金魚を病気にさせない3つの基本スキルセット

今回は金魚を病気にしない為に必要な3つの各スキルセットに関する記事です。
具体的には
水換え餌やり水槽内環境維持 です。

どれも一定量、一定周期をベースに長い期間繰り返しながら正常な範囲を維持していく為のスキルセットなので各項目ごとに正しく行える必要があります。
言い換えればこの3つがベースとなるのでベースが壊れているようならその上に何を載せても成立しなくなります。
つまり、この中のどれか1つが大きく間違っていれば、幾ら新しい治療法を本で読んで実行しても治らないですし、他の事を幾ら改善しても金魚が病気になり続けたりしますので、まずはこの3つのスキルセットが1つ1つ安全な範囲で金魚飼育できることが大切です。

僕は長い間この3つが上手くバランスしてなくて苦労しました。

金魚は一度環境に適応すると強い魚なので、多少の間違いや環境の問題は金魚が耐えてくれてしまう事も多いので飼い主としては問題に気づきにくいです。重症化して目に見えるまで問題に気づかない事も多いですが、その逆にこうした基本を1つ1つ正しくできていると問題は嘘のように出なくなります。

僕個人の経験としても、昔は春とか秋になると感染症や転覆病が出て大変でしたが、ここ数年はそうした不安は無くなりました。いまだに季節を問わず突然出る転覆病に対する警戒心はありますが、これらも長期的に対応して治すという事を学んでから完治率も向上し昔よりは心穏やかに対応できています。

色々気をつけながら改善しても一向に金魚の病気が減らない方は是非この3つのスキルセットに大きなずれが無いかご確認ください。

水換え

多分3つの中でも最も重要なスキルセットが水換えだと思います。
これが正しくできて無いと他が出来ていても遅かれ早かれ金魚が病気になり死にます。
水槽と言う狭い空間で金魚が健康に生活できるバランスを維持するために水換えは重要です。
ここで2つの考え方(方法)があるのでまずはそのご紹介です。

毎日100%水替え(昔)

エアレーションも濾過装置も無かった時代の水質管理法です。
これはバクテリアなどは一切気にすることなく毎日水を100%交換する事で1日で蓄積した問題を全て捨て去りリセットする事で再スタートするという考えです。 僕のブログでは塩水浴の時に採用している管理方法ですが、通常飼育では行いません。 この方法のメリットは特に何も考えなくても毎日サボらずに水を100%替えていれば毎日リセットされるので長期的に問題を持ち続けることなく維持していく事が出来る事です。 また濾過装置を使いませんので水槽内もシンプルになります。 デメリットはアンモニアなどを処理するバクテリアが十分な数居ない為、毎日水質の悪化を経験させることになるので長期的な運用で金魚が長生きできない事や、100%水替えをサボると急激に水質が悪化しやすいので忙しい方や不定期に対応できなくなる事態が訪れる方は長期運用できない事です。 しかし仮に旅行や出張で数日あけるような場合でも十分な水量があり前日まで餌を控えめに維持していれば不在中の数日程度なら水を替えなくても乗り切る事は可能ですがこの塩梅を理解するためには多少の知識や経験を要します。特に安全に計画するには少なくとも水質検査でアンモニア等の濃度を計測し1日の上限値を把握したうえで安全な水量が計算できる能力が必要です。

エコシステムの水換え(今)

100%水替えに対して近年主流なのはバクテリアを利用したエコシステムです。
この方法なら1週間に1回3割から5割程度水換えするだけで問題なく維持できてしまいます。
ただしこのシステムは不完全なサイクルなので水換えによって完全なものにしてやる必要があります。
原理は単純で水中や濾過装置内に増えたバクテリアがそれぞれの担当の問題物質を分解し比較的無害な物質に変えてしまう事を利用しますが最終的にできた物質を除去する仕組みが無いので、週に1回程度の水換えで最終的にできた物質を水槽外に捨ててしまうというのが水換えの重要な役割の1つです。 また、こちらの場合はバクテリアが水を安全に維持してくれている主役なのでこのバクテリアが健全に増え続けている必要があります。 言い換えると水換えをサボり過ぎたりすると溶存ガスが多すぎて酸素が溶け込めなくなりバクテリアが酸欠になったり処理された物質が高濃度になり過ぎてバランスが崩れたりするのでエコシステムで維持する場合は水換えが周期的にも量的にも適切である必要があります。 つまり毎日の100%水替えは不要になりますが、一定期間で一定量の水を新しいものと交換するという作業は依然必要という事です。

とは言え、バクテリアの数の増減で多少は調整されますので周期や量はピンポイントで確定しているわけではなく「大体この範囲なら大丈夫」といえる幅があるので、余程おかしな周期や量で管理しているのでない限り安定します。

僕は100%水替えは病気の治療以外でメリットは無いと考えているので普段の飼育はエコシステムを使う方法を採用しています。
また週に1回3割程度の水換えと言うのが世界的に多くの本に記載されている基本ですが
これは水量・金魚のサイズや数・餌の量や種類などの組み合わせて幾らでも変化するものなのでこの教科書通りの周期や量が正しいという事ではないのですが、この周期に無理にでも合わせるメリットと言うものがあるので餌の量や金魚の数などを水槽の水量に対して適切なものに調整して週に1回の水換えで維持するように調整する事をお勧めします。 これは水換えで半減してしまうバクテリアが回復するのに理想的な期間と言う意味での1週間ですが経験上、50%までの水換え量で水量は60㎝水槽までならこれでうまくいくと考えています。

この件に関して詳しい説明は以下の記事にあります

このように水槽のサイズが決まれば餌や金魚の量などをバランスさせて水換えの周期を決めて、それで固定しながら管理してみてください。
冬場など寒い時期は餌を減らすので水換えの周期も2倍くらいまで延ばして大丈夫と思いますが、せいぜい2倍にしておいてください。 あまり伸ばし過ぎると別のバランスが崩れるので調整が効かせにくくなります。 これらは他のスキルセットが完璧になれば多少変化させられますが、最初はまず教科書通りの範囲で運用し安全な管理方法を理解するほうが長期的に見て安心です。

水換えの周期は金魚のサイズが大きくなり餌を増やす場合など少しずつズレますので最初の段階で大きめの水槽でスタートしておくと水量に余裕があるかぎりそのままでしばらく維持できます。逆に水量ギリギリで計画してサイクルさせるとそれを超えた段階で崩れますので金魚が病気になるような流れで崩壊に気づく事になります。 水量は多すぎても安定させにくいですが常に少しは余裕があるほうが飼育は簡単になります。 でも無理に90㎝水槽や120㎝水槽でスタートするのは避けて下さい。 最初は30L前後くらいがマネージしやすいです。

水槽のサイズや選び方は以下の記事をご覧ください

餌やり

餌の量

次に重要なスキルセットは餌やりです。
餌を与え過ぎると水中に処理できないレベルの栄養分が溶け出したり有機物が増えすぎたりしてバランスを崩します。
金魚の餌は自然界では考えられないほど栄養価が高く凝縮されたものになっています。
よって少量でも金魚の生命の維持が出来る上に少し多めに与えれば金魚は風船のようにどんどん大きく成長するという非常に優れたものに進化したのが現代の人工餌です。 ですので生命維持だけを目的に考えればメーカー推奨値の10分の1でも十分と言えるほど栄養価が高いものですので最初は与え過ぎに注意が必要です。 現実に苔だけでもコロコロと太った金魚が育てられることが今年の稚魚飼育で判明しましたが、人工餌はこの何十倍もの栄養素を凝縮しているので少量でも金魚は十分に健康的に生きられます。

言い換えると人工餌は栄養の塊とも言えるという事を知らないで餌を与え過ぎて金魚を病気にしたり死なせたりすることが多いとも言えますので、適切な量を把握してそれを維持するという事が出来る事がここで求められる最重要事項です。 

与えたりなくて死ぬことは稀でも、与え過ぎて死ぬことは多々あるので餌の量が不適切かもと思われる場合はメーカー推奨値の半分にして様子を見てください。 これは僕がブログで公開している転覆病の治療法(餌を普段の10分の1にする)と同様に初心者の方にはかなり難しいというか恐怖心を抑えられないかもしれない方法ですが、現実にはそのほうが金魚に与える負担は遥かに少なくなるので問題が出にくくなります。 特に水質が安定しない初期は餌の消化にも体力を大きく消耗する事がありますので不安を感じたら餌は増やすのではなく減らすという事を覚えておいてください。 これだけでも問題の多くは解決します。 

また夏場など高温期は金魚の呼吸が速くなり体力を消耗します。
そうした時期は餌を与えても痩せたりしますので、この時期は特に勘違いして餌を増やさないようにご注意ください。
誤った量の餌を与えていると多くの場合秋までには病気が出て最悪の場合死んでしまいます。

更に別の問題として転覆傾向が出る事もありますが
この場合も数カ月の間餌を劇的に減らすことで回復させやすくなります。
この場合は最初は半分ではなく10分の1くらいに減らして負担が軽減されたのを確認後徐々に増やすという方法で正常化させていけばよいのですが、餌を減らすことに恐怖心を感じる方も多いと思いますので、減らせない方は現在の餌よりもタンパク質が少ない餌(現在の餌の半分以下が理想的)を購入しそれに切り替えるだけでも改善する可能性は高まります。 最終的には量自体を減らさないと回復させられないとは思いますが処理すべきタンパク質の絶対量が減ればバクテリアが出すガスも減るので金魚の浮き症状は改善するはずです。 ただし正常化させたい場合は低たんぱくの餌でも量は少なく維持したほうが良いので普段の10分の1が無理でも3分の1とか4分の1くらいまで減らして数カ月普通に泳げる状態を維持していれば回復のチャンスが広がります。

低たんぱくや高たんぱくの餌に関しての詳しい説明は

転覆症状の治療法は

をご覧ください。

まずはご自身の環境での基本となる安全な餌の量を割り出して長期的にその量で固定すると問題が出にくいです。 他の2つのスキルセットが完ぺきではない初期でも餌の量が控えめであれば問題化させずに済むことも多々ありますので、量としては最初は少なめで考えて、あとは金魚を痩せさせないとか、徐々に大きくするなど最低のラインを維持できる丁度の量が見つかると理想的です。 僕が自分で割り出した量は(メーカー推奨値に比べて)非常に少なくて最初は驚きましたが、控えめにしているだけで多くの管理が楽になりましたので良かったと思っています。金魚は中々成長しませんが1年前の写真などを見ていると「徐々には大きくなっているなぁ」くらいのスピードでは成長してます。

また金魚の成長を判断するのは春か秋が適しています。高温すぎる夏、低温すぎる冬に判断しようとすると読み誤ると思いますのでご注意ください。可能なら定期的に身体測定して撮影しておくと良く分かると思います。

餌の種類

人工餌

基本的には餌の種類を固定して年間を通じて与える事が重要です。
あまり餌をコロコロ変えたりすると餌に問題がある場合にどの餌が問題か特定できませんし、金魚も慣れるという事が出来ないので消化不良などが起きやすい下地が出来てしまいます。
僕自身この事は知らなくて、餌をコロコロ変えたり複数以上の餌を順に与えるような事を長年してました。
正直ブラックボックスが多すぎる金魚飼育で不確定要素を減らす必要性を強く感じるまでは餌までは気にしてませんでしたが、1つか2つに限定してそれだけを長期的に与えるという事をするようになり初めてその効果を実感できました。
既に最低ラインは明確になったので今後は徐々にこの点を緩めていこうと考えていますが切り替えるのではなくメインはこれまで通り2種類の餌だけにして、おやつ程度に他の餌を試していこうと思います。

生餌

また金魚部の初期に力を入れていた生餌ですが、水質悪化がひどくなるので一旦全面的に中止し人工餌のみでしばらく対応してきましたが最近徐々に一部のものだけを復活させています。もはやメインでは与えず補助的にコケや青水と同じように(加工食品である人工餌からではなく)生の素材からビタミンやミネラルを摂取させる事を目的に少量だけおやつのように与えています。悪影響が出るような量は今後も与える予定はありませんが各金魚に一口ずつくらいの量で月に何度か与えるような感じで与えています。これに関してもごく少量で十分と判断した結果復活させるに至りました。まあ苔や青水で殆どカバーできてると思いますが新鮮な材料が手に入った時に少量与えています。

これから金魚を飼う方や飼い始めて間もない方は水質管理が難しくなるので人工餌だけで1年以上は経過させる事を強くお勧めします。
生餌に関してわざわざ書いたのは過去に水質悪化を経験した事や現在でも警戒しながら少量だけ与えているという事をお知らせしたいと思ったからでありお勧めする意図はありません。

活餌・冷凍餌

ボウフラやミジンコなど外部から採取して来たものや冷凍にして販売されているものは人工餌よりも栄養吸収が良いので金魚飼育では有効に利用すると良い結果を得られますが、感染などのリスクもあります。 特に活餌は餌となるものが水中で生きているという事により劣化して水を汚すことは無いので水質を維持するという観点では人工餌や生餌よりも安全ですが、感染や寄生虫の問題はクリアできないのでこれらも初期の飼育では避けたほうが無難かもしれません。 僕は何も知らず初期から冷凍アカムシを与えてましたが、それが原因で問題が出たかどうかは現在判断できません。 つまり経験からは良いとも悪いとも言えません。 未知の要素は1つでも少ないほうが良いと判断される場合は手を出さないほうが良いですし、多少のリスクを覚悟で使ってみようという方は使用しても良いと思います。 他の餌のように明らかな問題を経験しているものはそれを理由に「○○だからやめたほうがいいですよ」と言えますが、これに関しては(未だ分からない事が多く)グレー過ぎてどちらとも言えません。

水槽内環境維持

最後に3つの中で最も見逃しやすく気を抜いてしまいがちな水槽内環境維持です。

基本的には
◆水槽内壁4面と底1面の掃除
◆濾過装置の掃除
◇底砂利の掃除(入れている場合)
◇アクセサリー等の掃除(入れている場合)
など水槽内全てのものの定期的な掃除を意味します。

また補助的に
◆太陽光
◆換気
◆温度
などが適度に保たれている事も重要ですがどれか1つくらいが欠落しても他がバランスしていれば問題ありません。例えば太陽光が全く入らない場所でもそれ以外の事が正しくできていれば金魚飼育は可能ですしその他の要素も同様です。
また換気(新しい空気の取り込み)に関しては窓を閉め切る冬場などが特に問題化しやすいですが最近の住宅のように24時間換気またはそれに代わる換気装置が付いている場合はそれを使うのも手です。

ここで掃除の話に戻りますが、水槽内壁と濾過装置は避けられないと思いますが、もし金魚に病気や急死が続く方はこれ以外のものは何も入れない飼育を半年から1年行ってみてください。 正しい管理の周期を知らないとその後何年も同じミスを繰り返すことになるので最短でそれを理解するためにもシンプルにして周期を確認するのが良いです。僕自身、安全な管理法やその範囲を理解する為長い間底砂利は撤去したままデータを採ってきました。 良く分からない要素が1つでも減ると徐々に答えが見えてくることが多いですが、ブラックボックスになるものが2つ、3つと放置したままだと仮設の上に仮説を立てるような事になるのでなかなか答えに辿り着けない事も多々ありました。 最初は色々試したくなるのが人情ですがシンプルな内容でスタートするほうが早期に正しい周期が見つけられると思います。

また脳みそで考えても良く分からない場合は体を動かしてください。
つまり1か月に1回くらいのペースで点検して問題があれば掃除するんです。
水槽が多いと重労働ですが、まずは最も短周期である1か月でしばらく管理して安心感が得られたら徐々に周期を長くしていく方法をとれば難しい事は何も考えずに自分の環境に合う周期が判断できます。 延ばし過ぎれば問題が出るでしょうから、前の周期に戻すなどすれば良いわけです。

ちなみにバクテリアを利用したエコシステムで金魚を飼育するなら、1か月よりも短い周期で濾過装置を掃除するのは避けたほうが良いです。

水槽の掃除

僕の場合は水槽を2か月から3か月に1回は清掃を行う事にして、季節や汚れ方によってそれを少し延ばしたり調整しています。
水槽は計5面ありますが一気に洗うと苔がゼロになるので順に掃除して部分的に苔が残るようにしてます。

しかし
未だ飼育に慣れていない方や
色々不明な事が多くて不安な方は
安全な管理方法やその周期を確実にマスターするためにも最初の頃だけは水槽を丸ごと洗ったほうが良いと思います。 これなら細かなスケジュール管理も不要で、数か月に1回程度丸洗いさえしていれば良いので安心です。 慣れてくれば部分的にコケを残したりしてみるのも良いですが、最初は未知の事もい多いのでシンプルで分かりやすい方法が良いです。 まずは1年以上問題なく管理できるお手入れの周期を見つけることが重要ですし、それが出来ればその先は自由に変更していけます。

濾過装置の掃除

◆ご利用のろ過装置の種類
◆水槽の大きさ
◆水温や水の状態(バクテリアや青水)
◆金魚の数と大きさ
◆餌の量と種類
◆糞掃除の頻度
などで濾材の汚れるスピードが変わります。
ですので
一概に言えませんが僕の環境で水作エイトSやMの場合は
安全側の判断なら1か月に1回
延ばすとしても2か月に1回(夏場などはかなりギャンブルかもです)
で清掃したほうが良いという結論に達しました。
コレよりも短くても長くても良くないと考えています。(僕の環境での話です)
皆さんの場合も、濾過装置内にどのくらいのヘドロがどれくらいの期間で蓄積するかを観察していただければ自然と適切な周期が分かると思います。
上部ろ過装置や外部濾過装置のような部品が多いものは分解清掃も大変なのでその辺との相談も必要ですが、水作エイトのように1つ数分で洗えるものは1か月に1回洗っても苦になりませんし、これで多くの病気を予防できると思えば、むしろ洗わせていただきたい と思うくらいです。
★ヘドロがたまり過ぎて温泉のような匂い(硫化水素の匂い)がするようなら遅すぎますので早めてください。
★ヘドロが全く無いようなら洗う必要はありませんが、別の事情で汚れていない場合(青水などで長期運用していてヘドロが無い場合)などは季節ごとに1度くらいは洗うほうが安心です。
あくまでヘドロが多いと酸欠になり濾過バクテリアが死んでしまいバランスが狂うので、その予防のための正常化が必要ですが、原則として洗い過ぎにご注意ください。

またほぼ毎日のように濾材を洗う方が稀に居られるようですがこれをしてしまうとエコシステムを使った飼育が成立しません。
バクテリアがある程度増えて初めてサイクルが維持できる飼育法なので洗いすぎると100%水替えしなくては維持できなくなります。エコシステムで金魚を育てる場合はある程度は濾材が汚れている必要があります。 ヘドロの汚れ=バクテリアが居る事ではありませんが、ある程度汚れている状態を維持する事がバクテリアの安定の維持に寄与します。 青水でもない限りヘドロが綺麗に分解されることは少ないので汚れが気になる方は中が見えないタイプのろ過装置を選ぶなどして極力触らないようにしてみてください。1か月に1回程度の洗浄は問題ありませんがこの時も洗濯したように綺麗にするのではなく軽くリンスする程度にしてください。 目的は溜まり過ぎたヘドロを除去して通水しやすくし酸素がいきわたる様にすることですのでそれ以上綺麗に洗ってしまうと濾過能力が劇的に落ちてしまいます。人間界の綺麗と金魚界の綺麗は違いますので洗い過ぎにご注意ください。

まとめ

最終的に安全な管理がマスター出来て好きなようにその先を発展させる時には独自の方法に変えていけばよいですが、最初に安全な周期や管理方法を知らないと長い間

「一体、何が間違ってるんだろう」

と悩むことになります。

この記事には厳しい目の周期で書いていますが良く分からない場合は厳しい目でスタートして慣れてきたら緩めるほうが何が良くて何が悪いのかが判断しやすいと思います。 逆だと1つの大きな問題の見逃しがある限りそれに気づくまでは何をしても改善しないので改善しても改善しても金魚が次々に死んでいくような流れになり長期的に悩むことになりかねません。 

2つが完璧でも1つが大きく駄目だと金魚に問題が出ます。

これは転覆病の治療にも言えますが何か1つを大きく見逃していると努力しても結果が出ないので1つ1つが適正な範囲で管理されている必要があります。

色々改善して努力してるのに一向に金魚の病気が減らないと悩んでいる方が居られるなら一度上記の3つのスキルセット全てを厳しい目の周期や量で管理し、少なくとも3か月から半年維持してみてください。 金魚の問題は過去3か月の飼育によるものが多いとされますので少なくとも3か月以上は続けないと違いが出ません。できれば半年くらい続けて確実なものとしてから比較していただくと違いが分かりやすいのではと思います。

どれも単純で基本的な事過ぎて逆に(分かった気になってしまい)正しくできないとか、あまりに基本過ぎて誰も細かな説明をしてくれないという側面がありますので、そうした自分の過去の経験から この記事では問題点や注意事項を中心にあえて細かく書いてみました。
僕は長い間トンネルを抜け出せなかった一人として、色々と苦労してきましたので、これから金魚飼育を始める方、これまで長く苦しんできた方の参考になれば幸いです。

96件のコメント

  1. こんにちは~
    基本中のキホンと言いましょうか・・・大事なんですよね~♪ 
    それを出来ないでいるのに、不要な水替えや掃除、バクテリア剤、白濁り除去剤etcと使ってしまって、訳わかんなくしてる方;; が多いように思います~ ( あ” etc不要論者でも有りません ;笑 )
    金魚部さんのような記事に辿り着いても、etcの誘惑?(情報過多?) に負けてるのかも?? (‘◇’)ゞ

    • azzaroさん こんにちは。
      コメントありがとうございます。

      例えばエビとかデリケートな種類の熱帯魚みたいに何か少し間違うと死んでしまうみたいな場合はここまでややこしくならないと思いますが、金魚は環境適応が済むと比較的何でも耐えてくれるので間違いに気づきにくい事が多のが難点ですよね。
      そのまま長期化させてしまってある時点で温度の不安定が続いたりして初めて目に見える問題として金魚に異変が起きて気づく・・・見たいな。
      軽い勘違いやミスなら1つ2つはそうして金魚の能力で耐えてしまうので時間と共に徐々に内臓などに大きな問題が起きるような事態が刻々と文字通り水面下で起きてるのが怖いです。

      僕の場合飼育初期はドキドキしてましたが数年も経つと
      「これくらい気にしなくて大丈夫」
      「神経質になり過ぎる必要はない」
      みたいに思っては大きな問題を出し続けてました。
      結局1つ1つ見直して3つが正しい範囲でバランスするまでに10年以上かかりました。

      基本過ぎる事って
      気にして警戒している部分は大体問題が無いのですが
      「これは大丈夫だろう」と完全に安心しきってる部分が実は後で大問題になるみたいな事もあるので難しいですね。

      添加剤etcは長期的に考えるととんでもない出費になるので最初から手を出さないと決めてるので僕はそのルートは通過してきてませんが、そちらは根深い問題があるみたいですね。
      ジンクスみたいなものが出来てしまうと怖くてやめられないという話もありますし
      効いてるか効いてないか検証しないままネット情報をそのまま信じる方などが被害に遭われるようです。僕が金魚部をお休みしてた時にはコンディショナーの詐欺被害がすごく出たと聞きました。残念ながらその頃はあまり金魚情報を見て無かったので友人から聞くまで知りませんでした。

      最近は見ませんが僕がブログを始めた頃はそうしたブロガーさんが病魚のネタを書くと金魚屋を名乗る人物が治療法をアドバイスするふりをして奇跡のバクテリアとオキシデータとスポンジフィルタの3点セットを言葉巧みに買わせるという商法が流行してました。
      一番上に居るのは中国人の業者さんみたいですが今でも海外では100円前後で販売されているスポンジフィルターをネットで700円とかで販売しておられたりしてなかなか商魂たくましいなぁと思いながら見てます。(物凄い利益率なのでぼろ儲け状態です)

      まあダークサイドはあまり興味が無いので僕は時々目にしたら「あーあ」って思って見ているだけですが日本がこうした業者さんに荒らされるのはあまりいい気分ではないですね。

      • こんにちは~
        あ””・・建築系の方でしたか♪ いまさら知った次第;; 
        数字にお強いわけですし、上手くまとめていらしゃる(^^ // ちなみに私は(過去)土木系です~ ((笑

        同じことを書くにも、様々な表現とか言い回しが有りますが・・、↑ある意味似ている系って事で、私は金魚部さんの文章・まとめ方を判りやすいと感じるのかもしれませんネ!?
        (‘◇’)ゞ

        • azzaroさん こんばんは。
          コメントありがとうございます。
          そうですね、土木と建築は色々な点で似てますよね。
          設計で金魚飼ってる人は少ないかもしれませんが、現場の人はすごく多いんです。
          結構怖そうなおじさんと意気投合したのが金魚の話とかもよくありますし
          会社のペットが金魚とかもよくあります。
          当番制で世話してるけど言い出しっぺの人はとっくに辞めていて残された人達だけで金魚を守ってるとかw心温まるエピソードなんかもあるあるではないでしょうか。
          あまり具体的に書くと今後コメントされる方がコメントしにくくなると思うので明言は避けますが、僕のブログにコメント下さる方々の多くに1つの共通点があります。
          それを見る度に安心するというか自分と同じ点を持つ人に情報が届いているんだと実感できます。
          性格とか年齢とか職業とかその他背景は全く共通性が無いだろうに、ある1点だけ、多くの方々に共通点があるんです。全員ではないですが殆どの方に。
          他のブログでは見ない傾向でもあるので僕はその事をとても嬉しく思いますし、この傾向が続くような条件を維持する事を大切にしようと思っています。
          全体的に数は少ないと思いますが、日本中の「その種の方々」に届く事を願っています。
          勿論それ以外の方にも読んでいただけるとありがたいです。

  2. kingyo部さん

    こんにちは~。
    オランダちゃんたち、元気に真夏を越えたようで何よりです(*^^*)

    「餌やり」について、これが簡単そうでそうでもないことを認識しましたっ。
    かなりの消化能力がある成長過程の幼魚は別として、人工飼料は、成魚にとってはかなり少なくて良いのだな~と。金魚部さんの記事を参考にさせて頂き、浮き気味の子を改善させるべく量を調整する過程で実感しました。これくらいは普通食べられるよね?っという思い込みがイカンイカンという感じで。。

    「咲きひかり育成用」は、早くから食べ慣れれば問題ないのかもいれませんが、形の出来上がった二歳魚くらいから初めてあげると、十分に水温がある時でも苦しそうにもがくのを何匹かで目撃しました~。細長い形状だし、沈下性のせいか柔らかくなるまで少し時間がかかりそうだし、栄養たっぷりだし、人気のある餌ですが要注意な気がします。しかし、当歳魚には何ら問題がないように見えるので、まさに「育成用」として使うべきだなと思いました。大食漢の老魚にもあげてたら、水質は問題ないのに白濁眼になるし、、量を調節すれば良かったのかもしれませんが。。

    基本スキル、色々経験してくると実はとても奥深いですよね~(^_^;)

    • dalahastさん おはようございます。
      コメントありがとうございます。

      2歳魚くらいから徐々に成長も落ち着いたり各パーツが仕上がったりするので個体差はありますがどの餌を与えるべきか悩みますね。
      高齢の金魚は栄養過多だと長生きできないようですし長期的に見ると人工餌を数日に1回与えるなど回数を減らすか、毎日少量与えるか、栄養価がもう少し低いものに代えるか難しい所ですね。

      年齢に合わせて餌を切り替えるというのは欧米では良く言われている事ですが、僕はここまで量の調整で何とか対応してきました。
      特に転覆傾向が出たら消化に手間取るたんぱく質を抑えることが重要なので、丸手で高齢の金魚に低たんぱくの餌を与えるというのは理に適う事なので可能な範囲で実施したいです。

      ただし、餌の種類を増やすと管理が雑になりやすいという問題がありますし、消費し終えるまでの期間がのびる事も懸念されるので避けてきました。

      全体の半分が高齢とかなら迷わず切り替えますけど現在僕の環境では6歳魚が2匹、5歳か4歳が3匹居るだけなので、なかなか実施できずにいました。

      そんな中、先日フレーク餌の保存がどれくらいの長期で可能なのか実験するのに購入した餌が低たんぱく餌だったので浮き気味の6歳魚(2世)の居る水槽だけ全面的に切り替えて様子を見ています。
      またこの水槽は小さな金魚も居るので、小さな金魚にも確実に餌がいきわたる様に与える必要があり、通常、転覆傾向が出たら行っている餌を極度に減らす方法だと小さな金魚が餌を一口も食べられないかもしれないので(皆にいきわたる様に)量をカサ増しする意味でも低たんぱく餌に切り替えるのは理に適うので今回遂に切替実施に至りました。

      結果は良好ですがあまり太らせてしまうと丸手の6歳魚ともなると転覆が当たり前みたいに出るのでこの機会に予防も兼ねてもう少しシェイプアップさせたいです。丸いままだと内臓への負担も大きいらしいので高齢金魚は極力スリムな丸手という状態を維持させたいと思っています。

      咲ひかり金魚は全体的に育ち盛りの金魚用の餌のイメージがありますね。
      ただ分解能は(お湯に溶ける程)良いので量さえ適切なら高齢金魚でもいけそうな気もしますが金魚的にも飼い主的にも安心できる量で維持するなら低たんぱく餌に切り替えるほうが管理が楽かもしれませんし、そのまま行くほうが安定を維持できるかもしれないので難しいですね。

      おっしゃる通り「育成用」は育成目的の配合でしょうからその目的に使うのが良いと思います。ただ咲ひかり金魚はどれも同じくらい高たんぱく餌なので同じ咲ひかり金魚の別の種類を選んでも高齢の金魚向きではないように思います。 まあ大きな金魚なら量で調整するのも可能かと思いますが、これだけはやってみて判断しないと何が正解か分からないですね。毎日繰り返す事なので長期的に見ると物凄く大きな影響を及ぼす事でもありますのでじっくり選んであげてください。

      • kingyo部さん

        こんにちは~お返事ありがとうございます~。

        粒エサは栄養過多になりそうなので、低たんぱくのフレークえさ、良さそうですね!
        幸い白濁眼は、別の粒エサで量をググっと抑えて順調に回復したので、ほんと反省ですm(__)m

        すっかり粒エサに移行してしまったので忘れてましたが、うちで生まれたワキンたちはブラインシュリンプエッグの粉末の後は、フレーク餌のみで育ちました~。43匹だったかが生き残り、里子に出しても一般家庭の許容範囲をはるかに超えていた上にかなりの素人飼育だったので、、現在たった一匹になった大事な6歳魚には長生きしてほしく、エサはなかなかの懸念事項です。ただ金魚にはかなり珍しく?水面恐怖症なので、体当たりしても一向に落ちてこない餌だと夜になっても切なく水面を見上げているため(爆)せっかく買った野菜系のキョーリンアイドルは諦めましたトホホ。。

        浮く原因となる「消化に手間取るたんぱく質を抑えることが重要」というご意見、ほんと納得です。うちの青文魚は長手のタイプで浮きそうには見えないスリム体型なのですが、餌の量をちょっと油断すると浮き気味になり、とにかく沈みたくて恥ずかしそうにバタバタするし、同居の茶金は風船のようなお腹でいかにも転覆しそうなバランスのわりには少量のエサ目がけてマッハで泳いでは、ちょっとだけ多く食べたかな?っと思ったら水面近くで斜めになっているので、、いくら治ったように見えても餌の量は長いスパンで気を付けようと思ってます!いずれも当日の夜か翌朝には治っているのですが、万一治らなくなったら後悔しますものね。

        • dalahastさん こんばんは。
          お返事ありがとうございます。

          >体当たりしても一向に落ちてこない餌だと夜になっても切なく水面を見上げている
          真面目な話の流れと思って油断して読んでいたのでコーヒー吹き出しそうになりました。危険。

          >野菜系のキョーリンアイドル
          これ野菜系として紹介されているのを時々見ますけど野菜系ではないですよ。
          アイドルは普通の餌に野菜増量したような餌です。
          野菜系と言うか植物系と呼べるのは日本ではテトラの青ラベルくらいです。
          植物系の原料のみで動物性たんぱく質ゼロ配合の餌って意外に少ないですよね。
          何故かイギリスの雑誌にまで(TETRA JAPAN)と書かれたのでテトラのこの餌(又は配合)は日本でしか売られてないみたいですけど。
          でも残念ながら浮上性です。
          それからイギリスの雑誌に書かれてたままの名前を書きましたが日本での販売代理店はTETRA JAPANではありません。念のため。

          >いずれも当日の夜か翌朝には治っているのですが、万一治らなくなったら後悔しますものね
          その青文魚心配ですね。
          空気糞がどの程度出ているか注目してみてください。
          餌を控えめに維持しながら空気糞が出る頻度が下がっていれば回復傾向ですが、増えていれば悪化してるので最後には転覆します。
          あくまで幾つもある判断基準の1つですがお役に立つようなら判断の目安としてみてください。
          大切なのは長期的に回復傾向を維持する事です。
          危ないと思ったら餌を切る日を作るのも手です。
          毎日給餌ではなく2日に1回給餌に切り替えるなど・・・
          <健康な金魚には良くない行為ですが危機を乗り切るためには使うべき手でもあります。>
          温度が低すぎるならヒーターを使うのも時間稼ぎになります。
          これらの組み合わせで何とか長期的に維持できれば治るチャンスが拡大します。
          (勿論その間の水質は最上レベルを維持するのが必要最低条件です)
          転覆病に関して言えば転覆させたら負けと思って予防を徹底して何とか回復するまで持たせるのが大切だと思います。
          勝負に一気に勝つ事よりも引き分けにして延ばして延ばしてチャンスが来たらズルしてでも勝つ! 
          そんな勝負をするのが良いと僕は思っています。

          それから飼い主を怖がっていなければ(という条件が付きますが)
          水面恐怖症は治せますよ。
          そのうち記事にしますね。

  3. 初めまして。青龍と申します。約1年前より金魚飼育を始め、それ以来金魚部様のブログには何度もお世話になり、助けていただきました。ネットにはあまり強くないため、今まで読むばかりで一度もコメントをしたことがありませんでしたが…どうしても感謝の気持ちを伝えたく、今回の記事を機に初コメントさせていただきました。本当に、いつもありがとうございますm(_ _)m
    金魚部様のブログは、読み手の想いを汲んでくれる、とてもきめ細やかで誠実なブログで、いつも感激しております。
    1年頑張りましたが、とある事情によりこの夏リセットすることになり、今は60センチ規格水槽に黒出目金2匹と仲良く暮らしております。北海道なので、これからの寒さが怖く、ヒーターとかいろいろ悩みますが…金魚部様のブログを参考にさせていただきながら、厳しい冬を乗り越えていきたいと思います。オランダ系も好きなので、青文魚や丹頂、赤オランダをお迎えしたいのですが…過去死なせてしまった金魚たちを思い出すと怖くてなかなか手がでず、仕事帰りに近所のアクアショップの水槽の前でほぼ毎日眺めてしまうという…ちょっと怖いことをしております(´∀`; )(苦笑)
    これからも悩める金魚飼育者と金魚のために、このブログがずっと続いていってほしいなと思います。
    金魚部様も、金魚さんたちも、どうぞお体に気をつけてお過ごし下さい。
    長文失礼しました。

    • 青龍さん はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      僕は長い間飼育が上手くいかなくて苦労してきた一人なので自分と同じような人に届けばいいなと思っています。
      何らかの形でお役に立てたならとても嬉しいです。

      本などは失敗しない人が正しい事だけを書いている印象で、その通りにやれば全く問題が出ないかのような内容になっていたりして、うまくいかない人間にとっては何の助けにもならない事が多いので、僕のブログでは色々な失敗談を中心に書いたり、成功例の紹介でも過去の失敗などから念のため考えておくほうが良い事を極力書くようにしています。
      どの文章が、どの1行が、何処の誰の役に立つかは分かりませんが、死なせてきた金魚の命を無駄にしない為にもその情報が誰かの金魚を救ったり、問題が出る前に予防していただくきっかけになればと思います。
      大人になって再び金魚飼育を始めた頃に本でもネットでも必要な情報が見つからなかったという経験から現在のような書き方で書くようになりました。

      北海道の冬は過酷でしょうね。
      その分断熱対策など万全なので家の中は中途半端な地域の冬よりも快適と聞きますがいかがでしょうか?
      僕は一級建築士として家の設計をしますが断熱は特に力を入れて設計しています。
      施工者がミスしないように壁の設計を工夫したり断熱の施工だけは検査後不合格部分は全て僕が自分の手で直しています。
      アメリカで学んだ断熱施工と日本独特の工法を組み合わせたのもをベースにして色々と工夫を積み重ねて機械や電気に頼らないでも快適な家を作っています。
      ハイテクを使った快適な家ではなくローテクを幾つも重ね合わせる事で災害や老朽化で一部が機能不全になっても問題なく快適さが維持できるように工夫しています。
      とは言え、最北は東京までなのでそれより北で住宅を設計した事は無いので北海道ともなれば京都や東京よりも厳しいスペックになると思いますのでお住まいの地域でどのくらいが標準とされているのか興味があります。

      金魚飼育でも同じように1つ1つの事を工夫したり改善してその組み合わせで「塵も積もれば山となる」方式でより良いものにできればと思います。
      というのも1つの大きな何かに頼る方式だとそれが壊れたら全体に影響が出てしまうのでリスクを分散する意味でも広範囲に至り細かな工夫を幾つも重ねるようにしています。
      それらから得たことなども含めこの記事では3つの基本スキルセットをより安全に維持できるように書かせていただきました。

      色々な性格の方が色々な生活習慣の中、色々な地域や環境で飼育される事や金魚が僕たちの体温ほどの高温から氷点下の低温まで生き抜ける能力がある事によって、一言で「金魚飼育」と言っても全国で似て非なる数々のドラマが毎日展開している事と思います。
      1つの答えでは問題解決の助けにならない無限ともいえる条件の組み合わせがある中での「金魚飼育」ですので、そうした中で自分に出来る事を1つ1つ考えながら書き進めていきたいと思います。

      本当は金魚部が不定期で長文として知的好奇心の高い大人向き、こちらはショートで説明も内容も簡単にして一般向きにして頻繁に更新のつもりでしたが金魚部のデザイン変更が思ったように進まなくて主力をこちらに置く事にしたので、こちらまで更新は既に不定期となっていますが、書いても気に入らないとボツにしてしまうので毎日投稿という事は出来ません。

      現在の悩みは比較用に作る予定だった一般向きをどう処理するかですが、仕事が忙しくなってきたのでしばらく保留ですが何とか(別の場所でも良いので)一般用も書いていきたいと思っています。

      そんな感じでマイペースながらコツコツと書いていこうと思っておりますのでどうか気長にかつ末永くお付き合いください。

      飼育相談続きはこちら

  4. お忙しい中、お返事ありがとうございます。こういったコメント投稿は他でもしたことがなく、今回が人生初だったのですが…こうして好きなことについてやりとり出来るというのは嬉しいですね!僕のまわりには金魚を育ててる人がいないので、経験談や失敗談を話し合うような機会もなく…そういう部分でも、金魚部様のブログには本当にお世話になっております。金魚部様のおっしゃる通り…“金魚はこのように飼育すると良いでしょう!”と書かれている本を片手に見比べ、冒頭でいきなり自分のと違ったりすると、その後何をどうして良いのかわからず、いろいろやっているうちにどんどん弱っていく…その時は本当に“いろいろな事例”をたくさん知りたいと思いましたし、金魚部様のブログでは事例や情報、飼育者心理まで書かれていて、不安な気持ちからくる間違いに事前に気付かせてくれたこともありました。
    僕のところでは、死に方がいつも決まっていて…元気に泳いでると思っていたら突然下でジッとし始め、約2日後に松かさ状態になりながら浮かび、さらに2日後にお腹が膨らみ、体がうっすらピンク色になって浮かんだまま死んでしまいます。死に方が共通しているのにもかかわらず、まだ原因が良く分かりません。死なせてしまった金魚達のためにも、なぜ死なせてしまったのか…勉強を重ねていつか理解したいと思います。
    北海道は、急に大きく冷え込むことがあるのが怖いですね…特別寒い地域ではないのですが、気温が−10℃を超えることもよくあるので(>_<)
    去年の冬は水量17リットルくらいのMサイズ水槽だったので、どうしても日中との温度差が出てしまいましたが…今年は60センチ水槽にアップしたので、なんとか温度差に気をつけながら、頑張りたいと思います。
    僕はずっと北海道なので、他の地域の冬やお家事情はわからないのですが、やはり雪の降る地域と降らない地域ですと、大きく違うものなのでしょうか?ちょうど今、自分の住む家について考えているところで、いろんな人から話を聞いているのですが…人によって言うことも、もっている情報も結構違うので、悩んでしまいますね。金魚飼育同様、情報に振り回されないように気をつけなければなりませんね。
    こちらのブログも、金魚部ブログも両方読ませていただいております。どちらの記事も魅力いっぱいで、読んでいてとても楽しいですv(^▽^)v物作りに対して誠実な意識をお持ちの方だからこそ作れるブログだと感じております。これからも、たくさん読ませていただきたく思います!こちらこそよろしくお願い致しますm(_ _)m

    • 青龍さん こんにちは。
      お返事ありがとうございます。

      マツカサ病はあまり経験が無いのでコツをつかんだりアイデアを思いつくチャンスが無いまま現在に至りますが、予防に関してなら現時点までに分かっている事を少し。

      基本的には水質の問題だと思いますが、金魚が弱り過ぎている場合も起きるようです。
      転覆病と同じで原因は山のようにあり1つとは限らないので可能性がある事を1つ1つ無くしていくのが最も効率よく予防できると思いますのでその方向で書かせていただきます。
      言い換えると他の全てが万全でも何か1つ見逃していれば時間と共に問題が大きくなることがあります。

      僕がまず思いつく原因は大きく分けて<雑菌の異常な繁殖><金魚が異常に弱る>の2つです。
      正常な金魚でも雑菌が異常繁殖してしまうとそれらに負けることがありますし、異常繁殖は酸素を大量に奪うので酸欠問題も出ますから金魚は弱ります。 その逆に金魚が何かの原因で異常に弱ってしまうと、もはやこれまで問題にならなかったような常在菌にまで負けるレベルに免疫力が落ちてしまいやられてしまいます。 この2つはマツカサ病や他の感染症への流れを作るので要注意です。

      以下にこの2つの具体例を示します。

      ◆餌の与え過ぎ <雑菌の異常な繁殖>
      水中に溶け出して栄養過多(※1)になり雑菌の繁殖が異常に早まり酸欠を起こしたり有用なバクテリアが主力の座を奪われたりすることで金魚が病気になる流れ。
      ◆水質が不安定 <雑菌の異常な繁殖>
       □立ち上げ初期でバクテリアの数も種類も少ない場合
       □毎日100%水替えしている場合
       □濾材を必要以上に綺麗に高頻度で洗浄している場合
      こちらの場合はバクテリアの椅子取りゲームで本来座っていてほしい有用なバクテリアが多くの椅子に座れないまま椅子を空席状態で維持している事になるので、何かのきっかけで一気に雑菌に椅子を取られ主力の座を奪われる流れ。

      上記はいずれも水質が安定するのに必要なバクテリアが不十分なため起きている例ですが立上げ初期は特に人間の綺麗を基準に維持されている水槽は要注意です。

      ※1
      また栄養過多と言っても色々あります。
      餌の与え過ぎや溶け出しは最悪の栄養過多で、良い事は何も起きません。
      一方でそれらをふくむ排泄物が処理されてリン酸や硝酸や窒素が多くなる栄養過多、つまり直ぐに青水化するとか直ぐに苔むすとかの状態は(ある程度までは)金魚や金魚の餌となるプランクトンにとって有益なバランスを維持するのに貢献します。過剰だとダメですけど。
      水が薄く黄色になる頃まで放置すると別の問題が出る事があります。(溶存酸素不足・次の水換えで水質急変のショックなど)
      ただ後者はマツカサ病とは無縁と言えるほどバクテリアやプランクトンが安定しますので過度な放置をしない限り金魚の調子はすごく良いはずです。
      後者なのにマツカサが出るようなら水槽内に何か不衛生なものが存在している可能性を考えてください。
      例えば
       □底砂利ありだけど十分な掃除をしていない
       □アクセサリー特に中空のものを長期的に入れたままにしている
      これはアメリカの大手ペット販売店で販売された死のアクセサリー事件で有名になりましたが中空で中に水が溜まるアクセサリーの長期使用は危険です。
      この事件以降殆どの中空アクセサリーの穴がかなり大きなものに変更されていますが、マツカサがでるようなら(可能性を1つでも消すために)これらは最初から水槽に入れないほうが良いです。

      ◆中毒・温度変化・水質変化 <金魚が異常に弱る>
      亜硝酸塩中毒で金魚が極度に弱る場合に死ぬ直前にマツカサ状態になる事がありました。
      でも鱗を開き続ける体力すら残されてないので直ぐに閉じて次の日には死亡と言う流れです。
      これは購入してきた時点で中毒になっていた金魚の例で、長い間バクテリアを温存している環境では起きにくい問題ですが、まだそこまで安定していない立ち上げて間もない水槽等では起きやすいです。
      ちなみにこの金魚を販売していた金魚屋さんでは濾材無し・ネットワーク無し(独立型)でエアレーションのみでしたので毎日の管理は100%水替えが基本となっていたと予測されますが、毎日替えておられたかは分かりません。

      シーズン中に金魚を買う時はご注意ください。可能ならオフシーズンに購入する事をお勧めします。

      それ以外にも金魚が異常に弱り免疫力が低下する例として
       □温度が10℃以下
       □温度が定まらず不安定に上下する
       □1日の温度差が大きすぎる
      (経験上自然に起きる昼夜の温度差は15度までは殆どの金魚に対して大丈夫と判断してます(病魚・高齢魚除く))
       □pHが5以下、又は9以上
       □pHが定まらず不安定に上下する
       □その他水質がコロコロ変わる
       □アンモニアが高濃度
       □細菌感染・寄生虫の寄生
       □とりあえず薬浴しちゃう

      地球上で言う安定は、今日も明日も明後日も繰り返される事を意味しますので、毎日サイクルを維持できる範囲からはみ出さないように世話をしなくてはいけません。
      やり過ぎも放置しすぎも問題が出ます。

      あと普通に飼育していれば起きないと思いますが<雑菌の異常な繁殖>の例として蒸れてしまうというのもあります。
      昔ヒーターを効率よく使おうと小さな発泡スチロール容器に金魚と塩水とヒーターとエアレーションを入れて蓋を閉めてしまい開けたら鱗が開いていたことがありました。
      蒸れて雑菌が増えたのだと思います。その時のエアレーションのチューブを手で触るとぬるぬるしてました。
      有用なバクテリアがほとんどいない塩水浴だったので起きた問題です。

      原因は色々あるマツカサ病ですが
      まとめますと
      ◆雑菌の異常な繁殖
      ◆金魚が異常に弱る
      のどちらかに関係したものが多いでしょうから、この両面を避ける形で予防すれば良いと思います
      上記以外でもこの2つのどちらかに該当しそうなことは避けてみてください。

      水量を17Lから40L(low)/60L(full)に上げられらのはいいですね。
      周りの温度が長期的に低い場合は結局その温度になりますが水量があれば水温の変化するスピードが遅くなる分金魚に与える負担は減少しますので金魚に優しい環境になりますね。

