと最後に少し水が残ります。
水槽だと持ち上げてそれを最後の1滴まで移し替えるのが少し大変ですが、コンテナだと軽く持ち上げられますしぶつけても安心です。
衣装ケースでもしばらくは大丈夫ですがいずれ割れてきますので、この写真の様に側面に補強用の構造があるコンテナがお勧めです。
エアレーションで飛ばすことが目的なら色付きでも透明でも構いません。
緊急時には水槽としても使えます。(どんな緊急時かは聞かないでください。)
タンク
水缶 コック付 BUB 20L 水タンク
水を入れて室内に数日+置いておく場合はこれが最も場所を取りません。 僕は普段40Lコンテナ2つ&エアレーションでカルキ抜きしてますのでこれは使ってません。
僕はこのタンクを水を運ぶのに利用しています。 また友人が金魚を飼うとか言い出して飼育水を分けてあげる時もこのタンクに入れて車で運びます。 僕は2つ所有しています。
水換えで出た排水を捨てずに園芸に利用してますがそれを一時的に保管しておくのにもこれを使っています。 購入してから10年弱になりますが未だ壊れません。
高齢の方や女性の方は20Lでは重くて持てないかもしれませんが、購入時は10Lは買わず、20Lを選んでください。 重くて運べない時は上まで入れず半分だけ入れて使えばいいです。 大は小を兼ねるというか、一時的に水を何処かに入れておきたい時などはこのタンクがとても便利なので20Lを2つほど所有しているといいと思います。
(例)
60㎝水槽の水を一時的に出して水槽を洗いたい時などバケツだと何個にもなりますがこれだと1つ2つですし、同じものを2つ所有していれば収納時は積み重ねられたりしますのでとても便利です。
同じことは上記のコンテナでも代用できます。
また写真の様な広口のものをお選びください。こうなっていれば汚れてきた時に中を綺麗に洗えます。 灯油のタンクの様に小さな口だと手が入らないので綺麗に洗うのが困難です。
カルキが抜けたか確認する方法
スドー 塩素チェッカー
これは現時点でアマゾンに取り扱いが無かったので自前の写真を切り抜きました。
ホムセンなどで1000円以下で販売されていて100回ほど測れますので1回約10円です。
他の選択肢は高いので僕はこれを使っています。
塩素チェッカーを持っていると「カルキ抜けたかな?」と不安になる時や急いでいる時などに大丈夫かどうかチェックできて便利です。
これは水中にあるカルキの中の塩素の残量を目で見えるようにする薬で、規定量を取ってそこにこの薬を2滴落とすと黄色くなりその濃さで残量を知る事が出来ます。
ここで比較実験のご紹介です。
太陽光、エアレーション、タンクに入れたまま放置の3種類で3日間毎日、残留塩素をチェックして比較しました。
これまで別々に確認するのは色々な季節に何度も確認してきましたが、今回の記事の為に同時に3つを実施してみました。
2日目の写真がこれです。
塩素が多いほど黄色く出るので、
このように、太陽光に晒したものとエアレーションで水を循環させていたものは2日目にはほぼ検出されないまで抜けました。
この時は若干太陽光のほうが綺麗に塩素が抜けていました。
写真では分かりにくいですがエアレーションのほうは若干黄色みが残っています。
一方でタンクのものは0.4mg/Lほど塩素が検出される状態でしたが更に2日経過した時(合計4日目)にはほとんど透明に見える薄い黄色になりました。
タンクに貯める方法は時間がかかる事もあり、抜けるタイミングの誤差が凄いです。 3日で抜けたこともありましたが6日かかった事もありました。 ですので塩素を検査しない方はこの方法は避けたほうが賢明です。 日によっては残留塩素が多めで水槽に入れてしまう事もあるでしょうから。 この方法は塩素検査とセットで実施したほうが良いかもしれません。
