まず最初に金魚クイズです
YES.見える
NO.見えない
幽霊とか未来とかが見えるかどうかという事ではなく
目で見る事に関してです。
YES NOでお答えください。
正解はCMの後で
ではその事に関する記事をご覧ください。
フルスペクトラムが見える数少ない動物
金魚は目の前の餌を見逃したりする事もあり目が悪いと言われることがあります。 でも実際は動物の中で最強の目を持っているのが金魚なんです。 実は金魚は殆どの動物には見えない紫外線が見えます。 更に驚く事に反対側の赤外線まで見えるんです。
つまり金魚はフルスペクトラムの光を見る事が出来る数少ない動物なんです。
写真撮影でこんな経験ないですか?
可愛いポーズでじっとしているのを見て
金魚の写真を撮ろうとしてそっと近づき
ピントを合わせようとしたら
(音も出してないのに)
急に金魚が逃げた
こんなことを経験された方が居られればそれはオートフォーカスの時にカメラから出る赤外線を金魚が見て逃げたんです。
僕はカメラで金魚の撮影時は常にマニュアルで撮影する事を推奨しています。シャッターチャンスを逃さない為です。いくつかある理由の1つがオートフォーカスの時にカメラから出る赤外線が金魚には見えてしまうので金魚がそれに反応して逃げてしまったり急にポーズを変えてしまう事がある為です。
恐るべき探知能力
このフルスペクトラムを見る事が出来る能力は単に色がより多く見えるというだけではありません。
僕達には透明に見える水でもその層を目で読み取れるという事ですので、水中で波が立てばその波に反射する微妙な光を読み取る事で周辺の動きを把握できますので、いち早く身を隠す行動がとれます。
例えば
肉食魚が猛スピードで迫ってくる時に作る波を読み取る事や、ある魚が餌を探そうとソナーを出す時に生じる生物発光まで目からの情報で感じ取る事が出来るので、金魚はいち早く逃げる事が出来ます。
あんなバカっぽい愛嬌たっぷりの外見に騙されがちですが、外敵をより早く察知する能力では最新鋭のイージス艦並に優れているんです。
距離はそこそこまで見える
水中に住む生き物はあまり遠くまで見る事は出来ません。
そもそも水中は空気中程遠くまで視界が良好ではないので見える必要が無いからです。
そんな中金魚は大体15フィート(4.5mくらい)まではっきりと対象物を見分けられると言われています。ただし、この話は多分水中で計測されたものだと僕は考えています。 なぜならウチの金魚達は軽く5m先に居る僕を見つけてザワつくからです。
金魚部屋と仕事部屋の間に小さな部屋のような空間が1つあるんですが、仕事部屋から見た場合、最も近くにある水槽までの直線距離が6.2mほどです。 なので仕事部屋に居る限り僕が動いても金魚は反応しません。
仕事部屋から出て金魚部屋とは違う方向に行こうとすると金魚が自分たちのほうに来ると思うのか集団餌クレダンスをしてザワつきます。
その距離が5mちょっとなのでウチでは5mまではみんな見えてるという認識です。 また僕が動いてなくても5mまで近づくとバレます。壁とか照明のスタンドとかと僕をどうやって区別してるかは分かりません。毎日違う色の服を着てるのに認識できている点も不思議です。・・がザワ付き感が一変するので僕だと認識できているようです。
もし僕の部屋全体がダムの底にでも水没していたら5m先で溺れかけている僕の姿は金魚から見えないかもしれませんが、現状は水槽のガラス壁の更に先は空気だからなのかなと思ってます。
速く動くものには特に敏感に反応する
僕は餌を与える時に全てを沈ませようと少し強めに加速をつけて投げ入れる事があります。SSSサイズの餌をやる時です。結局沈まないのであとから定規で水面をスイープするんですが、癖で時々スナップを効かせて投げ入れてしまうんです。 この時に金魚が水面まで来ていた場合に僕の手の動きだけで一旦全員が水中にもぐって安全確認が出来てからジワジワ上がってくるという事が良く起きます。 「まだ投げ込んでないのに」と思う事も度々ありますが、それよりも「え、今のも見えたん?」と思う程些細な動きでも反応するので実は戦闘機のパイロット並みに動体視力いいんじゃないかと思う事もあります。
一方、完全にペット化して人間に慣れ切ってる金魚はその程度では逃げないので、こうした能力があるとは想像も出来なかったりします。
セキュリティのスイッチを完全に切っちゃってる金魚は頭に餌のシャワーを浴びても沈もうとせず大喜びしながら「もっと下さい」みたいに水面で暴れ続けています。