      思いつく事だけを書きましたのでこれ以外にもあると思いますが、やはり北海道という事で温度環境が一番気になりますね。
      僕の住む場所は比較的温暖なので寒くなった今でもバルコニーで育ててる木の葉の上でアゲハチョウの卵が孵化している状況です。
      (それはそれで迷惑なのですが発見次第ピンセットで採って稚魚に食べさせていますのでプラスマイナスゼロと考えています。)
      それ故、遥かに温度が低い地域でどのような違いがあるかは想像できませんので、その点は青龍さんのほうで検討してみてください。

      飼育相談続きはこちら

  5. お返事ありがとうございます…それも貴重なご意見までありがとうございます(T_T)飼育相談のようになってしまうかもしれませんが…許されるなら、もうひとつコメントさせて下さい。

    ご指摘いただいた、“雑菌異常繁殖”と“金魚が異常に弱る”はまさにその通りだと思います。特に“雑菌異常繁殖”は最近特に感じていました。死んでしまうタイミングは、はかったように購入してから2週間後と、1ヶ月後がほとんどでした。この期間を乗り越えたとしても、すぐに同じ症状がでて死んでしまいます。僕が一番長く育てられたのは、去年の夏に金魚すくいで手に入れた小さな和金(これが金魚飼育の始まりでした)で、Mサイズ水槽で厳しい冬もたえ、病気は冬に白点病になった(塩水浴9日間で完治)以外はなにもなく、今年の春まで生きてくれました。春になり、45センチ水槽にサイズアップ(飼育水引継ぎつつ)し、他の金魚を導入したら死んでしまい(この時も同じ死に方)…ここから導入しては死んでしまうをずっと繰り返してしまいます。こちらはショップが少なく、ほとんどホームセンターの魚コーナーで買うことがほとんどなんですが、専門店じゃないからかショップの水質が…良くなくて…(T ^ T)
    原因がわからないのと、水草についていた虫が爆増(しっかり洗ったのに…南米プラナリアとミズミミズでした)してしまったため、完全リセットし、リセットついでに60センチ水槽へとサイズアップしました。60センチになって2ヶ月たち、アンモニアも亜硝酸塩も処理されるようになり、気温はまだほぼ一定(24℃±0.5℃)で、水槽内は底砂(水質影響なしのものをうっすらと)、アクセサリーなし(金魚部様の記事を読んでずいぶん前にやめましたw)、水質検査(ph、アンモニア、亜硝酸塩、6in1)も1日おきにしていまして、目に見える数値には問題ありません。水換えは5日〜1週間に1回3割、底砂の掃除(吸い上げる時にゴミを取る程度)も一緒に行います。上部フィルター(の中でも一番水流が弱いもの)を使用しています。最近水の臭いはしなくなりましたが、ろ材のウールマットの黄ばみとツンとした強めの臭いが気になります…が、替えて良いものかどうか迷っています(>_<)
    買ってくる金魚は毎回体長(頭から尾の付け根まで)5センチ程のサイズで、出目金・オランダ系で、2匹くらいずつ挑戦します…ので、過密状態ではないかと思います。僕は金魚を飼い始めてから青水化したことはなく、コケすら一度も出たことはありません。なので水槽の壁面はあまり掃除したことがないです(今書いてて気付きました)。水槽を置いてある場所的に直射日光があたらないから(直射日光が当たらないだけで明暗はあります)…これもいけないのかな?餌は、毎朝一回らんちゅうベビーゴールドssを1匹あたり3〜5粒、底砂を敷いてからはフレーク餌数枚に切り替え、週に一度冷凍赤虫(殺菌済み)を少ーしあげていました。粒餌の時は数秒で食べていましたが、フレークにしてからは1分ちょっとかかっています。虫の爆増事件の時に思ったのですが、僕の飼育環境だと富栄養化しやすいのかな…と思ったんですが、これ以上餌減らして大丈夫⁉︎と思ってしまい…今回出していただいた記事は、まさに今の僕にピッタリのものでしたm(_ _)m
    水質検査等から目で見える部分では正常値なので、ご指摘いただいた通り、立ち上げからの不安定な状態で、水自身が健康を維持できる状態ではないんだと思います…金魚部様の記事からも、餌はもう少しやりようがあると思いますが、これは水だけでも全換水した方が良いのでしょうか?リセットはしたくないのですが、これからの調整でバランスをコントロールしていけるものなのでしょうか…と、お話していたら…どうやらギロダクチルス・ダクチロギルスに感染してしまったようです(T_T)一昨日元気がなかったので、予定より2日早く水換えして、昨日は様子見していたのですが…今朝になってうぶ毛っぽいものを見つけ、よく見たら…(T_T)やっぱり、水自体が強くないというか、菌や寄生虫が繁殖しやすい環境なんですね…この寄生虫は過去一度だけ経験があるのですが、その時は塩水浴(エアレーションなし)のみで収束しました…でも今塩水浴明けなので、また治療で水質が変わるかと思うと怖いです(T_T)
    これまで看病ばかりで全然元気を保ててあげれていません…水槽よりもバケツの中の方が多い事が本当に申し訳ないです。
    お忙しい中、僕の悩みに触れていただき、助言までしていただき、本当にありがとうございましたm(_ _)m

    いつか楽しい報告が出来るよう…なんとか頑張りたいと思います(T ^ T)

    追記 2017.09.28

    金魚の種類 黒出目金
    金魚の体長【cm】 4
    金魚の体重【g】 6.5
    その他同居人の金魚の情報 他に黒出目金がもう1匹いまして、体長4.5cmの体重9gです。2匹とも水面近くでボーっとしていたのでよく見てみると、全身にうぶ毛のようなものがついており、調べてみるとダク・ギロだと思われます(9月24日時点)。

    ※9月26日4cmの方を死なせてしまいました。4.5cmの方はうぶ毛のようなものは減少し、元気な様子です。

    問題が出た水槽サイズ(横)【cm】 60
    問題が出た水槽サイズ(奥行)【cm】 30
    問題が出た水槽の水深【cm】 30
    飼育水 透明
    水換えの頻度【何日毎】 7
    1回の水換えの量 30%
    その水槽を立ち上げてからの期間 1年未満
    濾過装置の種類 上部濾過装置
    エアレーション あり
    底砂 あり(その他)
    苔・水草 水草のみ
    その他アクセサリー
    日光 直射日光全く無
    換気 換気扇による換気・24時間換気
    冷暖房の有無 暖房使用(就寝時停止)
    ヒーターの使用 ヒーター無し
    金魚が居る場所の耐寒性マップのゾーン 7b
    与えている餌の商品名 テトラフィン金魚のエサ
    1日の給餌回数 1
    1回に与えている餌の量 手の小指の爪サイズ3〜5枚
    総アンモニア 【mg/L】 0.25
    亜硝酸塩 【mg/L】 0.8
    硝酸塩 【mg/L】 25
    pH 【-】 7.5

    • 青龍さん こんばんは。
      お返事ありがとうございます。

      (お店選び&問題の無い生体選び)
      全ての金魚が最初から中毒だったとは考えにくいですが、
      可能性の1つとして完全に否定できる根拠も無いので
      念のため以下の点も考えてみてください。

      最初から亜硝酸塩中毒の生体を買ってしまうと何をしても数日から2週間位くらいで死にます。

      >こちらはショップが少なく、ほとんどホームセンターの魚コーナーで買うことがほとんど

      購入は毎回同じお店でしょうか?
      もしそうならお店を変えるのが一番ですが、ショップが少なくて無理なら
      入荷直後に買えば亜硝酸塩中毒ではないものが手に入る可能性が高まります。
      ただし入荷直後で買うと養殖場>問屋>金魚屋>購入者となり金魚の立場から考えると短期間で何度も水質が変わる事になるので注意です。

      またシーズン中を避けて金魚の流通が頓化しているオフシーズンに購入する事をお勧めします。

      (匂い)
      >ツンとした強めの臭いが気になります

      □アンモニア臭
      これは水槽や濾過装置のプラスチックからですか?
      濾材からですか?
      アンモニア臭が濾材からするのであれば大変な事ですが、その場合当然アンモニア検査で検出されるでしょうから濾材からであれば別の何かですね。

      □硫化水素臭
      ヘドロは溜まってますか?
      溜まっている場合は硫化水素臭がする事があります。
      コレであれば嫌気環境になっている為の酸欠を何とかすればよく、具体的にはヘドロを洗い流せばよいという事です。
      バケツに飼育水を取りその中で濾材を軽くリンスすればOKです。

      □その他
      それ以外のツンとする匂いはあまり経験ないですが、悪いサインでしょうから
      濾材から匂うなら捨てて立ち上げ直すことを強くお勧めします。
      それが無理な場合は、かなりしっかり目にリンスしてください。

      (金魚のサイズ)
      60㎝水槽に5㎝クラス2匹は全く問題ありません。
      水質が安定するまではそれくらいで少なくとも数カ月安全に飼育できるまで増やさないようにしてください。

      (日光とコケ)
      >コケすら一度も出たことはありません
      >直射日光があたらないから
      >(直射日光が当たらないだけで明暗はあります)

      飼育環境は明るい日陰という事でしょうか?
      この場合青水化しないのは分かりますが
      苔は日光が弱くても出ます。
      日光が弱いと茶色い苔が出たままになります。
      日光がある程度あれば徐々に緑に切り替わります。

      飼育開始から2か月以上経過して苔がゼロは何かがおかしいです。
      立ち上がる事とコケが出る事とは別ですが立ち上がってサイクルが始まると出来る物が苔の生長を助ける栄養でもあるので
      もしかするとそれらが出来ていないか水換えで毎回クリアされているのかもしれません。

      立ち上げ途中はアンモニア検査をされていてピークを一度でも検出されましたか?
      もしピークがないまま終わったとか、立ち上げ時に検査してなかったとかであれば立ち上がっていない可能性もあります。
      ただしこの場合はアンモニアや亜硝酸塩が検出されないという事が説明できなくなり矛盾が生じてしまいます。

      ここまでに頂いたデータから
      水槽が立ち上がっていない、または過去に立ち上がっていたけど崩壊した
      と考えると金魚が長く生きられない事やマツカサ病が出る事の説明が付きます。
      俗にいうニュータンクシンドロームが起きているのだと思います。
      苔が出来ない事や悪臭が出る事ともつじつまが合います。
      しかし
      金魚は大量の尿を出すので長期的に見た場合、(立ち上がっていないと仮定すると)アンモニアが出ないのはおかしいですし
      金魚が死んでしまう段階でアンモニアや亜硝酸塩が高濃度で出てないとするとこの点でも矛盾が生じます。(つまり直接原因は何で死んだの?という疑問が出てしまうのです。)
      なのでこの仮定も現時点では成立しません。
      正直全てのデータに矛盾の無い答えが思いつきません。

      ★アンモニア・亜硝酸塩・硝酸塩の数値は具体的にいくらでしょうか?

      ★ここ最近の数値があれば教えてください。変化してるのか?その場合どのように?が知りたいです。

      そちらで起きている事のおよそは把握できましたが、何か腑に落ちないというか大きなものが欠落しているか僕が何か勘違いしている気がしてなりません。水質検査の結果が正常であるという事と想定される水槽内の状態を比べるとつじつまが合わない事に関して特に気になります。 
      ですので、可能であれば飼育相談フォームを入力して送信してください。
      ※この場合諸条件への同意とJPG画像2枚が必要になります。

      また現在多忙の為、即答が出来なくて申し訳ありませんが、可能な限り早くお返事するようにします。

      <<<その他気になる事>>>

      (餌の量)
      現在の給餌量は少なすぎるようにも思います。
      水質を安定させるまではそのままで良いですが
      今後水質が安定したらもう少し与えるほうが良いと思います。

      飼育対象が5㎝クラスの当歳魚とした場合
      SSの粒餌を5粒とかフレークを3枚は長期的に見た場合少なすぎると思います。

      フレーク餌はウチでも粒餌の数倍時間がかかります。
      ゴリゴリできないから効率が悪いのか分かりませんが少量でも瞬く底に落ちたままになりますのでご安心ください。

      現在の餌の量は金魚が2匹だと仮定した場合は富栄養化する量ではありません。
      10匹ほどいたら別ですが2匹で挑戦される限りかなり安全側となる量ですしむしろ少なすぎるかも?という量です。

      >これ以上餌減らして大丈夫と思ってしまい

      駄目です。これ以上減らしちゃ駄目です。
      水質が安定したら少し増やしてください。

      (水換え)
      >これは水だけでも全換水した方が良いのでしょうか?

      いいえ、立ち上げ直すなら半分は換えないといけませんが、実際のところは、むしろマイクローブをチャージしたいので一度水を全体的に古くする必要があるくらいです。 
      どういうことかと言うと、僕の立ち上げ実験を見ていただくと分かりますが最初は水が出来てない中で立ち上げていくのでバクテリアをしっかりと増やす為無駄な水換えは一切行いたくない(水を古くする方向で水換えを避けたい)というスタンスです。
      だから実験ではアンモニアか亜硝酸塩が危険な値になるまで水換えをしないで我慢してます。
      これはバクテリアやプランクトンなどマイクローブと呼ばれる小さな生き物たちが水中に増えるのを待っているのです。
      これらがある程度の数になれば水が安定しエコサイクルも安定しますのでそうなれば餌を与え金魚が食べてアンモニアや糞を出してその処理されたものが水草やプランクトンの栄養になり更に安定サイクルへと変化していきます。

      逆に、水が上手くできてない(エコサイクルが機能してない)場合は乳白色のバイオフィルムがどんどん分厚くなり苔にならないまま水中に浮遊したり異臭がしたりします。
      現在青龍さんの水槽でこの流れになっている可能性が否定できないです。
      正しく出来ていれば、大体1か月以内に茶色い苔を見る事になります。

      軌道修正はラクそうに思われるかもしれませんが、言い換えれば問題を残したまま正常化させる方法と言えますので経験や知識が必要ですし長期化したり失敗する可能性が高いのでお勧めできません。
      問題は洗い流してリセットしてやり直すほうがはるかに楽で早いですし金魚への負担も少ないですのでおすすめしたいと考えています。

      最後に寄生虫が出ているかもしれない件ですが、
      弱っていそうなら別途バケツで塩水浴をして治してあげてください。
      水槽の立ち上げ直しよりも金魚の命を優先して治療してあげてください。

      飼育相談続きはこちら

  6. お~なんとっアイドルは普通の餌の野菜増しでしたかっ(*_*;
    老魚には植物質がよいと見たので、何となくこれだろうか~っと思った次第で。。

    しかも、完全なる浮上性の餌はうちで生まれてこの方与えたことがなかったため、盲点でした。
    水槽のガラスフタにぶち当たるほど跳ねるのも、兄弟魚たちと暮らしている時からあまり気にしてなかったのですが、実はいち早く水面のエサを下に落とすためだったようで、、、過去、フィルターの排水口にあたってか随分ウロコが剥げたので、浮上性はNGだと判断しました。
    落下途中のエサを隈なくキャッチするのと砂利を隅から隅まで掃除する能力?はダントツでして、水面でエサを食べずとも?誰よりも大きくなったのですが、朝あげた浮上性の粒が夜白くなって浮いているのは衝撃でした。この間ほとんど食べられなくて病も治ったのかも~。

    青文魚は確かにしばらく空気フンに悩んでいたのですが、幸い粒エサの量を減らして程なく改善しました!マツモもよく食べるので入れてたのですが、エサが少ない上に水替え後の食欲刺激でモリモリ食べてしまい、緑のフンが浮きまくってたことがあって取り除きました。

    ちなみに、キョーリンプレコのえさを食べさせるとちょっとずつしか食べられないせいか確実に泳ぎが安定して浮き問題は出ないのですが、やっぱり金魚のエサを普通に与えたいので、長期的に回復傾向を維持するべく!少ない量でじっくり行きたいと思います。実は夏場に1ヵ月間順調だったので油断してエサ量を増したら、すぐに浮きました。。寒くならないうちに治したいと焦ってはダメだなと、三度目の正直っという感じです。ほんとはそんなに食べなくても大丈夫なのに、欲しがるのを見て可愛いので飼い主のエゴで与えてしまう~過保護のカホキンはいけないんですが^^;

    • dalahastさん こんばんは。
      お返事ありがとうございます。

      >キョーリンプレコのえさを食べさせると
      >ちょっとずつしか食べられないせいか
      >確実に泳ぎが安定して浮き問題は出ないのですが

      それなら春まではそのままでいいのではないでしょうか?
      今はどんな手を使っても悪化させずに春まで持ち込んで温度が安定してから餌を変えたり量を増やしたりするのが良いですよ。

      今現在問題が出ている場合は餌を切り替えるのも仕方ないですが、うまくいっているなら現状維持できるものはそうしたほうが良いです。
      プレコの餌確認しましたが配合は金魚と違うでしょうけど特に変なものも入ってないですしそれで浮かずに消化できてるなら春までは現状維持で良いのではないでしょうか。

      僕は過去に何度か完治したと安心した直後にとんでもない悪化でリバウンドしてどうにもならなかったことがありましたので正常になってから数カ月は経過させないと油断できないと考えるようになりました。

      転覆病は人間が治すというよりも金魚が自力で回復するみたいな流れが必要ですし内臓の問題が原因の場合は怪我など外傷と違い時間もかかりますし目に見えないだけに治りかけているところを餌の増量や切り替えで悪化させることもしばしばなので
      僕なんかは転覆魚が出てしまうと祈るような気持ちで低温期を通過するように恐々管理していますが逆にそこさえ超えれば回復のチャンスが大きく拡大しますのでがんばれます。

      もちろん前の記事の3つのスキルセット関連が全て正常な範囲でないと回復以前の話ですが、それだけに回復傾向になり冬を超えるなら既に秋から3か月良い状態を維持できたことになるので春の初期の温度の乱高下で弱らなければあと少しという所だろうとも思います。
      環境が良ければ金魚は自力回復しますので浮袋や腎臓が機能不全になっているとかでなければ救えると思います。

      僕が提案してますタンパク質の量を減らして維持する転覆病の治療法は特にこの時期に対応する為に考えたようなもので、春になりさえすれば勝手に治るという事も多かったので毎年毎年秋越えは祈るように色々試してきてようやく確立できた方法でもあります。
      今は秋も怖くなくなりましたが、昔はこの時期が怖くて苦手で嫌いでした。

      実はこれに加えてもう1つとっておきの治療法があるのですが、現在は順調に飼育出来てるが為、その検証ビデオが撮れないまま現在に至ります。
      毎回、治療法とか考えて試している時は必死過ぎてビデオどころではないのですが、いざ方法が確立したので記事にする為に撮影しようと思うと全くその問題が出なくなるという・・・僕の中での金魚飼育あるあるですが、このケースも該当してしまっています。

      このもう1つの治療法とは転覆しそうな金魚や転覆した直後の金魚に施すと簡単に元に戻せるという治療法なのですが記事にしたいのにそれをビジュアルで見せる検証ビデオが撮れないまま秋になってしまいました。
      夏の初期に3匹が転覆しかけた時に撮ったのは全て重要な部分が分かりにくいかビデオが長すぎて途中で停止して撮れて無くて・・・一度記事にしようとしましたがボツにしたままもう一台のPCに眠っています。
      それも含めて僕の転覆病治療法のワンセットなので早く出したいのですが、こちらはもう少しお待ちください。

  7. 金魚部さん、こんばんは。
    ツイン30㎝キューバー・金魚ヲタLITE補欠のマリリンです。

    最近ベランダのコンテナの3匹の金魚が白点病になってしまい、
    今回の記事を読んで反省してます。
    9月になって青水にしたら、すぐに濃くなってしまうんで、
    けっこうガボッと水替えしてたんです。
    アンモニアと亜硝酸とPHの試薬は持ってるんですが、
    硝酸塩の試薬は買ってなかったんですよ。
    水替えし過ぎで金魚を弱らせちゃったのかなあと思ってます。
    ちゃんと買っとかないといけませんね。

    幸い金魚は塩水浴で元気になりました!
    まだ予後経過観察中ですけど。

    金魚がしょぼーんと底に沈んでいると、飼い主の心も沈みます。
    ふよふよ~っと泳ぎだしたのを見て、おぉー!っと思ったら、
    ぷしゅ~って沈んで、あぁ⋯ってなります。

    機嫌よく泳いでいる金魚を見てると、
    アホでもブサイクでもいいから元気に育ってほしい!
    と、母のような気持ちになりますw

    これから冬支度です。
    初っ端からズッコケちゃいましたが、慎重に管理していきます!
    基本やなあ。しみじみ。

    • マリリンさん こんばんは。
      コメントありがとうございます。

      (50%を超える水換え)
      >けっこうガボッと水替えしてたんです
      水槽の水量によりますけど、あまりたくさんしてしまうとAチームのバクテリア(有機栄養細菌)が減り過ぎてしまい餌を与えた後にゴミ掃除してくれる担当が居なくなるので怖いですよ。
      1回の水換えは半分を限度にして、気になる場合は数日あけてやらないとAチームが回復してないと水が痛みます。
      どうしても大型換水する必要がある時は餌を数日劇的に少なくするか切るかしてAチームが回復するまで時間稼ぎしないとサイクルが正常に回らなくなります。

      (pHジャンプ)
      マリリンさんの主力はベランダであればそちらは薄めたほうが良いかもしれませんね。
      <あさイチ>と<昼の2時から3時ごろ>の2回pHを検査してその差を見て考えるといいですよ。
      日照条件や濃さによっては怖いくらい変化してるはずですし、日照があまりなければそれほどでもないです。
      特に今の時期は未だ屋外の青水タンクで天気の良い日の昼の2時3時の検査は怖い色が良く出ます。
      金魚じゃなければ即死かもみたいな値です(僕は屋外は水草しか入れてませんけど)

      (濃すぎる青水)
      我が家の金魚水槽も現在「秋の抹茶スイーツフェア」絶賛開催中です。
      黒オランダの稚魚が3匹づつ入ってる2本の60㎝水槽が特に濃いんですが
      小豆役の3匹が浮上してくると蜜たっぷりの宇治金時みたいです。
      ホテイソウがバラバラにされて裏向いている時なんかは宇治金時白玉になることも・・・・
      興味本位で検査してみたところ朝昼でのpHのジャンプもそこそこありますが屋外ほどひどくは無いです。

      とにかくここまで濃くなると半分程度の水換えではビフォー・アフターで濃さが全く変化しないレベルですが
      「もう秋だからまあいいか」
      とそのままにして、いつも通りの週一の50%水換えだけで維持してます。(全て室内です)
      夏場は室内でも酸素が濃くなりすぎて気泡がヒレとか体に出るのが怖いので青水を薄くするか僕の場合は殆ど夏は透明で維持しますが、秋以降は温度が下がるおかげで溶存酸素量も増えるので気泡が出やすい過飽和状態になりにくいので青水が濃くなっても容認してます。
      気になる場合は餌を減らすとか水草を大量に入れて栄養を吸わせるとかしないといけませんが、それはそれで面倒なので。

      かと思えば何時まで経っても白濁りに少しだけ色が付いただけで一向に濃くならない「伊右衛門(by福寿園)」カラーの水槽もあって透明か青水かはっきりしてほしい性格の僕としてはモヤモヤした感覚を覚えながら見守ってます。既に1か月ほど中間地点でキープしてます。
      ちなみに福寿園さんまで車で15分くらいの場所に住んでますが時々信号待ちで前に停まってるとお茶を蒸す時のいい香りがしてきて「このままこの工程が終わるまでは赤信号のままでもいいかも」と思う事があります。

      (硝酸塩検査)
      >硝酸塩の試薬は買ってなかったんですよ
      僕は6in1で硝酸塩だけ確認と言う無駄と手間を感じる方法で見てますが
      日本でもドイツやイギリスみたいに液体の硝酸塩の検査薬販売して欲しいですね。
      テトラ以外のメーカーのが時々ネットに出てますが高いし僕の考えた液体検査薬の裏技使えなさそうだしで買ってません。

      昔、硝酸塩がほとんど検出されないのに青水化が進むとか水草が爆増する事があり「あれっ」て思ってた事がありましたがリン酸塩とか窒素も植物の肥料分として生長を助けるので硝酸塩以外が原因で青水が濃くなることもあります。昔の記事では硝酸塩しか書いてませんが栄養面で見た場合、濃くなる原因はいくつかありますので硝酸塩だけ調べてもダメなようです。

      >幸い金魚は塩水浴で元気になりました!
      >まだ予後経過観察中ですけど。

      悪化させる前に処置出来て良かったですね。
      これからは温度も下がり病気も出にくくなりますが
      出てしまうと治しにくいやっかいな時期なので
      今のうちに確実に治して万全な状態で冬に入りたいですね。
      金魚が元気だと心穏やかに暮らせますしね。

      僕も金魚ヲタLITEを目指して頑張ります。
      とりあえず稚魚のカシラが完成するだろう春までは現状維持ですけど。

  8. 金魚部さん、いつも色々教えて下さりありがとうございます(*^^*)

    プレコのえさ、内容マルで良かったです~。通常のエサとしてもしばらく与えていたので、ちょっと心配でした。最初に試してみたのは真冬の1月で、エサ切りや塩水浴で良くなったように見えても少量のエサを再開するとまた浮いたため、今度はそれらもせずにいきなりプレコえさを食べさせてみたらすぐに浮き気味の解消が継続したので、まさにキョトンとしてしまったくらいなのですが、あくまでもうちの場合はごく軽度の浮きであって、転覆病までは至っていなかったからでしょうね。

    ただ、プレコのえさをもぐもぐバスケットに入れてチビチビ給餌させるだけだと、どうも粒エサを食べる力がなくなるように思えるんですよね、気のせいかもしれませんが。なので、先に粒エサも少量与えます、後に粒エサを与えたら浮くことがあるので。ちなみに後でも、ごく少量であれば問題ないみたいですけど。

    今は、エサの少なさを補えるかな?とたまにプレコのえさを与える以外は、早くも真冬用にと思って保存していた「あゆソフト」で大丈夫のようです。他に老魚も屋外の子たちも喜んで食べてますが、当歳魚以外はあくまでも控え目にです、、秋口は危険なので。青文魚はこの一年、大して食べさせていない気がするのですが何だか大きくなっているので、飼い主が巨大魚に悩まないようにエサをあまり食べられないようになっているのかな^^;

    こちら長物ばかり飼育してきて丸物はまだまだ未知なのですが、転覆治療法はきっと心待ちにしている人がたくさんいることでしょう。色々工夫されて解明されたノウハウは、世の金魚飼いの心を慰めます。わたしも金魚部さんのアドバイスを心にとめながら、慎重にいきたいと思います!(^^)!

    • dalahastさん こんばんは。
      コメントありがとうございます。

      冬場にあゆソフトを与える際は気をつけてください。
      確かにペレットとを比べるとクランブルは吸水が早い(※1)ですが、これはペレットでもプレソーク(事前に吸水)させれば同じことです。

      そんな事よりもタンパク質含有量が多い場合、健康な金魚には何の違いも無いですが転覆しかけている金魚にとってはガスが多く溜まる事に変わりないので、与え過ぎればフラフラしますし最悪の場合転覆します。
      特に注意していただきたいのはあゆソフトはどれもタンパク質が50%前後である点です。
      キョーリンのプレコのえさはタンパク質33%以上という製品なので低たんぱく餌に入るので咲きひかりからこれに切り替えて浮き症状が治まるのは当然ですが、プレコ餌からあゆソフトへの切り替えに関しては逆になる(高たんぱくになる)のでご注意ください。
      ですので切り替える必要はありませんが、与えるのであれば量に注意してあげてください。

      また強調しておきたいのですが
      健康な金魚は多少の事は耐えますので真冬に高たんぱく餌を多少与えても問題は出ません。
      それを見て「この餌は消化が良い」と判断することがあれば、それは危険です。

      逆に消化能力が落ちて転覆しかけている金魚にとっては低たんぱく餌でも消化に時間がかかり過ぎてガスがたまる事があり1日中苦しそうにして水面に浮く事になります。
      僕はこれまでこの消化能力が落ちた金魚に各種餌を与えてみて判断してきました。
      最も消化が良いと思われる植物性たんぱく質(しかも生餌で)も、このような金魚の浮き改善には役に立たない事も確認しました。
      この流れの中で唯一見つけた解決策がもう1つの治療法ですがこれはもう少しお待ち下さい。

      ※1
      ペレットは穴から出た餌のペーストを短く切るようにして生成されるので表面が比較的ツルツルしていて綺麗な為、水に接した時に水をはじくので吸水しにくいです。だからSやSSならそっと落とすと沈下性餌でも沈まずしばらく水面に浮いていられます。
      一方でクランブルは方式が色々ありどれか分かりませんがフィード・ワンさんの飼料は(見た目から判断すると)多分、焼成後グランブラーにかけて成形するものだと思います。その後はサイズ別にふるいで分けてると思います。 だから良く見ると固めた後に割ったような断面で出来ているので水を吸いやすいんです。
      少し違いますがレタスを包丁で切るのと手でちぎるのみたいな断面の違いが出ます。

      (注意)僕は現時点でタンパク質の消化でガスが出る事しか知りません。
      ですので他の栄養素に関して転覆傾向や消化不良に関係するものがあるかどうか分からないので現在はタンパク質の事に関してのみ書いています。

      この事から僕は、基本的に餌は変更せずに量を減らす事、真冬で消化に苦しむ場合は
      ◆ヒーターで水温を上げる
      又は
      ◆餌を水やお湯に漬けて柔らかくしてから与える
      という事をしてきて、現在に至りますが、
      現在の包囲網で今のところ何とか転覆病は予防できています。

      ただし吸水する方法は生餌と同じくらい水を汚しますしせっかく人工餌を与えている意味が無くなるので理由あって人工餌に固定していた事情もあり最近は行ってません。
      またヒーターも治療以外ではあまり使わないので専ら量を減らすか餌を切るかで対応していますが、餌切りは最終手段です。

      金魚は魚なので厳密な意味での冬眠はしませんが、真夏であれ真冬であれ餌が極端に少ないと判断すると省エネモードに入ります。
      仮死状態と言う程ではないですが、寝ているような感じで、でも寝ている時と違い急には動くことも出来ないようなモードです。
      特に餌も無く周りに人間や外敵の気配も無いような状態が長く続くと徐々に移行するみたいです。
      僕は真夏に長期出張から戻って来て体験したのですが最初は死んでるのかと思いました。
      あのようなサバイバル能力があるので冬に多少餌を切ってもそれで死んだりはしませんので転覆病に関して危ないと感じたら(最終手段として)餌を切るのも1つの手です。

      また僕は現在青水や苔や水草と言った餌に代わるものを大量に入れた状態で飼育してますので、真冬の低温時に人工餌を一切与えなくても餓死して死ぬことは無いです。

      少し前は肌寒くて毛布を出したのに、現在こちらは日中春のような陽気でTシャツでも暑く感じる程です。天気がいいと夜間は放射冷却で冷えます。
      この時期は暖かい日が続いて気を抜いたところに急に「えっ真冬ですか」みたいな温度に下がる事があるので、天気が良くてもマイペースが大切ですので天気が良くても油断して餌を増やさないようにしてあげてください。
      うまく維持すれば無事に冬を通過し本当の春が来ますので、そうなれば自然と回復のチャンスが増しますのでそこまで気を抜かず耐えさせてあげてください。

      長い金魚は浮袋の位置にも余裕がありますし内臓も綺麗に配置されるので成長不良も出にくく普通の魚としての機能をほぼ全て満足して産まれてきます。一方で丸手は産まれた時から体の形が奇形と言う状態なので浮袋が1つしか無かったり内臓が適切な大きさにならなかったりする事もありその段階で既に長く生きられない事になっている金魚も多いそうです。そうした構造の為、転覆もしやすいとも言われます。
      このように丸手は転覆しやすいと言われる理由がありますが、僕が思うに長い金魚も問題が出てしまうと丸い金魚と同じです。
      黒デメキンでも転覆したら後は丸手と同じ流れになりました。オランダ・丹頂・ランチュウと買ってから4番目に買った黒出目金は今思えば転覆第一号でした。最後は「くの字」に曲がって辛そうでかわいそうでした。

      ですので青文魚も悪化させると助けられなくなると思いますので春まで上手く逃げ切ってください。

  9. 金魚部様、お返事ありがとうございます。お忙しい中、僕たちの問題を一緒に考えてくださり、本当に本当にありがとうございます。お心遣いに甘えさせていただき、相談フォームに9月24日時点の状態を記入させていただきました。以下、記入しきれなかった部分と、金魚部様より確認されたことをお伝えしたいと思います。前回はこれまでの経緯全てを書いてしまい、分かりづらかったと思います。申し訳ありませんでした。
    8月9日から60cm水槽をセットし始め、その時はオランダ(体長4.5cm)1匹で立ち上げ開始となりました。立ち上げ実験③のサイクルを使った記事を参考にさせていただきながら、同じくサイクルを使って行いました。餌は粒餌5粒を毎日一回のペースで行いました。立ち上げ開始2日後からアンモニア0.25検出し、立ち上げ開始7日後に3割水換えし(水換え後もアンモニア0.25検出されています)、開始13日後にアンモニア0になりました。この時は亜硝酸塩の液体検査薬を持っていなかったので、6in1の紙検査で見ていましたが、うっすら色がついたかな?どうかな?くらいでした。水換えは約1週間おきに3割換えを継続しています。立ち上げ開始からのオランダは、開始21日後に死んでしまい、入れ替わる形で黒出目金(体長4cm)が水槽に入りました。アンモニアが0になってらはずっと0が続き、餌量のアップを試みた時には0.25検出される時がありましたが、餌量をもどすと数値も戻りました。
    開始して1ヶ月後に、2匹目の黒出目金(体長4.5cm)を導入し、水槽に入りましたが、5日後に気になることがあって塩水浴することになり、水槽からバケツへと移りました。1週間の塩水浴が終わり、9月19日から水槽に戻ったのですが、するとアンモニアが0.25検出されるようになり、昨日までの時点で0に戻っていません。2匹目を導入する時に亜硝酸塩の液体検査薬を購入し、それからは液体で測るようになりましたが…0〜0.8をいったりきたりしています。硝酸塩はだいたい10〜25くらいで、水換え後で薄まる…感じです。

    ○アンモニア等、ピークというような高い数値は出たことがなく、でもそれは60cm水槽に小さい金魚1匹だから、高くなる前ににサイクルが出来上がったのか…と思ってしまっていました。
    ○ツンとした臭いはろ材からです。ろ材は、ゴミ取りのマット→デュアルマット(上部フィルターにセットでついていたので使っていました)→リングろ材の順でいれています。調べる中でデュアルマットは長くは使えないと思ったので、少し前にリングろ材を追加し、ゆくゆくデュアルマットを捨てる予定でいました。バクテリアを移すために今は一緒にいれており…臭うのはデュアルマットのみです。この製品は活性炭とセラミックが入ってるようなので、活性炭が限界を迎えて臭う…のかな?と思っていました。
    ○ヘドロはたまっていません。触るとバイオフィルムのようにヌルッとはしますが、何かがたまっているような感じではありませんし、色なども特についていません。

    ショップでの買い方と、餌量教えていただき、ありがとうございます。入荷日等は確認済みなので、自分の水がしっかり出来たら…参考にさせていただきたいと思います。

    ギロ・ダクも出てしまいましたし、一度全てをリセットしてやり直すべきですね…この時、上部フィルターと水槽は洗えば再利用可能…でしょうか?塩で洗って…ではダメでしょうか?

    いろいろと本当に申し訳ありません。何卒よろしくお願い致します。

    • 【追記を2回行いました 該当箇所に追記と表示しています】

      青龍さん こんばんは。
      お返事ありがとうございます。
      フォームが届いていないのでメールアドレスにメールしました。
      お手すきの際にメールの内容に沿ってご対応願います。

      フォームが届いていないので
      コメントを拝見した内容だけからお返事させていただきます。
      アンモニアや亜硝酸塩がゼロでないのであればほぼ何が起きているかは分かりました。

      やはりピークが出て無いようですね。
      つまり未だ立ち上がっていません。

      アンモニアや亜硝酸塩の量が異常に少ないのは
      60㎝水槽に5㎝クラス1匹だけで餌もごく少量で更に水換えをされている為だと考えます。

      ここで簡単に何が起きているか説明しますと有用なバクテリアが増えず雑菌が増えている・・・
      つまり、水が腐ってしまっているんです。
      異臭、苔が出ない、金魚が死ぬ・・・全てこれで説明が付きます。
      やはりニュータンクシンドロームです。

      特に今回の場合は
      大雑把な言い方をすれば餌が少なすぎてアンモニアが十分に出てないのが原因です。
      おかしく聞こえると思いますが、実は通常の飼育と立ち上げ中とでは少し常識とする事が違ってきます。
      通常はアンモニアはゼロが基本ですが立ち上げの最初だけはピークになるだけのアンモニアが出る必要があります。

      ※以下バクテリアのAチーム Bチームが出てきますが詳しくはこの記事に書いています。

      サイクルに含まれるBチームのアンモニア処理バクテリアは非常に優秀なので入れると比較的早くアンモニアがゼロになるかもしれませんが、その場合でも亜硝酸塩がピークになりゼロになるまで立ち上げ完了とはなりません。

      立ち上がる前は特にバクテリアのAチームが少なすぎると水が腐ります。
      またアンモニアが少ないとBチームが増えないのでエコサイクルが作られません。
      そのままAチームもBチームも少ない状態で日が経てば雑菌が増える条件が整った段階でそちらが異常に増えて椅子取りゲームにまけてしまいます。

      金魚も何もいない水なら雑菌が増えるのに必要な栄養も無いので時間がかかり1か月から2か月で腐ると思いますが、金魚が居る場合&餌を入れてる場合は少し早めに腐ります。
      異臭はその時に増える雑菌のうち匂いを出す種類が出していると思います。

      僕の立ち上げ実験と同じバクテリア製品「サイクル」にもAチームは少し含まれているはずですがその製品のメインはBチームであり、僕の経験から言えることは特にBチームの中のアンモニアを処理するチームが優秀でしたがAチームは目に見える効果がある程は居ないと思います。
      つまりこれを多少入れた程度ではいつまでも60L近い水量を腐らせずに維持できる力は無いので、水換えをされている時点で半減していると思います。

      餌の量に関してですが僕が記事で使用しているのはSサイズ。
      青龍さんのはSSなので僕の記事と同じ数では少なすぎます。
      僕のサイクルの記事で何粒と言う形で書いてますがこれはSサイズ(約1cg)です。
      SSサイズは更に小さいのでもっと増やす必要があります。
      更に言えば僕の実験は8Lですが青龍さんのは60㎝水槽+上部ろ過装置なら約60Lですので水量が7倍ほどあるので本当は餌もそれに比例させて増やす必要があります。 ただし金魚に無理に食べさせるのは良くないので、次回の立ち上げの時は金魚に食べさせて問題が無い範囲で徐々に増やしてください。 僕はランチュウベビーゴールドのSは長年使用してますがSSは買ってないのでどのくらいの量か分かりませんがSSの場合は粒を3倍から5倍で考えていただきたいです。
      つまり1日に10粒から15粒を最低と考えて給餌してください。
      ※ちなみにらんちうディスクSSSはちょうどSの10分の1です。
      これは可能なら2回か3回に分けて与えてもよいですが5㎝クラスなら1回でも処理できる量だと思います。
      更に60Lという水量を考えると7倍必要ですが、それは金魚のサイズから無理でしょうから せめてこの2倍から3倍
      つまり15x2=30から15x3=45くらいがアンモニアを良い状態で出させるのに必要な量でかつ金魚に無理が出ないだろう量になると思います。
      少なめですが、金魚に無理な負担をかけない為に少なめで書いています。
      まとめますと60Lから30Lで立ち上げる場合で
      らんちゅうベビーゴールドSSの場合は1日の給餌量は15粒から45粒の間くらいで考えてください。
      そして毎日大きく変化させる事が無いようにある程度は数を固定してください。
      SS餌10粒前後の誤差は問題ありません。

      追記
      すみません、ランチュウベビーゴールドは新製品に切り替わっているみたいで餌のサイズが旧製品とは違うみたいです。小さいのが出ただけと勘違いしてました。すみません。
      上記の計算は忘れてください。
      餌のサイズは調査しなおしますのでもう少しお待ちください。
      参考リンク
      新しいランチュウベビーゴールド
      http://www.kyorin-net.co.jp/gold/go30.html
      古いランチュウベビーゴールド
      http://www.kyorin-net.co.jp/gold/go15.html
      キョーリンにしては珍しいおかしな変更と言うか
      旧製品は小粒と表記して1.7から2mm
      新製品は特小粒と表記して1.7から2mmディスク型
      となっていますので近くのホムセンに行ってあれば買ってきます。
      無ければ遠いほうのいつものホムセンに行く事になるので数日余裕をください。
      多分旧製品とは全く違う形なのだと思います。
      </追記

      追記2
      幸い近くのホムセンにありました。
      0.5gになる量を量ってから数えたら約300粒
      0.1gで60粒なので
      6粒で1cg(=0.1㎎)です。
      つまり餌のサイズでは僕の記事のものと6倍の差があるので僕の記事の数を6倍していただく必要があります。
      さらに僕の記事は8Lですので30Lなら約4倍、60Lなら約7倍ですが金魚が小さい(体長5㎝クラス)1匹なので秋という事もあり同じ比率にできませんので、ここは無理ないように考えると
      60Lなら
      3x6x1=18粒(最少)
      3x6x5=90粒(最多)←こちら寄りで検討してください。
      この辺で決めてください。

      餌を実際に手に取って見ましたが
      かなり小さくて、正直、数えて与えるようなサイズではないと思いました。つまり、手づかみでおよその量を与えるような細かさの餌です。

      これなら5㎝クラスの金魚に1日100粒くらいは問題ありません。
      (質量からも言えますが見た目からも、この餌50粒で中粒餌1つ分くらいという細かさです)
      ただし温度が急に下がるような場合は金魚の様子を見て減らしてください。
      タンパク質は46%と多めですので、常に安全側で対応してください。
      </追記2

      同じことがサイクルの添加量にも言えます。
      僕の実験は8Lであの添加量です。
      60Lなら7倍から8倍の添加量が必要です。

      正直60㎝水槽をいきなり立ち上げるのは僕でも難しいと感じますしサイクルを使う場合の立ち上げコストが高くなりすぎますので、せめて水を半分にして30L、可能なら15Lくらいで立ち上げるのが失敗が少なくてお勧めです。

      ここで大問題となるのが上部ろ過装置です。あれは水量が上のほうまで入っていて初めて安全に動作するので水深が60㎝水槽の高さ36㎝の半分の18㎝(約30L)でも無理がありますし、そのさらに半分の9㎝(約15L)は動作しないレベルですし、万が一動作しても簡単に空回りして危険な事になるので使えません。
      長期的には60㎝水槽の上まで水を入れて上部ろ過装置で運用していただくとして、今は30Lか15Lで確実に立ち上げていただきたいので水作エイトコアMを追加購入する事は可能でしょうか?

      またご希望であれば(今なら)僕の水作エイトMの濾材をお送りする事も可能です。
      Sは先日のメンテナンスで半分を新しく交換したので差し上げる事が出来ませんがMなら未だ古いのがあるのでバクテリア(主としてBチームになります)がたっぷりと沸いたものが手元に残っています。
      京都(地理的には殆ど奈良)で沸いたバクテリアが北海道でどれほど生き残るかは分かりませんが真冬ではないので未だ温度差も許容範囲ではないかと思います。
      ご希望ならお送りします。その場合は60Lでいきなり立ち上げる事も可能です。

      更に将来の為に覚えておいていただきたいのですが、リング濾材は60㎝水槽用のろ過装置と言う小さな規模では飾りとかオマケ程度であり機能しません。
      リング濾材はもっと大きな水量用のろ過装置に使うものです。
      某大手メーカーも遂に主力商品でリング濾材を廃止したという事実があります。あれはメインではなくあくまでバックアップですので必ずウールを使ってください。ウールさえあればリング濾材は全て捨てても問題ありませんが、ウールを入れずにリング濾材だけで上部ろ過を回すと水質はぐちゃぐちゃになり金魚が生きていけません。
      これはまたいずれ詳しく記事で説明しますがリング濾材はこの規模では使い物になりませんので純正の使い方通りにウールを使ってください。

      さてこの先に進んでいただく前に幾つかまとめて質問させてください。

      1.バクテリア剤「サイクル」はまだ残っていますか?YESならあと何ミリリットル残っていますか?
      2.水作エイトコアMを購入する事は可能ですか?
      3.再立ち上げは何リットルで行うのがご希望ですか?(60L・30L・15L)
      4.濾材の送付を希望されますか?※その場合も住所氏名はコメント欄に書かないでください。

      このお答えを拝見してから対策を練り出来る限りご希望に添えるように最適な方法でサポートさせていただきますので、まずはこの4つにお答えください。

      飼育相談続きはこちら

  10. なんとっ!あゆソフトはそんなに高たんぱくだったですかっ。何で見たのか、「低たんぱく」で冬場も消化にいい、と。。配合表も付いていなく、それ以上確認してませんでした。。よく考えてみたら、川魚の育成用ですものね、高たんぱく納得です。確かに、かなり小さな「クランブル」なのですが、決してたくさんあげられるエサではないのかも、というのは、過去に低温時の病魚で感じました。心底悔やまれます。健康魚には全く問題ないので、勝手に消化に良いエサなんだな~っと短絡的に思っていました。現在、かなり小さな粒を青文魚と茶金に1回各3粒ずつ、1日3回です。一瞬で食べ終わる量ですが、浮く懸念がある彼らにとって、高たんぱくと思えば決して少なくはないと感じます。13センチくらいのワキン老魚には、中粒のおとひめ5粒を3回与えていたら再び白濁眼っぽくなったため、くだんのあゆソフト5粒くらいずつにしたところ、再び白濁は改善し餌クレクレ~っと元気に泳ぎ回ってます。こちらは少ないかもしれませんが~。

    金魚部さんに教えてもらわなかったら、調子いいからもうちょっと増やしてみよ~っと秋冬にまた危険行為をするところでしたm(__)m

    青文魚はこの9か月ほど、たま~に浮き気味になってはすぐに元に戻るを繰り返して来ましたが、これから冬に向かって思わぬ落とし穴があるといけないので、万一今のエサ量でも浮くようなことがあれば、基本を低たんぱくプレコのえさでいきたいと思います!水温は真冬でも常時15℃以上を保ちますが、これから20℃を切ってきたらエサやり要注意ですね。
    どうもありがとうございます、またお邪魔しますね!(^^)!