カルキと言うのは勝手に分解して抜けるので、原理としてはエアレーションと汲み置きは同じですがエアレーションのほうは循環している分早く抜けるというだけで2日から4日程余分に待てば(つまり汲み置きしてから4日目から6日目には)ポリタンクでも十分に抜けます。
また太陽光が当たる場所なら更に早く抜けます。
この結果からわかると思いますが、タンクで汲み置き派の方もお急ぎの時はエアレーションを行うか太陽光が当たる場所に置くのがお勧めです。
最後に
たかがカルキ抜き、されど・・・ですので、
長い記事となってしまいましたが、
この記事では少しでも最善の方法を選んで頂けるように、色々な条件に関して書かせていただきました。
より良い判断の参考になれば幸いです。
おまけ その他の松クラスのカルキ抜き剤
上記のテトラのもの以外にも重金属の無害化が出来る製品を参考の為に並べておきます。
上記のものは何らかの使用経験がありますが
以下の3点に関して僕は全く使用経験がありません。
あくまで値段を比較していただく為に掲載します。
エーハイム フォーインワン(4in1) 500ml
松
クロラミン中和 重金属無害化
参考単価10L分のカルキ抜きで約2.1円
ジェックス 金魚元気 うるおう水づくり 500ml
松
クロラミン中和 重金属無害化
参考単価10L分のカルキ抜きで約5.3円
テトラ 金魚の水つくり500ml
松
クロラミン中和 重金属無害化
参考単価10L分のカルキ抜きで約11.6円
この3つは全て500ml入りで、現在500円台で販売されています。
しかし水を10L処理する時に使う薬品の量が大きく違うので10L当たりの単価がこれほど違います。
アマゾンでは内容量500mlで並べて値段を比較する機能があるようですが、それだけを見て安いものを選ぶと高い買い物になるのでご注意ください。
現在松の中で圧倒的に安いのは
エーハイム フォーインワン(4in1) という事になります。
ここで少しだけ気になる事ですが
エーハイムの製品では確実に塩素が除去できないという表記を何度か目にしたことがあります。僕は使用経験が無いので自分では検査していません。 もし規定量で抜けない場合は少し多めに使用するなどして調整してください。
日常の事ですし、これをこの先何年も繰り返し行う事ですので、気になる方は最初だけでも、塩素チェッカーで適量を確認してみてはいかがでしょうか。
最初に確認しておけば長期的に問題を繰り返したり無駄な使い方をする事を予防できます。
参考単価の計算は
(販売価格)÷(そのボトル1本で処理できる水道水の総量)x10L
で出しています。
他の製品を比べる時は同じように計算して頂けば比較しやすいと思います。
くどいですが、僕はエアレーションで抜く派なので(特に懸念事項が無い方には)これらのカルキ抜き剤はお勧めしません。
しかし、蛇口から出てくる水の質が悪くて金魚が死に続けるなどの切実な問題を抱えておられる方には、必要なものだと思いますので、その方々の為の情報です。
色々な環境や条件の方に対して1つの記事で情報をお伝えするのは難しい事だと思いますが、何種類も同じような記事を書くことも出来ませんので1つにまとめました。
お住いの環境の水質に問題の無い方はスルーしてください。
金魚部さん、こんばんは。
やっと晴れました。
長雨で青水は飛んじゃうし、茶ゴケは増えるし、寒いし、
どよ~んとした暗~い気分でしたが、
金魚の産卵スイッチ入っちゃったのでしたw
数が少なかったのか、食べられちゃったのか、
水草にパラパラでしたが、20匹ほど孵化しました。
うち、もう満杯なんですよ。
庭とか無いし、ベランダ狭いし、どうすんねん?
でもかわいいんです。ピコピコ泳いでます。
リビングにタタキ池とか…いいかもw
今回の記事、すごく楽しかった。
ホームセンターの金魚コーナーにずら~っと並ぶ商品。
なにがどうなのかわからないし、高っ!
圏外ハイポを買ってましたw
クロラミン?ヤクルトに入ってるヤツ?