特に下の写真の2匹は凄くて全然沈もうとしないので餌が細かい時は頭が点心の胡麻団子みたいになってました。
普段はバカっぽい仕草で人間を骨抜きにする作戦ですが、
中身は最新鋭の装備に匹敵するレーダーを搭載した動物なので気を付けてください。
最近気が付くと水槽が増えたり金魚が増えたりするんですけど
もしかすると寝ている間に脳波に何か信号を送られてるのかもしれません。
何しろ相手は紫外線も赤外線も感知できる能力者ですから。
いつも正面顔は信頼の証と書いてますが
飼い主を信頼してる金魚はこの記事のトップ画像のように
真正面向いて両目で見てくれます。
ちなみに飼い主を信用してない金魚や怖がってる金魚の目線って、下の画像のような感じです。
片目で見て、もう片方の目で常に反対側を見て逃げる場所を確認してます。
こんにちは(^^v
今回の記事・・・とても金魚部さんらしい♪と言いますか・・・科学的根拠?に基づいたことを判りやすく!! で、アリガタイです~
特に写真・カメラの部分・・・なるほどな、と・・ なかなか思いどうりに撮らせてもらえないですからね ;;
今度撮るとき、少し考えてやってみます~
azzaroさん おはようございます。
コメントありがとうございます。
そうですね、カメラのフラッシュとかオートフォーカスのように急に照射される光は金魚にとって敵の襲来を意味するので感知したらまずは逃げるようです。 フラッシュや赤外線の照射が続いて敵じゃないと分かれば気にせず寄ってくるという感じです。
ですので泳いでいる金魚とか、こちらの存在を知っている場合は直ぐに慣れると思いますが、(記事に書いたように光の変化で敵を感じ取る習性がある為)気づいていない金魚や寝ている金魚などに行うとストレス要因みたいです。
まあウチの金魚の例のように中には警戒スイッチを完全にOFFにして全く気にせずそのままの金魚も居ますけどw
飼い主を信頼してる金魚は殆どの事に関して無反応と言うか、信頼して身をまかせてくれますね。
水槽を洗う時とかの移動でも全く逃げずに協力的だったりしますし、撮影の時も優雅に泳いでポーズを色々変えてくれます。
逆に逃げ回るタイプはこういう光関係も敏感で逃げますし、撮影で1匹にすると底にくっついて動かなかったりします。(少なくとも最初は)
あと基本的に鳥や小魚と同じで金魚もネットワーク型の行動基準を持つので1匹ではなく10匹とかで飼えば自然とびくびくしなくなります。
この辺をうまく利用すると撮影がより簡単に、より思い通りに行えると思います。
No, ハズレ、、
目は良くないと書いてあった本を信じてました~。確かに数メートル離れたところに飼い主が現れると小躍りするので、ちょっと信ぴょう性に欠けるかも?とは思ってました。人間には見えない線も見えてるなんて!!見えない力というか金魚的不思議な力、はあるように思ったりします(笑)
金魚部さん、写真も見事ですよね~。見てて楽しい(^^♪
正面から見据えてくれる金魚に愛着を抱いちゃうのですが、相乗効果かしら。
近付くとギョットして片目で一瞥する感じの金魚も大事にしてるんですけどね(><)
dalahastさん こんばんは。
コメントありがとうございます。
確かに日本の本には目が良くないと書かれてるものもありますね。
金魚によっては近くのものを見るのが苦手な個体が居ます。
特にデメキンとか。
あとは記事にも書きましたが懐いている金魚は逃げないので目が悪いかのように思えてしまいます。
そういうのを見てるととても目がいいとは思えないので勘違いする方も多いのだろうと思います。
でも目が悪いと仮定すると矛盾だらけになります。
例えば捕まえようとすると逃げ足が早かったりします。
早いというだけではなく予測行動がとれるかのようにうまく逃げます。
目が悪ければ透明容器なんか見えないはずなのにしっかり避けていく金魚も多く居ます。
可視光線しか見えない僕達とは違うものが見えてるので出来る芸当なんだと思います。
またフルスペクトラムが見えるのは身を守るとか早めに逃げるとかの為の能力でもあるので目の前の餌は見えて無くても、少し離れた場所から迫ってくる網とかは見えてるようですし、僕たちの動きも良く見てるなぁと思います。
ここまでの観察から思うのは
近くよりも少し離れた場所が良く見えるんじゃないかと思います。
>近付くとギョットして片目で一瞥する感じの金魚も大事にしてるんですけどね
僕もですw
でも懐きませんけど。
餌の時でもダンスも踊らずこちらの動きをじっと見守るように待ってます。
スタイル?主義?性格?