    • dalahastさん こんにちは。
      お返事ありがとうございます。

      >よく考えてみたら、川魚の育成用ですものね

      そうですね、川魚は鮎しか知りませんが鮎の主食は苔だったと思います。
      苔は高たんぱくですしそれに似せた配合となるとあんな感じになるのだと思います。
      ただし配合で似せていても苔とは水分量も結合も違うので消化が良いとまでは言えません。
      この場合消化が最も良いのは生きた苔を食べさせることですのであゆソフトよりは苔を与えてあげてください。

      >水温
      水温で最も心配なのは急に下がる時です。
      低温で安定しだすと消化不良は出にくいですが、秋の乱高下の時が最もフラフラします。
      天気が良く日中高温が続いた後に長雨や台風で一気に気温が下がりそのまま上がらない時が怖いです。

      とは言え、夏から問題を抱えて秋に入る金魚だけの話で、外部も体内も問題なく元気に夏を過ごした金魚には何の問題も出ないまま秋も冬も通過していきますので水質管理さえ正しい範囲で行っていれば大丈夫です。
      秋を無事に超えたら次の山場は春になりますが、これは冬の管理で大きく変わるので冬もサボらず適度な水換えをしてあげて下さい。

      最後に皆様に1つお願いがございます。
      今後お返事をいただく場合は該当コメント文章の最後の少し右下に「返信」ボタンがございますので、それを押していただきますと返信用のコメントフォームが出ます。
      返信を頂く場合はこのコメントフォームにお返事を入れて頂くと助かります。

      何時も管理画面からお返事していて気付いてませんでしたが、今回飼育相談用のリンクを作ろうと皆様と同じ状態で開いて、皆様のコメントがバラバラになっている事に初めて気付きました。
      「返信」ボタンが小さくて発見しにくかったようなのでデザインを変更して大きくしておきました。

      また一部の方のコメントを僕が手動で移動してみましたが、僕が移動すると全て僕のIPアドレスに代わるという問題も出るようなので途中で中止しました。

      尚、新規コメントの時はこれまで通り最下部にあるコメントフォームからお送りいただければと思います。
      お手数ですがご協力のほど宜しくお願い致します。

  11. 金魚部様、こんばんは。
    お返事ありがとうございます。

    相談フォーム不達のご連絡ありがとうございます。相談フォームですが、どうしても最後の画像添付の部分でエラーが出てしまい、送信できませんでした。いただいたメールの方へ、相談フォームの件と、金魚部様からのご質問のお返事をさせていただきましたので、よろしくお願い致します。

    こちらの状況をわかりやすく解説していただき、ありがとうございます。本当に…ありがとうございました。原因を“なんとなく”ではなく“はっきり”出来たのは僕達の中でとても大きいことです。僕は水が腐ってしまうことが怖く、水をどれくらい換えずにいて良いのかがわかりませんでした。ほんのり臭う魚臭さは通常でしょうか?それとも本来、腐ってなければ無臭なんでしょうか?
    餌の量についても、こんなにしっかりと計算していただき、実際に購入してまで調べていただいて…本当にありがとうございます。いつも底でジッとした後に浮いて死んでしまうので…これも転覆病?内部の病気?との思いもあって、餌の与えすぎを恐れ、少なくなってしまいました。
    与えるの餌の量についても、ろ材についても…非常に驚きましたし、なにひとつ正しくしてあげれていなかったんだな…と、本当に金魚達には申し訳ない気持ちでいっぱいです。この世に誕生し、沢山のことを乗り越え、販売されるまでに育ったのに…腐った水に入れられて、餌も満足に与えられずにいたなんて…本当に申し訳ないです。
    金魚は本当に難しいですね…情報も様々ですし、目に見えない部分も多く存在するので…
    沢山の間違いを教えてくださり、ありがとうございます。
    本当に感謝しております。

    • 青龍さん こんにちは。
      お返事ありがとうございます。

      フォームの送信ありがとうございました。
      おかげで状況が詳しく分かりましたので今後の対策が練りやすくなりました。

      その前に質問のお返事をさせて頂きます

      >ほんのり臭う魚臭さは通常でしょうか?
      >それとも本来、腐ってなければ無臭なんでしょうか?

      腐った場合に匂うのは魚の匂いではなく腐敗臭です。
      まさに鼻をつくツンとした匂いです。
      またそのもっと前の段階で匂いが出なくても腐っている場合があります。
      多くはバイオフィルムがボロボロになって浮遊するので乳白色の物体が目に見えます。

      一方で魚臭くなるのは金魚が出している粘膜やその他分泌物によるもので
      病気の金魚や弱っている金魚から出る事が多いです。
      ですので見た目が元気でも魚臭くなったら金魚のSOSなのでよく観察してあげてください。
      特に急いで塩水浴をする必要は無いですが、水質が悪いと判断した場合は半分程度の水換えをするのが安心です。
      更に濾材や水槽内は清潔を維持している事を確認してください。

      水が腐るのと匂うのは同じことではなくこのように別の原因もありますので少しややこしいですが金魚に良くない事が起きているサインだという事に変わりないので経過観察を強化してください。
      季節の変わり目や温度が急変した場合も時々魚臭くなりますが、通常水質さえ健全に保っていればすぐに良くなります。
      怖いのはこの状態に別の問題が重なる場合です。
      温度変化、餌の与え過ぎ、酸素不足、雑菌・寄生虫の爆増・・・
      1つ1つは大きな問題でなくても重なれば十分な脅威になるので気をつけてください。

      過度に恐れる事は無いですし、あまり放置するのも良くないので
      適度な対応を知る必要がありますが、多少は失敗を経験して「程度」を学ばなくてはいけない部分があります。

      >餌の量についても、こんなにしっかりと計算していただき、
      >実際に購入してまで調べていただいて…本当にありがとうございます。

      これは気を使われては申し訳ないので明確に書いておきますが、僕の手持ちの餌が少なくなってきていたこともありましたし、新製品として納豆菌や乳酸菌が配合されたことは知ってましたが餌の大きさを微妙に変えている事は今回初めて知りましたので今後の為に自分で確認しておきたいと思い購入しました。
      実際与えてみたり餌そのものをよく観察してみて驚いた事も多々ありました。
      単なるマイナーチェンジと思ってましたが少なくともこの餌に関しては大きな進化があると思いました。(納豆菌とか乳酸菌の配合の件ではありません。これは単なるマーケティングの一環で強調されているものと判断しています。僕は生餌でこの更に先を行く餌を与えてきましたので”配合”だけでは大きな差は無いと考えています。)
      それをいち早く知るきっかけを頂けて感謝しているほどです。
      餌のおよその重さを出すのは毎回新しい餌の購入時に行っている儀式です数字があると比較しやすいですし過去のデータから新しい餌がどのくらいなら適切か計算できるのもメリットです。いまはタンパク質に着眼してますので重さだけでなくその総量も気にしてみてます。まあ、健康な金魚にはほぼ影響ないんですけど。

      更にややこしいことかもしれませんがタンパク質には種類があり、どのタンパク質なのかが重要だったりします。分解されてどのアミノ酸になるのか?僕が長い間、乳製品にこだわってきたのもその中に欲しい成分が多いからだったりします。
      そんな感じで何に着眼するかで話は幾らでも広がりますので最初は興味のある事や目で見て判断できる事などを中心考えていくのが良いと思います。
      無理に全てを一気に理解しようとすると疲れますから時間をかけてコツコツと積み上げていくほうが楽しみながら学べると思います。

      また立ち上げ実験の記事の餌の量が紛らわしかったことを反省しています。
      あの時点では餌のサイズは1種類だったので商品名を書いておけば間違いないという判断でしたが、マイナーチェンジでサイズが違うものが販売されていると分かったので追記しておこうと思います。

      また濾材をお送りする事を考慮に入れたのも、寒くなるこの時期に関西の地で増えたバクテリアが北海道でどの程度生き残るのかは分かりませんが、その事を後学のために知りたいと思ったのもありますし、現状を考えると金魚にとって更なる試練(亜硝酸塩のピークを経験させる事)を与えるのはかわいそうなのと、耐えられるかどうか不安なのも理由の1つです。更には僕自身ゼロから60㎝水槽の立ち上げの経験は無くそれを文字情報だけでサポートしていく事で成功する可能性を考えると不安が大きいという事もあり、これら全てを考慮した場合、濾材をお送りして立ち上げの大変な部分を全てクリアしていただくのがベストだと判断した事によります。

      時々ネットで飼育歴の長そうな方が「水槽の立ち上げなんて簡単」と言っておられることがあるようですが、長年飼育していればバクテリアもそれなりの種類になるので余っている水槽と濾過装置を組んで立ち上げれば苦労なく立ち上がりますが、同じことを飼育初期のバクテリアが少ない時に出来るかと言えば無理です。

      僕は最初の立ち上げが如何に難しいかという事を分かっているからこそ、立ち上げ実験では一切既存の器具を使用せずに全てを新品で買いそろえて毎回実験してきました。使用した事があるものが1つでもあればそこから混入したバクテリアが増えるという事があるのでそれらを限りなくゼロにするような消毒の仕方も分からない僕は全てを新品で実験するという方法を選んできました。
      また僕の実験ではバケツを使う事から水量も毎回たった8Lですがそれなりに苦労してそれなりの時間をかけて立ち上げてきました。
      公開しているのは3例だけで、多くはボツにしていますので何度もこのような事を繰り返してきて色々な成功や失敗の経験があります。
      そんな僕でもいきなり60Lをゼロから立ち上げるのは無理があると思いますので、立ち上げが初めての方がそれを行うのはかなり運や度胸が必要かと思います。

      一方で友人が金魚を飼育したいと言えば水槽と濾過装置を購入してもらい、飼育水半分と濾材を僕が提供して1日目から普通に飼育できる水槽を立ち上げてきました。何の苦労も無い楽な方法です。
      飼育水には主としてAチーム、濾材にはBチームが居ます。多少は反対側にも混入してるようですが主力が住む場所がそれぞれ分かれるようです。 ですので濾材と飼育水を提供すれば十分なバクテリアが居る状態からスタートなので誰でも直ぐに立ち上がった水槽を手にする事が出来ます。
      今回は僕の経済的な事情から30Lもの飼育水をお送りする事は出来ませんがそれは別の方法で何とかするとして、Bチームが満載の濾材だけでも送らせていただきたいと思います。1種類でも多く北の地で生き残ってほしいです。

      これら全ては人助けではなく金魚助けとして判断するようにしていますのでどうか気を使わないでください。
      金魚にとってベストな対応を考えて出した答えです。
      自分が殺してきた金魚への懺悔ですし自分の罪悪感を和らげるためにしたくてしている事でもありますので金魚を救う事にだけ気を使って頂ければと思います。

      <住所等のご連絡ありがとうございます。>

      最後に皆様に1つお願いがございます。
      今後お返事をいただく場合は該当コメント文章の最後の少し右下に「返信」ボタンがございますので、それを押していただきますと返信用のコメントフォームが出ます。
      返信を頂く場合はこのコメントフォームにお返事を入れて頂くと助かります。

      何時も管理画面からお返事していて気付いてませんでしたが、今回飼育相談用のリンクを作ろうと皆様と同じ状態で開いて、皆様のコメントがバラバラになっている事に初めて気付きました。
      「返信」ボタンが小さくて発見しにくかったようなのでデザインを変更して大きくしておきました。

      また一部の方のコメントを僕が手動で移動してみましたが、僕が移動すると全て僕のIPアドレスに代わるという問題も出るようなので途中で中止しました。

      尚、新規コメントの時はこれまで通り最下部にあるコメントフォームからお送りいただければと思います。
      お手数ですがご協力のほど宜しくお願い致します。

      • 青龍さん こんばんは。
        経過報告させていただきます。

        その前に他の方にここまでの流れを補足させてください。

        <↓↓↓ 補足ここから ↓↓↓>
        今後の詳細を書く前にこちらをお読みの皆様にここまでのメールでのやり取りの部分を簡単に書かせていただきます。

        青龍さんにメールでお願いした事

        ◆水槽・ろ過装置を洗浄して24時間ほど乾かす
        ◆金魚は塩水浴で寄生虫の治療

        ◆水作エイトコアMの購入

        ◆洗った水槽に水道水を入れ
        水作エイトコアMから濾材と活性炭フィルターを取り除いてからエアポンプと繋いで水槽内に設置してエアレーションとして作動させる(数日作動させてカルキを完全に抜く)

        その他確認させていただいた事

        ◇サイクル(バクテリア添加剤)の残量 <有り>
        ◇PSB(バクテリア添加剤)の所有の有無 <有り>

        などです。
        <↑↑↑ 補足ここまで ↑↑↑>

        青龍さんへ、

        それでは続けます

        濾材は郵便局からお昼にゆうパックで送りました。
        問題なければ明後日には到着する予定です。

        濾材設置前に必ずしていただきたい事

        ◆水を水槽の半分(水深16㎝前後)まで減らしてください。
        これで約30Lになると思います。
        これでも初めての立ち上げとしては多いかもしれませんが
        お送りした濾材のバクテリアの殆どが生き残ってるなら楽勝ですし、半分くらい死んでるとしても問題ない量です。

        今回お送りしたのが京都から北海道の為、飛行機に乗せられる可能性が高いと聞きました。X線検査で何らかの理由で危険物と判断されると陸送になるそうです。
        つまり温度だけでなく気圧の変化も加わるのでバクテリアの生存率がどうなるのか良く分かりません。

        多分大丈夫と考えて進めますが、駄目だった場合に速やかに第2案に切り替えられるように水を半分まで少なくしてスタートしていただきます。

        水槽には水と水作エイトコアMのみ。

        ★上部ろ過装置はしばらく使いません。(後半で設置してもらいます)
        ★砂利は入れないでください。

        上記の作業が終わったらいよいよお送りした濾材の設置です。

        到着したら濾材を水作エイトコアにセットしてください。
        ★2つに分かれてますが両方使ってください。
        予備とかではありません。両方入れてください。
        購入時に付いてきたプラスチックのアダプターにはめ込んでください。
        つまり新品の濾材を外して代わりに僕が送ったものをはめ込んでそれを水作エイトコアMにセットしてください。

        ★一緒に入っている緑色の水も捨てずに全て水槽に入れてください。
        Aチームのタネのつもりです。

        ★また箱の中に別のビニール袋に入れて砕いた貝殻も入っています。
        この半分を活性炭が入っているケースに入れてください。
        もちろん活性炭は全て出してからです。
        残り半分は予備です。半年くらいしたらかなり溶けてる事がありますその場合補充してください。

        これらをセット出来たら水槽に水作エイトコアMを入れて作動させてください。

        次に
        お手持ちのPSBをボトルの説明を読んで30Lに必要な量入れてください。

        僕のお送りした濾材のバクテリアは(Bチーム)ですが、これだけでは水を腐らせないように維持するAチームが居ません。
        通常なら僕の飼育水も水量の半分提供してAチームとしますが、重すぎて送れないので代わりにPSB(Aチーム)を入れて頂きます。

        これで準備完了です。

        金魚が元気なら水合わせして徐々に慣れさせながら水槽に入れてください。
        その日は餌を与えず次の日以降、前にコメントに書いた範囲で与えてください。

        未だ病気なら金魚無しで回してください。
        アンモニア殆ど出ない状態だとバクテリアは減りますが問題ありません。

        この先は金魚の事が分かってからご説明します。
        ここまでの作業で不明な点や分かりにくい点があればお気軽にご質問ください。

        • 金魚部様、こんばんは。
          この度は僕と金魚のために、本当にありがとうございます。僕も、今いる金魚も心から感謝しています。正しく飼育する事が出来ずに、天国に行ってしまった金魚達も…感謝している事と思います。

          『濾材設置前に必ずしていただきたい事』を教えて下さり、ありがとうございます。良く読んで、間違えないよう気をつけたいと思います。京都〜北海道はなかなか遠いですが、金魚部様のところで元気に育ったバクテリアが、無事に我が家に来てくれることを祈っております。
          そして、いくつか教えていただきたいことがあるのですが…

          ○水槽に水をセットしてから明日で6日になるのですが…水は痛んだりしていないのでしょうか?僕は水が腐るということがよくわからず、数日たつといつも不安になります。今後の水換えについても不安があります。

          ○僕は、スペースの問題から、水換えはいつもカルキ抜き剤を使っていました。今回、教えていただいた通り、カルキ抜き剤を使わずにスタートしましたが、今後も使わない方が良いですよね?(緊急時の為にも常にある程度の水量を用意しておかないといけませんよね?この常に確保しておく水も、どれくらいで痛むのか…不安です)

          ○ヒーターの使用についてですが、今はまだ暖房を使用していないので1日の温度差は大きくても3℃くらいです。暖房を使用するようになると、就寝時暖房OFFになるのでもう少し温度差が出ると思いますが…今気になっているのは、水が出来上がるまではバクテリアのためにヒーターを利用した方が良いのかな?ということです。

          ○ダク・ギロがある一定の程度から減らなくなりました。金魚はそんなに弱っている様子はないのですが…やはり完治してからでなければ水槽にいれるべきではないですよね?金魚部様の記事を参考にさせていただきながら、薬の治療に切り替えようかと悩んでいるところです(薬使用は初なので怖いですが…)。なので、ろ材セット時には金魚は水槽にいない状態で始まるかと思います。

          上手く文をまとめられず、わかりづらいかもしれませんが…何卒、よろしくお願い致します。初心者な質問ばかりで申し訳ありません。

          • 青龍さん こんにちは。
            お返事ありがとうございます。

            >水槽に水をセットしてから明日で6日になるのですが…
            >水は痛んだりしていないのでしょうか?

            そうですね、栄養になるものがあると直ぐに痛みますが、何も無いとしばらく大丈夫です。
            特に今回は水槽を洗っていただき
            確実にカルキ抜きしていただいてからのスタートをしていただいてますので大丈夫と思います。
            ご心配なら先行してPSBを明日の朝にでも入れて頂ければ「腐る」という事から遠ざかる方向に作用します。
            金魚を入れない場合は「腐る」のは良い事でもあります。
            そのプロセスで一旦腐敗細菌が増えて悪くなりますが、その後それを食べるバクテリアが出てきますので、多少乱暴ですがプロセスを早める事になります。

            エコシステムが完成すると水は腐らなくなります。
            基本的にそちらの地に適したAチームが増えて水槽を満たすようになれば腐らなくなります。
            それはどういうことかと言うと餌を入れても次の日に魚臭くなったり白く濁ったりしないという事です。
            Aチームが不十分な間は餌を与え過ぎると簡単に嫌な臭いがします。
            酷くなると腐るという事になります。
            Aチームが十分に増えてもその処理能力には限界があります。
            またAチームは水量により増える限界があります。
            この為、異常なほど多く餌を与えると処理できないので水が腐ります。
            水換え後はAチームが少ないので水が腐りやすいと言えます。
            季節の変わり目もです。
            腐るというのはAチームが処理できない量の栄養が水中にあふれている時に起きるシナリオの最終形です。
            だから水中に栄養があまりなければなかなか起きない事でもあります。
            綺麗な水道水とかは1週間くらいは特に問題ありません。
            ですので心配な時は餌を控えめにするとお考えください。
            PSBはAチームなので入れておくとある程度頑張ってくれます。

            Aチームは普通なら1週間もあれば十分な量に増えますが、今はそちらに適したAチームのタネが居るか分からないのでPSBで何とか時間稼ぎしてもらう作戦です。
            タネとなるものが産まれてしまえばあとは早いですが出現するまでにどの程度かかるかは分かりません。
            Bチームは水質検査で判断できますがAチームや雑菌を検査する簡易検査はありませんのでしばらくは水の濁り方や匂いでご判断ください。

            >僕は、スペースの問題から、水換えはいつもカルキ抜き剤を使っていました。
            >今回、教えていただいた通り、カルキ抜き剤を使わずにスタートしましたが、
            >今後も使わない方が良いですよね?

            いいえ、最初だけ確実にスタート出来ればその後は使用いただいて構いません。
            この先長いですから無理のない管理方法を選んで頂き、それに合わせて他の事を組むべきですので、スペースの関係でカルキ抜きで新しい水を作るというのは1つの選択肢としてアリだと思います。
            実は僕が全くカルキ抜き剤を使わず飼育している為、過去にこの状態でカルキ抜き剤を使用した水を入れると1日か2日濁る事がありました。
            この後僕の濾材が到着して濁る事があれば、
            それがバクテリアの死亡なのか
            カルキ抜き剤によるものなのかなど判別のしようが無いので、
            あえてカルキ抜き剤なしの水道水からスタートしていただきました。
            これにより、もし最初の設置で濁るならそれは間違いなくバクテリアの死亡を意味します。
            それさえ分かればOKですので、その後はこれまで通りの方法で水をご用意ください。

            ですので設置後、2日ほどは水が濁るかどうかにご注目ください。
            金魚無し・餌無し・カルキ抜き無しなので
            濁ればほぼそれは京都バクテリアが北海道水で死んでしまったことを意味します。
            でも全てが死ぬとは思っていませんので生き残ったメンバーがどれだけの仕事をしてくれるのか?今後金魚を入れてから水質検査で確認していただきます。

            どう流れようとも水槽の水は捨てずその都度最善策を考えてご提案しますので軌道修正してください。

            最悪の事態も想定して書いていますが、多分大丈夫と思っています。

            >ヒーターの使用について
            【温度域でヒーターが必要な場合】
            そうですね、温度は高いほうが立ち上げは有利ですが、20℃を切る中でも水槽の立ち上げは出来ますので15℃くらいまでは何の問題も無いと思います。
            それ以下になると微妙ですし、10℃を切るようならヒーターは必要かもしれません。
            しかし暖房をご利用であれば、この件に関してヒーターは不要だろうと思います。

            【温度差でヒーターが必要な場合】
            そちらの過去の気象データによりますと今月から一気に寒くなり最低気温が一桁の日が増えてますね。
            今後暖房を使用される場合、就寝時にOFFにしてから次にONにするまでの間どれだけ温度が下がるのかを良く調べてください。
            (室温ではなく水温ですのでお間違いなくお部屋の温度が大きく変化するのは構いません。問題はその間水槽内は何℃変化するかです)
            変化幅が±10℃くらいまでは容認できますが、±15℃を超える場合は危険です。
            この差があまりにも大きい場合はヒーターが必要です。

            例えばエアコン設定温度が24℃とします。この時の水温も24℃とします。
            エアコンを切ってから明け方までの間に何℃下がるのかという事ですが、
            水温が14℃くらいまでなら±10℃の差ですのでまあいいかと言う範囲です。
            でも真冬に明け方の水温が4℃とかだとすれば±20℃下がる事になり危険ですのでヒーターが必要となります。
            温度差を経験させて慣らしている金魚なら±15℃は平気ですがいきなりは無理かもしれません。
            ですので安全を見て±10℃の差までなら無しで冬を越せますがそれ以上離れる場合はヒーターが必要です。

            ※水温℃と温度差℃が紛らわしいので温度差は全て±を付けました。
            ※金魚の個体差があるので本当はもっと耐えるかもしれませんが安全側の判断です。
            また温度差は1日での温度差と言う意味で書いています、1時間でこれだけ変わるような場合は危険です。

            【ヒーターのコスト】
            ヒーターは驚くほどランニングコストが高いです。
            性能の良い省エネエアコンであれば60㎝水槽数本をヒーターで維持するよりエアコン付けっぱなしのほうが安くなるという計算結果もあります。
            いずれにしてもお住いのお部屋の断熱性能が高いほど負荷が少ないのでコストは下がりますが、北海道の住宅の断熱性能がどのくらいなのか分からないので、まずは温度を計測してご判断ください。
            日本全国としては原発事故以前はエコに興味が無い方が多く断熱は軽視されてきましたし、知識のない建築士も多いのでそれ以前の建物はひどい断熱性能で、最近はようやく改善されてきた感じですが、北海道は適当な断熱では凍死するでしょうから、昔からかなりきちんとしていると予測しています。・・・が、しょっぱなに伺ったように僕はそちらの断熱基準がどのくらいなのか見当がつかないので下手に大丈夫とも言えませんので真冬にどこまで下がるのかをご確認ください。
            前に申告頂いた寒冷地MAPのゾーンでは7bということで外気温は-12.5℃から-15.0℃まで下がる地域という事なので僕の住む場所とは別世界です。ですが今回は室内飼育という事なので真冬の明け方の水温がどうなのか?がポイントになります。
            それさえ分かればある程度対策は練れます。

            またヒーターご使用の場合はエアコンの設定温度が24℃ならヒーターは14℃+3℃ほど余裕を見て17℃くらいにしておけばそれ以下まで下がったらスイッチONとなるので経済的です。
            間違ってもヒーターを24℃にしないでください。
            電気代が高いというだけでなく温度変化が少なすぎて金魚が弱ります。
            病気の治療は一定の温度が良いですが、健康な金魚の日常はある程度の温度変化を与えるほうが良いです。(20℃付近の場合)
            超低温で活動レベルと落として冬越しさせる場合は餌も与えず仮死状態のようにして低温で安定させればOKですですが、餌を与えたり泳ぎ回らせる場合は多少の変化があるほうが良いです。

            勿論エアコンの設定温度を下げればヒーターの温度も下げられますが、普通に考えると石油ファンヒーターやストーブのほうが効率が良いので北海道ではそちらをお使いかも?と思っています。あとはガス系。僕自身設計時に電気で熱を作る方式は極力避けます(無駄にランニングコストが高いので)あとは熱交換式の換気扇を付けて少しでも入ってくる外気を温めるようにしてますが、日本のはあまり効かなくて・・・
            エアコン以外の暖房だと温度調節は難しいと思いますので水温の計測で判断するのが確実となりますので、いずれの場合も水温を計測してその差を割り出してください。

            ヒーターを購入すると決められた場合は温度調整の出来るものをお選びください。15℃くらいまで選べれば何とかなると思いますが更に下まで下げられると便利です。
            電子工作がお得意であればこのような選択肢もあります。
            市販品よりも安全で設定範囲の広い自作ヒーターの記事

            >ダク・ギロ

            薬浴はお勧めしません。切り替えたところで金魚も弱りそこで寄生虫の勢力が拡大しますので負けてしまう可能性があります。
            やるなら塩水の濃度を0.7%に上げるくらいでしょうか。塩水にはもう慣れているでしょうから、その浸透圧を上げるほうが良いです。
            ダク・ギロの体内塩分濃度が0.4%以下なので基本的には0.5%で十分な浸透圧なのですが確実にと言う意味で0.7%まで上げてください。
            シストや卵も破壊可能な3%にまで上げると永久浴が無理なので金魚のサイズによっては耐えられないとされていますし、デメキンは体が細いので安全を見て少し低めが良いでしょうから0.7%くらいでもう少し様子を見てください。
            寄生虫は増える周期があるのでその周期以下では減りませんが毎日100%水替えで塩水浴していただければ卵や離れたものを捨てながら金魚の粘膜の再生も改善され出し寄生しにくい状況が来ます。
            僕は白点病の治療しか寄生虫の塩水浴はしてませんが、明らかに薬よりはメリットが大きいと感じました。

            色々書きましたがお送りした濾材のバクテリアがある程度生き残り増えれば難なく立ち上げ終了ですので、寄生虫の治療のほうに集中してあげてください。
            最後に質問ですが
            (1)最高水温・最低水温はどんな感じですか? 金魚が居るバケツ及び60㎝水槽の両方が知りたいです。計測可能でしょうか?
            (2)現在の60㎝水槽の写真と現在のデメキン(寄生されている状態)の写真をお送りいただく事は可能でしょうか?
                可能であれば以前と同じ方法でお送りください。
            (3)現在餌はどのくらい与えて居られますか?・・・何を?どれだけ?
            以上3点宜しくお願い致します。

            • 金魚部様、こんにちは。
              質問に答えて下さり、ありがとうございます。こちらがわかりやすいようご配慮いただき、本当にありがとうございます。不安な気持ちいっぱいの状態で読んでいると、細かな自分との違いが、とても大きく膨らんでくるものですが…そんなこともなく、とてもわかりやすかったです。

              僕はエアコンではなくストーブを使っています。まだ使用はしていませんが、そろそろ使い始める時期にきています。ヒーター利用については、ストーブを使い始めてからの昼夜の水温差や、冷え込みが本格化するころの水温差を測りながら改めて考えて行きたいと思います。

              15時頃、無事ろ材が到着しました。本当にありがとうございます。
              ですが、仕事に行かなくてはならない時間になってしまい、設置するまでには至らなかったので、ダンボールの箱を開けた状態で水槽の横に置いてきました。とても効きそうな色をしていて、思わず『よろしくお願いします(心の声)』と頭を下げてしまいました。これからのことに、不安な気持ちと希望の気持ちが入り混じってなんかずっとドキドキしていますが…落ち着いて間違わないように進めていきたいと思っています。

              寄生虫についてですが、僕の説明がわかりづらく、申し訳ありませんでした。バケツにて隔離中ですが、塩水浴ではなく真水の毎日100%交換でした。理由は、購入→トリートメントとしての塩水浴(1週間)→飼育水(3日後寄生虫発見)…という流れだったため、ここでまた塩水浴になると負担になるかと思い、真水の毎日100%交換を挟むことにしました。水質の変化時に負担がかかる…ことはわかるのですが、その負担がどのくらいのものなのか、が不安で塩水欲に踏み切れなかったんです。ですが、この真水の毎日100%で寄生虫の数(見た目判断ですが…)が減り、金魚も元気になっていく様子だったので、この上向きな様子が続くまではこれで行こうと判断しました。ネットで僕が調べた感じですと、塩水浴では治らないと何度か目にしたため、最終的には薬を使わないとならないんだと思い、それなら半端に塩水浴を挟んで水質をコロコロ変えるよりは、真水で様子を見つつ、薬に切り替えようと思ったんです。以前一度だけギロ・ダクにかかったことがあり、その時は塩水浴のみで終息したのですが、その後死んでしまっているので、自信がもてませんでした。僕は、化学薬品は極力使わず、出来る限り自然界にあるものでいけるなら行きたい人なので…というのも薬やいろんな作用をもたらす薬品類は正しく使える自信がないので、怖いというのがあります…なので、ダク・ギロの体内塩分濃度が0.4%〜のお話が聞けてとても良かったです。今日から塩水浴に切り替えて行きたいと思います。

              いただいた質問ですが…
              (1)最高水温・最低水温はどんな感じですか? 
              ○金魚が居るバケツ→大体ですが…最高21℃、最低18℃(18℃)、今後もう少し細かく見るようにします。
              ○60㎝水槽→こちらはメモリー機能がある水温計をセットしています。昨日のですが、最高23℃、最低21℃です。

              (2)現在の60㎝水槽と金魚の写真→水槽は大丈夫です。ろ材セット前とセット後をお送りします。金魚は…僕の持っているカメラだとどれくらいの写真がとれるかわかりませんが…やってみます!

              (3)現在の餌→らんちゅうベビーゴールドssを1日30粒です。1週間で10粒くらいずつ増やしながら様子を見ようか(寄生虫中というのもあり)と思っていますが、もっと大胆に増やして大丈夫でしょうか?

              仕事も終わり、帰宅しましたので、これよりろ材をセットしていきたいと思います。

              • 青龍さん こんにちは。
                お返事ありがとうございます。

                そうでしたか。
                僕も昔似たような経験がありました。
                僕の時は塩水浴でトリートメントして安心したところで白点病が出たんですが、当時はこれが怖くて同じパターンにならないように同じやり方を避けたりしてました。
                ジンクスみたいになると嫌ですし。
                現在ではトリートメントはこの手の問題に対して効果が無い(1週間ほど行っても寄生虫が出る)ので僕は行わずに良い水質の中でゆっくりと慣れてもらう3か月間の隔離飼育に切り替えました。

                また徹底的に図書館で調べたり化学的な根拠のある情報を収集して何とか「思い込み」や「ジンクス」に支配されないようにしてました。
                若い頃と違い、年齢的にも一度凝り固まるとそれを消し去るのが大変ですので予想外の結果になった時などは特に確実に正しい事と、多分正しい(だろう)と思う事などを分けて考えると頭の中が整理しやすくなるのでお勧めです。

                塩水浴でダク・ギロや白点虫を駆除できるというのは病魚の研究者さんの実験レポートでも証明されてます。
                ただしその方は濃度が0.7%で試されてました。
                細菌や原生動物の構造はシンプルなので0.4%以上なら効くはずですので最初は0.5%で開始して、数日経過観察して塩水に慣れてから0.7%に上げるか決めてください。
                0.8%以上にしないのは単純に安全側での判断です。
                計量誤差や水の蒸発など濃度が濃くなる可能性があるので少し低めで上限値としておくほうが間違いが無いと思います。
                僕としては0.5%ですべて完了するのが一番安心だと思いますが、オプションとして0.7%まで上げる事も頭の片隅に置いておいてください。

                病気の治療の成否は3つの基本スキルセットに大きく影響されるので3つの基本もきちんとお守りください。
                今回の場合に関する注意点を書いておきます。
                ※お願いするのを忘れてましたが2番目に出てくるアンモニア検査だけは数日あけて何度か行い安全な範囲になるようにしてください。

                【スキルセット1つ目】水質管理では
                塩水浴で水を毎日100%交換と言うのは僕が独自に考えたことで他ではやっておられません。
                この方法だと毎日金魚から離れたものを捨てる事が出来ますのでこの手の治療には非常に有効です。

                【スキルセット2つ目】給餌では
                餌を与える場合と与えない場合で色々変わりますが水量に対して控えめに与えアンモニアが1日で1.5mg/Lを超えないようにしてください。
                できれば0.25mg/Lくらいに抑えられていると理想的です。
                1.5mg/Lを検出するようなら餌を減らしたり与えるのをしばらくやめたりして調整してください。
                水量を増やすのも手ですが13Lは既に毎日交換すると重労働を要する水量なので無理に上げて毎日が大変になるよりは餌で調整するほうが良いです。

                【スキルセット3つ目】環境を清潔に維持する事では
                昔の治療法で水槽にそのまま塩を入れるというのがありました。
                これだと水槽のいたる所にできているシストや隠れた卵まで駆除しないと終わらないので失敗しやすいです。
                今回実施頂いているようにバケツで別に塩水浴するならこの心配がありませんし毎日バケツを軽く洗っていただくだけで隠れる場所も無いので殆どは洗い流せます。
                ですので基本は金魚の体に付いたものだけになるので早く収束させられます。
                バケツはきちんと洗ってから次の塩水を入れてください。
                例え丁寧に洗っても100%は洗い流せない事がありますので過度に丁寧に洗う必要はありません。

                写真ありがとうございました。

                確かに写真を見ただけではどのくらい寄生してるのかは判別できませんでした。
                思っていたよりも軽症に見えますが目視では沢山糸のような虫が付いている状態ですか?

                粘膜が過剰に出ている場所は所々確認できましたので虫の数同様、この白くなっている部分の増減もよく観察して対応を判断してください。
                この写真なら目の上は光の反射か粘膜か判別できませんがエラ蓋の後ろの上部分の鱗周りの白いのは粘膜の過剰に見えます。

                温度も変化が少ないように直射日光を避けて下さい。これから寒くなる時は窓からも遠いほうが有利です。

                危険側になったら餌を控える又は与えない事で水質を高めに維持してください。
                特にこの場合は全体を判断する尺度としてアンモニアに注意してください。
                また(お昼から夕方までの時間で在宅されている場合)
                目で見て金魚から離れて泳いでいるのが沢山いるような時は1日の途中でも100%水替えしてください。


                ▲塩素抜き中


                ▲フィルター装着後

                手順通り実施して頂けていますので安心です。

                水槽のほうは目視では問題が出て無いようですが、この先数日濁りが出ないか見ていてください。
                陸送なら1日2日遅くなると聞いてましたので予定通りに到着したという事は空輸されたようなので想定外の変化を与えた事になりますが沢山生き残ってくれることを期待してます。

                幸い温度が急降下する前、かつストーブ使用前に到着したので、その間徐々に北海道の水や温度変化に慣れながら増えてくれればと思います。

                PSBは最初に入れたらそれ以降は水換えの時だけ入れればいいです。
                最初の2週間から1か月くらいの間だけ入れてその後は入れないというやり方で自家産のAチームを増やしていただきます。
                何時まで入れていると自家産のAチームが上手く増えられない可能性があるのであくまで最初に水を腐らさない為に入れるとお考えください。
                お送りした緑色の水に色々いるはずなのでその中からその地で生き残れる種がどんどん増えてくれることを期待してます。

                >(3)1週間で10粒くらいずつ増やしながら様子を見ようか
                >(寄生虫中というのもあり)と思っていますが、
                >もっと大胆に増やして大丈夫でしょうか?

                いいえ、今は30粒与えていれば活動に支障はないでしょうから、とりあえずは増やさないでください
                塩水治療中はAチームもBチームも居ないので水質が24時間で徐々に悪化します。(厳密にはAチームは少しいるはずですが十分には居ません)
                ですのでここでは最小限で維持していただいて、回復してから水槽に移したら増やしながら青龍さんが良いと思える量を探してください。いずれにしても徐々に増やしたほうが安全です。

                上記のアンモニア検査結果と相談して良い水質を維持しながら金魚の回復を優先させてください。

                救えるかどうかは可能性の積み重ねで大きく変わりますので、金魚が元気でも安心せずに常に水質を高く維持する側で管理してください。
                また急に寒くなるタイミングでどの程度の温度の下降があるか分かりませんが温度の急降下は病気の金魚には最悪の条件なのでご注意ください。

                治療中、デジタル温度計は水槽ではなくバケツにご利用いただくほうが良いです。 デメキンの居る環境の最高最低水温の把握を優先してください。

                • 金魚部様、こんにちは。
                  お返事ありがとうございます。

                  金魚部様も、これまでたくさんのことを乗り越えて今に至るんですものね…
                  >確実に正しい事と、多分正しい(だろう)と思う事などを分けて考えると頭の中が整理しやすくなるのでお勧めです。
                  アドバイスありがとうございます。金魚のためにも、正しい判断が出来るようにしておかなければなりませんね…僕はまだ簡単に不安な気持ちに負けてしまいますし、情報を整理して判断することも難しいです。自分のポンコツさが本当に嫌になります(T-T)

                  >現在ではトリートメントはこの手の問題に対して効果が無い(1週間ほど行っても寄生虫が出る)ので僕は行わずに良い水質の中でゆっくりと慣れてもらう3か月間の隔離飼育に切り替えました。

                  3ヶ月の保護観察期間の記事を読ませていただいた時、とても理にかなっており、金魚に優しいアイディアだと思いました。僕は小さいアパート暮らしで、スペース的な都合上、3ヶ月もの別飼育が難しいため、導入時には毎回1週間程度の塩水浴トリートメントを行なっていました…ですが、1週間程度では寄生虫持ち込みを防げないとなると、むやみに塩水浴せずに導入した方が負担は少ないのでしょうか?金魚部様の塩水浴についての記事を読ませていただくと、殺菌や粘膜再生など、メリットの方が大きいように感じるのですが、塩水はWater Chemistryが大きく変わるとのことで…どちらを重視すべきか迷ってしまいます。また、負担の少ない水質の変化のさせ方にも迷う部分があり、例えば…飼育水から0.5%塩水浴しようという時(または戻す時)、0.5%塩水にゆっくり慣れさせていけばよいのか、それとも0.1%、0.2%と濃度を少しずつ上げていく方法の方が良いのか…悩みます。考え方もいろいろあり、どれが正解というよりはケースバイケースなんだと思いますが、基本的なことを理解しきれていない僕はいつも確信がないままいろいろなやり方をしてしまっています。例えば、0.5%塩水を作り、これに慣れさせて行く方法ですと、変化量は大きいですが、変化の回数は1度ですみますよね?0.1%、0.2%…と段階的に上げて行く方法ですと、変化量は小さいですが、変化の回数は多くなり、金魚はその間何度も対応に回らなければならない=いつまでも落ち着かない、ということになるのかな?という疑問があります。これまで、ドボン・点滴式・数十分ごとに部分入れ替え、1日ごとに濃度を上げて行く…いろいろ試しましたが、未だに謎な部分です。そこまで気にする必要はないのかもしれませんが、機会があれば伺ってみたいと思っておりました。

                  スキルセット1〜3、ありがとうございます。しっかり気をつけて行きたいと思います。
                  >※お願いするのを忘れてましたが2番目に出てくるアンモニア検査だけは数日あけて何度か行い安全な範囲になるようにしてください。

                  申し訳ありません、この※印部分の意味がよく分からなかったのですが…これは水槽のことでしょうか?

                  水槽の写真についてですが、まずは無事セット出来ているようで…安心しました。確認していただき、ありがとうございます。にごり(白っぽくなるんでしょうか?)もこの時点では見られませんでした。
                  水槽のこれからについてですが…まず、セット後に余計なことはしておりません。
                  ①金魚はいない状態ですが、水質検査を毎日行い、記録していけば良いですか?
                  ②水換えはどれくらいのタイミングで行えばよろしいでしょうか?おそらく今までは水換えを正しいタイミングで出来ていないと思うので不安です…。
                  ③水換え時のPSB使用量は、今後PSBに記載されている通り(ただし今の水量に合わせて)行えばよろしいでしょうか?

                  金魚の写真についてですが…金魚部様のおっしゃる通り、エラ蓋の後ろの上部分の鱗周りの白いのは粘膜の過剰だと思います。あとは尾の付け根辺りと背ビレの根本辺りもそうです。目の部分は撮影時の光で白っぽく見えますが、よく見ていただくと非常に小さい白い点が無数にあります…これは寄生虫です。ヒレや尾ビレにはほとんど見られませんが、胴体にはバランスよく全体的についている感じです。この写真では確認出来ませんが…。

                  何度も申し訳ありませんが、何卒よろしくお願い致します。

                  • 青龍さん おはようございます。
                    お返事ありがとうございます。

                    >僕はまだ簡単に不安な気持ちに負けてしまいますし、
                    >情報を整理して判断することも難しいです。

                    趣味でも仕事でも成功体験を1つ1つ重ねると気にならなくなります。
                    それが無いと信頼や安心するものが無いので不安に襲われます。
                    それだけです。
                    水槽に貼られた養生テープ、そこに黒マジックで記された水位を示す線を見る限り青龍さんは非常にきちんと物事を進める方だと分かりますので問題ないです。

                    >スペース的な都合上、3ヶ月もの別飼育が難しいため

                    そうですね。バケツで3か月は大変ですし予備の水槽が無いと難しいです。
                    期間は無理なら1カ月でもいいですよ。
                    金魚が環境に慣れるまでに仲間からストレスを受けないようにしてやることで安全に導入するという方法ですので10Lの飼育水と水作エイトSがあればなんとかなります。

                    理想としては水槽台か何かで60㎝水槽の上にでも小さなS水槽でも置けるようにして導入前に水作エイトSを1つ60㎝水槽に追加してバクテリアを貯めておいて新規導入魚が来たらS水槽を60㎝水槽の上に設置して水半分を60㎝水槽からもらい水作エイトSをS水槽に移動すれば週に1回水替えすればOKの安全な導入環境が作れます。
                    アイデア次第で色々な方法が出来ると思いますので全てが落ち着いてからご検討下さい。

                    >1週間程度では寄生虫持ち込みを防げないとなると、
                    >むやみに塩水浴せずに導入した方が負担は少ないのでしょうか?
                    >金魚部様の塩水浴についての記事を読ませていただくと、
                    >殺菌や粘膜再生など、メリットの方が大きいように感じるのですが、
                    >塩水はWater Chemistryが大きく変わるとのことで…
                    >どちらを重視すべきか迷ってしまいます。

                    はい。塩水浴や薬浴はしないほうが無駄な水質変化を与えずに済みます。
                    ただし僕もトリートメントをやめましょうとは書けません。
                    次々に新しい金魚を追加する方も居られるので、その方がトリートメントせず合流を繰り返せば遅かれ早かれ白点病などが水槽内で猛威を振るいます。
                    トリートメントなしに追加するのは上手くいく時もあるし上手くいかない時もある・・・もはや運任せの飼育法になります。
                    お気に入りの金魚を次々に失う可能性が高い飼育法です。
                    僕は「隔離飼育」が最も理にかなうと判断しこれに全面移行しました。

                    >負担の少ない水質の変化のさせ方にも迷う部分があり

                    水質の変化は細かく分けなくて良いです。
                    分けるならその意味があるだけの間隔をあける必要があります。
                    分かりやすく言えば
                    「変化」の次に「変化」のカードは切れません。
                    「変化」のカードを切ったら次は「安定」が必要です。
                    この「安定」の間に金魚は回復したり、適応します。
                    それが出来たらまた「変化」のカードを切る事が出来ます。
                    「変化」「変化」「変化」の3カードを切れば金魚は弱るので
                    「変化」「安定」「変化」「安定」と切るのが基本です。
                    分かると思いますが細かく分けすぎると長期化しすぎて上手くいきません。
                    僕の最近の新規導入魚のpHの「変化」のように金魚が越えられる程度の「変化」を与えてしばらく「安定」させて次に進むのです。
                    またこれは健康な金魚と病気の金魚では違うので病気なら「変化」は小さく「安定」は長くしないとダメです。
                    この塩梅は僕の例をそのまま真似るのではなくお住いの環境や飼育スタイルに合わせて自分の中で安心できるものを見つけ出していただく必要があります。
                    記事に出てくるのは僕が僕の環境で安心して行える「変化」と「安定」の例です。

                    塩水濃度は一発で0.5%で問題無いと考えてますが、これは科学的に分析している方々が良くないと断言されているようなので1段階か2段階で変化させるように考えています。

                    点滴は濃度が一様にならない事もあるので逆に危ないと知り今はやらないよう考えています。
                    ゆっくり溶ける塩と同じ問題が出るようです。

                    僕も1つ1つを試しながら何周かしてようやく出せた結論です。
                    判断には他の経験や知識も必要なので
                    一気に比べても良く分かりませんが、2年、5年、10年と長い期間で試すと徐々に確信が持てるようになります。
                    昔上手くいかなかったこともある程度経験を積んでからなら上手くいく事もあるので、時々試すようにしています。

                    >この※印部分の意味がよく分からなかったのですが
                    >…これは水槽のことでしょうか?

                    いいえバケツの事です。【スキルセット2つ目】給餌 の事です。
                    水槽は金魚を入れるまで特に気にしなくて大丈夫です。
                    ※今回は濾材をお送りしているのでBチームはメンツが揃っていると考えている為です。
                    ※水質検査は主としてBチームの状態を確認するものです。アンモニアがある程度でないと検査しても有効な結果は得られません。
                    ※これまでに記事にしてきたゼロからの立ち上げとは別ルートですので混同なさらないようご注意ください。

                    >(1)金魚はいない状態ですが、
                    > 水質検査を毎日行い、記録していけば良いですか?

                    いいえ。金魚を入れるまで検査しなくて大丈夫です。
                    今はバクテリアAチームが自然に増えるのを待つ期間です。
                    Bチームはアンモニアが餌なので金魚を入れるまでは減り続けるかもしれませんが、このパターンは過去に何度も行っており問題無いと分かっています。
                    1か月以上放置した事もありますが、一度熟成した水槽の場合は色々な生き物が住んでいるので、あまり放置するとなんか変な虫とかスネールとかが増えてきたりします。
                    普段なら僕たちが見る前に金魚が食べている奴等です。

                    バクテリアが北海道に適応していれば金魚投入後は一旦アンモニアが出るかもしれませんが直ぐに収束すると思います。
                    問題は北海道で京都バクテリアがどうなるか?分からないという部分ですが、これは金魚を入れるまでは分かりませんのでその時に考えればよいと思います。

                    >(2)水換えはどれくらいのタイミングで行えばよろしいでしょうか?