それはクロレラ。昔のヤクルトに入ってたねん。
とか、ひとりでボケツッコミしながら読ませていただきました。
しばらく子育てしなきゃいけないし、
圏外より梅のほうが良さげですねw
寿工芸さん、ボトルのデザインが直球すぎますw
秋の子育ては初めてなのでドキドキワクワク。
なんとか粉の人口餌を食べられるようになりました。
もちろんちゃんと家の中で育ててます。
墨の少ないきれいな東錦の子なので楽しみです。
金魚を飼い始めたころ、まさか自分がこうなるとは思わなかったw
金魚だらけの生活ですwww
マリリンさん こんばんは。
コメントありがとうございます。
>20匹ほど孵化しました。
おめでとうございます。かな?w
でも大変ですよね。僕には稚魚飼育は1年に1回でも多いくらいなので、来年やる気が戻ってなければスルーします。
でもバルーンの稚魚を育ててみたいんです。
放置しておいても丸くなるのか?
顔デカでスタート出来るのか?
とか知りたくて。
>リビングにタタキ池とか…いいかもw
そうですね、金魚ヲタLITEから一気に最高レベルの金魚ヲタCRAZYまで飛び級出来ますよ。
木で枠を作って防水シートを張って、更にインナーの枠を付ければお部屋の中に2m x 2mの簡易プールが作れますね。
そうなると友人を誰も呼べないですけど。
>しばらく子育てしなきゃいけないし、
>圏外より梅のほうが良さげですねw
200mL(コップ1杯くらい)の水が入る容器があればそこに水道水入れて必要な数のハイポを放り込んでから水換えの準備すれば準備できた時には溶けてますよ。
そうなれば圏外から一気に梅にランクアップ!
違いはビタミンが入ってるか入ってないかくらいですw
ただ、頻繁に換えるとなると最初から溶けてるのはありがたいので、僕も頻繁に使ってた時は何の迷いも無く梅クラスを買ってました。
カインズのPet’s OneっていうPB商品だったと思います。
>寿工芸さん、ボトルのデザインが直球すぎますw
確かにw 関西の企業なので回りくどいのは嫌!直球勝負だー。だーーー・・・なんでしょうね。
でもクリアーブルーのボトルに白一色の印刷でシンプルデザインなので個人的には好きです。
ちょっと硬派すぎて女性受けは悪そうですけど。
僕はコトブキ工芸のは使ったことが無いんですけど
カインズのが多分、製造はコトブキ工芸だと思ってこれを梅の代表に選びました。
こちらは少しでも一般受けするように泡と熱帯魚が描かれています。
出典:http://www.cainz.com
>金魚を飼い始めたころ、まさか自分がこうなるとは思わなかったw
そうですよね。
飼うまでは「魚を水槽に入れて眺めて楽しいの?」くらいに思ってたのに、僕もこのザマですw
春までデータを採ったら数匹残して今年産まれた黒オランダは皆金魚屋さんに連れて行こうと思ってますが、小出さん達6匹中4匹は残すの決定、下地がシルバーの子も残すの決定、残り全てバイバイできるかどうかを毎日眺めながら悩んでいます。今回は怖がられないように身体測定も殆どしてないので全員が異常に懐いていてとても悩みます。
金魚部さん、こんにちは。
お返事ありがとうございます。
そうか。リビングにタタキ池ってできるんですね!
木枠に防水シートですか。
2メートルは大きすぎるから50センチくらいで作ってみようかなあ。
…トロ舟でいいんじゃない?
妄想終了。
最近、友だち冷たいんですよ。
「うちの金魚が…」って言ったら、みーんな遠い目をします。
かなり見放されてきましたw
金魚部さんにお聞きしたいんですが、
金魚の前で口パクしたら、金魚はどんな反応するんですか?
私、やってみたんです。
ベランダでパクパクするときはCIAのドローンが飛んでないか、
まわりを警戒しながらこっそりパクパクしましたw
うちの金魚、冷めた目で去っていきます。
木苺共和国研究所の金魚たちはちがうんですか?
機密は守りますからw内緒でおしえてくださいw
小出さんたち元気に育っているんですね。
うちの稚魚たちの成長具合は小出さんたちを参考にさせていただいています。
まだ牛カルビ弁当は食べてませんが、粉餌に集まってきます。
かわいいです!