分かりませんけどこれはこれで可愛いです。
おっ返信ボタン、便利ですね♪
ほんと、人間の動向をよく観察?してますよね!たまにプレッシャーを感じるくらいです(笑)金魚たちが水面近くにいたところ、水槽の下の棚に置いてあるエサに手が伸びる瞬間その動きを追っかけて即座に水底に泳いでくるのを見ると、エサに対する多大な執着を感じ~君にはあげないよ、が心苦しい時ありです。
余談ですが、川魚のエサはやめることにしました~。6歳魚の目が再び白濁したので。。もはやエサが問題なのか、エロモナス(でしたっけ?)に対する免疫力が低くなっているのか分かりませんが、今は葉っぱのしっかりした国産アナカリスに付いたコケをツクツクしてちゃんと緑っぽいフンも出しているので、治ったら人工飼料はほんのちょっとにするか、たまにでいいかな、っと思ってます。あゆソフトは食い付きもいいし、ソフトという名前が何だか食べやすそうなのですが、やっぱり高たんぱく注意ですね。すっかりお騒がせしてしまったので、ご報告までm(__)m
dalahastさん こんばんは。
お返事ありがとうございます。
>余談ですが、川魚のエサはやめることにしました
良かったです。
ネットでは業者用の餌がまるで一般消費者用の餌より優れているかのように紹介されることがありますが、コスト面から考えて無理があります。
業者向けの餌って驚くほど安いので僕達がお店で買うような一般消費者向けの餌のような豪華な配合にすらなってません。
コスパ重視の最安値の餌と言う感じです。
基本的に魚を出荷サイズまで大きくできれば良いという考えの餌です。
それ以上でも以下でもない餌です。
逆に一般消費者向けの餌は
金魚を
健康に長生きさせたいとか
早く大きくしたいとか
色上げしたいとか
冬は消化が良いほうがいいとか
水を汚さないほうがいいとか
(プロの業者さんなら知識と経験で乗り越える部分まで餌が助けてくれるように)
僕達の色々なわがままを実現するために色々な配合を研究して作られるので入ってる原料や栄養素も良く考えられているものが多いです。
適当に混ぜてるなぁという会社も時々ありますけど。
同じ会社が作っている餌を比べると良く分かると思います。
フィード・ワンさんになってから一般消費者向けに金魚用の飼料が販売されてるかは知りませんが、日本配合飼料株式会社時代には業務用と共に一般消費者向けにも販売されてました。
業者向けの餌の例はお手持ちのあゆソフトに見られるように最低限の原料だけを組み合わせて販売されています。
一方でこちらは
同じ会社が作っていた一般用の餌の例です。
僕が以前使っていた餌の1つです。
業務用では添加すらされていない事が多いビタミン類やミネラル類まで細かく調整されているのが分かると思います。
昔の餌なので食紅まで入っていますけどw
業務用とはこれだけ違うんです。
販売単価が全然違うのでどうしても業務用の餌はコストをかけられませんので最低限のものしか配合されてません。
しかも業者さんの話では1種類を単独で与える事は殆ど無く幾つか混ぜて使ったり、普通に与える以外の方法で与える事もある等 与え方も業者さんが工夫して行っておられるので、完成品と言うよりはパーツのような使い方をされてます。
これらの餌が目指すのはFCRの向上のみで、あとはコスパ重視です。
だから僕たちがわざわざ高いお金を出して小分けしたものを買う必要は無いので色んな意味で使用を中止されたのは良かったと思います。
<追記 2017年10月3日 20:50>
そういえばタンパク質の比率が分からないと書いておられましたね。
詰め替えて餌を販売する業者さん達って販売商品の表示義務って問われないんでしょうか?