                    基本的にはしばらく何もしません。
                    立ち上げは通常飼育と少し考え方が違うと書きましたが
                    未だAチームのバクテリアが揃っていないので揃わせることを優先します。
                    特に金魚が居ない間は水を腐らせるなどの過激な流れも容認します。(今回はそのシナリオは想定してませんが)

                    成功体験を積み重ねるまでは不安だらけかもしれませんが、そのような場合は特に細かな事に捕らわれず、全体の流れをしっかり見るようにしてください。
                    そうすればブレないので軌道から外れにくくなりますし、外れたら気づくようになります。
                    狭い範囲にフォーカスしてしまうと大きな事が見えなくなるので今は特に「木を見ず森を見てください」
                    慣れてきたら1本1本の木もしっかり見ればよいと思います。

                    大人になってから何かを一から始めるのは大変な事ですがリラックス&エンジョイです。
                    僕みたいにリラックスしすぎるのも問題ですが、これは趣味であり苦行ではないのでまずは楽しみながら行ってください。
                    そうすれば上手く行くようになると思います。

                    >(3)水換え時のPSB使用量は、今後PSBに記載されている通り

                    いいえ、次回以降は少し多く入れてください。
                    60Lでキャップ1/3でしたよね?
                    前回は30L分でキャップ1/6で入れて頂いたかと思います。
                    毎回少なくともそれくらいは入れてください。
                    例)次回は10L足すだけでもキャップ1/6くらい入れてください。

                    >ダク・ギロ
                    そうでしたか。
                    そこそこ増えてしまっているようですね。
                    数世代の期間治療しないと減らないとされてますのでこの先は少し増えると思いますが金魚が弱り切らないように温度の急降下が無いようにだけご注意ください。
                    最低水温を毎日確認しストーブ使用時はその時の水温からそこまで下落するという計算で検討してください。
                    容認できる温度差は大体10℃くらいでご検討ください。
                    塩水>真水>塩水なので慣れるまでしばらくかかるので悪化する流れもあります。
                    危険と思ったら餌を切ってください。 または朝の水替えの直前に与えてください。
                    ご使用の餌は非常に優秀で溶け出しも他の同じくらいの餌に比べて非常に少ないですが数分プレソークした水だけを24時間置いておくと腐った匂いがします。
                    バクテリアがほとんどいない環境ではこれが起きますので塩水浴でも起きます。
                    ですので100%水替え直後に餌を与えるのはNGです。

                    • 金魚部様、こんにちは。
                      お返事ありがとうございます。

                      >趣味でも仕事でも成功体験を1つ1つ重ねると気にならなくなります。
                      確かに…振り返ると成功体験はひとつも無いですね(T-T)本当、短い時間で死なせてしまった金魚達に申し訳ないです。金魚部様の力をお借りして、今回を成功体験と出来るよう…頑張りたいです。
                      養生テープ…なんだかお恥ずかしい(//∇//)でも、そう言っていただけると、なにか少し気持ちが軽くなった気がします。ありがとうございますm(_ _)m

                      トリートメントや水質変化についての細かな疑問にも答えて下さり、ありがとうございます。金魚によって性格も強さも、きっと趣味や餌の好みも違いがあるんですよね…最終的には目の前の金魚を見て判断しなければならず、それゆえに飼い主がしっかり勉強をして、想いを持って接しなくてはなりませんね。

                      ○水槽の水換えについてですが…
                      >基本的にはしばらく何もしません。立ち上げは通常飼育と少し考え方が違うと書きましたが
                      未だAチームのバクテリアが揃っていないので揃わせることを優先します。
                      …おっしゃることはわかるのですが、やはり“水換えのタイミング”と言いますか…“水換えをするという判断材料”がよくわかりません(T-T)
                      金魚を入れて、水質検査をして、その数値を見ていろいろと判断していくようになるまでは、水換え無しで良いということでしょうか?

                      それと、昨日(20時頃)仕事から帰って水槽を見ると…白にごりしていました!
                      さらに、今日(15時頃)水槽を見ると、まだ白にごりしていまして、フチが少し泡立っていました。
                      写真を撮りましたので、メールにてお送り致します。

                      ○PSBについてですが、使用量を誤ったのでしょうか…手持ちのPSBに書かれている使用量の写真をお送り致しますので、確認していただけると嬉しいです。

                      理解が悪くて申し訳ありません(T-T)よろしくお願い致します。

                    • 青龍さん おはようございます。
                      お返事ありがとうございます。

                      時間の経過と共に色々不安になり心配されているようですね。
                      しかしご安心ください。この方法は非常に安全です。

                      僕が金魚部を書く前の時代はネットで生魚を使う立ち上げ方法も紹介されていましたが
                      死んだ魚の身はさばいた直後は生で食べられる程細菌も少ないですが常温で半日も置けば細菌だらけですし数日水の中で細菌や寄生虫を培養するようなことがあればその水は金魚が住めないほどにまで悪くなります。特にここに出てくる寄生虫は(ダク・ギロや白点虫とはレベルが違い)人間でも病気になるレベルで金魚のお腹の中で大きくなると金魚が死んでしまいその後もお腹の中のものを食べて最後は金魚の体を破って出てきます。 水が腐るよりはるかに恐ろしい問題です。

                      これは腐敗細菌や食中毒の原因菌や寄生虫が増える為に必要な栄養の供給が続く事により起きますが、僕の提案しているフィッシュレスはアンモニアを維持するために生魚や人工餌を入れたりしませんので魚が居ない間は栄養の供給が無いので仮にある程度の栄養が残っていて一時的に雑菌が増えてもそれが消費されつくせばそれらは増え続けられず死んでいき次にはその死骸を食べる菌が増える。 そうやってどんどん複雑な食物連鎖のルートが増えていき、水は強くなります。

                      つまり僕のフィッシュレスでは栄養の供給は止めてますので金魚が居ない間にどれほどドラスティックな変化があろうとも直ぐに収束するので金魚が居ない間はこの流れをどんどん進めておけばいいだけです。

                      また更なるセキュリティとして金魚を戻す前には水を半分だけ綺麗なものと換えていただきます。
                      これにより万が一雑菌爆増による酸欠の問題もクリアされますので安心して金魚を入れる事が可能になります。
                      むかしフォーラムを騒がせた魚の切り身などで立ち上げた水槽で次々に死魚がでるunlivable問題への対応として考えました。
                      僕の方法は安全ですが念には念をという事で実施してきました。今回も同様に対応いただきます。

                      ここまでの説明で水換えは金魚を入れる瞬間まで必要ないことが分かっていただけたでしょうか?
                      今は水を強く育てる時間なのでその逆に作用する水換えは不要です。

                      更にそちらの水槽は
                      ◆酸素を常に供給し、(水槽は一旦洗浄していただきましたので)嫌気環境は水作エイト内の一部と水槽の壁面に出来るくらいで全体的には酸素が行きわたる環境です。
                      ◇太陽光の直射が無いのでUVの強さは分かりませんがこれも条件次第では助けになります。
                      ◆栄養は僕の濾材に少しとPSBに少し、水道水に少しですが腐敗細菌などが爆増できるパワーは最初からありません。
                      条件的には全てベネフィシャルバクテリア側に有利なので金魚にとっては良好な環境が日に日に築かれつつある状況だと思います。
                      つまり
                      椅子取りゲームの例えで言えば好ましいメンバーが椅子に座るように仕組んだデキレースのような感じです。
                      今回唯一分からないのはコアのBチームがどれくらい生きているかです。

                      ですので
                      安全に組み上げた上に安全策を講じてから金魚を入れて頂きますのでどうかこの件はご心配なく。

                      写真ありがとうございました。
                      拝見しましたが特に問題はありません。
                      泡はPSBによるものでしょう。
                      白濁りに関してはPSBが死んでいるのか?僕のバクテリアが設置からゆっくり死亡を続けようやく目に見える濁りの濃さになったのかは分かりませんが、それも想定内です。
                      実のところ、僕のA水槽の濾材をB水槽に移動してもある程度は死にます。
                      水槽内の条件でバクテリアの椅子取りゲームの勝敗が決まりますが指紋やDNAと同じでこの世に2つと同じ組み合わせの水槽は無いので起きる事です。
                      温度が変わるだけでも、pHが変わるだけでも変化しますので隣同士並べた水槽でも中身が大きく違う事も良くあります。
                      ですのでそちらの環境に適合したものが残り死んだ仲間の分まで増えるのか、そちらの水道水に居たものが徐々に増えながら最後には天下を取るのかは分かりませんが金魚を入れてアンモニアを供給し始めればその条件に反応して椅子取りゲームが本格的に再開され徐々に最終的なメインのメンバーによって椅子が埋まっていく事になります。

                      まずはデメキンの塩水浴を確実に行い悪化させないようお気を付けください。
                      タイミング的に温度の下落もあり急変させやすいので見た目が元気でも中はボロボロと言う事もあるので安心せず、むしろこちらを重点的に心配してあげてください。
                      お送りいただいた写真の沈殿物の状況から未だ水槽内は完全にはエコシステムが完成してませんが、いつでも迎え入れられる程度の強度は既にあるはずですので元気なデメキンを迎え入れてやるためにも塩水浴頑張ってください。

                      PSBの分量は1日1回と言う部分を見て書きました。
                      水換えはその手前でしたね。
                      キャップ2杯入れられたのは正しい量です。
                      1日1回のほうを見て少なすぎると思って書きましたがそれなら安心です。
                      ちなみに1日1回のほうは実施し無くて構いません。
                      そんなに毎日入れると自家産Aチームが増えられませんのでしばらくそのまま様子を見てください。
                      仮にここまで入れておられたとしても今日からストップして頂けばOKです。

                      僕の濾材を使っての立ち上げと言う時点で、既にデキレースですので完成が早いか遅いかくらいの差です。
                      (Bチームのバランスは金魚を入れるまでは分かりませんが)Bチームが減るとしても全て死ぬとは思えないのでアンモニアと亜硝酸塩がどう出てどう上がるか下がるかを見ないと何をすべきか今は分かりませんが、どのシナリオになろうとも下手な事さえしなければ最後は安定します。

                      そうでないと地球上はとっくに僕たちが住めない環境になっている事になりますので。
                      自然界では何が起きても最終的には収束し、安定すべきバランスで安定し、またその先の未来につながっていきます。
                      海でタンカーが座礁して重油が流れて生態系が破壊されても「じゃあ海の水を半分水換えしよう」とはならないように自然界の大きな仕組みの中では特に「水換え」が出来ませんがそれでも最後には収束し失われた命も徐々に増えていく流れになります。
                      水槽もエコシステムを使う限り同じで、環境を悪化させる何かがあれば除去して改善して、条件を整えて待っていればバクテリアが全てやってくれます。 金魚を治療するのではなく環境を整えて自力で回復するようにサポートするのと同じで水槽の立ち上げも人間が立ち上げるのではなく環境を整えて味方のベネフィシャルバクテリアが主力の座に就くように見守るだけです。 人間にできる事なんてそれくらいですので、どうか何かしないと不安になるというのではなく、完成するのを楽しみに見守るようにお考えください。 この後金魚を入れてアンモニアや亜硝酸塩が出れば、人間が頑張る場面は訪れます。 それまではどうか見守っていてください。 そして何よりも黒デメキンに注意を集中してあげてください。

                      最後にお願いですが、
                      今後デメキンに何かあればその時の最低温度・最高温度もお知らせください。
                      温度情報だけはこちらと大きく異なる気がして不安を覚えます。
                      先述のようにそちらの住宅の断熱性能が不明なので温度がこちらとどう違うか予測できません。
                      寒い地域なのでより激しく下がるのか?
                      寒い地域なので断熱施工がより優れていて温度があまり変化しないのか?
                      どちらなのかを見極めないと注意すべきポイントが絞り込めないんです。
                      後は暖房使用後の下がり方も僕はあまり経験が無いので・・・
                      これらは各条件下での最高最低温度を拝見できれば予測が出来ますので宜しくお願い致します。

                      デジタル温度計は出目金が回復して水槽に戻す時一緒に水槽に移動してください。
                      常にデメキンの居る場所の温度をモニタしていただければと思います。

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  12. 金魚部様、こんにちは。
    お返事ありがとうございます。

    何度も同じような説明をさせてしまい、申し訳ありませんでした。
    過去の記事にも書かれているのに…申し訳ありません。
    繰り返し自分に向けて説明して下さったおかげで、自分のところでも、そのように構えていていいんだ!…と安心できました。もしかしたら自分が知らずにミスをしているのでないかと不安になってしまいました。せっかくの機会なので、自然のサイクルのスタートともいえる今の状況をゆっくり観察するぞ!…というくらいの気持ちで楽しみたいと思います。

    治療中の黒出目金ですが、塩水浴に切り替えた翌日に、胸ビレ付け根に薄く赤斑病が出ましたが、既にだいぶ薄くなり回復に向かっているように感じます(赤斑に関して)。
    ダク・ギロですが、塩水浴に切り替えてからバッサリと落ちました。数えようと思えば数えられそうな数にまで減っています(実際は金魚が動くので数えられませんが…)。粘膜の過剰で白くなっていた部分も綺麗になり、良い黒色に今はなっています。
    ただ、背ビレはたたみ気味で、腹ビレも閉じていることが多く、その質感もシャッという感じなのでまだまだ本調子ではないようです。
    僕はこの…背ビレをたたみ、腹ビレをたたみ、腹ビレや尾ビレがシャッとなる感じは何度も見たことがあり、この次にくるのはだいたい底に沈む…というパターンでした。弱るとヒレに栄養が行き渡らなくなるのか、文字で表現しずらいですが、ふんわり感がなくなりますよね?塩水浴に切り替えて3日にしてこのヒレの状態が現れましたので、きっと水質変化のツケがきてるのかな?と感じています。ここから這い上がってほしいと祈っています。
    塩水浴に切り替えたので2〜3日は餌無しで行こうと思い、餌は与えていません。水温変化もゆるやかで、ここ数日はほぼ変動がありません。最高19℃、最低18℃です。
    断熱性能についての細かなことは僕にはわかりませんが…うちは小さいアパートで、ストーブをつけず、人がいない状態でも結構暖かいように思います。雪が積もってからでも、ストーブなしで10℃以上はあったように思うのですが…うろ覚えです(>_<)
    2日前、外気温6℃まで落ちましたが、室内では17〜18℃くらいありました。さすがに何日も続くと室内温度ももう少し下がると思いますが、今のところは急な変化はありません。
    下から数えて、だいたい7〜9分目のところで過ごしていることが多く、沈んでる様子はなく、水面から出るように浮かんでる様子もありません。止まっていることは多いですが、人が近づくとゆるやかに泳ぎますし、可愛さもかわりません!(笑)

    どうか、このまま回復へと向かってほしいです。

    • 青龍さん こんにちは。
      お返事ありがとうございます。

      不安になられるのは良く分かりますので、それに関しては想定してますので気になさらないでください。
      成功体験を1つ1つ重ねていくと消えますがそれまでは悪い想像ばかりする事もあります。
      また逆に気にしていない事は早すぎる段階で安心してしまう事もありますが、そちらもお気を付けください。
      その辺を微調整しながら1つ1つ乗り越えると後は自分で判断できるようになります。
      青龍さんは非常に几帳面に対処されてますので最初の部分さえ上手く越えられれば金魚水槽をこの先長期的に安全に維持するのは僕なんかよりも遥かに上手くできるんだろうと思いますので、まずはこの段階を無事に乗り越えていただければと思います。

      >塩水浴に関して伺いたい事

      (1)アンモニアの検査値はいくらくらいですか?
      24時間経過した時(水換え直前)に古くなった塩水を検査してお教えください。

      (2)塩は何をお使いですか?有名なものであればメーカー名や商品名をお教えください。
      100円ショップ商品などの場合は商品名を聞いても分からない&調べられないのでパッケージの後ろの成分表示をご確認の上、内容物をお教えください。
      ※既に詰め替えていてパッケージが無い場合は構いません。

      >その他条件で伺いたい事

      上記2つに異常が無ければ
      条件的には弱る理由が思いつきません。
      毎日バケツを洗って100%交換していただいていれば殆どの事は持ち越さないので、内部がやられているとか何か別の問題が侵攻してるのかもしれないです。
      まあ塩水浴で安定させて様子を見ていれば回復する方向に向かうと思いますが、
      そうならない場合は何か未知の要因があるという事なのでそちらを探さなくてはいけません。
      以下2つは可能性としては低いですが1つ1つ消去法で消す意味でも念のためお伺いいたします。

      (3)アパートと書いておられましたが、受水槽は敷地内にありますか?

      寒い地域なので(最近は特に)無いと思いますがあれば幾つか気になる事があります。

      (4)水道水のpHは大きく変化してませんか?

      検査しておられない場合は(現時点では)構いません。
      ご存知であれば日々の変動が過激でないかご確認ください。
      ※1日の中での変動ではなく100%交換の時の変動なので水道水の段階でお調べいただけば判明します。
      カルキ抜きの前後は問いませんが毎回同じ条件でご確認ください。

      >断熱性能

      真冬&ストーブ使用時の温度変化を拝見しないと分かりませんが、関西よりは断熱が良さそうですね。

      >寄生虫の爆増周期

      ダク・ギロに関しては周期と言うものがあり一度減るように見えた後に急増し手が付けられない程悪化する事があります。
      あくまで3世代の交代まで続けないと安心できないとされてますのでこのまま安心せずに毎日交換を頑張ってください。
      良いほうのお知らせとしては塩水浴で白点病治療した時に思ったのですが殺虫剤系の薬での薬浴に比べると金魚が回復するのが早いので増えた後の減少も早くて弱らせずに完治させられました。
      薬浴は金魚にもストレスをかけますが塩水浴は温泉旅行みたいなものなので異常に長期的に行うのを避ければ有効です。

      >現在弱ってきている件

      水質変化を繰り返して弱らせただけなのか?
      内部に何か起きてるのか?までは分かりませんが、しばらくは塩水浴を続けてください。

      >給餌に関して

      また餌は切り過ぎてもダメです。
      金魚は1週間以上餌を切られると冬眠みたいな省エネモードに入ります。
      ただし僕は人間が横に居る状態で1週間餌きりしたことが無いので人間が居る場合どう変化するかは不明です。
      ただ、弱るだろうという事は予測できますので、長期的に餌きりにならないように
      ◆時々 ◆少量の 餌を与えてください。(毎日でなくて良いです)

      またその時金魚の食欲をよく観察してください。
      大きな問題を抱えていれば餌を食べようとすらしませんので
      その場合は無理させないように餌を全て撤去してください。
      10分放置して食べない分は無条件に全て撤去です。

      また食べてから吐き出す場合も末期のサインですのでその状態になる前に回復させることが大切です。
      獣医さんが教えて下さったのですが、餌を食べている限り大丈夫と判断して良いけど、食べなくなると手の施しようが無くなる可能性が急に上がるようです。

      • 金魚部様、こんばんは。
        お返事ありがとうございます。

        こちらからのお返事が遅くなってしまい、大変申し訳ありませんでした。僕が体調を崩してしまい…久しぶりにしっかりと寝込んでしまいました。僕達のためにお返事くださったのに…本当に申し訳ありませんでした。

        塩水浴は今も継続しており、体調不良中も毎日100%交換し、水温と水質検査(アンモニアとPH)も行なっていました。赤斑はほぼなくなり、ヒレの付け根にわずかな赤色が残っているくらいです。ダク・ギロはまだ残っています。塩水浴に切り替えてからは爆増はないですが…微妙に増えたり減ったりを繰り返しており、なかなか減らないです。

        >塩水浴に関して伺いたい事
        (1)アンモニアの検査値はいくらくらいですか?24時間経過した時(水換え直前)に古くなった塩水を検査してお教えください。
        →0〜0.25の間…という感じの色で、0よりな色の時もあれば、0.25よりな色の時もあります。0.25以上の色は今のところ出ていません。検査時の水温が20〜30℃の間ではないので、正しく計れていないかもしれませんが…

        (2)塩は何をお使いですか?有名なものであればメーカー名や商品名をお教えください。
        →塩事業センターの塩1です。
        塩水浴の記事で写真付きで紹介されているものと同じものです。
        金魚部様の記事を参考にさせていただいているので…塩に限らず、出来るだけマネをしております。すみません…

        >その他条件で伺いたい事
        (3)アパートと書いておられましたが、受水槽は敷地内にありますか?
        →受水槽らしきものは見当たりません。多分ないと思います。

        (4)水道水のpHは大きく変化してませんか?
        →カルキ抜き前に検査していますが、大きな変化はありません。夏場からもほぼ変化は見られず、7.0〜7.5の間という感じの色です。夏場は7.5よりの色、暑さが落ち着いたあたりから7.0よりの色が出ています。

        餌についてですが、塩水浴に切り替えてからまる2日間は餌を切り、3日目から餌を再開していますが、赤斑が出たりしたので、餌は少し控えめに20粒与えています。水温も少しずつ落ちてきているので、30粒まで戻す勇気が持てずにいます(水温は毎日だいたい最高19℃、最低17℃です)。
        マツカサ状態や、元気がないという感じも無く、マイペースに過ごしている印象です。餌も反応良く食べていますし、吐き出すこともなく、フンも毎日出ています。

        水槽の現状ですが、白にごりはもうすっかりおさまり、白にごりする前より透明感が増したように思います。いただいたろ材をセットした時は緑がかった色をしていましたが、今はとても透明に近いです。

        こちらはいよいよ気温が低くなってきました。
        金魚部様も、体調を崩さぬようお気をつけ下さいm(__)m

        • 青龍さん こんにちは。
          お返事ありがとうございます。

          ここでまず流れを整理させてください。

          水槽セット 9月29日
          濾材到着 10月4日
          塩水トリートメント 9月19日から7日間
          飼育水 9月26日から3日間
          真水 9月29日から9日間
          塩水浴 10月7日から現在

          これまでにお書きいただいた内容から予想しましたので間違ってればご指摘ください。
          水槽を洗って乾燥させていただいていた期間等を加味してませんのでズレていると思います。

          さて、
          ダク・ギロに関してはそんなに早く完了しません。
          3世代交代させるまで治療が必要とされてます。
          1世代が4日から30日(温度で決まる)
          なのでこの3倍
          12日から3か月治療が必要です。
          まあ治療開始時は暖かかったでしょうから現在水温が低いとしても3か月もかかるとは思いません。
          でも見た目に関係なく2週間程は予定してください。
          それ以降は見た目も含めて判断するしか無いです。
          意味なく何カ月も塩水浴してられませんので。
          という事で上の表のスケジュールであっていると仮定した場合で、あと1週間ほどは続けてください。
          ただし水温が下がってきてるとの事ですのでもう少し延びるかもしれません。

          まだ途中ですがここまでは順調なようで安心しました。

          温度低下中でしょうからそれ以外の事がストレスにならないようにしてあげてください。

          >(水温は毎日だいたい最高19℃、最低17℃です)

          思っていた以上に高く安定してますね。
          僕の水槽と1~2℃しか違わないとは・・・

          また暖房使用の場合は温度差が大きくならないようにその前日の最低水温+10℃よりも水温が上がらないように調整して(ストーブのONOFF)無理っぽいならヒーターを購入してください。

          餌に関しては20粒で構いませんし、毎日与える必要はありません。
          完全な餌きりにならないように様子を見ながら2日に1回程度少量与えるとご判断ください。
          つまり調子が悪くなった時は3日とか4日与えないとかでもOKです。

          金魚が糞を出しているなら安心ですね。
          大変だと思いますがあと少しの間油断せず頑張ってください。

          アンモニアに関しては(金魚は四六時中尿を出しているので)バクテリアが居ない塩水浴では検出されます。
          小さな金魚に13Lという余裕のある水量だから低く推移しているのだと思います。
          僕は24時間で1.5mg/Lまでは容認してますが、低く抑えられるなら低く抑えてください。
          また現在のやり方で上手くいっているようですので(悪い事が起きない限り)何も変更せずに続けてください。

          アンモニア検査の水温ですが、

          >検査時の水温が20-30℃の間ではないので、
          >正しく計れていないかもしれませんが

          これはNGです。
          湯煎して温めるなどをご検討ください。
          またそれよりも大きな影響があるのが20分と言う時間です。
          温度の差で色が大きく違ったことは(高濃度の時を除き)ありませんでした。
          でも検査時間が短いと2段階くらい低い数値に読み違える事は多々ありましたので、必ず20分後の色で判断してください。
          詳しい注意事項は アンモニア検査の記事 をご確認ください。

          今回はバケツの水量・金魚のサイズ・餌の量から問題無いと思いますが、それ
          水質検査自体は簡易検査ですので頻繁に行わないと信頼できるデータはとれないという前提ですが、実際よりも過度に低く見積もっていた場合、前提条件としていたものが全て信頼できなくなり、結果として多くの問題につながりますのでご注意ください。

          今回はバケツの水量・金魚のサイズ・餌の量から問題無いと思いますが、高濃度が出ている時にそれを把握できないとすると怖いのでご注意ください。

          • 金魚部様、こんにちは。
            お返事ありがとうございます。
            またお返事に時間がかかってしまい、申し訳ありませんでした。
            体調不良でお仕事を休んでしまった分、取り返すように働いておりました。

            ここまでの流れですが…
            ○水槽掃除→乾燥→水槽セット→ろ材到着→ろ材・PSB投入→現在

            この間ダク・ギロに寄生された金魚をバケツにて隔離対応していました。
            ○購入→塩水浴トリートメント(約一週間)→飼育水(3日間)→ダク・ギロ発見→真水浴→塩水浴→現在

            …という流れです。ダク・ギロ発見時に水槽を掃除し、新たに水槽セットを開始しました。

            アンモニア検査については、完全に20℃〜30℃ルールを忘れてしまっていました。夏場ずっとそのままの水温で検査して大丈夫だったので、このルールを忘れてしまっていました。お返事いただいてからは正しく検査しています。20分ルールは毎回タイマーで計って検査していますので、大丈夫です!

            方法も、餌の量・タイミングも、水温も、大きな変化なくきています。今週は最高・最低がそれぞれ2℃ほど下がりましたが、温度差に大きな変化は出ておりません。日によってフンの量に若干差がありますが、フンも出ています。

            ですが…昨日から様子が少しかわり、水面でボーっと浮かんでる状態になりました。微妙に…お腹が膨れてる?ような気がしたので、エサを与えず、仕事に行きました。夜帰って確認すると…鱗が少しガタガタしていて、マツカサ状態でした。今朝はそのマツカサ状態が少しだけ治っていましたが、健康的なツルンとした感じではなく、微妙にガタガタしているように感じました。水面にボーっと浮かんでるのは変わらず、見た感じ向きは正常に見えますが、転覆していると思います。動いた後フラーっと横を向きかける雰囲気があるので…。

            ダク・ギロは、全体的にはまた1段階減りましたが、部分的にまだついている感じで、一進一退という感じです。

            赤斑出た時にも思いましたが…見た目以上に、しんどい思いをさせているんだろうな…なんとか回復してくれることを祈ります。

            • 青龍さん こんばんは。
              お返事ありがとうございます。

              前回の僕のコメントの意図が分かりにくくてすみません。
              ここまでの流れで気になっているのは真水浴の期間です。
              コメント頂いた内容から計算すると前回の僕のコメントに記載した様にかなり長い事になります。
              数日だとつじつまが合わない為です。
              これがどれくらいの期間だったかで金魚の弱り方を判断しようとしましたが計算上は非常に長い事になり気になって前回のコメントに書かせていただいた次第です。
              あの通りなら相当金魚は弱っていたはずです。
              いずれにせよ次回以降は真水浴は金魚に負担が大きいので挟まないでください。

              僕自身過去に色々な方法を1つ1つ自分で試しながら記事にしてきましたが
              現在プロパーな方法は
              ◆水換え ◆水槽掃除 ◆餌の調整 
              (3つの基本スキルセット)
              駄目なら
              ◆0.5%塩水浴
              以上です。
              それ以外の事は原則として選択肢ではないとお考えください。
              勿論原則としてなので臨機応変な対応が必要な時は切り替えればと思ますがあまり気軽に色々行うと金魚は弱ります。

              >ダク・ギロ
              通常ならもう少しすると嘘のように消えるはずですが、金魚が予定外に弱ってきた場合は、逆に負けてしまい爆増と言う可能性も出てきました。

              >転覆
              空気糞が出ていれば普通の転覆ですが、そうでない場合は脳がやられている可能性があります。
              マツカサや寄生虫が付いてる最中に転覆するのは非常に怖いサインです。

              >糞
              糞をしているという事だけが希望のサインです。
              一応、餌を食べ消化し糞を出すという基本機能が失われていないのはいいですね。
              これ以上弱らないように厳しく管理してあげてください。

              毎日100%交換、その前にバケツを綺麗に洗う
              これをするだけでかなり安全になります。

              >マツカサ
              これが分からないのですが、しばらく餌は与えないで経過観察してください
              気づかれた当日に餌を与えずにおられたのは、すごく良い判断です。

              毎日100%水替えしていただいていて
              4gの金魚に13Lもの水量で
              餌もせいぜいSSSを20粒MAXと言う中
              何がマツカサに流れさせているのか想像が出来ません。

              体調を崩されていた時期 又は お仕事が忙しかった時期
              に数日塩水交換出来ないままだった時期はありましたか?

              僕の環境ではこの6割程度の水量でもっと大きな金魚に毎日より多くの餌を与えてきましたが、せいぜいアンモニアが1.5mg/Lをマークするくらいで内臓の問題に流れる事は一度もありませんでした。

              また先述の 真水浴の期間が長い場合ですが
              それでマツカサ病になるのは分かります。
              真水なので餌も簡単に腐りますし水量がある程度でも温度が高ければ簡単に腐る流れになります。
              塩水も殺菌力があると言っても長く使うと同じですがこれまで1日で塩水が腐るようなことは初日に粘膜が出まくった場合や、横着して2匹入れた時くらいでしたが、それでも次の日に交換して事なきを得ています。

              マツカサの経験が少ない事もあり何か見落としている気がしてなりませんが、ここに来て急に出たんですよね?

              10月14日時点では
              >マツカサ状態や、元気がないという感じも無く、
              >マイペースに過ごしている印象です。
              >餌も反応良く食べていますし、
              >吐き出すこともなく、フンも毎日出ています。
              から
              10月19日現在
              急にフラフラ泳ぎ浮かび始めたのでしょうか?
              それとも数日前からでしょうか?

              文字情報だけだとどうしても大部分を予想しながら書く事になりますので
              何か未知の要因があるのかもしれませんので、お気づきのことがあればお教えください

              念のためお住いのエリアの水道水の水質検査も今日投稿した記事を書くときに参照しましたが大阪の例と同じで銅がギリギリっぽいくらいで、その他は特に気になる数値ではありませんでした。

              >アンモニア検査
              20分ルールを守っておられる限り大きな誤差は無いと思います(特に低濃度の時)
              ただしこれは判断の基本になる情報ですので、大きな誤差が無いように実施されたほうが良いです。
              特に水質検査が簡易法な上に僕はより経済的な方法で行えるように量を7分の1にしたりしてますのでそれ以外の条件は出来る限り厳密に守るようにしています。

              • 金魚部様、こんにちは。
                お返事ありがとうございます。

                こちらこそ理解が悪くて申し訳ありません。
                真水浴は10日間していました。
                この時は、立ち上がった飼育水、塩水浴、その次に安全なものだと思っていました。購入(お店の水)→塩水浴トリートメント→飼育水と水質変化を繰り返していたので、真水浴で仕切り直し、これからの長期になるだろう塩水浴治療に備えていたつもりでした。やはり…無知は怖いですね。またまた貴重な情報を教えてくださり、ありがとうございました。以後気をつけたいと思います。

                9月末に用事があって家に戻れない時があり、その時だけ48時間交換出来ない時がありました(この時は真水浴で、エサ無しです)が、この時以外は毎日100%交換をしています。僕が体調不良で寝込んでしまった時も、毎日100%交換していました。バケツの水を用意している時にふらついて盛大にぶちまけてしまったりしましたが(笑)
                ※準備している水であり、金魚は無事です。

                ボーっと浮いたようになったと感じたのは18日からです。それまでは、バケツ下から数えて7〜9割くらいのところに“いる(自分の意思で)”感じでしたが、18日からは水面に力なく浮かんでいるという感じです。このようになってからはこちらがなにかしない限り泳いでいる様子がありません。仕事が忙しく、朝・夜くらいしか観察する時間がなく、日中の様子がわからないので…もしかしたら徐々に活性が落ちていたのかもしれません。エサは朝に与えていますが、食いつき良く、吐き出しなく、1分もあれば食べきっていました。糞は赤っぽい感じの色で、量に多少の差はありましたが毎日出ていました。アンモニアやPHも問題ないと思いますし、水温差も毎日1℃くらいです。湿度は…測ってないのでわかりませんが、少なくとも蒸れたりするような状況ではないですし、換気もあるので…

                今朝起きて見たら…横向きに浮かんでおり、ツンツンしたら回転しながら少し潜り、また浮かんでくる…感じです。マツカサ状態は治っておりません。今日もエサはあたえていません。

                様子的にはここ2日間でいっきに弱った感じですが…きっとずっと頑張っていたんだな、と思います。購入後、何回も水質を変えてしまいましたし…ダク・ギロがさらに減ってきたところだったのに、ここにきてこのような状態にしてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

                • 青龍さん こんばんは。
                  お返事ありがとうございます。

                  なるほど、ここ最近は24時間で替えておられたんですね。
                  それであればやはり真水浴10日間、これですね。

                  9月22日のコメント時にダク・ギロの寄生をご相談いただき
                  9月23日に僕が返信した時に「塩水浴」の実施を強調するか、あの時点でどのように処理されているのか確認するべきでした。

                  まさか真水浴を選ばれるとは思っていなかったという点が僕の想像力不足で、自分の中で寄生虫には塩水浴と記事にしているから読んでいただいているものだと思い込んでしまっていました。
                  普段からこの手のミスが起きないように、書き過ぎになるくらい当たり前のことも全て書くようにしていますが、この時は水槽の立ち上げのほうに意識が行っていたので見逃していました。 
                  他の事を何千文字書こうとも「塩水浴」の3文字を明示していなかったら分かりませんよね。本当に申し訳ないです。
                  僕の中では早く濾材を送らないと北海道は寒いからバクテリアが適応できなくなるかも、という今思えばどうでもいい事を心配してしまい、肝心の金魚の塩水浴の説明をきちんと出来ていませんでした。

                  マツカサの原因を作ったのは真水浴の前の濾材から異臭がして居た頃でしょうけど、その1匹は他の1匹が死んでしまった中、その問題を乗り越えて生き延びていただけに本当に申し訳なかったです。
                  元気な金魚でも1か月間もギロ・ダクに寄生されていれば体力も落ちますし、そこに温度低下でダメ押しになってきているのかもしれません。

                  悔やまれるのは9月23日に塩水浴開始であれば、温度も高かったし金魚も元気だったでしょうから2週間としても10月7日くらいには駆除も完了していた事です。
                  本当に申し訳ありません。

                  現状は寄生虫が消えない限りどうにもできませんが、
                  ◆餌は与えず
                  ◆毎日塩水交換して
                  数日様子を見てください。

                  先行して書いておきますが、マツカサが出る程まで弱ったら餌は与えないで様子を見ていただきたいですが、1週間以上切るわけにもいかないので、様子を見て4日おきくらいに(朝の水換えより前に)ほんの少しくらいは与えて、30分くらいしたら水を替えるみたいにしてください。(30分は例です、長いほどいいですが出勤前で忙しいでしょうから出来る範囲で調整してください。最悪水換えの直前でも仕方ないですが、水換えの後には何も与えないでください。 くどいですが、この場合餌は数日おきです。毎日ではありません。)

                  • 金魚部様、こんばんは。
                    お返事ありがとうございます。

                    金魚部様、どうか気になさらないで下さい!金魚部様にはなんの落ち度もありません。それよりも、いきなりコメントにお邪魔した見ず知らずの僕と金魚のためにたくさん助けていただき、本当にありがとうございます。

                    金魚部様の記事は読ませていただいておりますし、寄生虫には塩水浴ということも頭にありました。僕が余計な心配をせずに、真水なんて挟まずにすぐ塩水浴に移れば良かったんです。
                    あの時は、水質変化を繰り返して金魚が弱ると寄生虫に負けてしまう…、塩水浴に移るまでは弱ることを避け、金魚本来の抵抗力を維持した方がいい…と思って、塩水浴まで真水浴でつなぐという判断をしてしまったんです。寄生虫がしばらく増えなかったこともあり、この作戦で良かったのかな…と思ってしまったくらいです。金魚部様がたくさんの情報を記事やコメントで教えて下さっているのに…その情報をきちんと理解して、的確に判断できない自分の頭の悪さが情けないです。でも今回、金魚には本当に申し訳ないですが、自分の身に起こっていることを直接聞くことができ、とても勉強になりました。今回のことが無ければ、頭の悪い僕は今後も同じことを繰り返してしまうでしょう…本当に、心から感謝しておりますm(_ _)m

                    諦めたわけではないですが、こうなるとしてあげられることは少ないと思いますが…元気になることを祈り、頑張りたいと思います。
                    エサについて教えて下さり、ありがとうございます。一回の量は…どれくらいで考えたら良いでしょうか?

                    何卒、よろしくお願い致します。

                    • 青龍さん こんばんは
                      お返事ありがとうございます。

                      いえいえ青龍さんこそ気になさらないでください。
                      頭の良し悪しではなく経験の有無ですので気になさらないでください。

                      先ほどのコメントは、これまでのコメントをもう一度読んでいく中で思ったことを書きました。
                      あの時僕が「塩水浴」の3文字さえかけていれば、全ては変わっていたと思うと悔やまれます。
                      デメキンには無駄な苦しみを与えてしまいました。

                      勿論まだ諦めるわけにはいきませんので、4日くらいの間隔で
                      ランチュウベビーゴールドSSSなら10粒から20粒、つまり普通に考えれば試食程度のごく少量ですが与えてください。

                      餌を与えずともアンモニアは出し続けますし、塩水の中でも生きられる雑菌も居ますのでマツカサ状態に対して完全に防御は出来ませんが、悪化させる要因を減らして回復を待つしかありません。

                      4日でSSSを20粒、かなり少ないですが 金魚が餌が無いと判断して冬眠みたいな省エネモードに入るととんでもなく感染症が悪化する事が分かっています。(突然出てきてややこしいですが寄生虫ではなく感染症です)省エネモードに入らせないために金魚に餌がゼロだと思われない程度に与えていただければと思います。正式に何と呼ぶのか、どういう状況なのかは分かりませんが、金魚は餌の無い状態が長く続くと仮死状態のような省エネモードになりその時期を乗り越えようとするようです。(人間が近くに居ても切り替わるかは知りません。僕が何度か見たのは長期出張から戻った時です。)万が一あのモードに入られると、体中が真っ白の粘膜で覆われたりするほど水中の雑菌に襲われていたので、今そんな事が起きては寄生虫に感染症に内部の問題となり生存率が下がりますので、免疫をダウンさせないためにも通常の活動レベルを維持するように、少しだけ餌を与えていただければと思います。 4日とか20粒はあくまで一例です。金魚の様子を見て与えてください。

                      また与える時は
                      ◆餌への食いつき
                      ◆動きの速さ
                      ◆泳ぎの強さ
                      など金魚の活性をよく観察してください。

                      またランチュウベビーゴールドSSSはは沈下性なので金魚が浮いてしまって沈めないようなら水位を下げて餌を食わせ、少し落ち着いたら金魚を出して水替えしてください。

                      その事よりも今は水を汚しにくくすることが重要と思いますので24時間で交換して様子を見てください。

                      温度が安定し、現環境に慣れて回復する事を願っています。

                    • 金魚部様、こんばんは。
                      お返事ありがとうございます。

                      22日の夜、仕事から帰宅すると…治療中の黒出目金が死んでいました。すぐに報告できず…申し訳ありませんでした。

                      これまでたくさんの情報やアドバイス、経験談を教えて下さり、ありがとうございました。一緒に付き添うように力を貸して下さり、とても勉強になりましたし、心強かったです。それなのに…救ってあげられず、金魚にも金魚部様にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
                      この出目金は今まで飼った金魚の中で一番大きく、形や尾ビレの感じがすごく好みでした。出来れば広い水槽で長く飼ってあげたかったです。水槽にいたのはたったの3日間で…しかも傷んだ水で、寄生虫にも襲われ…本当に申し訳ないです。
                      金魚が死んでしまった時は、なんとも言えない気持ちになります。
                      死なせてしまって悲しい、また死なせてしまった、何度繰り返すんだろう、なぜ死んでしまうんだろう、なんだか疲れた…などの気持ちが渦巻き、もう金魚なんて…と瞬間思うのですが、やはり金魚を飼いたいという思いが出てきて、ショップに見に行っては『可愛いな〜』と見てしまいます。ご理解いただけないかもしれませんが…。

                      いただいたろ材をセットした水槽が、そのままの状態で稼働しています。これまで何度も失敗しているのですが…いただいたろ材をもとに、もう一度挑戦したいと思っています。まだ金魚はいないのですが…今後、どのように進めていけば良いでしょうか?

                      度々申し訳ありません。
                      何卒よろしくお願い致します。

                    • 青龍さん こんにちは。
                      お返事ありがとうございます。

                      僕のほうこそ信頼して相談していただいていたのに大事なタイミングで塩水浴に関して明示できなくて本当に申し訳ありませんでした。
                      濾材の事や水槽の立ち上げに気を取られていたと言わざるを得ません。
                      あの時、最優先事項として塩水浴に関してメインに書くべきでした。
                      最後まで生き残っていたデメキンには無駄な苦しみを与えてしまい申し訳ないです。
                      本当に申し訳ありません。

                      今後金魚を購入される場合の対応に関して
                      簡単に書かせていただきます。

                      (水温差事前確認)<金魚購入前>
                      新しい金魚を迎える方法ですが、この時期ならお店は加温、自宅は常温となると温度差が気になります。
                      ヒーター無しには導入できない、または好ましくない条件の場合もありますので、まずはお店の金魚の水温を確認してください。
                      お部屋の水温との差がMAXで10℃くらいならOKですが、それ以上開いているなら先にヒーターを購入してください。

                      (水槽の準備)<金魚購入前>
                      水槽は現在まで放置されている場合、底にかなり鰹節のようなものがたまっているか、その時期を超えていれば苔が付き始めていると思います。
                      目で見て分かる範囲で良いので鰹節のような沈殿物をスポイトで採ってください。
                      本来は金魚の最高の餌になるものですが、思っていたよりも時間が経ちましたので残留していれば大半を除去してください。 少しくらいは残っていても構いません。

                      その後(金魚購入より前に)50%水換えしてください。
                      水量は合計30Lを維持してください。
                      ※アンモニア・亜硝酸塩がゼロを維持できている事が確認できてから徐々に水位を上げて頂きます。
                      あくまで取り扱いしやすい水量で立ち上げを完了する為です。
                      この時の新水はカルキ抜き剤を使っていただいて構いません。
                      そして今回を最後として30L分のPSBを入れてください。
                      今後はPSBは入れないでください。これが最後です。
                      金魚投入後は自家産のAチームが増える条件が整うので自然にAチームが増えるのを待つことになります。
                      PSBは今後その邪魔になるので入れないでください。
                      今回は水換え後、未だ金魚が居ないので保険で入れて頂くだけです。

                      (購入する金魚の数や大きさ)<金魚購入時>
                      あまり大きな金魚は選ばないでください。
                      数もまずは2匹くらいまでにしてください。
                      水槽が完全に立ち上がっているという確認が出来るまではパイロットフィッシュになる可能性がゼロではないので、その確証を得るまでは用心が必要です。

                      (購入時の水)<金魚購入時>
                      また金魚を購入する時は、お店の方に購入する金魚が居る水槽の水を100%で「薄めず」「入れ替えず」金魚と一緒に入れてもらってください。帰宅後水質検査で正確な値を知る為です。

                      (温度差が5℃以上10℃以下でヒーター無しで導入する時)
                      ※ストーブは使用されていない前提です。ストーブ使用時はこの方法は使えません。常温での対応のみとお考えください。

                      この場合は水槽に浮かべないで、常温で温度変化させてください。
                      大昔に金魚屋さんに教えてもらった方法ですが、袋は開けずそのままお部屋の中で袋のまま空気に触れさせて温度を落としてください。
                      水に入れると急激に温度が落ちますが室温で落とすと徐々に落ちます。
                      大きな温度差はこれで金魚に無理なく落とせるそうです。
                      大体半日くらいかかりますのでお仕事の無い日に金魚を購入してください。
                      (水量にもよりますが)その金魚屋さんは1日くらいは袋のままで大丈夫と言っておられましたが、僕はアンモニアが怖いので半日程度で水合わせしたほうが良いと思います。
                      発送用のように水量があり、酸素を充填している場合は数日は問題ありませんが通常販売ではそこまで大きな水量に入れてもらえないので・・・

                      (温度差が5℃以下)
                      普通に水槽の上に浮かべて温度合わせしてください。

                      温度が室温まで下がったら袋を開けて水質検査をしてから水合わせします。

                      (水質検査)<以下全て購入後>
                      金魚の居た水槽の飼育水と現在の青龍さんの60㎝水槽、両方の水質検査をしてください。
                      最低でも
                      ◆アンモニア
                      ◆亜硝酸塩
                      ◆pH
                      を確認してください。

                      (水合わせ)
                      pHの差が大きい場合は2段階か3段階で変化させてください。
                      詳しくはこのブログの記事の新規導入魚の2例(バルーンC&Dの例マロの例)をご覧ください。
                      万が一お店のアンモニアか亜硝酸塩が高濃度の場合は最初程ゆっくり変えないといけないので、半分以上換えたりせず、1割程度を1時間ごとに入れ替えを繰り返し、7回目くらいでアンモニアや亜硝酸塩の問題があるほうを再検査して1.5mg/L以下(アンモニア)・0.3mg/L以下(亜硝酸塩)になっていればその先は普通に取り扱ってください。
                      この作業はここに書いたより早く完了させないでください。急性中毒を起こさせないためにも時間をかける程安全です。
                      イメージとしては「ゆっくり大量に替える事」が大切ですので時間がかかります。
                      くどいですが金魚の購入は1日時間が取れる時のほうが安心です。

                      (水槽に金魚を投入)
                      ここまでの作業がすべて完了すれば金魚を水槽に入れられます。
                      他に金魚が居ませんので塩水浴などのトリートメントは省略してください。

                      (その後)
                      24時間は完全に餌を与えないでください。
                      2日目(24時間経過後)金魚が元気そうなら様子見でSSサイズ餌10粒とかの少量を与えてみてください。
                      どれだけ元気でも安心せず、数日は様子見を続けてください。
                      通常レベルでの給餌は4日後5日後くらいから始めると安心です。
                      金魚のサイズによりますが4㎝級なら前回算出したくらいは大丈夫ですが、しばらくはMAX30粒くらいで抑えてください。
                      というのもアンモニアや亜硝酸塩がゼロで維持できるかが確実に分かるまでは通常飼育と言う訳にもいかないからです。
                      これまでの経験からは大丈夫なはずですが、念のため、確実にゼロを維持していると判断できるまで恐々見守るのが良いと思います。(安心すると油断しますので)

                      水草を入れる時は虫が付いていない事を確認できているもの又は
                      購入直後のものは入れずに1週間ほどバケツに入れて虫出しをしてから入れてください。
                      今後温度低下でどうせ枯れますので不安がある場合は水草は春以降に導入してください。

                      最初の頃は特に温度変化は少しでも与えないように管理してください。環境に慣れたら温度差はあるほうが良いです。
                      この点はストーブの使用などで起きる室温の変化、特に就寝前のMAXから明け方のMINまで、6時間から8時間で作られる水温差をご確認ください。
                      大きい場合はヒーターの利用もご検討ください。

                      (更に)
                      お送りした濾材のバクテリアは温度差は殆ど無かったので適応できるものは無事に適応した頃だと思います。
                      しかし日本の水道水は基本川の水なので水系が違えば中のバクテリアの構成も大きく違うはずです。水系が全く違う地でどのくらいが生き残りどのくらいか置き換わるのかは不明ですので、しばらくは週に2回くらいアンモニア検査と亜硝酸塩検査をしてください。
                      1週間以上経過してから、金魚が徐々に環境に慣れ、餌も毎日か(低温なら)1日おきで与えるようになったら特にアンモニアと亜硝酸塩の数値に注目してください。
                      どちらもゼロでなくてはいけません。
                      一度でも数値が検出されたらその数値を水温とpHの値と共にご報告ください。
                      両方ともゼロの場合は(本目的の為の検査としては)pHの検査は省略していただいて構いません。

                      (水換え)
                      金魚を入れた日を起点として週に1回3割から5割を基準に実施してください。
                      水槽の立ち上げ確認と金魚の飼育との2つが同時進行しますが、常に金魚の安全を優先して管理してください。

                      ざっと簡単に書きましたが、僕の通常の対応より少し安全側で書いたつもりです。
                      不明な点があればお気軽にコメント下さい。
                      時々現場調査で大阪に行く事があり丸1日ネットに触れないので、即答できない事がありますが、仕事部屋にこもっている限り24時間以内にお返事します。

  13. 金魚部様、こんにちは。
    お返事ありがとうございます。

    僕を気遣ってメールまでしていただき、本当にありがとうございます。あれからまだ休みがなく、金魚を見にお店に行けていないんです。購入のメドも立っていないので、そんな状況でコメントを返して(回数を繰り返してしまって)はいけないかと思ってしまい…お返事遅くなり申し訳ありませんでした。
    何事もなければ明後日お休みなので、見に行きたいと思っています。

    金魚導入について、細かく教えて下さり、ありがとうございます。
    明後日お休みの予定なので、教えていただいた通りに準備していきたいと思います。

    >水槽は現在まで放置されている場合、底にかなり鰹節のようなものがたまっているか、その時期を超えていれば苔が付き始めていると思います。
    →鰹節のような沈殿物があります!言い当てられて…なんだかすごくホッとしました(*^ ^*)
    苔は…ないと思います。ガラス面に小さなプツプツがありますが…苔っぽくないので違うと思います。

    >あまり大きな金魚は選ばないでください。
    →今回も5センチくらいになると思います。

    数もまずは2匹くらいまでにしてください。
    →どちらかといえば、1匹の方が良いでしょうか?2匹の方がいいでしょうか?水槽やお店が違う場合…2匹買っても、仲間意識…とはならないでしょうか?かえってストレスになってしまいますか?またこの場合、購入水槽やお店が違う場合も塩水浴トリートメントはいらないでしょうか?