マリリンさん こんばんは。
お返事ありがとうございます。
妄想自己完結しちゃいましたねw
トロ舟以外にもホムセンの農業用資材のコーナーに行くと
誰が何に使うのか不明で摩訶不思議な巨大タライとか売ってますよ。
>CIA
内部に協力者を持ったり諜報員を送り込むことで有名な諜報機関なので
まずは水槽に居る金魚を疑ったほうがいいかもです。
1匹くらいはCIAの諜報員かもしれませんよ。
金魚は人間に見えない光が見えるのでそれで外部と秘密の通信もできますしパーフェクトです。
タイの養殖場あたりでスカウトしておけば世界中に送り込めますから。
うちもDさんあたりが怪しいかもと思っています。
>口パク機密
ええー、聞きたいんですかぁ?
世界一くだらない機密情報ですよ。
じゃあ、お言葉に甘えて・・・
金魚が逃げていくというのがオチなんですが、その途中で何か起きませんでしたか?
金魚が怒るとか嫌がるとか?
1.口をパクパクしてこちらに何か伝えようとしている金魚を見つけます。
2.その真正面に行って金魚の口パクと完全に同じタイミングで口パクします。
3.最初はほぼ等間隔ですが10回前後のところで金魚が
「真似されてる!」って気づいたような反応を示します。
この時金魚は
A.一旦口パクを止めて考えます
B.フェイントで連続2回パクパクをしたりします
C.気づいてからは、やたらランダムな口パクをします。
4.これも全て完コピすると急に金魚がキレたような感じで完全に視線を外して逃げていきます。
何故こうなるのか分かりませんがほとんどすべての金魚が全く同じ反応をします。
1匹や2匹くらい気にせず何時までもパクパクしていてもおかしくないと思うのですが
何故か皆が比較的直ぐに怒って逃げていくような感じになります。
逆に何もせずただ眺めている場合は、いつまでも口をパクパクしてるのに。
何故皆が同じ反応を見せるのか気になっている・・・そんなお話です。
小出さん、少し痩せましたが綺麗な2頭身を維持してくれています
お口の中まで完全に黒くなったことをアピール
ついでに木苺にならずに梅干しみたいになってきたDさん
全員、アカムシ無し人工餌のみで飼育中&時々生餌あり
本格的な変化は春まで待たないと分かりません。
特に飼い込みとかもしてないので、成長はゆっくりですがみんないい感じに育っています。
オランダの飼育は瘤が大きくなったりしながら顔が徐々に変わってくるのでワクワクしますね。
とても楽しいです。
金魚部さん、こんばんは。
そうです、そうです。
じーっとこっちを見た後、プイっとそっぽ向いて去っていきます。
「ちっ!」って感じでw
おもしろいですねw
お説教しても同じ反応ですよ。
「せやから何べんも言うてるやろ?これ以上食べたらおなか痛なるねん」
「情にほだして食べ物もらおう大作戦はアカンで」
金魚部さんも試してみてくださいwww
みんなが同じ反応ということは…潜入捜査?CIAっすか?
「おれ、もっと金持ちの家に潜入したかったわ~」
「ハニートラップ無視とか信じられへん」
などなど、報告されてる気がするwww お仕置きですね!
小出さん、ちょっと見ないうちに立派になって…かっこいい!
すごいなあ。アカムシ無しですか。焼きも完璧ですね。
Dさんは見事な梅干しぶりでw
この写真を見たあと、お茶漬けをいただきましたw
バルーンの稚魚の成長ってどんなのかなあ?