原材料も保証成分も分からない状態で袋に詰めて販売するとアウトのような気がします。
特に農林水産省 ペットフード安全法 に抵触する気がします。
以下上記リンクから抜粋
Q.3 製造・輸入されたペットフードを店舗において開封し、バラ売りの状態で販売する場合、表示は必要ですか。
A.3 ペットフード安全法では、表示がないペットフードを販売することは禁止されています(第6条3項)。製造・輸入されたペットフードを店舗において開封し、バラ売りする場合、表示の基準として定められた表示については、当該販売業者が行うこととなります。
金魚部さんのおかげですよ~。こちら細かく気にしていない飼い主なので、落とし穴満載です(><)頂いたアドバイスを念頭に置いて、自分でも納得いくまで微調整しつつ、あとは直観でしょうか、何となく気になる、、は良くないですね。
食べ残すマツモも刻んだら食べてくれるのを知りましたし、ずぼらな飼い主もとうとう青苔を削って与え始めました!青苔と住んでる子たちは特に色つやも良く元気なので、体に良いのだなと実感してます。
エサのばら売り、定められた表示が必要なのですね!?今となっては、使用原料、保証成分、賞味期限等はちゃんと知りたいところです。付いてたのに捨てちゃってた、、というのでなければ、購入者も法律に抵触しますかね、、勉強になるわ~~。あとは、あゆソフトはペットフードではない、ということでスレスレですかね。。金魚に与えるために販売する、となると、やっぱりNGですわ(*_*;
dalahastさん こんにちは。
お返事ありがとうございます。
>エサのばら売り、定められた表示が必要なのですね!?
そうですね。賞味期限の事まで言えば表示の義務有りと言うだけではなく、メーカーが付けた期限はメーカーが袋詰めしたものにのみ有効なので詰め替えている業者さんは独自に実験して判定して自分たちの賞味期限を付けないといけない定めです。
また僕は人間の食べ物じゃないから消費期限だろうと思ってたんですが、この法律によると義務があるのは賞味期限のみで消費期限や製造年月日は書きたければ横に書いてもいいよ見たいな感じでした。
賞”味”期限って「美味しく食べる事が出来る期限」つまり味を保証できる期限なので「え?誰がどうやって調べるの」って思ってしまいます。
大手メーカーならガスクロトマトグラフィーなどの分析でも判断できますが、個人商店なら自分で食べるしか・・・
つまり、ばら売りしてる業者さんは皆、味を自分で食べて確かめろって事なのか?とか考えると怖いですw(そんなはずはないでしょうけど)
なんで消費期限じゃないのか?不思議ですがこれらを管轄している農林水産省が自身で定義して決めているルールにそう書かれているので何か理由があるのだと思います。
>あとは、あゆソフトはペットフードではない、
>ということでスレスレですかね。
これは知らなかったのでもう一度見てみましたが
当然これも定義が明確にあるようです。
イベントで集まったワンちゃんにその場で与える為に人間用のビスケットを配布ならペットフードには該当しませんが、それを持ち帰れるように袋に詰めた段階でペットフードになります。
業務用飼料の小分け販売は明らかにペットフードになります。
>金魚に与えるために販売する、
>となると、やっぱりNGですわ(*_*;
そうです。
目的が金魚に与える為なら「そうめん」でも「うどん」でもペットフードになりますね。
>購入者も法律に抵触しますかね
僕は昔仕事で販売する側のガイドラインだけ勉強しました。農林水産省管轄の部分です。ちなみにここに出てきている法律とは別のモノです。当時、僕はデザイナーとして関わったので製品のパッケージに記載義務がある項目やその大きさを明確に知る必要がありこの法律を隅々まで読み込みました。
勝手な話ですが、当時は裏ではなく表に記載する事が決まっていたので義務表示欄を少しでも小さくしたかったのと記載しなくて良いものは全て省略したかったという僕側の思惑があり表示義務の件は徹底的に調べました。
そのおかげで今回の件にも気づいたんです。(かかっている法律は違いますけど)
ちなみに僕が関わらせていただいたのは観賞魚とは全く関係のない別の飼料です。
消費者への罰則に関しては分かりません。
消費者に関しては環境省が管轄しているようなので上記リンクの環境省のページをご確認ください。
面白い記事でした。
ひとつ疑問なのですが、金魚は人間の顔(姿、格好)は識別しているのでしょうか?
鯉は餌をくれる人の足音で識別するとネットで読んだことがあります。
家族の中で、餌は私だけが与えているのですが、子供たちが寄っても餌クレを踊っているのを見ると、個人まで識別しているのか疑問になりました。
このようなことは、私くらいしか疑問に思わないのかもしれませんが、ご知見をいただければ幸いです。
みっくさん こんにちは。
コメントありがとうございます。
>ひとつ疑問なのですが、金魚は人間の顔(姿、格好)は識別しているのでしょうか?