    ○温度差についてですが…
    数日前から時間帯によってストーブをつけるようになりました。
    室内は25〜20度くらい、水温は22〜20度くらいです。雪が降るようになると夜中はもっと下がると思いますが、現在のところこのような感じです。

    ○水合わせが不安ですが…紹介していただいた記事を参考に行いたいと思います。

    ○しばらくの間は水槽の中には何も入れず(水草、底砂など)ベアタンクで行きます。

    僕は最初、管理が簡単そうな上部フィルターを使い、底砂を敷き、水草を植え、陶器の水車小屋を置き、石を置き、和風な感じの水槽にしたくていろいろと準備しました。ですが、金魚について知っていくうちに…それはすごく難しいことで、なかには金魚に向かないこともあったんだと、知りました。オシャレに上手に飼われている方々は本当にすごいと思います。

    これから新たに金魚を導入していくのですが…金魚部様、もう少しの間、お力をお貸しください。
    何卒、よろしくお願い致します。

    まず教えていただいた通りに準備を進めて、金魚購入が決まった時にご報告致します!
    よろしくお願い致します。

    <もう1つのコメントも こちら↓↓↓ に移動させていただきました。by金魚部>

    金魚部様、コメントの連投申し訳ありません。

    今水槽をよーーく見てみたら…細い糸のようなものがたくさん動いています!ミズミミズと検索して出てくるものかと思います…が、この先なにか問題ありますか?

    それと、先程のコメントに書き忘れてしまいましたが…来月末に隣街に引っ越す可能性が出てきまして…金魚導入は引っ越し終わってからの方が良いでしょうか?問題無ければ、金魚購入のメドがたち次第進めて行きたいと思うのですが…引っ越しに関して何か気をつけるべきことはありますでしょうか?引っ越す場合、近くに実家があるので、事前に実家の水質検査をして、念のためデータを取ってみようと思っています…

    次から次へと申し訳ありません。
    よろしくお願い致します。

    • 青龍さん こんばんは。
      コメント&お返事ありがとうございます。

      まず、すべてに優先して「引っ越し」に関してですが
      確実に引っ越しがあるか無いか分かるのは何時頃でしょうか?

      もし1か月後に引っ越される場合の懸念事項として
      ◆水槽のバクテリアの状態が不明で立ち上がっているか?いないかも不明な事
      ◆金魚を迎えて間もなく引っ越しになるのはあまりに金魚に負担が大きい事
      から、
      金魚の投入を急がないのであれば引っ越し後のほうがトラブルが少なくて良いです。
      上手く導入できたとしても
      今から1か月、ようやく安定が得られるかと言うタイミングでの引っ越しとなるのは導入やり直しとなり怖いです。

      全てが上手くいくと仮定しても怖いですが、逆に何か1つでも問題が出ると仮定すると1か月後に引っ越しと言うのは問題以外の何でもない事になります。

      例えば、導入の初期に問題が出て(寄生虫等)塩水浴の途中に引っ越しとなれば大変です。

      更に引っ越し直後に金魚が弱りだした場合に、前環境での問題なのか?新環境での問題なのか?など判別しにくい事が出てきてしまいますので対策を講じにくいというか未知の事が多いと誤った判断をしてしまいやすいです。

      このように確実と言えるものが少ないタイミングで引っ越しをされると上手くいく可能性がぐんと低くなるので、あえてそこまでハイレベルな導入にチャレンジするよりも、引っ越し後に落ち着いてから金魚を選んで確実に導入されたほうが安心だと思いますがいかがでしょうか?

      次は確実に一切の危なげなく安全側から出ることない導入をサポートさせていただきたいので、あえてその可能性を低くするより、選べる限り良い条件を整えて迎えていただきたいと思います。

      もちろん決めるのは青龍さんです。
      どの方向を選ばれてもその条件の中で最大限上手くいくようにサポートさせていただきます。

      まずは引っ越しが確実にあるのか無いのかが判明してから
      1つ1つ確実に決めたほうが良いと思います。
      全てを(仮定)(予定)で話すのは内容が不確かになりすぎるので、
      まずは一つ、引っ越しされるのか否かが決まったらお知らせください。

      もちろん、ふと、お店に立ち寄って人生最高レベルの金魚に出会ってしまった!とかの場合は迷わず購入してください。
      多少は後先考えながらですよ。
      その場合は、その場合で対応します。

      また急にお返事を返せなくなるタイミングが時々来ますので、可能な限り先行して書いてますが、分からない事があればお気軽にお問い合わせください。
      可能な限り早くお返事しますが、僕も来月に引っ越しに匹敵する大きな環境の変化を計画中です。未だ分かりませんがしばらくその方向で動きます。
      そうなると落ち着くまでまとまった時間が取れないのでブログなども自粛モードで動きますが、青龍さんの水槽の立ち上げが完了するまでは僕も枕を高くして寝れませんので、そのサポートだけは何とかしますのでご安心ください。

      以下
      ご質問の答えになります

      >事前に実家の水質検査

      現時点では無用です。
      更に引っ越し先のインフラにより水質が変わりますので余程判断材料が必要な場合を除き、実家のデータは参考にしないほうが良いです。
      検査で判明するパラメータは基本変化するものが殆どなので、それよりも微妙なミネラルバランスとか常在菌の種類とかのほうが心配だったりします。

      >ミズミミズ

      僕の濾材の中に居たのかもしれませんね。
      通常水が富栄養化しないと増える事はありませんが
      現在は最大の敵である金魚が居ないので食べられてしまう事が無い為、栄養が少ない中でも増えてきたのでしょう。
      僕達が気づくかどうかは別として、これらの虫や更に小さな虫(寄生虫含む)は水槽に住んでいます。
      卵の形で水道水に微量は居るとも言われています。
      ですので気になさらなくて大丈夫と思いますが、気になる場合は洗い流していただいても構いません。

      >鰹節のような沈殿物

      これは金魚が居た水槽をしばらく金魚無しで回すと必ず出てきます。
      僕は白点病とかで金魚を全て水槽から出す度に見てきたのでおなじみの光景という事です。
      前にお送りいただいた水槽の写真に少しですが既に写ってましたよ。
      これに関しては僕の濾材に含まれていたものでしょう。
      通常は金魚を入れれば速攻で綺麗に食べてくれますが、現在のものはかなり古くなっているので念のため大量に食べてしまわないように、見える範囲で吸い取っていただければと思います。
      毒にはならないと思いますがあまり古いものは大量には食べさせたことが無いので念のためです。

      >苔無し

      そうですか、太陽光が当たるなら茶苔が出ているかと思いましたが、出ていないならその為の栄養が足りないという事ですね。
      情報ありがとうございました。

      >ガラス面に小さなプツプツ

      これは分かりません。
      宜しければ写真をお送りいただけませんでしょうか?
      色々お願いして申し訳ないですが、気になります。
      膜の中に点が幾つもあるなら奴の卵ですが、水槽に何か住んでますか?

      >温度差 室内は25~20度くらい、水温は22~20度くらい

      えーーっ。青龍さんの件があるので北海道の天気予報も注意するようにしてますが、そちら既に最低気温は一桁ですよね。
      ストーブ付けて25℃は分かりますが、ストーブ消して寝て明け方に最低室温が20℃って?物凄く断熱性能いいですね。
      外気温が一桁で、部屋の温度が無暖房時に5℃しか下がらないとは想像と大きく違うので驚きました。

      こちらはヒーター使用で21℃設定にしているタンクがありますが
      無加温水槽は18℃が最高です。

      >和風な感じの水槽にしたくて

      僕の濾材のバクテリアが機能すればそんなに遠くない未来にできますよ。
      ただし底砂利はかなり小まめに糞取り・ゴミ取りしないといけないようです。
      その部分は僕は未だきちんと管理できたことが無く未知の世界ですが
      きちんと管理している人たちはかなりきちんと掃除されているようなので・・・
      僕はもう少し先までチャレンジしませんが そのうち復活させたいです。

      >どちらかといえば、1匹の方が良いでしょうか?2匹の方がいいでしょうか?

      お店や水槽が違うとしても2匹のほうがいいです。
      今は30Lに抑えて頂いてますが、最終的には60Lで上部ろ過を使われるでしょうから、その時に1匹では水槽の水全体のエコシステムが上手くバランスするか心配なので、その時点では最低でも2匹いて欲しいです。

      相性の事とかありますが、同じタイミングで水槽に入れれば数日から1週間で仲良くなるのが普通です。
      飼育初期の1匹の飼育は非常に金魚にストレスを掛けますので2匹にしてお互いを安心させる仲間としてやるのが良いです。

      本当は10匹とか20匹のような集団が理想と言われますが、多すぎると餌が上手く分配されない事や、水質悪化する時に急に起きたり、何もかもがコントロールしにくいので飼うスキルも高く要求されるので、
      60㎝水槽で60L前後で飼育するという条件で
      小さな金魚の数という事なら、最初は2匹から4匹がいいです。
      (水槽が小さいとか金魚が大きいとかの場合は4匹も無理です。)

      でも立ち上げが完了したかしてないか分からないところに4匹も入れると怖いのでMAX2匹でスタートしていただき、まずは確実なスタートを切っていただきたいです。

      気に入った金魚が居なければ1匹でも構いません。
      この場合は飼い主がバディになるように金魚に怖がられたり嫌われたりすることを最初は特に避けて世話していく事でカバーできます。
      ちょっと難しいですけど、不可能と言う程ではありません。

      • 金魚部様、こんにちは。
        お返事ありがとうございます。

        引っ越しはもっと先になると思っていたのですが、急にいろいろと進んでしまいまして…11月末には引っ越すことに昨日決まりました。
        そうですか…やはり引っ越しによる環境変化は危険が伴いますね。詳しく教えて下さりありがとうございます。
        僕としては急がなくていいのですが、導入が伸びてしまうとそれだけ金魚部様のご迷惑になってしまうと思いまして…このまま可能ならそうした方が良いかと思ったんです。

        こちらからの各質問に答えて下さりありがとうございます。ミズミミズはけっこうな数いますが、問題ないのならこのままにしておきます。きっと金魚のエサにもなるのでしょうから、余計な手は加えず、現状のままにしておきます!以前大量発生した時は、どこからやってきたのかわからず、なんとも言えない気持ちになってリセットしてしまいましたが…金魚部様のところからやってきたのかな?と思うと前向きに思えます(笑)

        ○ガラス面のプツプツについてですが、ガラス面をうまく写真にとれるかわかりませんが…頑張ります!2日間家をあけていたのですが、今日帰ったらやってみたいと思います。

        ○温度についてですが…なんだか最近『本当に?』と感じるので、もう一つ別なものを買って比べてみようかなと思っています(>_お店や水槽が違うとしても2匹のほうがいいです。
        →わかりました、出来るだけ2匹買いたいと思います。以前、1匹だけ買ってきた時、おびえてる?ように感じることが何回かあったのと、金魚部様の記事にも書かれていたのを思い出し、(今の自分にも可能なら)2匹導入した方がいいのかな?と思ってご質問させていただきました。

        ここにきて急に引っ越しという金魚に優しくないことが出来てしまいましたが…引っ越した後は、きっと3ヶ月保護期間用のスペースが確保出来ると思います。
        これから、金魚に優しい買い方が出来るようになれたらな…と思います。
        金魚部様も引っ越す…わけではないのかもしれませんが、それに匹敵するとのことで…ものすごくお忙しい中、応えていただいているのだと思います。すっかり巻き込む形になってしまい、申し訳ありません。どうかお身体に気を付けて下さい。

        • 青龍さん こんにちは。
          お返事ありがとうございます。

          そうですか、引っ越しされるのであればその後に導入されたほうが安心ですね。
          僕のほうは気遣っていただかなくて大丈夫です。
          ちなみに未だ今は準備中です。
          住む環境はこのままですが、働く環境を大きく変化させようと計画中で、計画通りに事が進めばしばらく新環境が軌道にのるまでバタバタするかもしれません。
          その場合、懸念されるのが、これまでのように長文でのサポートを行う時間がコンスタントに取れるかどうかという点です。
          まだ何も分かりませんが、来週から数週間で大まかな動きが決まる予定です。
          ですので不安がある事や細かくお知りになりたい事は今のうちにお尋ねいただくと安心です。
          あくまで安全側の判断で書いていますので、大丈夫と思いますが念のためお知らせしておきます。

          バクテリアに関しては、流石に温度も温かいうちでしたし、寧ろそちらのほうが温かい環境になっているので上手く適応しただろうと思いますが、数としては劇的に減少していると思います。でもどの種族もゼロにはならないと聞きます。 10年分の環境変化で増えたり減ったりしてきたものが濾材に住んでいたと思います。つまり水道水から立ち上げたのでは中々発生しない種族もその中には既にいるのでゼロからやるよりは有利だろうと思います。
          ですので最初はアンモニアが検出されるような流れとなるかもしれませんが、その後1週間から2週間経過後、突然ゼロに落ちるパターンになると予想しますが、それ以外にも、全く問題なく立ち上がった状態でスタートするパターンと、殆ど一からになるパターンもあり得ます。(未経験の条件が多くて何とも言えません)
          このどれになっても対策はありますが、これらのどのパターンなのかを早期に判別する事がキーになります。
          一番悪い流れになっている場合は、もう一度追加で濾材をお送りする事も視野に入れていますが、タイミングよく郵送する為にもアンモニアと亜硝酸塩の濃度を確実に知る必要があります。
          アンモニアは液体の検査薬をご利用と思いますが、亜硝酸塩は何で検査されていますでしょうか? 6in1(ストリップ)でしょうか? 液体の検査薬でしょうか? 若しくはテトラ以外の製品でしょうか?
          <9月25日に書いていただいたコメントの時点では6in1をご利用と書かれてますが、文中に「この時は」と書かれてますので確認です>

          温度に関しては多分間違っていないだろうと思います。つまりデジタル温度計自体が壊れている可能性は低いと思います。
          壊れると温度変化が全く無いとか、京都なのにマイナス30℃って出るとかありえない事が起きます。(経験談)
          ですので器用に最低温度だけ10℃ほど狂うというのは無いだろうと思います。
          狂う場合は最高温度も狂いますし、これまでの経験では(温度のずれとしては)せいぜい1℃前後までしかありません。
          それ以上狂うという経験が無いので上記以外のパターンは分かりませんが、壊れていると信じられない数字が出るだろうと思うんです。

          また北海道の住宅の断熱性能に関して一切不明なので何とも言えませんが、昔から北国はそれなりの対策がされていた事を考えると、あり得る範囲だとも思えます。
          現実、最近の木造やS造の建物で断熱設計をして施工もきちんと行えば、魔法瓶とまではいかなくてもかなり保温性の高い住居は作れます。
          ※木造なら在来工法の場合です。ツーバイフォー工法だと壁が薄すぎて少し不利、アメリカではツーバイシックスで断熱処理してました。
          前にコメントで共同住宅にお住いと書かれていましたが、一般的に日本の建売住宅や賃貸マンションや分譲マンションでは物凄くコストを低くして建てられるので断熱にお金をかけずに設計・施工されるのが普通で震災後の現在でも低レベルの断熱性能のものが多いんです。
          ※ただしRC造で大きな建物になると、蓄熱能力が高いRCの総量の大きさによって温度変化が少ない住居となる傾向がありこれに助けられますが、この場合は季節の変わり目は快適ですがRCが冷え切る冬の中盤から後半はとても寒く感じる住処になります。夏には逆の事が起きますので、非常に負担が大きいので高齢者の方がマンションに住んではいけない理由の1つとなっています。
          そんな感じの事を当てはめながら想像していたので、高い性能に驚きましたが、現代では既に実現している性能ではあるので、おかしい事ではありません。 ただ共同住宅でもそのような配慮がされているのであれば少し驚きだと思ったんです。流石、北国!という事なのかもしれません。

          いずれにしても飼育初期や治療時は温度変化が少ないのは有利です。長期的には金魚の抵抗力が落ちるので夏は換気扇だけに頼らず、可能であれば夜間窓を開けてナイトパージを行って室温を下げてあげてください。
          人間にとっても良い事になります。冬は無理でしょうけど。
          京都に住んでる僕でも冬は寒くて窓を開けません。
          時々換気しますが、まあまあの罰ゲームのような辛さに耐えながら「金魚の為に新鮮な空気を!酸素を!」と時々5分ほど耐えようとしますが、30秒で閉めちゃうことも多々あります。

          • 金魚部様、こんにちは。
            お返事ありがとうございます。

            先程メールにて写真をお送り致しました。遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。急遽仕事の予定が変わってしまいまして…4日間まともに帰れなかったので、さすがに最低室温は16℃(水温は14℃)まで下がっていました。

            写真を4枚添付したのですが、メールのサイズが限界を超えるとのことで、ファイルサイズを少し小さくして送ることになってしまいました。その結果、見づらくなってしまったり、全く見れない…など、なにかありましたら教えていただけると嬉しいです。何回かに分けて送り直したいと思いますので、よろしくお願い致します。

            >住む環境はこのままですが、働く環境を大きく変化させようと計画中で…
            →金魚部様もお忙しいのに…本当にありがとうございます。金魚部様の計画が上手く行くよう、お身体を壊さぬよう、北海道よりお祈り致しますm(_ _)m

            こちらは、問題なければ11月半ばくらいから徐々に荷物を運び出し、11月末には引っ越しを完了出来ると思います。今後は戸建て(中古ですが)になりますので、今よりはスペースを確保して飼育出来ると思います。

            申し訳ありません、またまたお聞きしたいのですが…

            ○水槽ですが…やはり居間に置くのは金魚にとってはストレスがかかり過ぎるでしょうか?
            問題ないなら、やはり目に入るところに置きたいのですが…かなりストレスになりそうですよね…。

            ○引っ越しを終え、金魚を導入するまでは、水槽は現状のままで良いでしょうか?先日教えていただいた金魚購入前の準備はまだしていないんです…準備を整えてからまた時間がたってしまうのはいけないかと思い、まだなにもしていないのですが、大丈夫でしょうか?

            ○亜硝酸塩はテトラの液体検査薬を持っています。最初は6in1を使っていたのですが、液体の方が分かりやすいかと思い、途中から液体検査薬に切り替えました。
            …アンモニア、亜硝酸塩、PHのテトラ液体検査薬を持っているのですが…新しいのを買った方が良いでしょうか?封を開けてしまっているので…

            • 青龍さん こんにちは。
              お返事ありがとうございます。

              僕の事はお構いなく。
              この先お返事が遅れる事になってからお知らせしたのでは言い訳みたいになると思い事前にお知らせしましたが、特に問題は起きないように対応させていただこうと思っています。

              >室温は16℃(水温は14℃)まで下がっていました
              それなら普通ですね。
              ここまでのデータから考えると断熱以外にも
              暖房時の熱がしっかり朝まで残るような何かがあるのかもしれませんね。
              コンクリートの建物で外側を断熱していると、まさにそんな感じになりますが木造やS造でも蓄熱ボードが内装に使われていれば可能です。(でもコスト面から僕たちの地域では賃貸物件には使いません)

              写真ありがとうございました。
              残念ながら写っているものが何か特定するには小さすぎますがマイクローブの中の一種でしょうかね。
              水ミミズ同様、色々なものが水槽で生まれ出てきますが殆どは僕たちが見つけるよりも先に金魚が見つけて食べてしまうので普段はあまり見ません。
              でも、今回のように金魚が居ないまま回し続けると色々なものが発生してきて驚きます。
              水槽は”自然”と呼ぶにはあまりにも人工的な空間ですが、このように次々に生命が生まれ出てくるのは水槽の中にもエコシステムが構成されているという証です。
              とは言えあまり大量に増えたり古くなったものを金魚に食べさせるのは経験が無いので予測できない事が起きてしまうのを避ける目的で今回は避けていただきたいと思います。
              以下の手順で洗い流してください。

              このまま金魚を入れる場合は一度清掃が必要ですが、幸い引っ越しをされるとの事なので、以下のように対応いただければと思います。

              引っ越しの際に
              ◆現在の水槽の水を半分ほど(約15L)引っ越し先に運んでください。
              ポリタンクがあればそれで、無ければバケツの中にゴミ袋を入れて口を開いて水を流し込んでバケツの上まで水が来たらゴミ袋の上を縛って閉じます。
              こうすると水はこぼれませんし、バケツの持ち手をもって楽に運べますし、バケツの硬いボディに守られるのでゴミ袋だけで運ぶよりはるかに安全です。
              両者の良い点を重ね合わせるアイデアです。
              今回は関係ないですが金魚を運ぶ時はポリタンクよりもこちらがお勧めです。

              ◆引っ越し前に水槽は綺麗に洗浄してください。
              1日の引っ越しではなく徐々に荷物を移動されるようなので、その途中の時間のあるタイミングで実施していただければと思います。

              引っ越し先では
              ◆洗って空にした水槽を適度に日が当たる場所に設置してください。

              ◆運んで頂いた水を約15L水槽に入れてください。

              ◆カルキ抜きした水を約15L足して合計30Lにしてください。
              両者の比率はほぼ同じか、新しい水が少し多いくらいがベストですが、適当でかまいません。
              詳しい説明は割愛しますが、これで古い水が安全か不明でも金魚が生きられる水になります。
              昔、フィッシュレスサイクルのやり方を模索している中で知った方法ですが、安全と思う時も僕は必ず半分程度を新しい水にしてから金魚を入れる事にしています。(長期放置水槽に対して何度も行っていますが問題が出たことはありません。ただし長く放置した場合、水槽は綺麗に洗って行ってきましたので今回も洗っていただきます。)

              ◆この時PSBを15Lぶんだけ入れてください。
              この後水換えの時は入れなくて結構です。
              これが最後です。保険です。

              ◆バクテリアへの酸素供給目的で必ずエアレーションしていただきたいので、水作エイトを直ぐに設置してください。
              水作エイトは一度開けてみていただいて虫などが大量に沸いていたりしないかご確認ください。
              念のため、カルキ抜きした水か、古い飼育水で軽くすすいでください。
              この作業は、洗いすぎても、洗い足りなくても大きな問題はありません。
              洗浄の度合いは、この先の立ち上げに影響が出る可能性がありますが、どのようなシナリオになっても対応できます。
              ※念のため、(カルキ抜きしてない)水道水で洗うのだけは避けて下さい。

              この作業から24時間以降、かつ1週間以内くらいで金魚が入るのが理想です。
              あまり時間が経つと同じように色々沸いてきたり溜まってきたり、放置すればそれが劣化したりの流れがまた始まるからです。
              ですので金魚を購入するタイミングも考慮したうえでベストなタイミングで設置してください。

              また途中の作業で水を移動したり色々されるときも移動中以外は出来る限り水作エイトでエアレーションを継続してください。

              水を健全に保つためにもエアレーションと適度な太陽光をうまく利用して味方にしてください。

              >水槽ですが…やはり居間に置くのは金魚にとってはストレスがかかり過ぎるでしょうか?

              屋外の池に放置するのに比べると室内で人間と共に暮らすのはストレスになります。
              でも、ある程度懐いている金魚は特に問題ないと思いますので、そうなる前提で言えばリビングでも仕事場でも問題は無いです。
              ただし、金魚が常にビクビクするような環境や夜間に音や気配を感じさせる場所は避けて下さい。

              ◆ドアの近く(特に横にスライドするドアの閉まる音が苦手な金魚が多いです。
              足音には慣れると言われますが、ドアの音は無理みたいです。
              ◆作業デスクの上 作業で起きる振動がその都度水槽に伝わるとストレスで弱ります。
              突然死もあるようなのであまり人が四六時中近くにいる場所は良くないそうです。
              ◆健全な睡眠がとれない環境
              人間の寝室など夜間動きがある場所は極力避けて下さい。

              ある程度の事は慣れてくれますのであまり神経質にならなくても大丈夫です。
              可能な範囲で、金魚がより自然なリズムで暮らせる環境を与えてあげてください。

              >引っ越しを終え、金魚を導入するまでは、
              >水槽は現状のままで良いでしょうか?
              >先日教えていただいた金魚購入前の準備は
              >まだしていないんです…
              >準備を整えてからまた時間がたってしまうのは
              >いけないかと思い、まだなにもしていないのですが、
              >大丈夫でしょうか?

              はい。大丈夫です。
              アンモニアが定常的に発生するまでバクテリアは安定しませんので今は放置していてください。
              上記のように金魚を購入する直前に対応してください。
              ただし移動の直前までは水作エイトを使ってエアレーションだけは継続してください。
              水の中と濾材の中に酸素が送り込まれていないと悪い菌が増えることがあります。
              万が一の為に直前に半分の水を新しくして頂くわけですが、それだけにすべてを頼るのは良くないのでエアレーションは継続願います。

              >検査薬
              3つとも液体であれば安心です。
              ストリップは反応が悪くてゼロなのか微量なのか分からない時があるのと、使用条件が狭いのとで液体がお勧めです。

              —————

              引っ越しと言う大変忙しい作業の中で金魚を導入となると不安が大きい場合は
              とりあえず、上記の手順で水槽や水の引っ越しをしていただき、そのまま金魚無しで空回ししてください。

              1週間程度で金魚を入れられない場合は、そのまま空回しして、金魚を導入するその日に もう一度カルキ抜きした水で15L(半分)水換えしていただいても構いません。
              水道水は酸素が含まれているので24時間エアレーションをしておく必要も無いので、緊急の場合はそれでもかまいません。

              大切なのは金魚をしっかりと水合わせして導入していただく事と それから数日から1週間で確実にアンモニアと亜硝酸塩の状態を把握していただく事です。
              多分追加の濾材はお送りしなくても行けると思っていますが、まずは検査でゼロをキープするか、少なくとも上がり続けていない事を確認しないと分かりません。 

              マイクローブの排せつ物や死骸でアンモニアが出る事はありますが量的には不十分ですし、アンモニアの安定供給が途絶えてますのでバクテリアの総数は激減しているはずですので、最初に金魚を入れた時は処理できず多少のアンモニアが出る可能性はあると考えています。 ただしゼロから立ち上げるのとは違い10年間に発生した多種多様なバクテリアが少数づつ生き残っていると思いますので、アンモニアが出てもこれらが十分な数まで増えてくればピタッと立ち上がると思っています。

              が、
              なにぶんバクテリア頼みの話ですので、やってみないと分からない部分もあります。

              どうしても避けたいのがアンモニアや亜硝酸塩のピークを新しい金魚に経験させる事です。
              ピークが来るようならバケツに避難してしばらくはバケツの24時間100%水替えで逃げることも出来ますが、慣れて居られない中そのような流れになると色々大変なので、可能な限り避けたいシナリオです。

              色々書きましたが
              金魚を入れて1週間ほど水質を確認して頂かないとどうなるか分かりませんので、最良の流れから最悪の流れまでどのシナリオになっても安全かつ確実に導入していただけるようにサポートさせていただこうと思っております。

              • 金魚部様、おはようございます。
                お返事ありがとうございます。

                お返事遅くなり、申し訳ありませんでした。手続きや引っ越しの準備ですっかり大忙しとなってしまいました…人間でもこんなに大変なんですから、小さな金魚はもっと大変ですね。体調を崩してしまうのも当然だな…と思います。

                引っ越しに合わせた準備の仕方を教えて下さりありがとうございます。まだ運び出すまでにもう少しかかりそうですが…蒸発により、水作エイトの吹き出し口(てっぺんのエアーが出るところ)に水位が迫ってきたので、一度カルキ抜きした水15リットルと、飼育水15リットルを合わせて30リットルになるようにしたいと思います。そして、教えていただいたように、荷物を運び出している合間に水槽を洗って、乾かし、設置し、金魚購入に合わせてカルキ抜きした水15リットルと飼育水15リットル、合わせて30リットルになるようにもう一度換水を行いたいと思います。

                引っ越しを終え、金魚を導入するのが楽しみです。まずは…気をつけて引っ越しを終わらせたいと思います。

                • 青龍さん こんにちは。
                  お返事ありがとうございます。
                  こちらからのお返事が遅くなり申し訳ありません。

                  お忙しい中ご報告ありがとうございます。
                  お水は適当に足してください。
                  金魚を入れる前に半分以上をカルキ抜きした水にするという点だけ確実に行っていただければまずは安心です。
                  そこからはアンモニアと亜硝酸塩をご確認の上お知らせください。

                  僕も引っ越しする時は毎回1日ではなく1週間とか2週間かけて少しづつ運びます。
                  何をもっていくか、何を捨てるかを考えながら進められるのが好きです。
                  引っ越し業者を雇う料金で1か月の家賃を払って一時的に新旧2か所両方に住めるようにして行ってきました。

                  ここに越してきた時なんかは真っ先に空の水槽を運んできて水道水を入れてエアレーションだけで空回ししたり1つ1つ進めていき整ったところで金魚御一行様を引っ越しさせました。
                  あの頃は60㎝水槽1本あれば全員入れられましたが、今引っ越すとなると金魚だけで3日は必要ですw

                  それでは、金魚を購入されたらご連絡ください。
                  大変でしょうけどお引越し頑張ってください。

                  • 金魚部様、こんにちは。
                    お久しぶりです、青龍です。

                    ご連絡が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。引っ越してからもバタバタした日が続いてしまいまして…ようやく荷物の整理もひと段落つきました。まだダンボール箱は残っていますが…(>_<)

                    教えていただいたように、水槽はずっと空回ししていました。荷物運びの合間に一度洗って乾かし、金魚購入前の事前準備も大丈夫です!そして昨日の夕方に金魚を2匹(黒出目金・青文魚)を購入し、温度合わせ・水合わせをして水槽に移しました。以下、詳細をお伝えさせていただきますm(_ _)m

                    ○水槽
                    ・60㎝水槽に水30ℓ(うち15ℓはカルキ抜きした新水を換水し、PSBを30ℓ分入れました)
                    ・水槽内はベアタンクで、水温計と、水作エイトMが中心にある以外はなにも入っていません。

                    ○黒出目金
                    ・水温(購入店①)…常温
                    ・アンモニア…0.25mg/l
                    ・pH…6.5
                    ・亜硝酸塩…<0.3mg/l
                    ・体長(頭〜尾の付け根)…4.5㎝
                    ・14.5g
                    ・店内での様子…同じくらいのサイズの茶金と2匹でいました。この子は10月くらいからいたような気がします。ゆったり泳いでいました。
                    ※このお店は購入前に水換えしていたと思われます。

                    ○青文魚
                    ・水温(購入店②)…常温
                    ・アンモニア…1.5mg/l
                    ・pH…5.0
                    ・亜硝酸塩…<0.3mg/l
                    ・体長(頭〜尾の付け根)…4.5㎝
                    ・まだ未計測(出目金より少し小さいくらいです)
                    ・店内での様子…ゆったり泳いでいて、水槽内では一番大きかったです。他のチビ青文魚も元気よく泳いでいて、病魚らしき魚はいなかったと思います。この子は先月くらいからいました。

                    ○温度
                    ※ヒーターは使用していません。
                    ※日中ストーブ使用、寝る時ストーブ消しています。
                    ・ストーブ使用時…17〜20℃程度
                    ・ストーブ消火時…12〜15℃程度
                    だいたいは±5℃程度ですが、冷える時には±8℃くらいになる時があります。導入直後の金魚には、この温度差は負担が大きいでしょうか?

                    ○餌
                    ・餌はまだ与えていません。

                    ○水槽に移してからの様子
                    ・出目金は濃い緑色のフンを計3〜4㎝くらいしました。水槽内を元気よく泳ぎまわる…ことは今のところなく、水槽の底や角で2匹寄り添うように並んでいます。背びれはピンとたち、どこか緊張しているような…警戒しているような…感じに見えます。今までの事を考えると…すっごく不安です。
                    水質検査は今夜から毎日していこうと思います。
                    もし、なにか足りないことや、気をつけることがありましたら…教えていただけると嬉しいです。
                    最初のうちは温度差を和らげるため、夜中も15℃設定くらいでストーブをつけておこうかと考えています。久しぶりに金魚が来て嬉しいです(^-^)今度こそは長生きできるように頑張りたいと思います。

                    何卒、よろしくお願い致します。

                    • 青龍さん こんにちは。
                      コメントありがとうございます。

                      引っ越し完了されて一段落ですね。
                      僕のほうは現在も働き方の大幅変更作業中ですが
                      当初の予定から大きく軌道修正する流れとなり
                      もしかすると来月くらいに引っ越しを伴う可能性も出てきました。
                      もうなんか180度ではなく540度回転したみたいな事になっていますw
                      幾つかの選択肢があり避けることも出来ますが現在絶賛思案中です。

                      まず最初に
                      お書きいただいたデータで驚いたのは水温です。
                      あれから仕事で北海道の断熱事情を少し知る機会がありやはりこちらとは違うようだと聞きましたが
                      お送りいただいた温度変化を拝見する限り予想以上に素晴らしいですね。
                      僕が現在住んでいる大手ハウスメーカーの建てたタウンハウス方式のアパートは(無暖房の部屋で)水温6℃まで下がる日が出ました。
                      それと比べると遥かに外が寒い北海道でストーブ消火時に12℃を維持できているという事はしっかりと熱をためられる性能があるんでしょう。

                      さて本題ですが

                      ◆温度環境
                      心配していた冬の温度差は僕の住環境よりはるかに良好ですので気にされる必要はないですしこの幅ならヒーターも不要です。
                      また5℃や8℃の変化は自然に室温で落ちたり上がったりする分には気にする必要はないですが、人為的にヒーターなどで加熱する場合は金魚を弱らせることがあるのでストーブ使用時にどれくらいで5℃上がるのか?を念のため把握されたほうが良いです。
                      多分問題ないと思いますが弱ってる金魚なら1時間に1℃まで、元気なら1時間い3℃から5℃なら大丈夫です。
                      それ以上急激に上がっても耐える事が多いと思いますが、太陽光で上がる早さよりも早い場合はストーブから離すなど工夫されるのも良いです。あくまで安全側の判断です。

                      ◆餌
                      餌は金魚が元気なら2日目か3日目から与えて良いと思いますが、量を少なく与えてスタートしたほうが安心です。
                      でも前回計算でお出しした量の範囲でお選びください。少なすぎると問題が出ます。

                      消化が上手くできるコンディションになったと言えるのは最初に糞を見た時からなので、既にOKですね。
                      それまでは控えめにしていれば予期せぬ問題が出るのを避けられると思いますが今回は既に条件が整っているのだと思います。
                      今後も問題なく糞が出れば徐々に増やしても良いですが、まずは水槽の立ち上げの事もあるので原則として少なめで安全にスタートを切ってしばらく維持されたほうが予期せぬ問題やミスが出にくいと思います。

                      ◆アンモニア検査・亜硝酸塩検査
                      さて本丸の水槽の立ち上げですが、餌を控えて頂いていれば徐々にアンモニアが蓄積され、それに伴い濾過器の中のバクテリアも増え始め安定数になるまでどんどん増えていくと思います。
                      この時日光やエアレーションが有用なバクテリアを増やす味方になるので可能なら日光が当たる場所に設置しエアレーションはしっかり行い水を回すようにしてください。
                      そしてアンモニアと亜硝酸塩を検査してここから2週間でどうなるか見てください。

                      以下、想定されるシナリオです

                      <シナリオ1>
                      バクテリアが全員揃っていて既に立ち上がった状態になっているケース
                      この場合は検査結果は常にゼロのまま2週間を超えると思います。
                      途中小さな数値が出ても数日以内にゼロになる場合もこれです。
                      この場合は2週間後に一度少し餌を多く与えて確実にアンモニアを出させてください。
                      この時アンモニアが1.5mg/Lを超えると自然にゼロにならない事があるので予想以上に出た場合は水換えで1.5以下にしてください。
                      そして餌を最初の量に戻して様子を見ていただきゼロになるようなら水槽の立ち上げはほぼ完了です。
                      あとは2週間か1か月おきくらいに検査して確実にゼロだと確かめていただき完了です。

                      <シナリオ2>
                      バクテリアの多くが劇的に減少しているケース
                      種類は居るけどアンモニアや亜硝酸塩を処理できない量の場合ですが、これは時間をかけて増やす必要があります。
                      その水温であれば2週間もモニタすればその是非は判断できますので2週間ほど(毎日か数日おきに)検査を繰り返しながら数値を見てください。
                      ここで上下するようなら時間の問題でゼロになると思いますが、どんどん上昇する場合は<シナリオ3>とご判断ください。
                      餌を控えめで2週間これを確認していただきますが上昇しすぎると思った場合は更に餌を少なくして調整してください。

                      <シナリオ3>
                      すでに崩壊してバクテリアは殆どいないケース
                      この場合は僕の濾材をもう一度お送りします。
                      この時期は温度差も大きいのでどうなるか分かりませんがそちらでゼロから増やすよりは良い結果になると思います。

                      このような想定で一度飼育してみてください。
                      アンモニアはどんな場合も1.5mg/Lを超えないように
                      亜硝酸塩はどんな場合も1.6mg/Lを超えないように餌を調整し
                      超えた場合は水換えで薄めるようにしてください。

                      ※十分に安全側で書いてますので短期的に少し超えるとかは問題ないと思います。

                      また過去に不注意でMAX超えを何度も経験させてしまったアンモニアと違い
                      亜硝酸塩のMAXは未だに不明なので低めで入れておきました。
                      過去には液体ではない検査薬を使っていて5mg/L以下としてましたが今回は液体用に1.6mg/L以下と書いてます。

                      更に追記ですが
                      60㎝水槽に30Lで4.5㎝クラス(体重も20g以下)の金魚2匹だと直ぐにアンモニアが計測できないかもしれません。
                      これはゼロなのではなく未だ計測できる数値に来てないという場合の話です。
                      このような場合に怖いのが急に大きな数値が出るケースです。
                      ある日0.25mg/Lを計測し、数日後には1.5mg/L、さらに数日で3.0mg/Lみたいになる場合です。
                      昔水草を使った立ち上げ実験(失敗なので没にしました)の時にこれが起きました。
                      ゼロが続いて油断してたら突然起きて全く下がらなくなりリセットしたという経験です。
                      ですので最初の数日から1週間ゼロでも油断なさらないようご注意ください。

                      またアンモニアはゼロでも亜硝酸塩だけ出る事も想定できますので、この場合も危険値になるようなら水換えや餌の量の調整でまずは乗り切ってください。

                      危険な数値になる場合は迷わず水換えしていただければと思います。

                      このようにまずは2週間モニタしていただくのは
                      流石にこれだけの期間なら出ていて処理されてない場合ゼロを維持する事は無いと思いますので、問題があるなら判明するだろうという考えからです。
                      まずは2週間でどんな流れになるかを確認していただいてバクテリアがどういう状態か判明させようという作戦です。

                      ◆水換え
                      上記のように危険な数値が出たら50%程度までの水換えを実施してください。
                      50%以上の水を換えるのは金魚に良くないのとバクテリアやプランクトンの減少で不安定になるのとで怖いので50%換えて数値が落ちないなら次の日にまた50%換えて餌を切るくらいで終息させてください。

                      通常行う週に1回の水換えなどは上記の問題が無い場合実施してください。
                      現在の温度で餌控えめなら2週間に1回でも問題ないと思います。

                      ◆水草
                      それからもう冬なので水草はしばらく投入しないでください。
                      水草を入れる場合はこの時期だと最低でも2週間、可能なら1か月は金魚が居ないバケツに入れて寄生虫の卵の全てが孵化するのを待たないと(立ち上げ途中&金魚が病み上がりというタイミングで)低温時に有利な寄生虫が増えると非常に駆除が厄介です。
                      またそれでも孵化しないものも居ますので冬場の水草投入は色々と厄介です。

                      >最初のうちは温度差を和らげるため、夜中も15℃設定くらいでストーブをつけておこうかと考えています。

                      火事に対する安全対策が万全ならよいかもしれませんね。
                      しかし最低水温が10℃を切らないようなら夜は消しておかれたほうが金魚の健康維持には良いかもしれません。
                      あまり温度変化が少ない環境に居ると弱くなるので夏は夏らしい温度変化、冬は冬らしい温度変化を経験させるほうが長期的には強くなります。
                      また寒くなって温度差が広がってから急に切るとその差が今よりさらに大きくなり転覆しやすいので元気で泳いでいるようなら今から温度差に慣れさせておくのも良いです。

                      以上になりますが、最初は極力構わず放置しておいてあげるほうが金魚はリラックスできますし、2匹でスタートされてますから金魚はリラックスしやすいはずなので数日から1週間で我が物顔で水槽を泳ぐと思います。そうなるように怖がらせない対応をしてあげてください。 60㎝水槽は4.5cm級の金魚には広いので隅々まで把握するまではおどおどすると思います。

                      まずはこのようにして頂き問題が出たらお知らせください。
                      2週間後に全て良好であれば今度は水を徐々に増やす作業をしていただき、最終的に上まで来たら上部ろ過装置を設置して水作エイトMとしばらく併用しバクテリアが行きわたったら全てが完了です。その後はお好みで水作エイトMを撤去していただいても構いません。

                      今回は何が何でも無事に導入し金魚飼育を楽しんでいただきたいので、細かな事でも気になればお気軽にお問い合わせください。
                      思い過ごしでも何でも構いません。 
                      ※時々返事が遅れる可能性があります。

                      ★★★質問★★★
                      最後にお手数ですが1日に与える餌の総量(2匹分合計)だけお知らせ下さい。
                      想定内かを念のため確認させていただきます。

  14. 金魚部様、こんにちは。
    お忙しいところ、迅速なお返事ありがとうございます。
    金魚部様もいろいろとお忙しいようですね(>_<)毎日寒いですし、流行り病も猛威をふるう季節ですので…お身体に気を付けて頑張って下さいm(_ _)m
    1回転半が素晴らしいものになるように祈っております!!

    これからのことを、パターンをわけて教えて下さり、ありがとうございます。僕の性格的にとても安心出来ました。特に最期のお言葉は嬉しかったです。ありがとうございますm(_ _)m

    まずは教えていただいた通り、2週間しっかり様子を見ていきたいと思います。以下、いくつかご報告させていただきますので、よろしくお願い致します。

    ※水槽に入って今日で3日目です。

    ○水質検査結果
    ・pH…7.5
    ・アンモニア…0mg/l
    ・亜硝酸塩…_<)

    あと、今後の餌の量をどうしていけば良いかもよくわかっていないので、金魚部様の記事をもう一度読んで学びたいと思っています。
    よく、○○分で食べきる量…というのを見ますが、朝しか餌をあげれない時など、量をどうしたら良いのかな?とか考えてしまいます。…こんな質問で申し訳ありませんm(_ _)m

    ○今後について
    2週間様子を見て問題なく軌道に乗れた場合、水位をあげていってゆくゆくは上部フィルター…となっていくのだと思いますが、水位をあげて60Lくらいになってからも水作エイトで維持していくのは、僕のような初心者には難しいでしょうか?僕自身にもう少し金魚飼育についての知識や経験が伴なうまでは、あれこれ水槽に入れたりいじったりせず、極力シンプルに行くべきなんだと改めて思いまして…なので水草や底砂を入れるのも、もうしばらくの間はやめようと思っています。夢の和風水槽よりも、元気に泳ぐ姿をまず見たいです。上部フィルターもきちんと扱っていけるかが不安なので、今の状態のまま行けるのであれば、そうしたいな…と今は思っています。上部フィルターの方が金魚や僕にとって良いのなら全然そうしますが、しばらくはシンプルに行こうと思っています。いかがでしょうか?

    ○金魚の様子
    今朝餌をあげた時は、まだビクビクしていた感じでしたが。ようやく緊張感が少しやわらいだような気がします。少し泳ぎまわるようにもなりました(*^-^*)
    フンも結構出ていました!