たのしみにしています。
金魚部さんちの青水はきれいな青水ですね。
私、青水が好きなんです。
冬の晴れた日に光が入って青水がきらきらするのを
ベランダで、ずーーーっと見ていたいんですw
うちの潜入金魚に「ハナ垂らしてます」って報告されてますねw
金魚部さん、喉の風邪が流行ってるようなので気をつけてください。
いつも楽しい記事をありがとうございます。
マリリンさん こんにちは。
お返事ありがとうございます。
ウチ担当の諜報員Dさんはゴールドで買収しています。
ランチュウベビーゴールドですけど。
コイン型の餌なので毎朝わいろを水槽に投げ込んでいる気分も味わえますよ。
バルーンですけどAさんBさんは卵管出てたのでメス決定で
Dさんはウチに来た時の検査でオスでしたが当時不明だったCさんも最近オスだと判明しました。
4匹はA&B、C&Dでお隣どおしで30㎝キューブにお住まいですが綺麗にオスとメスが分かれているので、産卵させるには春になる前に組替えしなきゃなりません。
カシラの発達が綺麗なC&Dで産卵を期待してたのにオス同士だったとは。
僕の腕と、ウチの装備から考えると稚魚の世話するのは10匹くらいが程よい数と思うので1年で一組しか育てられないので悩みますが、来年か再来年には挑戦したいです。
まずその前に春までは今年産まれの黒オランダ達を観察してその成長の仕方を見て今後の作戦を考えないといけません。
>アカムシ無し
はい、無しで育ててます。
プランクトンから人工餌に移行するところを早めたいので小さい時に増体目的で合計2枚半使いました。
当時約20匹に与えてましたが、人工餌に切り替わったところでストップしました。
養殖場さんの育て方のようにコストをかけずに下地を作れる方法を探したいと思っています。
アカムシで肉瘤が成長する事は間違いないですが、それ以外の方法、選択肢がイマイチ良く分からないので、それを何とか探り当てたいです。
個人的には自分で育てた金魚より、養殖場さんが育てた金魚のほうが後半の成長が格段に良い気がしてます。
何時か記事にしたいのですが元ダースモールと黒オランダ1世(1匹だけ生き残った誰が親か謎の金魚)はある時期同じ体格でした。
顔の大きさもかなり近かったです。 多分年齢も大きくは違わないと思います。 これらを同じ水槽で育てていて現在は驚くほどの差が出ています。
そんな事もあり、養殖場さんはどんな感じで下地を作っておられるのか?気になっています。
昔ご主人に直接聞いたんですが、小さい間だけ室内で育てる以外は特に変わった事はされていない内容でした。(稚魚飼育という事で詳しく聞いたわけではないですけど)
なので元ダースモールの成長の良さは単に品種とか親の違いなのかもしれませんが、気になっています。
そんな事もあり、色々なパターンで試してみましたが、今回の育て方はどれも違う気がしています。
まあ1年に1回のチャンスで少しづつ学んでいくので何年かかるか分かりませんが気長に色々試してみます。
こういうのって答えが分からない時は過激な妄想とかしてしまいますが、答えを知ると「何だそんな事でいいのか」みたいに思う事も多いので、まずはシンプルな答えを想定して確認中です。
綺麗な青水いいですよね。
僕も考え事とかする時に金魚水槽をぼーっと眺めているんですけど透明よりも青水のほうが心地よいです。
特に背後から太陽光に照らされて光り輝くと吸い込まれそうなほど綺麗ですよね。
水槽だと太陽光が少し透過してくるのでエメラルドグリーンの輝く物体って感じで中々の未知との遭遇です。
金魚達も青水が濃くなるとそれを利用してかくれんぼします。
都合が悪くなるとジワジワとバックして見えなくなるところで止まってます。
頭いいのか悪いのか分かりませんけど、それされると確かに前から見てると見えなくなりますが、横からは丸見えなんですw
ウチの金魚部屋(人間用の呼び名はリビングルーム)は夏以外の季節は太陽がとても強く差し込むので青水が綺麗な緑を維持しやすいです。
秋の長雨シーズンさえ耐えれば春までは行けます。
特に今年は自然に青水になった60㎝水槽が2本(「小出邸」&「大出邸」)もあったので簡単に青水水槽を増やせました。
高齢者を集めている後期高齢者施設「あけぼの荘」以外は全て青水にしてもいいかなと思っています。
ちなみに光が弱いと汚い茶色みたいな黄色みたいな色になる事がありますけど、栄養価は同じらしいです。
僕は若い頃「バカは風邪ひかない」とよく言われてたんですが
バカも高齢化すると風邪をひくという事を発見しました。最近。
鼻たれにはならない事が多いですけど、頭痛がひどくなる事があり、人が多いショッピングモールとか行って帰宅するとなんか頭が痛くなります。
まあ風呂入って寝たら治りますけど。