これに関して僕は
YESなのかNOなのか分かりません。
本などを読んでいると
「飼い主の顔は識別できる」
「家族でも餌を与えるメンバーと与えないメンバーを区別できる」
と書かれてますが
どうやって実験したかを確認しないと信頼できないと思っています。
まず最初に極端な例として
両手で顔の大半を隠して近づいても金魚は逃げません。
(何か物を使って顔を隠すのはNGです。その物を怖がって逃げている可能性があります。)
また服も毎日違う色に変わるのに全く影響なく僕だと分かっているようですので
視覚情報(だけ)で飼い主を認識してるとは思えません。
更に気になるのが
<赤外線パターン>
赤外線が見えるんですから僕たち人間の放射熱の模様も見えているわけです。
正直顔の形よりも遥かに顕著なパターン情報なのでそちらで識別してる可能性は否定できません。
人によって各部位の温度の高低のパターンが違うし、体温の差で大きさや強さも違うはずです。
<匂い>
更に真冬に60㎝水槽で金魚が見てない時に金魚から離れた場所に小さな餌を1粒だけ落とすといういたずらを時々します。
1分も経たないうちに餌の匂いを嗅いで水槽内の金魚がざわつきます。
僕はどの金魚が餌を最初に見つけて食べるのかを見てるのですが、10℃くらいの水温で小さな餌1粒から出る(人間は嗅いでも分からないような)匂いを感じられるわけですので、
当然水面から溶け込む僕たちの生活空間の匂いや僕たち自身の体臭など全て把握していてもおかしく無いと思いますので、匂いで判別している事も否定できません。
<足音>
更に音にも敏感な生き物なので足音の強さ、更にはスピードや歩幅の違いによる音の間隔で個人を判別している可能性もあります。
このように顔の形と言う金魚が得られる情報の中では比較的マイナーな情報を基準として主人を認識しているとは考えにくいと思う理由が沢山あるので僕はYESかNOか分からないと思っています。
顔を認識するというのは人間界では日常生活から犯罪捜査まで非常に重要な手段ですが、金魚にとっては別の情報のほうが明確で重要なのではないかと僕は思ってます。
また逆に
家族や友人が近づくと餌クレダンスを踊る金魚も居ますが、これは飼い主と混同してるというよりも誰にでも懐く犬のような例だろうと思います。
ホームセンターでも時々異常に人懐っこい金魚が居ます。
識別できてないのではなく出来てるけどもあえて「この人にも」「あの人にも」なのかもしれません。
また僕の顔が見えてると餌クレダンスをしたり寄ってきたりするのに大きなレンズを付けた一眼レフカメラ(黒い塊)を顔の前で構えると逃げていく金魚が多いです。
顔が隠れるからなのか?大きくて黒い物体が出現したから逃げたのか?分かりませんので顔の認識と関連付けるのは危険と思いますがそういう事も良くあります。
だから「顔を認識してるんだ」と人間が決めつけて実験したり判断するとそう思える事は沢山ありますが、僕はどうも別の要因が関係してるように思えてなりません。
人間は金魚ではないので金魚目線で考えるのは難しいですが、時々、人間目線で考えすぎている研究者さんが居られるという印象を受けるのでこの辺は懐疑的に見ています。
金魚は人間には無い高レベルのセンシング能力があるので視覚情報を除く全ての情報を遮断して実験するか、又は脳波の解析から視覚情報での判別が証明されるかしない限りは決定的とは言えないと思います。
素晴らしいご解答ありがとうございました!
予想以上に盛りだくさんで感謝しています!
確かに顔で判別、、というのは人間目線の思い込みだったかもしれません。
身近な生き物でありながら、まだわからないことが多いので、色々研究できることはたくさんありそうですね。
これからも楽しみにしております。
みっくさん こんばんは。
お返事ありがとうございます。
多分あと10年くらいして色々な機器がより安価でより安全になれば一気に分かる事も多いと思います。
僕達の専門分野でもそうなんですが、もはや技術は完成していてそれを使いたいのですが1000万とか500万とかのコストはかけられないので手が出せない分析機器や計測機器が多くあります。ただし、ここ10年の変化を見ていると値段が下がるのはさほど遠い未来ではないと思いますので期待しながら待っています。
そんな時代が来れば学者さんたちの出す結果を待たずとも1つ1つ自分たちで確認する事も夢ではありません。
それまでは謎が多くて手のかかる可愛いイージス艦達を部屋の片隅で泳がせておこうと思います。