    先のことまでいろいろと書いてしまい、申し訳ありません。
    まずは2週間、しっかり様子を見ていきたいと思います。
    何卒、よろしくお願い致します。

    • 青龍さん こんにちは。
      お返事ありがとうございます。

      餌の量は前に計算結果をコメントさせていただきましたので詳細はそちらをご覧ください。

      ◆餌の量

      今回は30Lで計算しないといけませんので
      60Lの半分として8粒~45粒の間が計算上の適正値です。
      ※秋冬は低温時として同じとしてます
      これまでにご説明させて頂いた重要ポイントをもう一度書いておきますが
      餌は多すぎるとアンモニア中毒や雑菌の異常な爆増を招き
      餌が少なすぎるとベネフィシャルバクテリアが十分数に増える事が出来ない事により雑菌側に有利になり水が腐ったりします。
      どちらが怖いかと言えば少ない側です。
      何故なら水質検査で異常を確認できないからです。
      多すぎると収束させるのに経験を要するので上記適正の真ん中くらいで進めて頂くのが理想です。
      また金魚の体調の事もあるので最初は1日2匹分合計で10から20粒で開始し
      金魚に問題が無ければ20から30粒くらいで毎日給餌して頂ければアンモニアなどの検査結果が想定のシナリオのどれかになるはずです。
      ※寒い(水温が低い)日は餌を控えていただいて構いません。
      ※常に金魚の安全を最優先してご判断ください。それ以外の事は後々どうにでもなります。

      ◆上部ろ過装置

      これはご自由にご判断いただいて構いません。
      ちなみに僕はフルサイズの60㎝水槽(約60L )を水作エイトMで長年維持できていますが
      メーカー推奨は水作エイトL以上になります。
      過去に水作エイトMを2つ使ったり、水作エイトSを3つ4つ使っていたこともあります。
      現在は水作エイトSの場合2つで十分60㎝水槽のアンモニアゼロを維持できてます。
      これは僕が餌を控えめにしている事や金魚をあまり入れていない(1匹当たりの水量が多い)事によりバランスしているだけと思います。
      ですので金魚を多く入れる場合や餌を普通に与える場合は現状のままでは濾過能力が不足しますので、将来的には追加したほうが良いと思います。
      今しばらくは仮に60Lに増やしても金魚が小さい事や立ち上げの為に餌を少なくして頂いている事により水作エイトM1個でもで問題ないと思います。

      <追記>
      ★★★質問★★★
      餌の量お決まりになりましたら
      お知らせください
      念のため適正値かどうかを決められた量を基に確認させていただこうと思います。 まあ30Lですので上記範囲内なら問題ないと思いますが念の為。

      • 金魚部様、こんばんは。
        お返事ありがとうございます。
        こちらからの返事が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
        そして、前回の投稿では途中で文章が抜けてしまっていて、分かりづらかったと思います…申し訳ありませんでした。

        抜けた部分には、水質検査の結果と初回に投入した餌の数が書いてありました。
        水質検査の結果は、1日目からずっと変わらずに、アンモニアが0mg/l、亜硝酸塩が<0.3mg/l、pHが7.5です。
        餌は、以前教えていただいた分量の半分(30Lのため)の30粒(1日一回)を水槽に投入しました。その次の日は少し増やして45粒、金魚部様からお返事をいただいてからは30粒を1日一回、朝に投入しています。
        明後日で2週間になります。出目金の方が今朝から背ビレに元気が少しないようなので、そろそろ初水換えをしようと思っています。
        水槽底面に、茶色いものがついてきています。汚れ?コケ?かと思うのですが…水換えの際に拭き取り掃除もしようかと思っています。
        これまで水温が、毎日16(夜間)〜20(日中)℃くらいで安定しています。思っていた以上に高めなんですが…これでは水換えを1週間に1度のペースの方が良いでしょうか?

        金魚の様子ですが、これまでは非常に安定しているように感じます…成功体験が今までないので、自信はないのですが…少なからず今までとは様子が違い、下に沈んだままになっていたり、水面でパクパクしたり、腹がふくれたり、マツカサ状態になったり…ということはなく、なんというか…落ち着いて過ごしている感じです!金魚部様のアドバイスとろ材のおかげです…本当にありがとうございます。

        上部フィルターについて答えて下さり、ありがとうございます。
        上部フィルターは好きなんですが(マシン的な感じや水流の音とか水槽の背景が見やすいとか…)、現状を変えるのがなんだか怖くて…(苦笑)水作エイトMはストックがあるので、中に入れとくだけでもしておいた方が良いでしょうか?
        金魚部様が上部フィルターを卒業されたのは、やはりメンテナンスのしやすさですか?僕は上部フィルターを使っていた時、水流がすごく気になっていて…当時ネットで調べたのですが、それぞれいろいろな意見があったのですが結局よくわからず…それもあって水作エイトのままいこうかなと思いました。

        最終的には60センチ水槽に4〜5センチサイズの金魚を4〜5匹飼いたいと思っています。長く生きてくれれば、60センチ水槽をもうひとつ増やし、分けて飼いたいと思っています。この夢は叶えられたらいいなぁ…と思っています。

        ひとまず今はこのような状況です。
        このまま平和に進んでいってほしいなと思います。

        • 青龍さん こんばんは。
          お返事ありがとうございます。

          そうでしたか3つ目の投稿が修正後だと判断してそれだけを残してお返事しました。
          餌の部分が抜けてたんですね。了解です。

          >餌の量
          量的にはその範囲なら問題ないと思います。
          亜硝酸塩が出ているようなのでバクテリアが弱っているか全滅しているかと言う警戒も必要ですが、過激に上がり続けないようなら収束するはずです。
          今のステージでは未だアンモニアも注視していてください。
          2週間ほどして流れが分かればそれに即して対応を検討して立ち上げ完了に向けた調整が出来ればと思います。

          今は未だ不安をお持ちでしょうが一度立ち上がってしまえば安定しますし、僕と違って几帳面に対応されているようですので、その後は僕よりも安定した飼育が出来るのだろうと思っています。
          そこに到達するまでの辛抱ですので今しばらく油断せず金魚をよく観察しながら守ってあげてください。

          >明後日で2週間になります。
          >出目金の方が今朝から背ビレに元気が少しないようなので、
          >そろそろ初水換えをしようと思っています。

          そうですね、ぜひ実施してください。

          >水槽底面に、茶色いもの

          はい、除去して頂いて構いません。

          >金魚の様子ですが、これまでは非常に安定

          コンディションが良くて一安心ですね。
          ただし立ち上がっている事が確実だと判断できるまでは急変させるチャンスが沢山ありますので、油断せず安心せず、今だけはよく観察して少しでも不安があれば半分ほどの水を入れ替えたり濾材を軽く(カルキ抜きした水で)洗ってください。でも繰り返し行うのは避けて下さい。1回だけ確実に行いその後は(無駄な変化を与えず)安定させて見守るのがベストです。

          >水作エイトMはストックがあるので、
          >中に入れとくだけでもしておいた方が良いでしょうか?

          今は入れないでください。
          まずはシンプルに立ち上げて安定させてから次のステップに進んでいただくほうが手間が無く上手くいきます。
          現時点ではこの先どうなるか未だ分かりませんので、今しばらくは現状維持のほうが安心です。

          >上部フィルターを卒業されたのは、
          >やはりメンテナンスのしやすさですか

          はい、主には音の問題とメンテナンスの問題です。
          寝室の横に置いてるので上部ろ過フィルターを作動させると夜中に水がごぼごぼ音を出したりちょろちょろ流れる音が聞こえるんですが意外に気になる事がありました。
          水作や自作のフィルタは音が殆ど出ないので凄く静かになり、もう戻れないほど快適です。
          メンテナンス面でも上部ろ過装置1つを洗うとなると20分くらいの作業になりますが水作エイトMなら5分もあれば完了します。
          水槽が1つの時は苦になりませんでしたがこれが3つ、5つと増えるにつれて苦痛になり楽なほうに切り替えました。
          おかげで今は「掃除しなくては」って思った日に掃除できるようになりました。昔は面倒くささが勝って「明日しよう」「天気がいい日にしよう」と先延ばしにして病気を出したりしてました。

          ※上部ろ過フィルターは非常に安定していて正しくメンテナンス出来る限り最も初心者向きで安心な装置です。
          僕は自分の性格や環境からこのように選びましたが、個人的にはとても良い濾過装置と思っています。(念のため)

          それでは引き続き金魚を安全に世話してあげてください。
          立ち上がってしまえば全てが非常に気楽になりますのでそれまでの辛抱です。

          • 金魚部様、こんばんは。
            お返事ありがとうございます。

            そして…あけましておめでとうございます。改めまして、今後もよろしくお願い致します。

            さらに1週間が経過しましたが、大きな変化は特になく、コケ?汚れ?の範囲が広がってきたのと、なんとなく背ビレがたたみ気味になってきたので、前回水換えからまだ1週間ですが、掃除をしようと思っているくらいです。水質検査の数値もこれまでと全く変わらず、pHが7.5、アンモニアが0mg/l、亜硝酸塩が<0.3mg/lです。ここでお聞きしたいのですが…亜硝酸塩の比色紙で、一番低いゾーン(手持ちの物は黄色です)が<0.3mg/lとなっていて、僕は今までこの色が出た時は0.3m以下=0と判断していい!と思っていたのですが、違うのでしょうか?前回の投稿のお返事に、「亜硝酸塩が出ているようなので〜」とあったのが気になっています。使っているのはテトラの亜硝酸塩検査液です。②液の色が黄色なので、色変化が無い場合はそのまま②液の黄色となり、比色紙上では<0.3mg/lとなります。説明がわかりづらかったらすみません。

            上部フィルターについて教えて下さりありがとうございます。
            出来ることなら上部フィルターで行きたいのですが…掃除のタイミングの判断が正しく出来るかが不安で…1ヶ月に一回!みたいに決めてやっていく感じでも大丈夫でしょうか?金魚の様子を見て的確に判断しましょう…みたいになると、落ち着いて構えていられなくて(苦笑)つくづく金魚飼育に向いてないなぁと思います(-_-;)
            それでも、我が家へ来て3週間無事に生きてくれていることがとても嬉しいです。今まで短い時では2週間くらいで死んでしまっていたので…金魚部様、本当にありがとうございます。

            • 青龍さん こんにちは。
              あけましておめでとうございます。

              亜硝酸塩の説明が分かりにくくてすみません。
              「<」の文字の有無を見逃していた件も申し訳ございません。
              分かりやすく書き直します。

              テトラの亜硝酸塩の検査薬の場合重要なのは色が黄色なのかオレンジなのかです。

              黄色の場合はゼロとご判断ください。
              比色紙の表記は黄色なら<0.3mg/Lですがこれはゼロとお読みください)
              オレンジ色の場合は0.3mg/L出ているという事です。

              そう考えた場合は黄色という事で宜しいでしょうか?
              黄色のままが続いているなら水槽は立ち上がっている可能性があります。
              ※少なくとも2週間、現実的には1カ月はモニタしないと分かりませんけど。

              この件は開始から2週間から1カ月以上経過後に可能なら餌を少し増やして負荷をかけて確認していただきます。(でも温度が低い場合は見送ってもらいます)

              オレンジ色の場合はこのままピークが来る可能性も視野に入れてみていく事になります。

              このどちらかでこの先にやる事が大きく変わるのでご確認時に
              黄色ならゼロ
              オレンジなら0.3mg/Lと読んでください。

              上部フィルターの件はもう少しお待ち下さい。
              まずは水槽が立ち上がっているという確認が必要です。
              それが無いと急変して金魚が死ぬという流れがまだ残っている事になるので警戒を解く事が出来ません。
              正直、適当に飼育していても10に7や8は問題なく育つと思いますが、2や3に該当しても何とか無事にやり過ごすという事を重視してご説明していますのでかなり安全側の判断で動いていただいてます。
              ですので気持ち的には「もう安心」かもしれませんが確実に立ち上がっていると判断できるまでもう少しお待ちください。

              3週間経過したという事はお店にいる間に亜硝酸塩中毒にかかっていた可能性はゼロになるので、この先死なせることがあればお店の責任ではなく青龍さんの責任という事になってしまうのでそうならないように今しばらく警戒してください。

              立ち上がった環境さえ手に入れてしまえば、あとは好きな事を1つ1つやっていただけると思います。

              その為にもアンモニアと亜硝酸塩がゼロで維持できている、又は時々数値が上がっても1日か2日でゼロに戻る・・・その状態が実現している必要があります。

              青龍さんは僕よりも遥かに几帳面に世話されているようですので立ち上がった環境さえ手に入れてしまえばこれまでの事が嘘のように飼育が楽しいものになると思います。その為にも今しばらく頑張ってください。

  15. 金魚部様、こんばんは。
    お返事ありがとうございます。

    亜硝酸塩について詳しく教えて下さりありがとうございます。僕の書き方がわかりづらく申し訳ありませんでした。
    これまでずっと黄色でしたので、亜硝酸塩は0です!

    それと上部フィルターについてですが、気になっていたのでつい聞いてしまいました…焦っていたわけではありませんので、このまま様子を見ながらゆっくり考えて行きたいと思いますm(_ _)m

    金魚部様、僕はまたなんらかのミスを犯してしまったのかもしれません…。ここにきて、金魚の様子が変わってきました。
    黒出目金も青文魚も、背ビレをたたみ、フンも弱々しい感じで、見た感じ調子が悪そうです(特に出目金)。

    2つ前の投稿時(12月30日)、黒出目金の背ビレの元気が少しないように感じたのと、時期的にも2週間になるということで、31日に水換えをしました。
    1月5日、黒出目金の背ビレの元気がまたなくなりました。汚れ?コケ?も出てきたので、1週間たつし明日水換えと掃除をしようと思っていたら…6日、すっかり背ビレはたたみ、いつもなら休む時には水槽下にいましたが、この時は水槽下から7分目あたりでジッとしている感じでした。なんだか、青文魚の方も若干背ビレに元気がありません。嫌な予感を感じながら5割水換え、汚れを拭き取る掃除をしました。
    そして今日ですが、朝はいつも通り朝エサをあげています。いつもの勢いで食べました。たまにふよふよ泳いでいますが、だいたいは下でジッとしています。
    最近の様子で共通して言えることは…
    ○僕が近寄ると口をパクパクしながら寄ってきます。毎朝、エサを食べる様子には変わりないように思います。2匹ともちゃんと食べます。
    ○水質検査は全て問題ありません。pHは7.5です。
    ○急な温度変化はありません。17〜21℃の間です。※1日と2日昼から3日夜まで留守にしていましたが、ストーブは15℃設定で稼働していたので、温度変化は大丈夫ですが、様子は見れていません。

    僕がひとつ気がかりなのは…水槽が居間にあるので、仕事から帰って来た時に金魚を起こしてしまい、僕が寝るまでの間は休めない…というのが心配で、今別の場所へ移そうと考えています。このストレスがどれくらい影響しているのか僕にはわからないのですが…やはりストレス大きいでしょうか?正直、この他の要因が思いつかなくて…

    いろいろと教えていただいているのに、上手く進められなくて申し訳ありません。
    何か…僕に出来ることがありましたら、教えて下さい。
    申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

    • 青龍さん こんにちは。
      お返事ありがとうございます。

      金魚の事は心配ですね。
      ただ、温度、pHに大きな変動が無く
      アンモニア・亜硝酸塩もゼロで維持できていて
      餌も適量で、水換えも行っている場合
      特に死に至る理由がありません。
      ですので警戒は強いまま今は下手に移動せず見守ってください。
      ※寄生虫や雑菌には未だ警戒してください。

      気になる点として
      ◆太陽光は当たっていますか?
      ある程度の直射日光があると雑菌の問題の多くは出ません。
      そうでない場合は雑菌の爆増を警戒しないといけないです。

      ◆餌の量は定量で固定ですか?
      餌は少なく与えておられると思いますが
      日々の量は固定されてますか?
      日によって大きな違いが出てませんか?
      これはそれ単独では問題になりませんが他との組み合わせで警戒が必要な事があります。
      特に立ち上げ中&保護観察期間中のような不安定要因がある場合

      ※ちなみに不在時の2日はゼロでOKです

      それから与える時間も極力固定してください。
      夜よりも朝が良いです。というか殆どの動物で夜に餌やりは厳禁です。

      ◆掃除のし過ぎ、構い過ぎになっていませんか?
      まだ1カ月弱ですので何度も掃除をするのは良くありません。
      気になる事があれば一度一気に掃除してそれから少なくとも2週間は触らないようにしてください。
      ※金魚に問題が出た場合はこの限りではありません。

      金魚は放置気味がベストを保ちやすい動物ですので人間が構い過ぎると弱ります。
      必要な世話をしたら後は好きにさせておくくらいが良いです。
      幸い2匹で飼育されてますので過度なストレスにはなりませんが1匹の場合は特にこの自由時間が重要です。

      ◆温度環境
      温度環境などはそちらが遥かに恵まれてるようですので僕の環境より良いですし
      この時期ヒーター無しで飼育すると色々気づかいが必要ですが、
      その点でもそちらは大きな問題が無さそうなので問題と言う問題が思い浮かびません。

      ◆現在の環境や条件
      ただし現在の青龍さんの環境は
      ★水槽の立ち上げ
      ★保護観察期間(金魚の新規導入)
      が重なる形で進行中なので
      3つの基本スキルセットは全てクリアする中で上記の2つの事もクリアしていないといけません。

      【立ち上げと保護観察】
      まあここまでアンモニアと亜硝酸塩がゼロで来たのならバクテリアは生きていたのでしょうしもう少し時間が経過すれば安定環境は手に入る流れになっているので、この点ではまず一安心かもしれません。 後は金魚が来てからの最初の1か月を無事にクリアして、そのまま更に2か月無事に経過させれば保護観察期間終了となり、その2匹は青龍さん宅に完全に適応した強い金魚になると思います。

      そこに到達するまでは少し上がり下がりがあるので、今は少し不調なだけかもしれません。

      【まだ完全にクリアと言えない寄生虫などの問題】
      ただ悪いほうに考えると、内臓が弱っているとか、寄生虫や雑菌にやられ始めているとかもゼロではないので、体の表面に何か付着してないか?泳ぐときは力強さがあるのか?などよく観察してみてください。

      【設置場所】
      最後に居間に置かれている事ですが、僕の友人もそのパターンで育ててますが問題は出ていません。
      僕は太陽が沈んだら金魚の部屋は電気を付けない派ですが、真逆の飼育でも上手く維持されている方が居られますのでこの点はOKだと思います。

      何か進展があればお知らせください。
      僕のほうは色々な予定が遅れ気味で今は少し時間がありますが
      動き出すと急に忙しくなるかもしれないのでもしかすると今週の後半くらいからお返事が遅くなるかも知れません。
      そうならない場合はまた2週間ほど全てが先送りみたいな何とも読みにくい流れの中を生きてますw

      • 金魚部様、こんばんは。
        ご連絡が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。なぜか読み込み画面のまま進まず、こちらにアクセス出来ないでいました。原因はわかりませんが、つながるようになりましたので、現状をご報告したいと思います。

        前回の投稿で、金魚の元気がないとお伝えしました。
        まず、3日間その状態が続きました。そして、昼前までは元気なのに、午後から大人しくなって16時頃には背ビレをたたむ…という状態が5日間続いたあと、元気が戻り、それからは変な様子もなく、今に至ります。各ヒレも広がっていますし、泳ぎも変な感じはないです。朝元気に餌を食べ、その日の夕方頃フンをしています。見た感じは問題ないように思えます。
        こうして日々観察していると、思っていた以上に金魚は規則正しい生活をしているんだなと思いました。活発に活動する時間や、フンの時間、底へ行って休む時間…毎日同じようなリズムなので驚きました。今まではこんな感じではなかったです…これが水が安定している効果なのでしょうか?一時不調な様子はありましたが、水が安定していたため、病気にならずに元気を取り戻せた…ように感じました。なんか、のびのびと金魚のペースで過ごせているように思います。今までは水が悪かったために、苦しみながら過ごしていたのかな…本当、申し訳ないことをしていました。

        現状、水質検査は全て問題なしです。
        餌は数を数えてあげているので毎回同じです。時間は朝8時〜9時くらいです。
        水換えは2週間に1回、50%換水です。その際、ガラス面の汚れ?コケ?を拭き取る程度をしています。
        設置場所は変わらず居間で、直射日光はあたりませんが、日陰という感じでもありません。
        その他、水量も以前のまま約30Lのままですし、ろ材もいただいて設置したもののままです。前回よりご報告がだいぶ遅くなってしまいましたが、余計なことはなにもしていませんし、金魚の様子も特別変なことはないと思われます。

        金魚部様は、良い方向に進んでいますか?最近は寒さが厳しいですね…病気や事故に気をつけてお過ごしください。

        • 青龍さん こんにちは。
          近況報告ありがとうございます。
          あの後どうなったか気になっていたのでご報告いただき感謝しております。

          サイトが不安定になりご迷惑をおかけしました。
          サーバーが不安定なようで、僕自身も何度か管理画面に入る事が出来なくなりました。
          今は記事の更新はしてませんし、サイトは完全にバックアップしてるので特に問題なしと思って放置してましたがここを読みに来ていただいている皆様には申し訳なかったです。
          昔は安定感抜群がウリのアメリカのサーバーを使ってたんですがYAHOOがハッキングされてそこに紐付きだった僕のアカウント情報が完全に抹消されるという事件があり、それ以降は怖いので日本の安いサーバーに切り替えました。
          海外から見ると攻撃するに値しないサーバーなのか今のところ大きなハッキング被害の報告は無いですが、安価なだけに非常に不安定な事があります。

          そうですね金魚って規則正しい生活してますよね。
          人間の関与があるとその時点で乱れますが、放置してると本当に早寝早起きですし
          餌の量や時間がある程度固定されると糞を出すタイミングも大体同じですよね。
          多少は季節(温度)で変化する事がありますし、時に狂う事もありますが、大体いつも同じようであれば順調ですね。

          水槽のほうは順調な流れに乗っておられるようで安心しました。
          金魚って、一生懸命世話してても時々勝手に病気になります。
          でも水質など正しくして見守っていると勝手に回復してくれます。
          怖いのは金魚が自力で回復できない程弱った場合や内蔵の病気が悪化した場合ですが、これらの多くは日頃の管理を正しくしていると予防できると思います。
          これを超えたら早めに獣医さんに連れていくほうが安心です。

          金魚飼育は無限に続くマラソンみたいな所がありますが、ペースを崩すことが無いように見守ってあげてください。
          多少コースから外れても環境さえ正しく整えられれば金魚は自力でコース復帰すると思います。

          ここまで長期的に水質が安定しているなら餌を増やして負荷をかけて試さなくても立ち上がっていると判断して大丈夫そうですね。
          これで1つ成功体験が出来たと言えますのでこれをベースにしながら徐々に好みに合わせて変更して金魚飼育を楽しんでいただけます。
          ご自身の環境でご自身の管理の仕方で上手くいったという事で、信頼できる確かな組み合わせが1つできたので今後の安心感が違うと思います。
          今後何か問題があればこのベースの周期や量などのバランスに戻すことで問題をやり過ごしてください。
          不安が残るとあれこれ余計な事をしてしまいがちですが、信頼できる飼育のバースがあればそれに戻して見守るという最も安全な方法で金魚も水質も回復させられます。

          ただし、現在の組み合わせはかなり安全側ですし、餌も毎回数えて頂いてますが、これらは徐々に(1つ1つ)もっとゆるい管理に切り替えていただいて構いませんし、餌も春以降に増やしていただければと思います。
          この時一度に色々変えると問題が出た時に原因が分からないので徐々に変更しながら青龍さんに負担が無く楽しめるやり方にしていってください。
          その変化が金魚に負担が大きいものなら問題が出るかもしれませんが、その時は現在のベースのやり方に戻して回復させる(3つの基本スキルセットに忠実に管理する)などしていただき原因をご自身で特定していただけると思います。

          いずれにしても春までは現状維持で管理していただき、水温が安定上昇する時期が来たら徐々に餌を増やしてください。
          その後水温が30℃を超えると金魚は動きが活発になりエネルギー消費で消耗するそうなので、その時点ではその活動を支えるのに適切と言える量のエネルギーを摂取させないといけませんので、そのタイミングまでに徐々に増やしてください。

          注意点として3月になると温かくなる時期が始まりますが、最初の1回目、2回目くらいはフェイクです。
          その後「真冬並みの寒さ」みたいなのが来ます、俗にいう三寒四温です。
          この時期はいろんな意味で警戒が重要なので温かくなったからと言ってすぐに餌を増やし始める必要はありません。
          徐々に安定しだしますのでそれを確認してからで十分です。
          この点だけ覚えておいてください。

          僕のほうは一進一退でまだ方向性が定まらず長期化しています。
          最近北海道の情報をいくらか入手して驚きましたが新築で最新の省エネ基準の達成率が50%を超えてるそうですね。
          関西では2つ前の基準すらクリアできてないものが多いので羨ましいです。
          そういう僕は家の設計をしている時は注文住宅では日本の基準ではなくカリフォルニアの基準で設計してきたので7年前に設計した東京の注文住宅でも現在の日本の最新の省エネ基準の最も厳しい地域(北海道)とほぼ並ぶレベルを達成してますが、近年関わってきた安い建売住宅などでは予算が計上できなくて全く届いていません。
          かなり先を行く知識を持って帰国したのにこの10年で未だ4軒しかそのレベルの家を設計できてないので、知識が錆びてしまう前に何とかしようというのが現在色々忙しく動いている理由です。
          難しい事はさておき、20年前に初めて断熱設計が高レベルのLAのアパートに引っ越しして言葉にならないほど感動したんですが、日本でも建材が安くなってきたのでこれからは徐々に冷暖房無しで暮らせるような家が作れる時代に突入すると思います。住んでみると今までの家は何だったんだと思う程感動すると思います。
          最終的にはそれがお金持ちの方々だけではなく全ての人にとって当たり前になる時代が来ると思うので、50歳を前に最後の大きな人生の山登りをしようと思っています。
          現在はそれを可能とする環境を整える為に動いていますのでバタバタしてますがここは何としても競争可能な場に身を置きたいと思っています。

          • 金魚部様、こんにちは。
            お返事ありがとうございます。

            無事つながるようになって良かったです。僕もパソコンからアクセスしているわけではないので、さらに不安定だったのかもしれません。サイトによってはつながりづらいことが時々あるので…申し訳ありませんでした。
            ハッキング!抹消!それは大変なことでしたね…日々の積み重ねが一瞬で消えてしまうなんて…もうそんなことありませんように(>人<;)祈

            金魚ですが、今のところ順調にきていると思います。これまで何度か心配に見える瞬間がありましたが、問題が大きくなる前に済んでいます。これまで、導入するたびに見てきた白点病にすらならずにここまで来ていることは本当に驚きです。それくらい導入の度に問題が出ていたので…。また『水』という一番のベースが大丈夫だと思えることは僕の精神的にも良くて、落ち着いて観察することができています。以前は問題が出始めると、何が悪くて、何をすれば良いのかわからず、後手後手のいじりまくりで、それも良くなかったんだなぁとすごく思います。金魚部様が与えてくれた今回の成功体験は、とても貴重なものとなりました。この成功体験を大切にし、今後に生かして行きたいと思います。
            本当にありがとうございました。

            今後のエサについても教えて下さり、ありがとうございます。
            油断せずに…というよりは、増やすという不安に負けてしばらくの間はエサの量をいじれないような気がしますが…ゆくゆくは、天気予報などを良く見て、無理のない判断をしていきたいと思います。
            話がそれるかもしれませんが…赤虫などを与えている方は、どういう判断で与えているのでしょうか?僕も以前、冷凍赤虫(まだ冷凍庫にあまりがあります…ブロック形式で、ビタミンが入っていてり、殺菌してあるキョーリンのやつです)を与えたことがあるのですが、食いつきもよかったですし、たまにはあげたいなと思うのですが、冷凍赤虫だと計算の仕方も、感覚も粒エサとは違うように思いますし、1ブロックが多いのかどうかもわからないです(>__<)問題も出ていないですし、大丈夫だと思うのですが、金魚はいろいろと耐えてしまうという特性があるために時々心配になります。

            これからのことについてお聞きしたいのですが…
            ◯次にやるべきことはありますか?
            水位をあげたり、上部フィルターなどの準備にとりかかるのはまだ早いですか?こういったことも、保護観察期間3ヶ月を過ぎてからの方が良いでしょうか?

            ◯水作エイトはまだ使い続けていて大丈夫でしょうか?
            以前からそうなんですが…熟成されて色がつくのと、汚れるということを見分けるのが僕には難しく…問題も出ていないですし、大丈夫だと思うのですが、金魚はいろいろと耐えてしまうという特性があるために時々心配になります。

            北海道の住宅は凄いんですね!やっぱり寒さや雪の存在がそうさせるのでしょうか?
            夢のマイホーム!といいますが…本当にその通りですよね。家は大切な生活空間ですし、住む人の夢や可能性がたくさん生まれる場所でもあると思います。住む人にとっては一生物の、すごく大切なものです。そういったものをより良いものへと目指されている金魚部様は素敵ですね…すごいことだと思います。信念を持っても、さまざまな要因で上手くいかないことや、信念とは真逆のことを強いられることも多々ありますよね…仕事だから、とか…生活のために、とか…そうならないように、腐らず頑張らないといけないなと、金魚部様のコメントを読んで改めて思いました。職業は違いますが、僕も頑張りたいと思いますm(_ _)m

            みんなの明るい未来のために、良いお家作りを頑張って下さい!!

            • 青龍さん こんにちは。
              お返事ありがとうございます。

              <アカムシ>
              30Lあればアカムシ1片は余裕です。
              水槽の立ち上げ時や金魚が病気の時は餌を厳格に管理して量を把握したほうが失敗が少ないのでその方向で書いてきましたが、水質が安定してきたら徐々に変化させる限りかなりのところまで増やせます。
              気にすべきは金魚の体調、消化能力です。
              現在はまだ少量の餌で維持されてますのでアカムシの日だけ大量の餌を与えたみたいになるので、普段の餌ももう少し増やしておくとバランスが良いかもしれません。(あくまで安全側で書いてます。)
              そちらは真冬でも室温が高く維持されるようですので寒い時期に気にすべきアカムシの消化問題も大丈夫と思います。

              最初(立ち上げ時)はバクテリアが少ないので餌が多すぎても少なすぎてもバランスが悪くなると雑菌地獄ですが、このバランスは日に日に幅が広くなるので、現時点で立ち上がっているとすれば今後徐々に安定が高くなるので餌も沢山処理できるようになります。
              ですので、今後は餌の量を数えなくてもいいですし、あまり厳格に管理しなくてもいいです。
              大体いつも同じくらいの量・・・ならOKです。
              量が急変しないように徐々に変えていただければOKです。

              さらに水を徐々に増やして60Lにすればその幅はより広くなるのでより多くの餌を問題なく与えられるようになります。
              今後の飼育で餌を増やしたい場合や、増やし過ぎて水質に不安が出た場合や、金魚が大きくなってきた場合は水量を増やしてください。水が多い=酸素が多いになるので余裕が出ます。
              またその時は急に60Lにするのではなくしばらく40Lとか45Lで運用して1か月後にまた増やすとかがバクテリアのバランスに無理がなくて良いです。
              ※くどいですがバランスが重要なので単純に水だけ多いのはNGです。安定維持のためには金魚のサイズや餌の量など他の何かも増える事が必要です。
              ※個人的には非推奨で行ってませんがアクアポニクスのように別の何かでバランスさせて居れば巨大な水槽に小さな金魚1匹とかも可能です。参考まで。

              またここまでは全て安全側で書いてきましたが、今後は1つ1つ緩めていただければと思います。
              長期的に続けていける事が大切なので無理のない(楽な)飼育法を考えて維持してください。

              <次にやるべき事>
              特にはありません。
              現時点のバランスで完成していると言えますので、このまま長期的に変化なしでも行けますし、必要に応じて変化を加えて頂いても構いません。
              例えば、餌を増やす、水量を増やす、金魚を追加する・・・など
              今後必要と思った時に実施していただければと思います。
              急ぐ必要はありません。
              成功体験を積み重ねて自信をつけていただければ次第に(自然に)向かうべく方向に向かうでしょうから。
              どのように変化させるにしても、常にバランスが取れていれば上手くいく事ですので、何かが過度に突出しないようにだけご注意ください。同じく急に大きな変化を与えないようご注意ください。

              <水作エイトのメンテ>
              今後は1カ月に1回程度掃除してください。
              (餌が多い時はより短く、少ない時はより長く間隔を決めてください。ヘドロの量が目安になります。)
              ただし、餌が極端に少ない場合は掃除のし過ぎは良くないので分解した時にヘドロが全くない場合は軽く飼育水で洗う程度で戻してください。(この場合は揉み洗い無し、ただしこのケースが続く場合でも数カ月に1回は揉み洗いしてください)
              ヘドロが多い場合、特に硫化水素臭(温泉みたいな匂い)がする場合はバケツに採った飼育水で揉み洗いして一度中まで綺麗に水がいきわたる様にしてから軽く絞って元に戻してください。
              また水作エイトコアをご利用であれば分解時に底の石が露出すると思います。
              これもヘドロがあれば全て取り出してザルの中で洗ってから戻してください。
              石は毎回洗う必要はありませんが数カ月に1回程度はザルで洗う事をお勧めします。
              また貝殻が溶けてなくなってきたらお送りした予備を追加してください。

              <北海道>
              >北海道の住宅は凄いんですね!
              そうなんです。北海道や北東北は省エネ基準の区分で最も厳しい条件になっていますので同じ基準で建ててもこれら地域のものはより高性能な断熱住宅になります。
              さらに北海道では基準を大きく超えた断熱住宅も増えてきているようなので真冬でも暖房無しで暮らせるものも出てきています。
              技術的には20年ほど前に既にフィンランドで開発されていたんですが、北海道の例は日本らしい工夫も取り入れられてよりコンパクトに実現しているようです。

              青龍さんとの最初のやり取りでも何度も温度変化に関して僕にとって想定外の数値が出てましたが、僕は自分の住む地域の断熱レベルが低すぎるので北海道がここまで進んでいたとは最近まで知らなかったんですが、タイムリーに青龍さんからコメント頂けて(温度の件がヒントになって)仕事で行っているリサーチで無駄な事をせずに済み助かりました。

              僕は現在ハウスメーカーが建てた賃貸アパートに住んでいます。これが北海道ならもう少しきちんと断熱も行われていたのでしょうけど10年以上前の建物である事や賃貸であるために断熱材は入っているのに全然効いていません。調べてみたところ天井付近に大きな施工ミスがある事が分かりました。 関西では今でも正しく断熱施工出来ている家が少ないのでこれが普通という感覚でコメントを書いていたため最初は青龍さんの書いて下さる温度が信じられない事も多かったですが、そちらはきちんと施工されているようですので当然の結果ですね。

              更に先日、カナダの輸入住宅の施工者さんと話をしていて気づいたんですが、輸入住宅はその国の断熱技術をそのまま採用しているので京都や奈良で10年前に建てられた家でも北海道の例のように真冬でも殆ど室温が落ちない例もありました。
              つまり新しいか古いか、北海道か関西か、分譲か賃貸か・・・などで断熱性能が変わりますがこれに輸入住宅と言う番狂わせもありますし本当にややこしいですw
              勿論、これは検討付けるヒントでしか無く実際は性能を測定して判断します。施工ミスがあると極端に性能が落ちるので場所や区分だけでは正確な判断が出来ません。
              多くの場合窓の仕様を確認して、床から30㎝と天井から30㎝の壁の温度を比べると壁を壊さなくてもおよその事は分かるんですが・・・専門的な話になるのでこの辺にしておきます。

              そんな感じなので、今後はコメントの際に相手方の温度環境(住宅の断熱レベル)も考慮しないと大きな差があるので正しい説明にならないなぁと思っています。
              例えば、僕の今住んでいる所と青龍さんが今住んで居られる所では15から20年近い技術の差があると言えますので、この差は無視できないほど大きいなぁと思っています。

              • 金魚部様、こんにちは。
                お返事ありがとうございます。

                各質問に答えて下さり、ありがとうございましたm(_ _)m

                まず、金魚の様子からお伝えさせてください。
                一昨日の夜、黒出目金の方が上にいるなーと思って見ていたのですが…昨日の夜、背中が出るくらい浮いていました。ひっくり返ったり、斜めになったりはしていません。泳ぐ時はフラつかずに泳いでいますが、潜る時に頑張る感じあり、泳ぎをやめるとスーッと浮いていきます。浮いているのを見つけた時、空気の混じったフンをしていました。最初しっかり出ていて、途中から空気が入っているような感じです。今朝になるとそのような様子はなく、元気に泳いでいました。エサを探して水面でパクパクする時もあります。今朝はエサを黒出目金だけ少なくしています(5粒くらい)。
                転覆の記事を参考にさせていただきたいと思いますが、エサ少なめで様子見…の他に、今の僕になにか気をつけること、やらねばならないことはありますか?
                転覆の記事を読ませていただきながら一つ一つ考えていたのですが…やはり、居間に置いてあるのがストレスなんでしょうか。僕が仕事でいない間も、家族の生活音や子どもの出す音や声、足音は絶えず出ているだろうし…でもお店の金魚はそんな状態でも元気に泳いでいますよね?(そう見えるだけかな?)エサもあげすぎという数ではないと思いますし、朝しかあげていないし…水質は問題ないと思うし…他、僕なりに気になるとすれば、水換えのタイミングでしょうか?冬とはいえ、水温が18〜20℃(夜間ストーブ消灯時は15〜16℃)くらいあるので、2週間に一度の50%水換えでは遅いですか?確かに、水換え後10日くらいすると、出目金の方がなんとなく落ち着く?活性が落ちる?(日本語難しい…)ような気もするのですが…でも毎回朝・日中は元気なんで、眠いのかな?夜だからかな、という理由だと判断していたんです。
                一緒にいる青文魚は変わらず元気、マイペースという感じです。買い始めから、青文魚はずっと様子が安定しています。雰囲気・様子が変わるのは決まって出目金の方ですね。

                いよいよこれからは僕自身で考え、判断していかなくてはなりませんね…まだまだ不安いっぱい、心配たくさん…夢ばかりが膨らんで、今の水槽には手をつけれないかもしれません(笑)怖がりすぎもいけないので、愛情を持って無理なくやっていきたいと思います。
                お忙しい中、ずっとおんぶにだっこ状態で本当に申し訳ありませんでした。金魚部様のおかげで、金魚との時間が幸せなものになりました。以前は、金魚を好きな気持ちと、好きで買ってきた金魚を自分の手で苦しめているという現実に自己嫌悪を繰り返していました。今まで死なせてしまった金魚の分まで、大切にしていこうと思います。

                >くどいですがバランスが重要なので単純に水だけ多いのはNGです。>安定維持のためには金魚のサイズや餌の量など他の何かも増える事が必要です。

                そうなんですよね…言われてハッとしました。つい取り掛かりやすいことを先にしてしまいがちですが、崩壊させないためにはバランスが重要なんですよね…今一度言って下さり、ありがとうございます。今後、徐々に水位をあげて行くとした場合、水作エイトMをもう一ついれた方がいいですよね?完全に水位があがれば上部フィルターが使えるかもしれませんが…そうなるまでは、もう一つあった方が安心ですよね?

                >個人的には非推奨で行ってませんがアクアポニクスのように別の何かでバランスさせて居れば巨大な水槽に小さな金魚1匹とかも可能です。

                僕は虫や草花も好きで、特に虫は小さい頃からずっと好きで、カブトムシやクワガタムシを育てて産卵〜羽化を経験したり、ヤゴやセミの幼虫を捕まえてきて羽化の瞬間を見たり…毎日のように虫取りしていました。30半ばの今でも、カブトムシやクワガタムシを見るとウキウキします(笑)
                なのでアクアポニクスの記事はすごく楽しく読ませていただきました!洋ランの写真も凄く綺麗でした!引っ越したら観葉植物を置きたいと思っていたので、金魚の平和がもう少し続いたら挑戦してみたいと思います。レモンの木、凄くマネしたいと思いました!

                そういえば…現時点では金魚の飼育水を活用できる観葉植物などがなかったので、これまでの水換えの際に出る飼育水を、空いていた45㎝水槽に入れて、新しい水作エイトMを投入して、空回しを続けていました。現60㎝水槽を立ち上げる時のように、おさらいもかねて同じように。いただいたろ材からいろいろとしみ出た飼育水をただ捨てるのはもったいなかったので…スペースも水槽も空いていたのでとっといていました。金魚はいないため立ち上がっているかはわかりませんが…もしこのまま立ち上がれば、同じように金魚飼育に使えますか?
                それでも、今回のように同じろ材からの飼育水を使ったとしても、水槽が別になれば、その中の水も全く同じということにはならないですよね?もしもこの先、なにかあった場合、こちらの水槽にお引越し…とかは大丈夫ですか?混ぜるな危険、でしょうか?

                >青龍さんとの最初のやり取りで〜リサーチで無駄な事をせずに済み助かりました。

                僕とのやり取りのなかで、金魚部様にもなにかメリットがあったのなら良かったです。ずっと教えていただくばかりで、ご迷惑かと思っていたので…そのように言っていただけると少しホッとできました。ありがとうございます。
                僕も、ずっと北海道の方が寒いと思っていたので、温度をお伝えする時に、温度計が壊れてるんじゃないか?と心配になっていました(笑)でも、あの時に住んでいたアパートは今までで一番暖かい部屋だったので、僕自身驚いていました。今回、あまり時間のない中、いろいろな条件を満たしつつ、住む家を決めなければならなかったのもあり、リフォーム済み中古住宅となりましたが…アパートの時より全然寒いです(笑)広さがアパートとは全然違うので仕方ないのでしょうけど…暖房費がヤバい感じですね(笑)
                断熱材とかは、経過年数によってだいぶ変わるものですか?断熱材だけリフォーム?入れ替える?と暖かさが変わったりするものなんでしょうか?寒いのも北海道の良いところなんで、中古ですが今の家は好きなんですけどね(^^)

                金魚部様は北海道に来たことはありますか??
                今回もたくさんのことを書いてしまい、申し訳ありません。

                • 青龍さん こんにちは
                  回答ありがとうございます。

                  >黒出目金 昨日の夜、背中が出るくらい浮いていました。

                  心配ですね。温度的には快適ゾーン付近なので少しの変化でも消化不良が出る事もあります。
                  こればかりは長期的に見ないと「問題か」「問題じゃないか」分かりませんが、
                  書かれてますように水換えや餌で改善させられるか試すのは良いと思います。

                  >今朝はエサを黒出目金だけ少なくしています(5粒くらい)。

                  冬で水温が極度に低ければ何の問題も無い量ですが、

                  >水温が18-20℃(夜間ストーブ消灯時は15-16℃)くらい

                  ・・・であれば、あまり減らすとそれが原因で弱る事があります。
                  ランチュウベビーゴールドSSを5粒だと死ぬことは無いでしょうけど、泳ぎまわる為のエネルギーが十分かが分かりません。
                  気持ち的には少ない気もしますが自分で細かくデータを採ったわけではないので「どうなんだろう」と心配に思う程度ですが。
                  ですのでそれでうまくいくようならそのまま春まで維持しても良いと思いますが、活動レベルが極度に低くなるならもう少し与えてください。
                  ぼーっとしてる時間を見て判断すると分かりやすいです。
                  僕は現在水温が4℃から10℃と例年になく低めなので餌をどれだけ与えるべきか悩みながら少量だけ与えて維持してます。
                  毎日は与えず3日に1回くらいで与えてますが、少なすぎると本当に泳がなくなるので、その運動量を見て決めてます。
                  この方法がそちらで使えればよいのですが水温が違い過ぎるので、そちらは現状維持か場合によっては増やす方向を視野に入れて観察してください。

                  水換えですが20℃付近ですので週に1回くらいでちょうどと思います。
                  ただしそちらは30Lに小さな金魚2匹で餌も少なく維持されてますので2週間でも維持できるはずで、雑菌だらけになるとは考えにくいですが、その事を踏まえたうえで判断の為に1週間に1回程度に切り替えてみるのも良いかもです。
                  30Lなので週に1回換えてもバクテリア不足とはならないと思いますので改善するかやってみてください。

                  <濾過フィルター>

                  >今後、徐々に水位をあげて行くとした場合、水作エイトMをもう一ついれた方がいいですよね?

                  はい。
                  僕の環境ではMを1つで60Lをラクラク維持できてますが、メーカー推奨値で言えばMだと2つは必要ですので追加しておくほうが良いです。
                  また水作エイトMを1つだけで、餌が多めで、苔や水草が豊富で、糞掃除をしてない場合
                  冬でも1カ月でヘドロがいっぱいになります。
                  ヘドロも水作エイトを増やすべきか判断する目安になります。
                  糞掃除を小まめにする方や、水槽がピカピカのベアタンクの方ならそんなにヘドロがたまりませんので水作エイトの追加無しに結構な期間ノーメンテで維持できますが、僕の環境では夏も冬も1カ月では遅いという水槽が多いです。
                  時々アンモニア検査をしてゼロが維持できてれば濾過はOKですが、あまりヘドロが多いと硫化水素が出るので(今後色々変更して)ヘドロが出やすい場合は、ヘドロのたまるスピードも目安にしてご判断ください。

                  <新しい水作エイト>
                  >そういえば 現時点では金魚の飼育水を活用できる・・・・・同じように金魚飼育に使えますか?

                  はい使えます。でも現在金魚が居る水槽に入れておくほうが確実です。
                  と言うのもアンモニア(バクテリアの餌)が減ればバクテリアは減りますので捨てる飼育水は時間と共にバクテリアが減っていく流れです。
                  あとAチームは多くが水中に居ますが、Bチームは殆どが濾過装置の中や水槽の壁など何処かにくっついているそうなので飼育水には少ししかいないようです。
                  ゼロではないので徐々に新しい濾材に住み着いてそこで増えますが、アンモニアが豊富な金魚が居るほうの60㎝水槽に入れたほうが早くて確実にバクテリアが増えます。
                  ですので無駄ではないけれど効率が悪いというくらいの感じでお考えください。
                  急いでいる時は特に!
                  時間をかけて実施されているなら既に立ち上がっている可能性は高いので何なら青文魚を45㎝水槽に移動してアンモニアと亜硝酸塩を検査してみると良いかもしれません。
                  もしどちらかが検出された場合は諦めて60㎝水槽でバクテリアを増やしてください。そのほうが確実です。

                  そして濾材にBチームが十分に住めばそれを45㎝水槽に入れて60㎝水槽の水換えの時に古くなった飼育水を45㎝水槽に入れて
                  新しい水50%+古い飼育水50%で混ぜればその水槽はその日から金魚が飼育できるはずです。

                  つまり1つ立ち上がったらあとは簡単に2つ目3つ目を立ち上げられるので、この方法で増やしてください。
                  基本は現在金魚が居る水槽に新しい水作エイトを入れて最低でも1か月、何も考えず確実に処理したければ3か月くらい作動した状態で入れておけば完成します。

                  >アパートの時より全然寒いです

                  僕も最近まで知らなかったんですが北海道では賃貸でもきちんと断熱設計しているようですね。
                  ただし多くは暖房器具を使用する事が前提の設計なので広くなればその分寒くなります。
                  これは当然の原理で、同じ温度にしたい場合、投入するエネルギーは部屋のボリュームに比例するので広くなればその分多くのエネルギーが必要です。

                  最新のものは暖房無しでも温かい、又は殆どの日は暖房無しで暮らせる・・・そんなレベルなのでこちらは家が大きくなっても高い性能を維持できますが、まだ普及しているというほどは存在してません。

                  >断熱材とかは、経過年数によってだいぶ変わるものですか?

                  そうですね年々改良が加えられてますが、過去10年くらいの製品は施工完了から20年から30年が寿命になると思います。
                  勿論結露対策などが完璧で断熱材の劣化(主には吸湿とお考えください)を遅らせる工夫をしていればもっと延びますし、逆に施工がひどくて壁面結露が出まくるようなら10年程度でミイラのようにしぼんでカラカラになります。
                  言い換えれば見た目は同じ住宅でも設計者・施工者の能力の差が大きく出るので中身は別物という事も良くあります。
                  ※断熱材と一言で言っても素材が色々あり中には吸湿しないで劣化するものもあります。

                  断熱材の事は今後5年くらいの間に大きく話題となり建て替え需要などを促進する流れになりそうですが、大切なのは数値データ(Q値)ではなく、知識のある設計者が設計して、良心的で熱心な施工者さんが手を抜かずに施工する事です。
                  どちらかがかけていれば単なるお金の無駄使いになります。
                  太陽光発電のブームの時と同じで最初は業者も知識ないまま営業促進しますので被害に遭う方も多く出ると予測しています。

                  またしばらくは断熱材や断熱工法ばかりが話題になると予測しますが大切なのは全体のバランスです。
                  それが理解されていないと「なんか寒い」「体温が奪われる」という家になります。

                  夏と冬で断熱の設計ポイントが大きく変わる事もあまり知られてませんが別物と言うくらい違います。

                  >寒いのも北海道の良いところ

                  そうですね。
                  断熱住宅はこの先カーボンゼロ生活の流れで増えると思いますが、家の中が常に25℃みたいなのは良くありません。
                  逆に不健康な人間が増えます。
                  これらはあくまで家計を圧迫する光熱費の削減や地球環境をこれ以上悪くしない事などに寄与する為に普及させたいですが、その一方で夏は暑さを、冬は寒さを適度に感じながら生きていかないと健康寿命が短くなったり病気がちな体になるのでその辺を考慮して暮らすことも大切です。
                  金魚にとっても良くない事が多いと思いますが、その点は自分でデータを採らないと明確には判断できないので、
                  引っ越す場合に
                  築年数が短い最新の断熱を採用した所か
                  築年数が10年くらいで断熱はとりあえず入れてみただけという所か
                  悩んでいます。

                  前者のほうが快適で良いのは当然ですが室内で金魚を飼育すると温度変化が無さ過ぎて悪影響出そうな気がしているのと床が全てフローリングと言う点で悩んでます。
                  僕は水換えの際に水を少しこぼすので床は水を吸わない素材のCFが有難いんです。(今住んでいる所はCFで、こぼし放題です)
                  新しい賃貸は床がフローリングになりお風呂やキッチンも豪華なのが増えているので一般的には良いと思いますが、僕は困る事多しですw

                  あとは仕事柄、自分が断熱住宅に住んでしまうと、現在非断熱住宅にお住いの方の苦労や問題に対する認識や共感が薄れてしまう事が少し怖いというか、色々な発見をするチャンスも減りますし、こういうのは自分も当事者でないとピント来ない事が多いのでぬくぬくとした中で暮らす事への抵抗があります。

                  >北海道に来たことはありますか

                  子供の頃は何度か行きましたが大人になってからは訪れる機会が無いままです。
                  薄い記憶ですが首に大蛇を巻いた事とスティックに刺して焼いたジャガイモ(甘辛味だった)がすごく美味しかった事を覚えてます。

                  • 金魚部様、こんばんは。
                    お返事ありがとうございます。

                    ○前回お話しした黒出目金のその後ですが……
                    浮いたのはあの時の一回だけで、その後は何事もなく無事に過ごしています。最近、導入後に見せた元気な様子が戻ってきたように感じます。弱々しかったフンも、普通な感じに戻ってきました。
                    浮いた次の日エサを5粒にしたのですが…結局は2日目からこれまで与えてきた数に戻しました。いろいろと振り返って考えたのですが…これといってはっきりとした原因が見当たらなかったので、ここでエサの量や水換えなど…確証がないままコロコロと環境を変える方が危険だと思い、もう少し様子を見ようと思ったんです。そしたら翌日は浮かず、またその翌日も浮かず…結局それ以降は浮いたり、怪しい様子もなく、これまで無事に元気です。エサの量は以前のまま、水換えは2週間に一度、ろ材のすすぎや水槽ガラス面の掃除は4週に1度のペースで今のところは行なっております。

                    ○水作エイトを一つ追加しました。教えていただいた通り、金魚のいる本水槽です。
                    45㎝水槽の方は、青文魚を数日入れてみましたが、アンモニアはずっと0で、亜硝酸塩がほんの少ーーし検出されました。検査薬の色的には0の方に近いのですが、うっすら色がつきました。今は青文魚は本水槽に戻っており、変わらない様子です。今後、この45㎝水槽に入れてある水は、金魚を増やす時に(使えるようなら)使いたいと思います。自分の飼育水やろ材を元にして増えた水槽でも、金魚を入れ替えたり移したりする時は水合わせをした方が良いものでしょうか?
                    また、金魚部様は金魚のオス・メスは分けていますか?今いる黒出目金と青文魚はおそらくメスだと思うのですが…今後金魚を追加する時はその辺りも考えた方が良いのでしょうか?以前、オスがメスをすごく追いかけてつらそうだった経験があったもので…

                    ○今後、水位をあげて上部フィルターへ移行したいと思った時のことを質問させて下さい。

                    ・水作エイトを今のまま稼働させた状態で上部フィルターを設置し、バクテリアが上部フィルターろ材に住み着くまで両方とも稼働…で良いでしょうか?これだと、水槽内に水流が出過ぎてしまいますか?

                    ・水作エイト内のろ材を取り出し、上部フィルター濾過槽に入れてしまう方が良いでしょうか?

                    ・以前上部フィルターを使っていた時に、濾過槽やくみ上げた水をシャワー状にする穴の空いたトレイのような部分に“透明なぬるぬるしたかたまり”(カエルの卵を覆っている透明なやつのような)が出来ることがあったのですが…これもヘドロでしょうか?実は上部フィルターを使っていたころ、ヘドロのようなものを見たことがないんです。掃除は月に1回のペースでした。ろ材に色はついていましたが…泥のようなドロッとしたようなものは見たことがなくて、ヘドロってどんなもの?という感じです。僕の場合、今まではずっと水が立ち上がっていなかったし、そんな状態で月1ペースで分解掃除していたので…お目にかかれなかったのでしょうか?

                    ・よくいろいろなところで、“金魚は止水域を好みます”や、“水流は避けましょう”と見かけますが、上部フィルターの水流は金魚には良くないのでしょうか?製品として今も売られているし、沢山の人が使用されているものだと思うので、そんなに心配することではないのかもしれませんが…エアリフト方式の製品はいろいろと出てきているようですし、上部フィルターで発生する水流は…考えた方が良いのでしょうか?金魚部様は上部フィルターをお使いの時、水流でなにか問題が出たりしましたか?

                    住宅についても教えていただき、ありがとうございます。金魚以外のことまで書いてしまい、申し訳ありませんでした。うちは築年数の古い物件だったので、ちょっと気になってしまいました。どうか、今の家を建てた人が、お家大好きで熱心な良い人でありますように…(>人<;)

                    金魚飼育もそうですが…数ある情報の中から、正しく選び、実践していくのは難しいですね…。一つ一つ記録をとり、考え、自分で正しく判断できるように頑張りたいと思います。

                    北海道へは来たことがあったんですね!なんだか嬉しいです(^^)
                    大蛇を首に巻ける動物園やそういったイベント、いくつかありますよね!笑
                    北海道は寒いですし、あまり有名な観光スポットは無いですが…機会があったらぜひまた来て下さい(^^)

                    • 青龍さん こんばんは
                      コメントありがとうございます。

                      >この45㎝水槽に入れてある水は、金魚を増やす時に(使えるようなら)使いたいと思います。

                      直ぐにご利用なら良いですが時間をあけて使用するおつもりなら一度捨てて水槽を洗って乾かして時間を経過させたほうが良いです。
                      更に多少でも亜硝酸塩が出ていたなら濾過装置は未熟ですので水も悪くなってるかもしれません。
                      更に更に時間が経過すると色々消費され、色々発生し、中身が別のモノになります。

                      新たに立ち上げる時は今の60㎝水槽の水換えの時に捨てる水(直前まで金魚飼育に使っていた水)を使ってください。
                      そのほうがバクテリアもプランクトンも良いバランスですし、今までエアレーションしていたのであれば酸素も問題ないはずです。
                      飼育水半分、カルキ抜きした新しい水半分で立ち上げるのが一番安心です。

                      >金魚を入れ替えたり移したりする時は水合わせをした方が良いものでしょうか?

                      はい。原則として水合わせは常に意識したほうがいいです。
                      元気な金魚は殆どの場合何の問題も無く適応するので水合わせを忘れてても大きな問題になりにくいですが、健康ではない金魚が居たら問題化します。
                      あまり神経質になる必要はないのですが、可能な限り無理なギャップを経験させないように配慮してあげてください。

                      >金魚のオス・メスは分けていますか?

                      いいえ、金魚の種類ごとに分けてますが、オスメスは混合です。
                      この先春になると追尾してメスがボロボロになる事があります。
                      例えばメスが1匹でオスが5匹とかの場合は気の毒なほどボロボロになります。
                      だからこのような場合はメスを守るために分ける事もありますが、過度な追尾が起きない限りはそのままにしてます。
                      追尾を見てかわいそうと感じるという場合は分けるのも良いと思います。
                      その辺は飼い主さん毎に感じるものが違うので個々の判断で守ってあげればよいと思います。

                      >水作エイトを今のまま稼働させた状態で上部フィルターを設置し、バクテリアが上部フィルターろ材に住み着くまで両方とも稼働…で良いでしょうか?

                      はい。

                      >これだと、水槽内に水流が出過ぎてしまいますか?

                      はい・・・ですが、ランチュウで尾の崩れが気になるとかでなければ問題ないレベルの水流です。
                      特に60㎝水槽なら止水域も多少は出来るので寝る時など金魚が自分で判断して移動します。
                      上部ろ過フィルターの水流は稚魚には過酷すぎますが普通の金魚には問題ないです。
                      気になる場合は水作エイトを上部ろ過の排水口付近に集中させて真中と吸水側をすっきりと開けておけば金魚が住みやすい範囲も多くできると思います。(真ん中に水作エイトを置く場合に比べて)

                      >水作エイト内のろ材を取り出し、上部フィルター濾過槽に入れてしまう方が良いでしょうか?

                      いいえ。
                      別々に作動させてください。

                      >卵を覆っている透明なやつのような)が出来ることがあったのですが…これもヘドロでしょうか?

                      写真が無いと分かりませんが、それはバイオフィルムや貝の卵でしょう。
                      ヘドロは透明ではありません。
                      糞がバラバラになって泥みたいに蓄積したものをヘドロと呼んでいます。
                      また青水飼育の場合、単細胞藻が一気に死んだりする時はそれもヘドロになります。
                      これら全てヘドロと呼びますが溜まり過ぎたまま放置すると濾材から温泉のようなにおいがして良くない環境になります。(水中にあると匂いません。出した時に匂います)
                      糞掃除を小まめにしている方や、濾材を頻繁に掃除している方や、餌が極端に少ない方はあまりヘドロを見ないかもしれません。

                      >上部フィルターで発生する水流は…考えた方が良いのでしょうか?

                      大人のデメキンと青文魚であれば問題ありません。

                      >上部フィルターをお使いの時、水流でなにか問題が出たりしましたか?

                      いいえ。稚魚飼育では多少工夫が必要ですが大人の金魚の場合はその程度は耐えます。
                      ※ランチュウやトサキンのように尾がデリケートな種類は話が別です。
                      健康維持の観点では特に問題は無いです。

                      >うちは築年数の古い物件だったので、ちょっと気になってしまいました。

                      新築住宅を既存住宅+リフォームで比べると同じ予算の場合、多くのケースで既存住宅+リフォームのほうが良い家が手に入ります。
                      近年は特に新築市場が縮小しているので多くの方が既存住宅+リフォームを選ばれる流れに変わってきています。
                      統計によると平成15年では7割の方が新築を希望されてましたが25年では5割前後まで落ちてます。
                      ただ、既存住宅の品質は非常にばらつきが激しいので何処まで直すべきか?は本当に信頼できる建築士に見てもらわないと心配な部分が少しあります。
                      今年の4月からはその点も含めて法整備が行われ建築士以外の人が既存住宅の性能や状態を評価する事が出来なくなります。
                      (今までは講習さえ受ければ素人でもOKでしたが4月からはNGになります)
                      こんな感じで今後徐々に整備されますが、これだけでは安心とは言えないので僕も新築とは別に独自の取り組みをしているところです。
                      ここでは詳しく書けませんが、これまでには無かった魅力的な家の買い方が可能になると考えてます。

                      >北海道は寒いですし、あまり有名な観光スポットは無いですが…機会があったらぜひまた来て下さい

                      ありがとうございます。
                      仕事の件が一段落したら旅行でもしてみたいのでその時は宜しくお願い致します。
                      僕は観光スポットにはあまり行かない派なんです。人混み苦手ですしw
                      それよりもその地の人々の生活に触れたり、その地独特のものをみたりするほうが好きです。
                      また、分刻みのスケジュールで色々周るより1か所でぼーーーーっとしてるのが好きです。

                      もちろん一度見ておくほうがいいよと強く勧められれば見に行きます。
                      ヨセミテ公園にキャンプに行った帰り道で勧められて立ち寄った湖(記憶が正しければ多分ヨセミテ内ではありません)は人生で見た絶景のどれをも大きく超える美しさでした。
                      名前は忘れてしまいましたが小さな湖で絵画やCGの中に居るような非現実感が襲ってくる美しさで自分の目で見ているものが本当に現実なのか?疑いたくなるような強烈さでした。
                      一言で言えば色が異常にビビットだったんです。湖の水も周りの緑も、空も、全てが見た事も無いほど濃かったです。
                      気象条件や時間帯など全てがベストだったから見られたのだと思いますが、そういうのは人生でそう度々は無い事なので感動しました。
                      そんな事もあり有名な観光地よりも地元の人が個人的に好きな場所とかのほうがサプライズ感もあり面白いと思います。

  16. 金魚部様、こんにちは。
    お返事ありがとうございます。

    各質問に答えて下さり、ありがとうございます。

    特に上部フィルターの水流については、使い出した頃からずっと気になっていたことだったので…安心できました。ありがとうございますm(_ _)m
    水作エイトと迷っていましたが…水流が大丈夫なら、徐々に水位をあげていき、ゆくゆくは上部フィルターにしようかな…という気持ちが大きくなりました。
    水だけ増やすのではなく、全体のバランスを考えながらやっていかなくてはいけませんね。
    もし、水位をあげていく途中で、アンモニアや亜硝酸塩の反応が出た場合は、それまで出ていなかった水量に戻し、0になるまで検査を続けながら様子を見る…という対応でよろしいでしょうか?

    >新築住宅を既存住宅+リフォームで比べると同じ予算の場合、多くのケースで既存住宅+リフォームのほうが良い家が手に入ります。

    金魚とは関係ない話になってしまいますが…これには驚きました。一から新しく作る新築には敵わないと思っていたので…驚きましたが、少し安心もしましたw
    既存住宅の質や担当した方によっても大きく変わるでしょうから、安心するのもおかしいですが…w

    僕はもう買ってしまったあとですが、幸せが感じられる家が増えたらいいなぁと思います。幼稚園の頃最初に夢みた職業が大工さんでした(^^)

    はい!ぜひいつか北海道へ来て下さい!ヨセミテ公園のような壮大な景色は無いですが(>_<)笑
    食べ物は…きっと…美味しいと思いますw
    僕も分刻みのスケジュールで周るより、一ヶ所をゆっくり見たい派です!ゆっくりと過ごしながら、自分のペースで感じたり、考えたり、感情移入したいですね。
    去年親戚の結婚式で東京に行った時に、浅草寺へ行ったのですが…もうずっと見ていたかったです。
    僕はああいうお店の感じとか、和の雰囲気とか大好きなんです。なので京都へも行ってみたいんです…高校の修学旅行で一度行きましたが、全然見る時間なんてなかったので…京都への旅行は今後の夢のひとつなんです。

    • 青龍さん こんにちは
      回答ありがとうございます。

      【上部フィルター】
      【その前に30Lから60Lにする方法に関して】
      既に立ち上がっている場合、ある程度のバクテリアがいるわけですのでそれが増える猶予さえあれば問題ないです。
      ※過去の経験から、急に増やすと問題が出やすいです。

      水換えの度(1週間から10日毎)に10Lづつ増やしていけば問題はまず出ません。
      心配であれば2回に1回(2週間から20日毎)のペースで10L増やせばさらに安心です。
      30Lを40Lにするなら30Lのうち10L捨てて20L残しカルキ抜きした新しい水を20L加える
      40Lを50Lにするなら40Lのうち15L捨てて25L残しカルキ抜きした新しい水を25L加える
      50Lを60Lにするなら50Lのうち20L捨てて30L残しカルキ抜きした新しい水を30L加える
      みたいに常に新しい水と同じ量の古い水が残るように水を捨てていけば良いです。
      このやり方であれば僕はこれまで失敗は無いです。

      元の水量に戻すのは余程の事があり、何が正しいのか訳が分からなくなったような時に、過去に上手くいった確証のある飼育方法に戻して組み立て直すという事であり、毎回その状態に戻す必要はありません。

      青龍さんにとって無理なく続けていける方法を模索しながら自分流の方法を探してみてください。
      飼い主さんの性格にあっていて無理なく長年継続出来て金魚が元気に生きていける方法なら基本的には何でも構わない訳ですので、現在の方法から徐々にそちらに移行していただければと思います。
      ここまでにご紹介したのはあくまで全てを安全側で行い成功する可能性を高めた方法ですので、本来そこまでシビアにやる必要はありません。
      これからは、これをベースにお好きな方向に発展させてください。
      また今後の飼育で徐々に成功体験が増えていくと思います。
      それが増えて幅広くなればより柔軟に対応できますし、色々な恐怖心も消えるようになると思います。

      ◆ちなみに現在餌は2匹合計で何粒与えて居られますか?

      確か少なくされていたと記憶してますが念のため(現在の1日の総量)をお聞かせください。

      特に現在は餌を増やすことを恐れて居られると思いますが、それも今後増やしながら調整してください。
      特に水量を60Lに上げると今のままでは餌が少なすぎて危険かもしれません。
      保険として水草やプランクトンが多くあれば良いですが、それも急には構築できませんので餌は水量と共に増やしていただき60Lでは少なくとも現在の倍与えるようにしてください。

      >一から新しく作る新築には敵わないと思っていたので…驚きましたが、少し安心もしましたw

      基礎や構造体がどれだけきちんとつくられているかを調べないと良い悪いの判断はできませんが、少なくとも既存の構造が使えて構造に費やすお金がほとんどかからないと考えられる場合は、その浮いた予算を室内の仕上げや家具や設備に使えますので余裕が出ます。
      また構造の対象外の壁に関しても間取りを殆ど変更しないなら更に予算に余裕が出るので更に色々な要望を実現できる可能性が高くなります。
      とはいえ、全ての業者さんがきちんとした家を建てているわけではないので、最初に徹底的に調査して問題があれば対策を考えて手を入れないと安心できないですし、その点が不透明過ぎて敬遠する方も多くこの市場を頓化させているとも言えます。
      現在の経済や時代の流れをみれば、全ての世代が毎回ローンを組んで一から家を建てるという不効率なトレンドは間もなくマイナーな選択

      >ぜひいつか北海道へ来て下さい

      そうですね、おちついたら是非寄せていただきたいです。
      過ごしやすい真夏よりも、極寒の冬のほうに色々興味がありますが50前の初老のおじいちゃんなのでご迷惑をおかけしない為にも無理のないタイミングで寄せていただければと思います。
      京都にもぜひお越しください。奈良公園から約5分くらいの場所(京都と言っても殆ど奈良という立地です)に住んでる僕が言うのもなんですけどw

      • 金魚部様、こんにちは。
        お返事ありがとうございます。
        こちらからの返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。

        水量の増やし方、教えて下さりありがとうございます。
        安定感、水槽内の景観、マシン感が好き…ということで、ゆくゆくは上部フィルターにしたいと思いました。…ですが、金魚の追加時や、何か問題が発生した時などは、水作エイトの方が対応しやすそうなので、もう少し様子を見ながら自分に合う方を考えて行きたいと思います。もしもの時用に水槽に常時入れておくのであれば、上部フィルターを無理に併用しない方が金魚の負担にもならないですものね。
        金魚はもう少し欲しいので、教えていただいた方法で徐々に水量は増やしていきたいと思っています。

        >ちなみに現在餌は2匹合計で何粒与えて居られますか?

        2匹合計で30〜40粒くらいです。
        これまでずっと数えていたので…いまだについ数えてしまいます(>_京都にもぜひお越しください。

        はい!いつか必ず行きたいと思います!その時は…奈良公園にも寄らせていただきますw

        • 青龍さん こんばんは
          回答ありがとうございます。

          60Lにされる場合、餌の件だけ気になっていましたが現時点でまだ30Lであれば現状維持でも大丈夫ですね。
          60Lに上げられるときはお気を付けください

          同様に今後の金魚のサイズや運動量に関して考慮する場合
          ランチュウベビーゴールドSSSで30~40粒ならやはり金魚2匹には少なめですので
          温度が安定したら徐々に増やしてもいいですね

          ※金魚が小さい間で30Lを維持されてる間はそのままでも問題ないと思います。あくまでバランスが崩れる時(金魚が大きくなったとか、水量を上げたとか)はお気を付けください。

          ここ最近は気温も上がってきましたが、まだまだ三寒四温的に乱高下すると思いますので大きな変化を与えるのはそれが落ち着いてからにされると安心です。
          そちらは冬場でも温度を高く維持されてましたので今後も大きな変化は起きないかも知れませんが、冬場の水温が低い場合はこの時期からしばらく水質が荒れます。
          もしそのような流れなら早めの水換えで対応してください。
          匂いや泡が数日出る程度は問題ありません。それ以上続くようなら水換えしてください。
          アンモニアも念のため検査して出ているようなら同じく水換えしてください。
          この時期はBチームは弱るなら両者共に弱るようなので、通常、亜硝酸塩はでないと思います。

          >その時は…奈良公園にも寄らせていただきますw

          奈良も凄くいいですよ。
          僕はずっと京都だったので小さなころから京都のお寺は見慣れているんですが
          こちらに住んでから奈良を車で走る事が増え目にするお寺に圧倒されてます。
          京都で見慣れている様式と違い迫力があるというか力強いんです。
          恥ずかしい話、最近まで京都と奈良のお寺がこんなにも違うとは知りませんでした。
          若い頃は歴史が苦手で教科書には落書きしかしてませんでしたが歳を取ると何とも心に響くものがあります。

          • 金魚部様、こんにちは。
            お返事ありがとうございます。

            餌と水量とのバランスを教えて下さり、ありがとうございます。
            きっとこれから、金魚を追加していくと思いますが、導入時だけではなく、その後のバランスも正しく見ていかなくてはいけないですね。僕は、金魚部様に教えていただくまで、金魚1匹あたりの水量が多いほど、金魚にとって優しいのだと思っていました。飼育水も、一度立ち上がればずっと大丈夫なものだと思っていました。バランスを崩して崩壊させないように気をつけます。

            過去の記事と、これまで教えていただいたことから…4〜5センチ(尾を除いて)の金魚でしたら、1匹につき10Lくらいあれば大丈夫かと思いますが、どう思われますか?
            このサイズの金魚を、標準60センチ水槽に5〜6匹飼いたいと思っているのですが…難しいでしょうか?
            過密か、そうじゃないかの違いは、水質検査でアンモニア・亜硝酸塩がゼロを維持できているかどうかで判断して大丈夫でしょうか?
            ろ過装置やろ材を増やせば解決できるということでもないように思うのですが…他には溶存酸素量の問題があるかと思いますが、これらの他に考慮すべき点はありますでしょうか?
            この先大きくなったら水槽を増やして、分けようと思っているのですが、それまでの間出来ることなら複数飼育をしてみたくて…。
            水槽についての記事に、7匹一緒に写っているカワイイ写真があり、過密気味…と書かれていましたが、金魚部様でも60センチ水槽に7匹飼育は難しいものですか?

            それと、金魚とはちょっと関係ない話になってしまいますが…
            持っていたデジカメが壊れてしまったので、これを機に一眼レフカメラを購入しました。金魚部様の美しい金魚写真に影響を受けたことと、ダク・ギロに寄生された時、デジカメでは全然記録できなかったので…。今まで、カメラなんて記念撮影が出来れば充分!と思っていて適当にその時安いものを買っていましたが…一眼レフ、ヤバいですね!すごく楽しくて、買った日から家中のものを撮りまくっています…もちろん金魚も!なぜか本体のみより、レンズキットの方が安かったのでそちらを買いました。canon eos kiss x9という機種です。お店で店員さんにいろいろ教えてもらいながら、4時間以上かかって買いましたw
            金魚部様の写真の記事を参考にマクロレンズも欲しかったのですが…結構するものなんですね。いっぺんには買えなかったので、撮影の修行をしつつ、いつかゲットしたいと思います!

            奈良も行ってみたいです…これまた修学旅行で一度しか行ったことがなく、全然行ったうちに入らないくらいです。まとめて休みがとれたなら、神社やお寺を巡りながら、ゆっくり街並みを見て歩きたいものです。金魚の名産地へも行ってみたいですね。奈良も金魚の名産地でしたよね?やはり京都〜奈良はいつか行きたいです。

            何度も長文申し訳ありません。
            お時間ある時に教えていただけると嬉しいです。
            よろしくお願い致します。

            • 青龍さん こんばんは
              回答ありがとうございます。

              >金魚1匹あたりの水量が多いほど、金魚にとって優しいのだと思っていました。

              はい。
              それであっています。
              ただしその環境をバランスよく維持するのは別の問題になります。

              例えば家に家族4人で住んでいる場合
              60㎡の家のほうが30㎡の家よりもゆったりと暮らせますし
              更に100㎡を超えていくとより快適に暮らせますが
              その家を維持していくコストは別問題です。

              水槽で水を維持する場合はコストではなくバクテリアなどのバランス(エコシステム)の維持ですが長期的に不安定にしないように維持するにはバランスを取るのが一番楽と言う事です。特に1年を通じて激しい温度変化があっても、長雨が続いても、その他日照不足などの天候不順が続いても維持できることが大切になります。

              逆に言えば120㎝水槽に小さな金魚2匹でもそれを維持するのに必要な知識が全てあり、遅延なく適切な対応が出来るなら問題なく維持できます。
              同じように香港の金魚屋さんのように毎日の手間暇を惜しまなければ60㎝水槽に30匹くらい詰め込んでも維持できるようです。
              ただしこうした極端なバランスでの管理で1年間病気や死魚を出さずに維持するのは大変です。

              ですので初心者の方や、忙しい方は、バランスを注意し余裕をもって整えた中で金魚飼育を楽しめばトラブルが少なくなるという事でお勧めしています。
              特に最初は成功体験を積む事と言うか「このバランスなら1年中問題が出ない」と言える余裕のあるものを1つでも確立しておくことがその先迷走した時に自信を持って対処できるので良いだろうと思うんです。

              >1匹につき10Lくらいあれば大丈夫かと思いますが、どう思われますか?

              はい。
              金魚の体長が10㎝を超えるような場合はもう少しあるほうが管理が楽でしょうけど4㎝~6㎝くらいなら10Lで十分です。
              この辺は置かれている環境や餌の量などで違ってくるので上記の目安で育ててみて徐々に増減させながらご自身のベストを探してみてください。
              ここに書いてるのは僕の管理の仕方で僕の性格を考慮し僕の環境で問題が出ない範囲です。
              もっと細やかに管理する方ならもっと詰め込めますし、逆もしかりです。

              >過密か、そうじゃないかの違いは、
              >水質検査でアンモニア・亜硝酸塩がゼロを
              >維持できているかどうかで判断して大丈夫でしょうか?

              いいえ。
              それは判断材料の1つ2つでしかありません。
              それ以外にも水が匂わない・濁らない・泡切れが悪くないみたいな事も判断材料ですし
              過密飼育の一番の問題は雑菌の繁殖や急激な水質の悪化ですので、これを避けなくてはなりません。

              1日に100円稼ぐ人が50円使う生活なら常に50円の余裕があり急にお金が必要な問題が起きても生活は維持できますが
              95円使う場合は余裕が殆ど無く臨時でお金が必要な時に破綻してしまいます。

              水質の余裕もこんな感じである程度余裕があれば季節の変わり目とか、天候不順で急激な悪化には至りませんが、ギリギリの飼育だと軽く限界を超えてきます。
              これだけは経験して学ぶ部分が大きく、計算で出せるような規則性や安定感もありません。
              急に来る時がありますし、余裕が無ければ無いほど頻繁&急激に問題が出ます。
              だからそうした状況になれば水槽を2つに増やしてチーム分けするとまた平和な日々が戻ってくると思います。

              このブログでは目安の為に僕の数字、つまりこれまでのデータから可能な限り数字を取り出して安全と思える範囲でお出ししてるのですが、これは僕の環境の話なので別の環境では別の事が起きます。
              急激か、頻繁かなども各自で違うと思いますし、僕の環境下でも問題化する金魚と平気で元気に泳いでる金魚も居るので、ギリギリだと出たとこ勝負の部分が大きい事でもあります。 
              ですので多くの数字は過度に安全側で書いてます
              まずは提示している数字をベースに組んでみて、そこからご自身で増減させながらライフスタイルに合った余裕が得られる理想の数字を見つけてください。

              >出来ることなら複数飼育をしてみたくて…。

              それは今すぐでも可能だと思います。
              既に水作エイトが2つ稼働していると思いますが
              その1つを2つ目の水槽に入れてみて2匹いる金魚の片方を2つ目の水槽に引っ越しさせてその状態で1か月アンモニアゼロ・亜硝酸塩ゼロが維持できれば2つ目の水槽も無事に立ち上がったと言えます。
              この方法で水作エイトをどんどん予備で入れて数か月後(お急ぎなら最低でも1か月後)に新しい水槽を増やせば幾らでも立ち上げられます。
              最初の1つを立ち上げるまでは大変ですが1つ完成すれば、それを分散させるのは容易です。

              ただし可能な限り新しい金魚と古い金魚は分けて3か月程経過させる事をお勧めします。

              >60センチ水槽に7匹飼育は難しいものですか?

              いいえ。一般的には楽勝のはずです。
              ただ、僕の場合は忙しい時は餌だけ放り込んで仕事に出たり、他府県の現場とかだと1週間帰らない等、色々あるので余裕を大きめにとっているんです。
              管理を細やかに出来る方であれば楽勝だと思いますのでそこは気になさらないでください。
              特に主婦の方や定年退職された方で金魚飼育を楽しんでおられる場合は時間と財力を思いっきり使って凄いことを達成されているケースもあります。

              >一眼レフ

              そうですか、遂に買ってしまわれましたかw
              スマホやコンパクトデジカメはレンズが小さいので瞬時に取り込める光が少ないのでどうしても限界があります。
              iPhoneなんかもソフトウェアの進化で凄いことが出来ますが写真そのものの品質では一眼レフに並ぶことはできません。
              ただ常に携帯できる事や手軽に何でも撮影できる事を考えるとスマホはスマホで素晴らしい文明の利器だと思います。
              そういう僕はスマホは持っていませんが先日新しい仕事で使う為、最新式のタブレットを買いました。
              僕にとってはスマホの代わりですので、これでタブレット3台目になります。
              もう本当にヤバイですwwwスマホ同様ここ数年で劇的に進化してるというか、もはや小さなコンピューターって感じです。
              指紋認証も1秒とかからないし凄い時代になりました。
              こいつに色々な装置を組み合わせて社員一人分くらいは働いてもらおうと思います。

              話をイチガンに戻しますが、一眼レフはかなりの事を自動ではなくマニュアルにできます。そしてそれこそが一眼レフを使う醍醐味です。
              最初は自動モードでもいいですが慣れてきたら1つ2つと自動を止めて、マニュアルでの撮影をしてみてください。全自動のスマホでは不可能な事が沢山出来る事に気づき驚愕します。
              特にマニュアルフォーカスでの金魚の撮影をマスターしてしまうと(何処にフォーカスが来るか良く分からない)コンデジでは撮影してられないという程、コントロールに差が出ます。

              とはいえ折角最新のAIサーボAF-IIが付いたカメラを買われたんですから進化したオートフォーカスで金魚を撮るのも楽しんでください。
              僕のカメラにはついてない機能なので羨ましいです。
              金魚のように小さな被写体でどのように動作するか分かりませんが決めた場所を正確に追えるなら凄く便利だと思います。
              特にいつも面倒くさいのが怪我してる部分を撮影する時です。
              患部を一度フォーカスロックしたら自動で追いかけてくれると如何に便利か!ってよく思っていますのでそれが出来るなら僕も買うかもしれません。まあ今は仕事で買わないといけないものが大量にあるのでまだ先の話ですが。

              小さな寄生虫とか撮るにはマクロレンズが要りますが、それは急がなくてもいいと思います。
              またKissシリーズならEF-Sレンズも使えますので
              EF-S60mm F2.8 マクロ USM
              http://cweb.canon.jp/ef/lineup/ef-s/ef-s60-f28/index.html
              も利用可能です。
              現在使用しているカメラはEFレンズのみで、これが使えないのであのバカ高いマクロレンズを買いましたがこの60㎜も使いやすくて凄く綺麗な画像が撮れて良いレンズです。

              それにしても高性能化と同時にCANONが進めているKISSの小型化、えぐいですね。遂に横幅12㎝台まできましたか
              KISSシリーズは初代KISSデジタル(1号機)しか持ってませんが23㎝弱でしたので9代で10㎝程小型化されたんですね。恐ろしい。
              性能も当時のプロ機以上ですし本当に技術の進化のスピードがすごいですね。

              • 金魚部様、こんにちは。
                お久しぶりです。その節は大変お世話になりました。

                あれから3ヶ月強たちました。僕は福祉の仕事をしているのですが、この春に法制度がいろいろと変わり、忙しくしていました…が、その間上部フィルターへの移行と、もう一つの60センチ水槽の立ち上げを行なっていました。現在では、60センチ水槽2つ、45センチ水槽1つ(水草用に)、M水槽2つ(保護期間用)があります。

                問題の金魚はというと……青文魚と黒出目金でスタートしましたが、黒出目金は4月18日に亡くなってしまいました。突然死でした。前日まで変わりない様子だったのに、朝起きて見たら吸水口辺りにいて、姿はとても綺麗でした。鰭とかもそのままの状態で、生きているような様子でした。計れる数値(ph、アンモニア、亜硝酸塩)はずっと問題なく来ていたのですが……いろいろと教えてくださったのに、残念な報告となってしまい、申し訳ありませんでした。水温の急変も無かったのですが、ずっと天気が良くなく、季節の変わり目などが影響したのでしょうか…残念ですが、長生きさせてあげられなかったです。
                青文魚の方は、ずっと元気に過ごしていました。
                仕事も余裕が出てきて、これから金魚のことをいろいろ考えたり、写真を撮ったりしたいなぁ…よし、まず金魚部様にその後のことを報告しよう!と下書きをしていたら…水槽の金魚達が下に降りて背鰭もたたんでいる、体は綺麗なのに…なにか様子が変で、繰り返しよく見てみると…細かい産毛が…ダク・ギロかと思われます。もう絶望感でいっぱいですが、とりあえずみんな0.5%塩水浴に移行して、またバケツだらけになってしまいました。3ヶ月保護期間を開けて、金魚を合流させたのですが、その中で1ヶ月で合流させた子がいたんです。水換え時に水槽を割ってしまったのですが、1ヶ月たってるし、見た目も変わりないから大丈夫だろうとメイン水槽に入れたのがきっかけだと思います。なにも、数日バケツで飼えば良かったのに…今思うと焦りと油断でした。ギロ・ダクは自然発生しませんよね?水草などもまだ入れてないのでこれ以外は考えられません。
                さらに、水換えの道具も同じものを使っていました…一応、水に触れる度に50〜60℃のお湯(僕の手が耐えられる温度)で洗ってから使っていたのですが、水槽に合わせて分けるべきでした。

                これは……完全リセットですよね。
                金魚部様、これまで協力して下さったのに、それを裏切るようなことになってしまい、本当に本当に申し訳ありません。

                塩水浴も、あまりやり過ぎるのは良くないと記事にありましたが…ダク・ギロが落ち着くまでというと、1ヶ月とかかかってしまいますよね?

                ダク・ギロも、肉眼で全て除去出来たかを判断するのは不可能かと思うのですが…なにか良い方法などありますでしょうか?お忙しいと思いますが、もし許されるのなら、ご助言いただけると嬉しいです。

                良い報告が出来ず、申し訳ありませんでした。

                • 青い背景が見える方はブラウザをリロードしてください。書式を変更しました。

                  青龍さん お久しぶりです。
                  コメントありがとうございます。

                  黒出目金残念でしたね。
                  水質に問題が無く水槽も余裕があったのに
                  何があったんでしょうか?

                  で、現在の被害魚ですが、金魚はたくさん居るのでしょうか?

                  1ヶ月で合流させた子がいたんです

                  確かに1か月だと微妙ですね。
                  ダクチロギルスは低温だと数カ月の周期で孵化します。
                  また低温時により多く出るギロダクチルスは低温でも1か月以内に1世代が終わる感じです。

                  ただこれは孵化したら確実に金魚を襲える訳ではなく寄生しやすい弱った金魚が少なくとも1匹居ないと15時間から24時間くらいで死んで消えてしまいます。
                  厄介なのはその1匹が居さえすればそこから水槽内の全ての金魚を襲う程まで増えるので1つの水槽に多く金魚が居ると問題化しやすいです。

                  ギロ・ダクは自然発生しませんよね?

                  そうですね新入り金魚、水草、冷凍アカムシ、焼成してない金魚餌などが主な侵入経路でしょうか
                  あとは外で飼育してる場合、まあ何でも飛んできますし落ちてくるので室内とは別世界だと思います。

                  これは……完全リセットですよね。

                  いいえ、寄生虫の場合は完全開放、つまり1匹の金魚も残らずに別の場所に出してその世代交代の周期3世代分放置してれば基本的には全て死にます。
                  ギロ・ダクは確か2世代分の周期で全滅だったと思います。
                  この時期ならダクチロギルスでしょうか?そうであれば22℃以上で10日から2週間生体を一切入れずに放置すれば消えます。
                  1つだけややこしい事を書きますが白点虫でもギロ・ダクでもかなり長期間孵化しないままの永久卵というものがあるようです。
                  今年産み落とされて来年以降に孵化するようなものです。これが出る可能性はありますが人間の手で多少頑張って洗っても完全には洗い流せませんしそれが金魚の体についている可能性もゼロでは無いので(金魚を洗うわけにはいきませんし)、リセットは気休め程度になりますが可能性を少しでも低くするという意味では有効かもしれません。地球上何処にでも居るものですので100%駆除するという対応は難しいと考えて、常に妥当と思える範囲で対応するのが良いと思います。

                  1ヶ月とかかかってしまいますよね?

                  そうですね。最短で20日。
                  金魚が弱っていれば更に長引く事もあります。

                  短期戦をご希望ならマゾテン浴かなと思いますが、これは薬浴なので塩水浴ほど気楽ではありません。

                  ダク・ギロも、肉眼で全て除去出来たかを判断するのは不可能かと思うのですが…なにか良い方法などありますでしょうか?

                  上に書いたような卵が残る場合は確認し様がありませんので、ここは通常通り目で見て1匹も確認できない状態というのをゼロ宣言の基準として(塩水浴なら安全側の判断で)そこから1世代分の周期(多分今なら)3日か4日延長して完了で良いのではないでしょうか?

                  ギロ・ダクの記事は書き直そうと思って2か月ほど前に一度書きました。
                  (でも未だ細かな点が調べきれて無いので多分直ぐには、投稿できませんので一部をリークします)

                  前にもコメントで書いたと思いますが0.5%塩水浴で意外に簡単に駆除出来た事がありそれも触れておきたいと思ったのですが、実はその後に0.7から1.0%でないと殺せないという事例も別の方のフォーラムへの投稿で見つけました。ただしこれは普通に塩水浴する場合のようです。僕は独自のアイデアを使っています。
                  更に更にこれは記事には入れませんが同じように見えるボディタイプでまだあと2種類ほど別のが居てこれも特徴が違うらしいという事など次々により詳しい情報を見つけたのですが

                  結論からお伝えしますと、僕は現在も0.5%塩水浴で駆除できると考えているもののあと1回か2回は成功例を経験しないと安心感が無いと考えるようになり、それまでは、ダク・ギロの場合は確実に殺すには(より一般的な)マゾテン20%@0.5ppm(12時間薬浴)がより確実という方向に変更して記事をまとめようと思っています。

                  またマゾテンの場合はQTに隔離を続けながらその寄生虫の卵の孵化の周期にあわせて再度薬浴が必要です。
                  連続的に行う塩水浴に比べ
                  12時間浴で一旦QT(治療用水槽)に戻して対応するので
                  (バケツで薬浴)→(QTで養生)→(バケツで薬浴)(QTで養生)→
                  という対応になります。
                  この2回目を何時行うかなどが少しつかみにくいのが初心者向けではありません。
                  というのも種類が居る寄生虫なので正確にどのファミリーか分からないと周期も割り出しにくいですしこの辺を現在調べながらより初心者向けの改良案を出せないか検討中で記事が保留となっている感じです。

                  あまりちょいちょいリークすると記事の鮮度が落ちるので多少のサプライズは残しておきたいのですが、
                  塩水浴で対応する場合は少し工夫が必要です。

                  (僕が考えた独自のアイデア)
                  既に昔の記事に書いてますが
                  これらの2種は泳げないので
                  ◆エアレーションしない事
                  ◆金魚を水面付近に留める事
                  で孵化した寄生虫に寄生される可能性を極度に低くできる事もこれまでに確認できています。
                  多分フォーラムの方は0.5%で駆除できなかったのに僕が出来たのはこのアイデアの差だろうと思っています。
                  ※白点虫(泳げます)にはこの手は使えません。

                  チャンスがあればもう一度0.5%塩水浴で駆除してみたいのですが、そうそう都合よくダク・ギロが出ないのでそのまま時間が経過しているというのが現状です。

                  取り急ぎ疑問にお答えする形で書いてみましたが、僕自身も調査中の部分や、もう一度確認してみたい事がある問題ですので青龍さんが選ばれた方法に対して最大限のサポートをさせていただこうと思います。

                  詳細は分かりやすく記事にまとめて既に完成してるので、ここ数日で(一部不明な項目を削除してでも)公開できるかどうか確認して見ます。
                  近日公開に関してはあまり期待しないでください。
                  既にかなり詳しく書いている長い記事なので調整作業が数日で出来るかは自分で全文を読み直さないと判断できないのでこのコメントを書いてる現時点では把握できてません。

                  現在僕は京都の不動産業者さん所有のマンションの補修の仕事で出たり入ったりしてます。
                  先日の大阪地震で被害が出て地盤沈下してしまい柱が部分的に下がってあちこちがひび割れしてて見た目に怖い状態の建物を直してくれという依頼です。
                  金魚で例えるなら全身が尾腐れ病になってるような見た目です。

                  古い建物で資料が無く施工業者さんでは手におえないので僕のところに話が流れてきました。
                  それを元に戻すのが僕の仕事なんですが(建物が大きいので)この先どこかのタイミングで応答できなくなる可能性もあります。
                  建物の全体調査を実施する場合、多分4日から1週間ほどかかると思います。
                  直ぐに報告書や見積もりを出す場合、更に1週間ほど応答できない可能性もあります。
                  どのタイミングでそうなるか分かりませんが
                  その点だけ先にお伝えしておきます。

                  • 金魚部様、こんにちは。
                    お忙しいところ、お返事頂きありがとうございました。

                    ダク・ギロについての記事を書くかもしれないとのことで…お答えし辛いことを質問してしまい、申し訳ありませんでした。コメントしてしまうと、答えざるを得なくなってしまうと思い、控えようと思いましたが……極力質問にならないよう、現状をご報告させていただきます。

                    金魚は、60センチ水槽2つに3匹と4匹入っており、計7匹いましたが、この間に寄生の特にひどかった2匹が死んでしまったので、現在被害魚は5匹です。それぞれ1匹ずつバケツにて塩水浴をしています。
                    今残っている金魚たちはなかなか元気な様子です。元々、寄生が軽度だったのか、塩水浴で元気になっているのか、今のところは死を予感するような感じはないです。エサも食べ、フンも出ています。

                    薬を正しく使うのは、今の僕には難しいと思いますし、すでに塩水浴を開始している状況でしたので、塩水浴にて対応することにしました。

                    水槽の方は、手を付けずにそのままです。上部フィルターも稼働しています。水換え等も行なっていません。現在、被害魚の他に2匹の金魚を別水槽にて保護期間飼育中でした。ここで使っている水作エイトMが2つあるので、これを使えばリセット可能ではあるかと思います。水槽も上部フィルターも新しいのを買うことも出来ます。ですが…その『永久卵』というのが、金魚の体に残る可能性があるのであれば、リセットの意味は…なくなりますよね。おっしゃる通り、金魚を洗うわけにはいかないですもんね。
                    永久卵…怖いですね。これからずっとダク・ギロが再び出る可能性が続くというのは…精神的に厳しいですね(>__<)

                    これまでは、2つある60センチ水槽を、それぞれオランダ系と出目金系でわけていたのですが…今後は、今回寄生された『寄生組』と、今保護期間中である『無傷組』というように分け、無傷組を水槽ごと買い直してダク・ギロから完全に離れられるよう準備し直そうと思っているのですが…あまり意味はないでしょうか?永久卵のことを考えると、意味はないのかな…金魚部様はどう思われますか?

                    ダク・ギロに関していくつか気になることがあります。

                    ①金魚部様の過去記事で…
                    (((最新の研究に関して))) ←期待はずれでした。
                    この問題は閉ざされた水槽などの環境では徐々に収束するそうです。
                    つまり魚は徐々にイミューンを形成し
                    最後には寄生されなくなるという事で
                    新しい魚を入れなければ自然に寄生できる魚が居なくなり全滅
                    新しい魚を追加する場合にも、トリートメントで駆除してから入れれば
                    既に居る魚は過去の寄生履歴によるイミューンで守られるので
                    被害は出なくなるということだそうです。

                    …僕はこれを免疫ができる?という解釈で読みました。もしそうならとても安心できる内容なんですが、期待はずれでしたというのは…違っていたということでしょうか?

                    ②僕は、ダク・ギロは珍しくて凶悪な寄生虫で、出てしまえば確実に寄生する…というイメージを持っているのですが、白点虫のように、金魚が元気で強い状態であれば、寄生されずに収束することや、寄生されても重症化せずに終わる場合も…あるのでしょうか?今回、金魚によって明暗がはっきり分かれました。

                    結局質問してしまいましたが、今後の記事に差し支えるようであれば、お答えしていただかなくて大丈夫です!本当に無理なさらないで下さい。
                    金魚の飼育は本当に難しいですね。いや、最初の2匹だけにしておけばこんなことにはならなかったので…自分のせいですね。水槽内を複数の金魚が泳ぐかわいい姿を見たかったのですが…バケツ生活になってしまい、申し訳ないです。

                    金魚部様は、お仕事の方も忙しそうですね。
                    日本はどうなってしまうのか…と思ってしまうニュースが毎日ありますね。体調不良や事故など気をつけて…お仕事頑張ってください。

                    • 青龍さん こんばんは。
                      お返事ありがとうございます。

                      <コメント1>

                      こちらの事情に関してはお気遣いなく。
                      出来る範囲で考えて対応しますので、金魚第一でお考えください。

                      実はここ1週間ほどサーバーがおかしいみたいで
                      長文のコメントは全てエラーが出ます。
                      <今回もエラーが出たのでコメントを分けますがご了承下さい>
                      記事の更新もそれが理由で出来ないまま直るのを待ってる状態ですが、本業のブログは時間を無駄にできないので仕方なく別の会社の新しいサーバーを契約し設置し直したところです。
                      しばらく様子を見てダメならこのブログもお引越しになります。
                      そんな事もあり今後このブログの活動が少し鈍りますが引っ越しするにしても、留まるにしても極力大きな休止期間をあけないように考えます。
                      本当は早くバルーンちゃん達を見ていただきたいのですが・・・

                      ダク・ギロに関していくつか気になることがあります。

                      さて本題ですが、ギロダクは塩で治した経験数が少ないものの白点虫同様、実施した時は簡単に塩水浴で駆除できました。
                      ですので書いておられることは予測の範囲内ですが1つだけ注意点があります。

                      これは金魚のコンディションに大きく依存しますので現在無傷の2匹に関しても今後のコンディション次第で急に襲われ出すことがあります。
                      幸い夏になり水温も高止まりするので春程急変は起きません。
                      餌の与え過ぎや水換えの遅れだけ出さないように病魚と同じくらい毎日注意して管理してください。
                      こっちこそ安心しすぎて油断しないようにご注意ください。
                      大丈夫組ではなく未だ出てない組くらいにお考えください。
                      そして出ないまま逃げ切って下さい。

                      別々に塩水浴されている3匹ですが今のところ順調と聞いて安心しています。
                      エアレーションは行わないでください。
                      夜間バケツの底で寝る金魚はザルなどで上に保持しておくほうが良いですが、目が細かいと意味が無いのでこれはお好みで。

                      薬を正しく使うのは、今の僕には難しいと思いますし、すでに塩水浴を開始している状況でしたので、塩水浴にて対応することにしました。

                      これは良い選択だと思います。
                      僕も同じで薬より塩のほうが(金魚を弱らせない分)安心感があります。
                      また後日投稿しますが抗生物質を使う治療でも経験不足からミスを犯しました。
                      何でも慣れが大切なので塩水浴に慣れているならそのほうが上手く対応できると思います。

                    • <コメント2>

                      永久卵…怖いですね。これからずっとダク・ギロが再び出る可能性が続くというのは…精神的に厳しいですね(>__< )

                      そうですが、通常は水温が高ければどんどん孵化すると思いますので1年後に急に出るとかは無いと思いますし、これまでの経験では(知らない間に出てたとしても)金魚が元気なら何の問題も起きずに終わります。
                      これは白点虫でも同じでした。
                      だからリセットは全然してません。
                      水槽から金魚が居なくなるようにして空回ししておくだけです。
                      ※大切なのは完全に元気にしてから戻す事です。

                      ①トリートメントで駆除してから入れれば
                      既に居る魚は過去の寄生履歴によるイミューンで守られるので
                      被害は出なくなるということだそうです。 ←期待はずれでした。

                      これは1回寄生されたらもうされないと読み取ると間違いなので期待外れになります。
                      でも一度元気にして戻すともう寄生されないという意味ならその通りになります。

                      書いた当時は経験数が少なくて分かりませんでしたが、ここまでの経験から判断すると先述のように
                      金魚が元気なら寄生されない
                      と考えて良いと思います。

                      実際被害に遭った金魚とそうでない金魚が居たりするのもそれが理由です。
                      勿論放置してると最後は全部寄生されます。
                      あくまで寄生虫が爆増する前の話です。
                      だから1匹でも弱ったのが居るとそれに寄生し爆増して最悪の流れになりますので、その場合は元気な金魚もやられます。

                      ですので
                      ◆出たらすぐに分けて塩水浴なり薬浴で対応
                      ◆戻す前に完全に元気な状態にまで回復させる
                      ◆不安がある限り他の金魚と合流させず様子を見る
                      この辺をきちんと行えば恐れる事はありません。

                      ②僕は、ダク・ギロは珍しくて凶悪な寄生虫で、出てしまえば確実に寄生する…というイメージを持っているのですが、白点虫のように、金魚が元気で強い状態であれば、寄生されずに収束することや、寄生されても重症化せずに終わる場合も…あるのでしょうか?今回、金魚によって明暗がはっきり分かれました。

                      書いておられるとおりです。
                      明暗が分かれます。
                      元気な金魚は初期のレベルで気づいて隔離すれば寄生されません。
                      勿論その後の対応を誤れば弱って寄生されますが、元気なまま逃げ切る事が出来れば事なきを得ます。

                      日本はどうなってしまうのか…と思ってしまうニュースが毎日ありますね

                      国が過度に繁栄した後に堕落が始まるのは何時の時代でも起きる事だと思います。
                      ローマ帝国だって鎌倉幕府だって滅びたわけですから・・・
                      日本やアメリカが繁栄し始めた時はその前の王者であったヨーロッパ諸国が今の日本みたいな立場でした。
                      日本もヨーロッパ諸国のように上手くソフトランディングできるといいですね。

  17. 金魚部さん、こんにちは。
    ちょっとうかがいたいことがあったので、適当な記事にコメントをつけさせていただきました。

    来月(4月中旬から5月末まで)、自宅の外壁、屋根塗装工事をすることになりました。
    金魚部さんが外飼いをされていないことは存じ上げておりますが、
    むしろ住宅の専門家として、どの程度魚に影響があるものかうかがいたいと思います。

    専門店に確認したところ、池の上にシートをかけるなどして
    池内に塗料が散らないようにすること、塗料から出るガスが池水に溶け込むと
    危険なため、エアーポンプがある場合は塗料の臭いの影響が無い場所に置いて下さい、
    とのことでした。

    業者の方も気にしていて、足場を組んで以降、作業中はシートで覆われるようですが、
    どの程度の覆えば大丈夫なのか、
    毎晩、作業終了後はシートをはずしていいのか、
    塗装作業前(洗浄などの段階)は安全なのか、
    塗装後はどれぐらいで塗料から出るガスの影響がなくなるのか、
    など気になります。

    屋根と外壁塗装はさすがにやらないという選択肢はないのですが、魚は心配です。
    家の中に入れることも考えましたが、それはそれでリスクがありそうです。
    お手すきの時に教えていただければ助かります。

    • Tokoさん こんにちは。
      コメントありがとうございます。

      外壁塗装をされるという事で心配ですね。
      まずお答えを確実なものとする為に何を使うのか業者さんに聞いてください。
      ◆道具: ローラー塗り か 吹き付けスプレー
      ◆塗料: 水性塗料以外の選択肢は無いと思いますが念のためどのような塗料か聞いてください。

      この2点が分かれば池への影響を判断できます。

      ※ここでは(分かりやすくするため)塗装の品質や価格に関する事は原則としてオフトピックとし説明を省きます。

      その前に簡単に一般的な外壁リフォーム工事の流れを少し
      1.足場&養生
      2.高圧洗浄 ★1
      3.下地補修 ★2
      4.下地塗装 ★3
      5.中塗り ★3
      6.仕上げ塗り ★3
      7.足場&養生撤去
      ※高圧洗浄後に養生する部位もあります。

      これが流れです(あちこち飛ぶと分かりにくいので屋根の説明は洗浄工事以外は含まず壁に集中します)

      ★1 ここで心配なのはタイヤカス、アスファルト、塗装カス、空気中の汚染物質などが蓄積し屋根や壁に付着している点です
      高圧洗浄で綺麗に取れますが、この段階で一部は非常に細かな粒子になり空気中を浮遊します。
      空気中に拡散したものは多くの場合、魚への影響が出る程の濃度にはなりにくいと思いますが飛沫が池に直接落ちないように注意しておくほうが安心です。
      この段階での最大の注意点は洗浄後の水が池に流れ込まないように処理する事です。
      特に最初の洗浄排水は雨水とは比べられない濃度で問題物質を含みますので池に流れ込むと魚への影響が非常に大きいです。
      ※この部分は業者さんに確実に対応してもらえるように特に特に特にご注意ください。

      更にこのタイミングで雨が降る事も想定して(池が平均地盤面より低い位置に施工されている場合は)建物や地面を通過した雨水も池に流れないように乾式で良いので池の周りに防波堤を作ってください。雨水も洗浄廃水も低いほうに流れますので池が平均地盤面より低い場合はこの部分を確実に対処してください。

      ★2 この工事があるかどうかは外壁の傷み具合によりますがひび割れや防水のキレがあればこの段階で綺麗に直します。
      場合によっては防水工事と称してシーリングを打ち直したりもします。
      この作業は部材を削ったり平らにサンダー(ケレン)を掛けたりする工程も含むのでそれらの粉塵が飛びます。 上記同様に空気中に広がるものは濃度が薄くなるので大きな心配は無いですが、集中して池に落ちるようなら問題化する事もあります。特にRCの外壁の場合は派手に削ります。

      ★3 最後に塗装工程ですが悪質な業者さんが最も手を抜く場所なので念のため少しだけ建築的な説明を入れておきます
      【ここから>】依頼されてる業者さんが専門業者なら基本的には3つの塗装工程があります。普通のリフォーム業者さんの場合は1回しか塗らないと思います。 住宅など小規模な建物の場合は予算や工期の都合で工程を飛ばして仕上げ塗りしかしない業者さんも居ますが、その場合は短い周期でまた塗る事が前提になります。 専門的なアドバイスになるので詳しくは書きませんが、期待する耐久性やここまで出た問題(リフォームをするきっかけ)などを勘案して塗料を選んだり工程を組めば工事のスパンを延ばせますので(次の工事をもっと先に出来るので)より手間いらずでリーズナブルになる事もあります。ただし他の工事との兼ね合いもあるので塗装だけ延びてもダメと言う事もあります。この辺は建物全体をどのように維持していくかと言う長期的な計画を作りそのうえでどうするのがベストなのか判断するのが良いです。また常に3工程で塗っていれば良いという訳ではありません。塗り過ぎも問題が出ます。更に塗料の濃度をメーカー指定よりも薄くして塗装する業者さんも居てその場合は10年ももたない事もあります。また当然ですがどのような塗料を選ぶかで品質は大きく変わりますし建物の構造や仕上げ材の種類でも何がベストかは変わるので専門的なご相談や品質を高く維持したいとお考えの場合はお近くの(住宅建築を得意としている)設計事務所に監理(工事が正しく行われているか第三者にみてもらう)を依頼してください。監理を入れなくても見た目は綺麗に仕上がるのが日本の業者さんですが耐久性や価格の妥当性などは分かりにくいので工事金額が大きな場合は監理を入れる事をお勧めします。もちろん工事前の調査(何処に問題があり何を直すべきかを調べる)から依頼すれば更に安心です。【<ここまで】

      魚への影響ですがローラー塗りであれば飛沫は(ゼロではないものの)殆どありません。足場にはメッシュシートを貼るでしょうから多少飛んでも全てそのシートや足場に付着し外部には飛びません。 怖いのはコンプレッサーで動作する吹き付けスプレーを使う場合ですが、最近は(近隣の苦情が多いから)余程の郊外でなければ使わないと思います。 

      もしスプレー施工なら、池を確実に防御するように簡易な温室のような骨組みを単管パイプで池全体を覆うように作りブルーシートや透明ビニールで養生しないといけないかもしれませんが、(池が大きい場合は)周りが出来ても上部はシートのみでは大きな面積が覆えないのでそこまで考慮して組むならそれなりのコストがかかりますし、(池が小さい場合は)蒸れたりする心配があります。 また工期が長い場合その事が池の中の生態系に悪影響を与える事もありますので出来る限り池を覆う養生は避けて、ローラー施工など飛沫が少ない方法で施工してもらうほうが良いと思います。

      >毎晩、作業終了後はシートをはずしていいのか、

      工事中は何かカバーしてもらい工事終了時に撤去、次の日の朝にまたカバーして夕方に撤去は実施してもらえば更に安心です。 心配なら夕方の撤去前にどの程度粉塵が積もってるか確認してください。目に見えるレベルならシートを外す際に粉塵を池に落とさないような配慮が必要ですが、通常の工事で考えると補修工事が盛大に行われる場合以外では殆ど問題ないように思いますが、建物の構造や工事の内容が不明なのでこの点はそれらによります。

      最後に塗材から放出される化学物質等の魚への影響ですが、水性塗料の場合、(通常の施工で組まれていれば・・・つまりスプレーで塗材そのものが大量に池に降り注ぐ場合を除き)殆ど影響ないと思ってください。

      また、何らかの理由で油性の塗材を使う場合はその塗材のメーカーに問い合わせてください。住宅に利用するものは殆どが大丈夫と思いますが油性塗材はこの10年で使ったことが無いし、近隣の壁塗装でも油性と思われるような匂いをかいだ事も無いので自他ともに使用している現場を知らないので何とも言えません。もちろん魚を飼っている人にとって、避けられる場合は避けたほうが良い選択肢です。

      ちなみに僕が住む地域は僕のアパートが数年前、その他のアパートも全て先日までの間に外壁塗装を終えました。
      今現在は周りを車で走るとニュータウンのようにピカピカですw ピカピカなのが良いかどうかは別として、最近は15年前後の周期で外壁を塗装する事が増えてきたのであちこちで塗装工事をしてますが、殆どがローラーで水性塗料なので、ここ数年、近隣の塗装工事ラッシュを経験したもののウチの金魚は皆元気です。 春夏の工事では窓も開けたままでした。 ですので殆ど気にするレベルの問題はありませんが上記のように水性&ローラーと言う標準的な塗装工事での話ですので、それ以外のケースでは出来る限りの手を打つ必要があります。

      最後にまとめますが
      建物に付着している問題物質も、その後塗装する塗材も普通の範囲では魚への影響は出ないと思いますが、集中して池に流れ込むとか飛来する事で溶存濃度が上がると怖いとお考えください。 池の横に壁があり工事完了後の壁からの放出などは屋外で風も流れる環境である限り池への影響は限定的だと思います。(室内だと条件が違いますが)

      またここで想定しているのはそこそこの人口が住んでいる街の住宅地で築15年前後で外壁と屋根のリフォーム工事をするという前提です。近隣住宅などがあり色々な配慮が前提の工事と仮定して書いていますので、何か特筆すべき条件がある場合は内容が大きく変わる事があります。 何か想定と違う条件があればお知らせください。

      あまり説明しすぎると難解になるので表面的な部分だけを書きましたが、不明な点があればご質問ください。

      • 金魚部さん、こんにちは。
        リフォームを含めてとても詳しいお返事をいただきありがとうございました。
        安全性について、とてもわかりやすくて感謝しております。
        私が想像していたよりは魚にも危険はなさそうなので、安心しました!
        先に防蟻の業者さんも入りますが、今は昔のように強い薬は使えません、とのお話でした。

        塗装の方は、週末ちょうど正式な契約だったので確認できました。
        エスケー化研の水性ミラクシーラーエコ、アートセラクリーンを2回、ローラー塗りです。
        築13年でひび等、問題はない状態での塗装です。

        高圧洗浄の水の懸念を伝えたところ、業者さんも下見の際にチェックしていて、
        ビニールハウスのように覆ってくださるそうです。
        後は工事の過程でしっかりチェックしたいと思います。

        住宅のメンテは高額な割には素人にはよくわからないことが多いです。
        私の近所でも塗装工事は多いですが、養生からできあがりまで本当にまちまちに見えます。
        うちは地元の工務店さんが建てた家で、その方ご本人は良心的な方でしたが、
        その下の業者さんは判断に迷うところもあって、
        今回から実家を立てた大手ハウスメーカーにお願いしてしまいました。
        私も別の大手住宅関連会社に一年だけ勤めたことがあるので、
        大手だからよいわけでもないのはわかっていますが、
        (そこは大きさの割に実情は中小企業のような組織でした)
        実家で実験済みなのと、一定の安心感はあって楽だったりはします。

        今回は外壁と屋根とベランダの防水のみです。
        建物のことを考えると、やはりここは最重要かと先にやることにしました。

        魚飼育も住宅メンテも勉強が必要なのは同じですね。
        またよろしくお願いいたします。

        • Tokoさん こんにちは
          回答ありがとうございます。

          <排水関連>

          最初に最重要な事なのでもう一度池の位置に関しての注意事項を書かせていただきます。
          平均地盤面などのワードが難しかったかもしれませんので別の言葉で書きます。

          水と言うのは高い所から低い所に流れます。
          高圧洗浄の排水も、その後に降る雨も同じように高い所から低い所に流れます。

          これらが全て池に向かうことなく地面に吸収されたり下水に流れ込めば問題は起きませんが池が低い位置にあると流れ込んでしまう事があり、そうなるとその濃度の高さからコイに問題が出るかもしれません。

          また池と言うのは僕の実家でもそうでしたが庭の低い位置に作られることで日本庭園のバランスを調和するエレメントになるのであまりピッチャーマウンドのような盛り上がった位置には設けないと思います。
          つまり通常の造園設計であれば比較的低い位置に計画されることが多く上記の水が流れ込みやすい位置になりがちだと思われます。

          もしそうであれば気づかない間にどんどん高濃度の有害物質が池に流れ込んでしまうので、乾式の土留めのような感じで平板を打ち込むなどしてそれらの排水が池に流れ込まないようにご注意ください。
          さもないと次の日にコイがお腹を上にしてぷかぷか浮いているような事になりかねません。

          僕は現場を見てないので状況は分かりませんが、排水とその後の雨水の処理は十分にお気を付けください。

          <塗料>

          >エスケー化研の水性ミラクシーラーエコ、アートセラクリーンを2回、ローラー塗りです。

          調べてみると結構な厚みで仕上げる塗材ですね。
          僕は本件のコンサルでは無いので細かな事は差し控えますがローラー塗りで正しい厚みを出すには色々と注意が必要です。

          最近の塗料は鉛も含みませんし有毒な発散系の化学物質は使用が禁止されているか、それ以外の種類でも使用量に制限がありますので住宅用に使われるものは昔と違って安心感が高いです。
          とは言え人間と鯉では体重が大きく違いますし少量でも池に直接落ちると問題が出るかもしれませんので養生はきちんとしてもらう必要があります。
          その後は特に懸念する事は無いと思いますが、最終的には工事の詳細を知る方にその判断してもらってください。
          僕は現場状況も図面も工事内容も知らない為、専門家なら見ただけで分かる問題点があるとしてもそれらを見ることなく指摘する事は出来ませんし、法的な制限もあり契約関係に無い方への具体的かつ決定的なアドバイスを差し上げる事も出来ません。
          繰り返しになりますが次回以降はお近くの専門家に監理を依頼されることを強くお勧めします。
          金額的にも工事内容的にも無駄が無くなりますし、品質も工事代金に見合うものが得られます。場合によっては減額処理の手続きもしてもらえます(工事内容やお住いの地域によりますが)。

          >住宅のメンテは高額な割には素人にはよくわからないことが多いです

          そうなんですよね
          スーパーでトマトを買うように繰り返し行う事は分かりやすいしコツも覚えられますが、住宅関連は金額が大きい割に頻度が低すぎる為に何も分からないまま大金を払う相手を選んでしまう方が多いです。

          更に金魚の病気や鯉の病気でネット検索する回数(頻度)と比べて住宅の修繕に関してより多く普段から検索されてますか?
          多くの方はNOだと思います。
          お客さんに聞いてても「難しくて頭が痛くなる」「専門家に聞くほうが早いと思うから自分では調べない」と言うお答えが多かったですし、逆に調べるという方はネットの間違った情報を鵜呑みにされていてとんちんかんな事になっておられました。
          つまり普段から慣れ親しんで居られないので苦手意識が強く出てしまい余計に遠ざかる方が多いようです。
          この点は僕達も反省して何とか分かりやすい情報の提供をと考えていますが、その骨格作りの段階で苦戦中です。

          また施工業者さんは皆クレームを嫌がるのでお客さんの目に見える事やお客さんでも判断できる事はきちんと対応しますが、逆にお客さんの分からない事は何もしてくれないのが現状です。

          工事は「やる」か「やらない」かで言えば「やる」ほうが業者さんには安心ですし儲かります。
          例えば防水工事なんかはあと5年はイケそうだなと思っても次の修繕が10年以上先なら今やっておくほうが安心と考えて工事をススメます。
          逆に下手に「まだ大丈夫です」と太鼓判を押して5年後に雨漏りすれば業者さんが悪いみたいにされる時代だからです。
          その場合5年もの寿命を残したまま新しい材料と取り替えるという無駄が出ますがその辺の説明は誰もしません。
          昔なら防水工事だけ先延ばしするような、もう少し良心的な対応がありましたが今の日本はクレーム社会なので業者さんも悪気はなく(生き残るために、自己防衛も兼ねて)迷わず安全側の判断をする流れになりやすいんです。
          これは一般住宅なら未だ小さな予算の差ですがマンションになると簡単に数百万、数千万の差が出る話になります。
          ※この点においては施工業者さんは何も悪くなく今の時代に問題があると僕は思っています。

          そんな事情もあり過剰な工事をさせられる方も増えていて最近では僕達がリフォーム工事に介入する事が増えました。
          本来僕は新築の設計だけをしてきましたがマンションの大規模修繕のコンサルタントをしたことがきっかけで現状の酷さを知り、自分の周りのお客さんだけでもきちんとした工事をしてもらえるように対応するようになったんです。
          結局悪質な騙され方をするとお客さんの不信感が業界全体に向けられて皆が困る事になるのですが、今の時代は先の事を考えるよりも今目の前のクライアントからどれだけの利益を出せるかの競争みたいになっていて、かつ儲けた人が業界を動かすような流れもあり混とんとした中でその場しのぎの見た目だけ改善する工事をする悪い業者さんも増えてきています。

          この件は簡単ではないので今後何らかの方法でより多くの方々に知識を付けていただき、ご自身で大まかな判断が出来るようになって頂こうと思いますが、前に書いてみた「マンション修繕の基礎知識」のように詳しく書くと頭が痛くなるので読む気がしないという方も散見されたのでもっと簡単な書き方を考える必要があり、現在はその方法を模索中ですが他の業務もありなかなか進んでいません。

          金魚飼育のように楽しみながら興味を持っていただきディープなネタでも進んで読んでいただけるトピックにする必要があるんですが、何分仕事の事なのであまりふざけたアプローチも出来ないしどうしたものかと思っています。

  18. 金魚部さん、重ねてご丁寧に恐れ入ります。
    池は幸い自分で穴を掘ったので、造園の常識など関係なく低い位置にはありませんが、
    とにかく壁面に近いの充分注意します。

    ご教示いただいたリフォームについて、おっしゃることはよくわかりました。
    疑問に思ったのは2点です。
    一つは「お近くの専門家」の信頼性が見極められないのではないか、ということです。
    自分で時間をかけて探して人柄は何となくわかったとしても、能力は別の問題です。
    その専門家にも金銭を支払うわけで、その手間とコストに見合うのかが判断できません。
    弁護士などもその資格だけでは判断できませんが、
    そこは信じれば、コストをかければ見合うだけの結果が得られるところなのでしょうか。

    もう一点は住宅のメンテは遅れるもは問題でも、早い分には構わないように思うのですが、
    必ずしもそうではないということでしょうか。
    クレーム社会については私も日ごろから同じように思っています。
    「お客様」という立場と権利を過大にした私たちに大きな問題があると思います。

    魚について検索した場合は、情報を比較するとどれを選ぶかは何となくであっても自分で判断できます。
    住宅の場合、事実が確認できて、利害がないということが少なくて難しいです。
    正直なところ第三者のチェックが必要なら、法制化して欲しいところです。

    今は万人が読む気のする記事は難しい時代だと思いますが、ぜひ頑張ってください。
    拝見したマンションの記事にしても、金魚部さんの記事は読みやすいと思います。
    ただ、私はこの類のお話は具体的な事例や根拠がすぐに辿れる、詳しい記事が好きですが、
    最近は3行で結論だけ知りたいというニーズも多いでしょうね。

    • tokoさん こんばんは
      回答ありがとうございます。

      そうですね。今は未だ信頼できる専門家を探すのは時間がかかるでしょう。
      この件に関しては5年後10年後にはよりポピュラーなっていると思いますが未だ情報が新しいので今は少し大変かもしれません。
      ただ素人の方が自分で判断するよりは安心できますし何人か雇えば能力は比較検討できると思います。

      昔はそこまでしなくても大丈夫でしたし、僕自身、20年前はリフォームに関わる必要性は全く感じてませんでした。
      新築の設計を行ったり、建築士の専売特許となっている業務をこなしていけば食べていけるので、わざわざ儲からない上に時間や手間がかかるリフォームに関わろうとは思ってませんでした。
      しかし現状の酷さを知った事や自分が年を取って少しは社会貢献したいと思うようになり時間が許せば関わるようになりました。

      まず現状の問題ですが
      昔は大工さんと言えば少なくとも10年は親方の元で修行して一人前になってから独立するものでしたが今は2,3年で独立する方も多く、かなづち、のみ、かんな、のこぎりは使えないけど電動工具で作業しますというタイプの方が増えています。
      更には外国人労働者さんも増え、もはや日本の施工産業は職人の技術に支えられた世界ではなく誰でもできる肉体労働者や作業員の単純労働の世界になっています。(簡単に言えばアメリカと同じようになってきてます。)
      つまり知識や技能が十分になくミスを犯しやすい人が増えた訳ですが、それ以外にもお金儲けを重視して意図的に材料費を節約しようと手を抜く方も散見されます。 (なのにアメリカほど監理に専門家を雇う文化は育っていません。)

      僕はそうした状況を見て自分のお客さんを守る事が必要となりリフォームにも関わるようになったのですが、想像していたよりも現状は悲惨でした。

      また別の角度で日本の現状を見ると
      お客さんが物凄くクレームを出される時代なのでクレームが出ないような工事のやり方だけが重視されているんです。
      ※こちらではハウスメーカーさんや工務店さんは被害者です。

      クレームが怖いという事やその為のコストが非常に大きくかかる事から、原因の究明や除去は行わず、手っ取り早く目の前で起きている見た目の問題を改善するのみの対応です。(「早い・安い(又は易い)・上手い」上位主義)

      つまり昔のように丁寧に原因を究明除去して家を直すのではなく、その場を何とかしのぐ事だけがゴールになりつつあります。
      これは直ぐに問題が出なければよいという考えなので原因が残ったままで後に再発したり、塗った直後は綺麗なので塗料が薄くて本来よりも早く劣化してもお客さんはその違いが分からないので又お金を払うという流れになります。

      これらはお客さんが自分で気づくのは難しいですが専門家であれば総合的に判断して必要な対応ができます。
      例えば、塗装に関しての例でも、どういう所にどのような塗料をどう塗ればよいかを劣化具合や敷地環境を基に計画したり、塗装工事の品質を確保する為に検査をする事や幾つかの評価法を利用するなどの対応も行います。
      例えば前回書いていただいた塗料はあるローラーで塗れば規定量に達すると思いますが、別のローラーが使われたらその半分しか塗料がのりません。 僕達であれば遠くから見ただけでもその両者の違いが分かりますし、更に細かな事を言えば音の違いで濃度に問題があるかどうかも(事前に試験施工を行っていれば)分かります。

      また現実問題として今の時代は適時を待つよりも工事してしまえみたいな方が多いので、真冬、僕達が居ない間に塗装してその日の夜に氷点下になり凍結していた例もありましたが、温度管理が出来ない監督さんの場合も僕達が居ればそうした問題を見つけ出して作業のやり直しをお願いする事も可能です。冷害を受けた塗装面も僕達は見れば分かりますが、お客様自身でこれが分かる方は殆ど居られないと思います。※ちなみに冷害の結果だけを見て判断する場合、塗料の種類によっては分からない事もあります。

      更には見積書の数量に隠された様々なトリックもあります。
      1割程度は誤差の範囲として仕方ないですが本来の金額よりも何割も水増しされていたり、悪質な場合は項目名を微妙に変えて2回計上していたりという例もありました。
      見積書は数量と単価の組み合わせで出来てますが単純なようで奥が深く昔から様々な水増しトリックがあります。
      これらも僕達が精査する事で見つけ出して正しい内容に書き直していただきます。(あまり悪質な場合は後に別の方法で同じような問題を仕掛けてくると思うので契約しないように勧めます。特に競争が激しい大手は悪質な営業所が目だちます。)

      昔なら僕たちが出るまでも無く腕のいい大工さんが一人居られればそれで安心して任せられましたが、今はリフォーム産業がマネーメイキングマシンのようになってしまっていて業者選びだけでは安心できない時代になってると強く感じます。
      故意であれ不注意であれ起きてしまう数々の問題を出さないように、少なくとも最低限の事は確認して1つ1つが正しいか確認する専門家である第三者を雇う事は決して無駄ではないと思います。
      僕の場合、見積書の問題確認だけで自分の報酬を大きく上回る減額が出来たことが何度もあります。それはそれで悲しい現実なんですけどw 自分の報酬が交通費に負けていた事もありました。

      僕自身がそうであるように、リフォームの監理は儲かる業務ではない上に時間と手間がかかるので通常はお断りするものです。
      現在は未だ自分と無縁の方までカバーしようとは思わない建築士も多いので今は信頼できる人を探すのは大変かもしれません。
      更に言えば建築士全てが上記のような事が出来るわけではありません。
      設計やデザインは得意だけど現場の事は全く分からないという建築士も多く居ます。(特に大手で設計業務のみに専門特化してるとそうなります)
      こんな事もあり業界の現状を見ていると監理業務が正しくできる建築士は今後世の中のニーズが大きくなる流れですし、既存住宅に関しても建築士を第三者的に活用しようと4月からは新しい制度の運用も始まります。
      なので5年後10年後にはそうしたサービスを総合的に展開する方も増えると思って見ています。

      ちなみに僕は上記の監理業務ではなく(ちょっと違う方向で)現在お住いの住宅の現状を誰もが簡単に判断できるようにするサービスを始める準備してます。
      上記の工事監理とはまた別の、より高度な知識や技術が必要ですがこの先の時代に重要な仕事になると思っています。
      これさえ分かれば悪質なリフォーム業者さんに高い工事を勧められても自分の家の状態を正確に把握できているから工事が必要かどうかもご自身で判断できますし、中古住宅を買う時も一目でその内容が分かるようになるだろうと思います。
      まあ何年かかるか分かりませんがまだこの世に存在していないこの業務は大切にコツコツと育てていこうと思っています。

      >最近は3行で結論だけ知りたいというニーズも多いでしょうね。

      そうなんです。
      全てが「早い・安い(又は易い)・上手い」に集中していく時代ですので、僕のように長々と書くタイプは既に時代遅れです。
      企業のブログをお手伝いした時も最初の洗礼がそれでした。
      長文は読まれないので500文字以内で1記事を書いてくれと言われたんです。
      書いてみて分かったんですが途中の理由や説明は全て消すしかありません。
      問題提起して即答え書いて、最後に少しだけ補足説明・・・となります。
      これだと信頼していいのかの判断が出来ないんですが、今の時代はそのほうが7割8割の方に満足されるようです。
      真実の究明よりも、分かった気になる事が重視されるような時代なんです。
      金魚部やRaspberryRepublicは日本に1割居られるかどうかわからないくらいのマニアックな方対象なのでニッチ狙いですが、一般企業さんの集客用のブログとなるとその道は選べないようです。
      ※ちなみにRaspberryRepublicは短く書いて一般対象にする予定でしたが金魚部の改造が上手くいかず結局ここを金魚部の代わりにしたので現在のような事になっています。

      僕は仕事ではニッチな枠の中で生きていきたいので良いのですが、より多くの方々に向けて情報発信する場合はどうしても「早い・安い(又は易い)・上手い」の法則は無視できない時代なんだと思います。だから骨格作りで悩んでいますが、並行して短い記事は既にたくさん書きました。未だオープンするにはパンチが無いというか弱いんですけど・・・

      最後にメンテが遅れるより早いほうがと言うお話ですが
      これは金銭的に余裕のある暮らしをされている方は書かれている通りで大丈夫です。
      でも僕のお客様の多くは富裕層の方では無いので、少しでも無駄なく安く結果を出して差し上げる事が大切になります。
      限られた予算の中で要求事項をより多く実現したり、問題を1つでも多くクリアする事が求められるんです。
      そうなると無駄な工事までお金を出していただくような余裕も無いので遅らせて良いものは遅らせる方向で話をする事になるんです。

      つまり余分にお金を出してでも手間を減らしたい方であれば何もかも一気に行うのが良いのですが工事をするタイミングに都合よく全ての寿命が尽きかけているという事はあり得ないので、劣化具合を調査するとどうしても何か所かは「未だイケるなぁ」ってなります。
      安価な工事は一緒にやってしまいますが、防水などは決して安価ではないので悩むんです。

      更に建築士が「この工事はもう少し先で大丈夫です」と太鼓判を押すという事は、あらゆる角度から調査し精査した結果何の不安も無い場合という事になるので、不安要素が本当に何も無いかより多くの調査をする事になるので手間暇もかかります。
      工事を行うとなれば、そんな検証も要らないので楽ですが、少しでも無駄をなくそうとすればするほどこうした作業が必要になり、自分で自分首を絞める底なし沼に落ちていく事が良くあります。

      まあそんな事でお金に余裕があるのであれば必要と思われる工事を全て行っていただければ建築士も施工者も安心ですが、なかなかそうはいかないのが現実です。
      特にリフォームは工事を進める中で当初は誰も想定してなかった更なる問題が発覚しないという保証が無いので予算ギリギリで工事をするよりは何か出てきた時の為に少しは余裕が欲しかったりもします。
      勿論築15年程度でのリフォームでは通常何も出ませんが、築30年40年となると何か出る事も少なくないので怖いんです。

      そこで上に書いた新しいお仕事の話になりますが、こうした問題を少しでも無くす為に既存の建物の現在の状態をディープに解析する事を重視して組み立てています。
      現状は建物を一切壊さずに調べる事が求められるので全て非破壊でアイデアを練っています。

      長々と書きましたが、現状を少しでも多くの方に知っていただき、自分の家は自分で守れるように大まかな概要だけでも理解してもらいたいと思っています。
      tokoさんやここに集う他の皆様の様に長文でも何なく読んで理解する知的好奇心旺盛な大人の方々は大丈夫ですが、僕が危険信号を送りたいのはそれ以外の方々であり前にお仕事させて頂いたマンションの住民の皆様のような方々なんです。
      僕達がお仕事で関わるとあまりに短期間に膨大な量の知識を身につけて頂かないと全体把握がしていただけないので、何とか事前に半分でも3分の1でも知っていただければと思っています。

      僕には今の日本を変えるような力はありませんが、自分の専門分野くらいは自分で守りたいと思っています。

      <追記>
      見逃してました

      >正直なところ第三者のチェックが必要なら、法制化して欲しいところです。

      当然ですが法制化されています。・・・が機能してないんです。
      特にゼネコンやハウスメーカーは社内の人間がこれを行いますので自社の施工を自社で監理することになり事実上機能してません。リフォームに至ってはそれ以前に無法地帯になってきています。ただ、上にも書きましたが設計事務所としても報酬面で赤字になりかねない監理のみのお仕事(設計が自社なら問題ありません)は受けない流れが多いので、おかしくなってしまっている業界を正常化するには、まずお客様に何が起きてるかを正確に知っていただくしかないと思っています。 事実を知れば多くの方は第三者の監理なしに工事をしたくないと感じる事だと思います。 

  19. 金魚部さん、度々の詳しいご説明をいただきありがとうございました。
    全く知らない分野のお話で、興味深かったです。

    管理はいまだポピュラーではないとのことなので、次回のリフォーム時には少し探しやすくなっていると期待します。
    ゼネコンにいた頃、住宅はいくらでも手抜きができるので、あまり値切らない方がいいと言われましたが、
    実態は深刻なんですね。
    管理が必要なのに、赤字とか儲からないというなら、それも構造がおかしいような。
    そもそもこれから人口が減るのに、日本はあまりに新築偏重だと思います。
    リフォームの法令が順守される環境が整い、レベルも上がるといいと思います。
    何か事件が起こらない限り表面化せず、事件が起きたら騒いですぐに忘れてしまうのは日本のよくないところです。

    私も富裕層ではありませんが、心置きなくリフォームしたいのでがんばって仕事します!
    次は3年後の台所と水回りが目標です。
    金魚部さんも新しいビジネスがんばってくださいね。

    • Tokoさん こんばんは。
      お返事ありがとうございます。

      >住宅はいくらでも手抜きができるので、あまり値切らない方がいいと言われましたが

      そうなんです。土地や完成している建物は幾ら値切っていただいても構いませんが、これから建てる建物は幾らでもコストダウンできる裏技があり値切れば値切る程その裏技を導入されますので損しかしません。
      当たり前の事ですが施工者さんは利益が出ないと思う仕事は受けてくれません。(受けて結果的に赤字になるのは別の話です)どれだけ値切っても受けてくれるという事はそれでも利益が出せる自信があるんです。怖いですね。

      安い材料や半端モノを使われるだけでは済まず、現場監督や職人さんまで経験の浅い人が送り込まれることもありますし・・その先はネットには書けないレベルの所業もあります。
      これは一言で言えば所属職人の数が多く能力に幅があり、仕入れルートも幅広い大きな会社程起きる問題です。
      能力の低いチームを働かせない訳にもいかないのでその方々も日本の何処かの現場で毎日働いておられるんです。 経営者の身になってお考えください、何処の現場に配置しますか?
      大きな会社では日常的に起きてますのでまともな人に管理してもらうには正規の値段を払う事が大切だと思います。
      ※ややこしいですが現場監督さんが行うのは管理、僕達建築士が行うのは監理です。

      >管理が必要なのに、赤字とか儲からないというなら、それも構造がおかしいような。

      一言で言えば「古き良き日本の崩壊に法律や世間の認識が付いてきてない」という事です。

      構造がおかしいのは今に始まった事ではなく銀行や建築のように海外からライバルが流入できない業界は正当な競争原理が働かず淘汰が起きないのでとんでもない低レベルな状況に陥っています。
      それでも昔は日本人の民度や能力が高かったので大きな問題にはなりませんでした。
      民度や能力が下がりだした結果問題が大きくなってきて、最近は見て見ぬ振りできないレベルになってきたという感じです。

      更に僕達、建築士の側にもお金だけもらってろくに現場に来ない監理者も居るので現在は(法律が厳しくなり)施主に報告書を出すことが義務化されてますが、監理をきちんと行わない会社は紙を1枚出すだけという事もあるようです。
      これが異常な事だと気づくお客様が増えれば事態は改善されると思いますが、問題が出るまで気づかない方が多いので現在のような混とんとした業界になりました。

      なので、これら全ては、お客様に知識が加わり(スーパーでトマトを選ぶように)良し悪しが明確に判断できる方が増えれば急速に改善されると思います。
      日本人の良い所でもあり悪い所でもありますがキチンとしなければいけないと分かれば皆、高いレベルで仕上げてきますので。

      もはや改善を願って見守っている場合ではないので、出来る事をしたいと思います。
      まずは被害に遭う方、それに気づかず継続する方が減るようにと思っています。

  20. 金魚部さん、こんにちは。
    先週外壁塗装が終了したのでお礼とご報告にご連絡致しました。

    結論から言うと、鯉は無事で外壁塗装も素人目には問題なく仕上がりました。
    が、金魚部さんおしゃっていたことはよく理解しました。
    工事期間中、池の養生以外でも、話が違うなぁ…ということが多々ありました。

    今回は親の紹介でもともとはやるつもりもなかったため、
    自分で検討もせず決めてしまったのですがこれはよくありませんでした。
    少なくとも何社か回って、説明を聞いて見積を集めつつ、
    会社と担当者は自分で見極める必要がありました。
    同じところに頼み続けた方がよいのかと思ったのもあって、
    大手企業の方がよいかと思っていたのですが、
    普通の住宅ならそれは気にする必要もないと思いました。

    色々とありがとうございました。
    また、記事を楽しみにしています。

    • Tokoさん こんばんは。
      ご報告いただきありがとうござます。

      上手くいって良かったですね。
      何よりも鯉が無事でよかったです。

      そんなに頻繁に工事する事は無いと思いますが
      次回はご自身で判断されるのではなく専門家を雇ってその人に助けてもらう方がいいと思います。
      今回仮に専門家を雇っておられたなら、ここでのご質問内容も全てその方が卒なく解決してくれていたと思います。

      この手の話をネットで誰かに聞くというのは本当に危険な事です。
      契約関係に無い人は責任を取りません。
      そうした事で問題が出たら困るのはお客さん自身になってしまいます。
      いい事だけ伝えてマイナスの事は一切説明しない人も多く居ます。
      だから僕は契約関係に無い場合は具体性の高い話は出来ませんが、それを適当にしてしまう人も居るのでご注意ください。

      また業者選定もお客さんが自分で調べて比べるのでは結局今回と同じ流れになると思います。(工事は生ものですので)
      相場や工事の品質は何社か比較しただけで分かるわけではないです。
      払っている金額に見合う品質の工事かどうかを専門家に見極めてもらったり詳細な報告書を作ってもらわないと基本的にはお客さんが損をする流れに変わりはないと思います。特に大手や長年生き残ってる会社はそれだけの事をして生き残ってるので。

      日本は保証や品質管理の点で大きく遅れている国なので(多くの方々は周りを見て判断されると思いますので、現在日本中で起きてる事を勘案すると)短期間で僕が書いている事をご理解いただいたり信じていただくのは難しいことかもしれませんが、自分でできると判断した時点で(頼れるのは自分自身のみになるので誰にも相談できず)気に入らなくても工事業者さんの言われることを100%信じるしかない事になります。

      間に利害関係の無い第3者(専門家)を入れていればおかしな流れにならないように調整や交渉をしてもらえますが、いなければそれを自分で行う事になります。 プロの不動産屋さんやアパートの大家さんでも自分でやってる方はそれなりの「授業料」を払って学んできたという方が多いです。※「授業料」とは騙されたり失敗した経験に支払った無駄なお金という意味です。工事を1回2回したくらいでは学べません。

      また工事が進むにつれて話が違うという事が起きるのは日常茶飯事です。
      特に大手の営業マンは口で言ったことを契約書に書かないのであとから読み返すとイメージしてたのと大きく違うという事があります。
      クレームを出すと「契約時の見積書に記載が無いので追加料金になります」と言われますし追加の見積もりは常に高めに出てきますので損をする流れになりやすいです。

      こういうことが起きるのはお客さんが自分自身で契約用の文書に条件を残してない(そう言う商習慣や相手を信じやすい国民性だ)からです。
      予防したければ契約時には全ての条件を細かく記載した工事条件詳細を付けるのが普通ですがそれをしない方が多いんです。
      これも最初から専門家を雇えば契約までの話し合いの内容全てを条件詳細にまとめてくれます。

      こうした事に関する啓蒙も含め現在ブログを立ち上げるべく準備中ですが誰にでも分かるように書くという点で苦戦しています。
      何しろ難しいと思われた時点で先を読んでもらえないのでどうやってエンターテイメント性を加えるか?悩み中です。

  21. 金魚部さん、重ねて詳しいアドバイスをありがとうございます。
    金魚部さんのお話は信じておりますし、自分で工事自体が見極められるとは思っていませんでしたが、
    依頼する第三者を見極めることに自信がありませんでした。
    日曜日しか家にいなくて、知人もいない地元ですし、
    東京は選択肢ばかり多くて、その中から信頼できる専門家を探すことがハードルかなと。
    が、金魚部さんのお返事を拝読して、一つ方法を思いつきました。

    住宅の問題を扱っている法律事務所にコンタクトをとって、
    監理の為の建築事務所を紹介してもらうというのはどうかなと思いました。
    で、監理を入れる旨、明記して複数の施工会社にあたればいいかなと。
    これなら「監理」と「施工」の癒着がないし、何かあれば法律問題にすればよいし、
    担当者との相性も見極められるし、悪くないように思います。
    法律事務所が問題のある建築士を紹介するメリットもないでしょうし、
    直接建築士にあたるよりは、敷居も低い感じがします。

    それほど頻繁にリフォームしないとは言え、寿命まで生きれば
    外壁工事を含め、5回以上にはなるでしょう。
    とりあえず次までに勉強します。
    金魚部さんの住宅のブログも待っていますね。

    • Tokoさん こんばんは。
      お返事ありがとうございます。

      そうですね、利害関係のない方から紹介してもらうのは良いアイデアだと思います。

      ただし建築関係の協会やNPOにはご注意ください。
      不良建築士の温床となっている団体が多いです。
      マンション関連の協会ほどひどくないとか言われますが、僕達から見ればお金儲け優先でお客様の不安をあおって工事をさせる商法など、不誠実な業務内容で営業してる時点で同じです。

      NGワード(フレーズ)は
      「資産価値を上げる」
      「このままでは将来●●ですよ」
      です。この手のフレーズが入ったセールストークにはご注意ください。

      弁護士さんや税理士さんなど別分野の方に知り合いが居られてその方から紹介してもらうのは良いと思います。
      個人的には弁護士さんよりも税理士さんのほうが皆さんなじみがあるのではないかと思いますがいかがでしょうか。
      こうした他分野の仕業の方々ならバイアスのかかっていない情報をお持ちだろうと思いますのでいいアイデアかもしれません。

      いずれにしても知り合いが居られない場合は直ぐにみつから無いと思いますので、時間をかけてじっくり探されると良いです。
      業者探しも工事の計画も何か起きてから急いで探すと見積もりも取れず相手の言い値でお願いするようなケースもある為お客様に不利になるので時間に余裕をもって計画的に進める事も大切です。

      <追記>
      見逃してました。

      >何かあれば法律問題にすればよいし、

      これはお気を付けください。
      品確法や宅建業法以外つまり民法に基づく場合は裁判を意味しますので(本当に裁判するつもりでない限りは)軽々しく口にしないほうが良いです。
      これを目的として弁護士と考えて居られる場合は危険です。

      それよりも問題が出ないように工事を進めるほうが幾らも安心ですし監理者はその為に居ます。
      良く保証を気にする方が居られますが、本当に大きな問題が出た場合、それを勝ち取るのは容易ではないので、そういう問題が出ないように1つ1つを確実に進めるほうが良いです。その為の第三者的立場の専門家です。

      ここにはあまり詳しく書けませんが塗装の品質などは見ただけでは分からないので色々確認事項がありそれらを総合的に見て判断します。お客様に代わってそう言う事を行う第三者を入れる事を監理だと思って下さい。お客様が完成を見て綺麗かどうかで判断するのとは大きく違い途中の工程など最終的に見えなくなる事まで確認します。
      また法律で報告書の作成と提出も義務化されてますので監理者が居れは工事の内容に関する詳しい報告書も残ります。

      他にも色々安全対策を講じられますが、どこまでやるかは建築士次第でもあるのでここには最低限の事だけが実施されるという流れで書いてますが、不安があれば追加業務を依頼する事も可能ですし、保険に入る事を契約条件にする事も出来ます。 全てコストのかかる事なので工事内容により検討するべきで毎回フル装備でやってたのではお金がかかりすぎてしまいますのでまずは基本的なものだけで話をしたほうが良いです。

      最後に
      施工業者さんは敵ではありません。
      契約すると決まった時点で一緒に完成に向けて協力し合う仲間です。
      問題があれば是正していただきますが、敵対するような事では工事は上手くいきません。
      皆人間ですので心とか気持ちがあります。
      だから現場はぎすぎすさせないほうがいい結果になりますので、文句があっても直接言わず監理者に言ってください。上手く処理してくれると思います。

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